キッチンの雰囲気に合う窓を取り付けよう!
キッチンの窓は、リフォームで取り付けることができます。キッチンに窓が欲しいけど、無理だろうと諦めてはいないでしょうか。
今回はキッチンに窓を取り付けることで得られる効果や種類、位置の決め方やリフォーム費用だけでなく、収納や飾り棚スペースとしての活用方法などを紹介します。
キッチンに窓を取り付けるリフォームをお願いする前に、まずはどのような種類の窓があるのか、位置はどのように選べばよいのか、収納や飾り棚スペースとしての活用方法や費用額まで、ある程度把握しておくことをおすすめします。
キッチンに窓を取り付ける事で得られる効果
キッチンに今までなかった窓をリフォームをして取り付ける事で、いろいろな効果を得ることができます。その中から、今回は「光を取り入れられる」と「開放感が増す」、「換気に最適」の3つの効果をピックアップしました。
それぞれのキッチン窓の効果の特徴を見ていきましょう。ここからは、キッチンに窓を取り付ける事で得られる効果について紹介します。
光を取り入れられる
1つ目に紹介するキッチンに窓を取り付ける事で得られる効果は「光を取り入れられる」です。キッチンに限らず、窓を取り付けることで部屋に自然の光を入れることができます。自然の光は、電気とは違ったやわらかさがあります。
キッチンが暗いと感じている方は、窓がない、または取り付けている位置が悪いのかもしれません。キッチンが明るいだけで、気持ちの良い朝を迎えることができるでしょう。
1500mm×500mm程度の細長い窓や、600mm×500mm程度の小窓をいくつか取り付けることで光を取り入れることができます。
キッチンを使う時間帯は、主に夕方から夜に集中する方が多いでしょう。夜になると太陽は落ちるため、キッチンに窓を取り付ける必要性はないと考えるかもしれません。
しかし、月明かりや街灯の明かり、隣近所の明かりなどから、夜でも窓から光を取り入れることはできます。特に壁向きにキッチンが取り付けられているI型キッチンは暗くなりがちなので、窓を取りつけることは効果的です。
キッチンに光を取りれるための窓であれば、取り付ける場所により小さめの窓でも十分な場合があります。天井付近や天窓(トップライト)を取り入れれば、自然の光を取り入れやすくなり、小さめの窓でも十分な明るさを確保することができます。
ただし、天窓(トップライト)は太陽の日差しも直に取り入れてしまいます。南向きの屋根に取り付けると日差しが強すぎてしまうので、基本は北向きの屋根に取り付けます。
開放感が増す
2つ目に紹介するキッチンに窓を取り付ける事で得られる効果は「開放感が増す」です。キッチンに限らず、窓を取り付けることで解放感が増す効果が得られます。
キッチンが狭いと感じている方は、主に壁向きにキッチンが取り付けられているI型キッチンであることが多いです。リビングと一体型で後ろには広い空間があるとしても、キッチンに立っているあいだは壁との距離が近く閉鎖的になってしまいます。
キッチンに窓を取り付けることで閉鎖的な空間から開放的な空間を作り出すことができます。窓を取り付けたとしても、空間の広さに違いはありません。しかし、抜け感を出すことで視覚的に広さを感じることができます。
また、キッチンに取り付ける窓の種類を出窓にすると、収納や飾り棚スペースとして活用することができ、さらに解放感が増す効果を得ることができます。
キッチンに解放感を増すために取り付ける窓であれば、最低でも1700mm×1200mm程度の大きさが必要です。また、視覚的に解放感を得るためには、取り付ける窓の位置も重要です。目線の高さに合わせてキッチンに窓を取り付けることで、より解放感を得ることができます。
キッチンにリフォームで窓を取り付けることが難しい場合は、窓のある位置にキッチンを移動させるという方法もあります。模様替えのように間取りを変更するだけでも印象は変わります。
換気に最適
3つ目に紹介するキッチンに窓を取り付ける事で得られる効果は「換気に最適」です。キッチンには換気扇が付いているので、換気の目的で窓を取り付ける必要はないと考えるかもしれません。
しかし、換気扇の役割は「排気」だけなので、キッチンの臭いを外に出しているだけです。換気をするためには、排気とともに給気をする必要があります。つまり、空気の流れをつくり、外の空気をキッチンに入れ、キッチンの空気を外に出すことで換気ができます。
換気扇は排気の役割があるため、給気の役割でキッチンに窓を取り付けることで、換気ができ空気を入れ替えることが可能になります。
キッチンの窓の種類とは?
キッチンにリフォームして取り付けることができる窓の種類はいくつかあります。今回は「横長の窓」や「上げ下げ窓」、「大きな窓」、「小窓」の4種類のキッチン窓をピックアップしました。
それぞれのキッチン窓の特徴を把握し、どの種類が自宅に適しているのか考えてみましょう。ここからは、キッチンの窓の種類とは?について紹介します。
横長の窓
1つ目に紹介するキッチンの窓の種類とは?は「横長の窓」です。横長の窓は、光を取り入れたい方におすすめの種類です。天井に近い位置に取り付けることで、よりキッチンが明るくなります。
また、換気にも有効です。換気扇に近い位置に取り付けることで、効率的に換気することができます。さらに、高い位置に取り付けることで、目線を合わせずプライバシーを守ることができます。
ただし、キッチンの高い位置に窓を取り付けると、掃除の面では不便です。目線の位置に取り付ける場合は、すりガラスにするなどで対策をしましょう。
上げ下げ窓
2つ目に紹介するキッチンの窓の種類とは?は「上げ下げ窓」です。上げ下げ窓とは、引き違い窓を90度回転させたような、2枚のガラス窓を上下に動かして開閉します。
上げ下げ窓はヨーロッパやアメリカなどでよく使われている種類です。家の外観を洋風にしたい場合におすすめです。上げ下げ窓は横幅が狭いですが、2枚・3枚と並べることでデザイン性も高くなり、大きい窓に引けを取らないほど光を取り入れることができます。
上げ下げ窓は、上下のガラス窓が両方動かせる「ダブルハング窓」と上下のガラス窓が連動して動く「バランス上下窓」、下のガラス窓だけ動く「シングルハング窓」の3種類があります。
上げ下げ窓は、引き違い窓のように戸車がついていません。外気の侵入が少なくなるため、気密性が高いです。また、上げ下げ窓は横幅が狭いため、防犯対策としても有効です。そして、窓の空き具合を好きな位置で調節することができるというメリットもあります。
ただし、上げ下げ窓にはデメリットもあります。上げ下げ窓を取り付けている方からは、窓の開閉と外側の掃除がしづらいという意見があります。また、防犯対策としても有効ということは、緊急避難をするときに窓から脱出することが難しいということです。
そして、引き違い窓と比較して、上げ下げ窓は価格が高いことも挙げられます。上げ下げ窓のメリットとデメリットを踏まえて、キッチンに取り付けるか考えましょう。
大きな窓
3つ目に紹介するキッチンの窓の種類とは?は「大きな窓」です。大きい窓をキッチンに取り入れると、光を取り入れやすく開放感が増すだけでなく、換気にも効果があります。調理しながら外の景色を眺めたい方にもおすすめです。
キッチンの前に庭がある場合は、子どもやペットなどが遊んでいる姿を眺めながら調理することができます。
大きな窓は、防犯性や断熱性、防音性が低いです。また、人通りの多い道路に面したキッチンであれば、大きな窓を取り付けると目線が合うこともありプライバシーの面では不安があります。
道路に面したキッチンに窓を取り付ける場合は、フェンスやバルコニー、ブラインドやカーテンなどで対策しましょう。
小窓
4つ目に紹介するキッチンの窓の種類とは?は「小窓」です。キッチンの限られたスペースに窓を取り付けたい場合は、小窓がおすすめです。柱や桁にとらわれず、好きな位置に取り付けることができます。小さな窓でも、あるのとないのでは雰囲気や利便性などは全然違います。
小さな窓は、いくつか並べることで光を取り入れたり解放感を得ることができます。また、縦長の小窓にすると、外観がおしゃれになります。
キッチンの窓を取り付ける方向が西日が気になる場合でも、小窓であればまぶしくて困るといったことは避けられるでしょう。また、小窓は防犯性も高くなります。
小窓は開閉できるタイプもあるので、換気の面でも効果があります。面積が小さいので、掃除の面でもメリットがあるでしょう。
キッチンの窓はどの位置が良い?
キッチンにリフォームして取り付ける窓は、位置の選び方にいくつかのポイントがあります。その中から、今回は「コンロの前は掃除が大変」や「窓の開け閉めのしやすさ」、「キッチンに立つ際にまぶしい窓には注意」、「窓越しに目線が合わないように」の4つのポイントをピックアップしました。
それぞれのキッチン窓の位置の選び方やポイント把握し、自宅のキッチンに取り付ける窓の位置を考えてみましょう。ここからは、キッチンの窓はどの位置が良い?について紹介します。
コンロの前は掃除が大変
1つ目に紹介するキッチンの窓はどの位置が良い?は「コンロの前は掃除が大変」です。コンロの前に窓があると、調理中の油跳ねで汚れてしまいます。窓ガラスが平らであれば、毎日拭くことで油汚れはきれいになります。
しかし、サッシの溝に溜まったホコリに油が付着すると、ベトベトになり掃除は非常に大変になります。毎日窓ガラスとサッシを掃除するのは時間的にも無理が生じるためストレスの元となるでしょう。
すでにコンロの前に窓が取り付けてあり悩んでいるという方は、リフォームでキッチンの位置を変更できないか相談してみましょう。
窓の開け閉めのしやすさ
2つ目に紹介するキッチンの窓はどの位置が良い?は「窓の開け閉めのしやすさ」です。キッチンの奥行きは、壁向きにキッチンが取り付けられているI型であれば、60cmか65cmが一般的です。
キッチンの正面に窓を取り付ける場合は、キッチンの奥行きを考えて、手が届き窓の開け閉めがストレスなくできるか、手が届く位置に窓の鍵がついているかを重視する必要があります。また、出窓を取り付ける場合は、奥行きがさらに広がることも考慮して、窓を取り付ける位置を決めましょう。
キッチンに立つ際にまぶしい窓には注意
3つ目に紹介するキッチンの窓はどの位置が良い?は「キッチンに立つ際にまぶしい窓には注意」です。キッチンの正面に窓を取り付ける場合は、日光がまぶしくないか注意が必要です。まぶしい場所での作業はストレスが溜まるため、毎日の調理に影響が出る可能性もあります。
日光のほか、近所の家の外壁や屋根、路面の反射によりまぶしくなることもあります。どうしてもまぶしい位置にしか窓を取り付けることができない場合は、ブラインドやカーテンなど室内から対策することができます。
また、まぶしさを和らげるガラスフィルムや窓ガラスを採用することで対策できます。外側から対策する場合は、目隠しルーバーが有効でしょう。
窓越しに目線が合わないように
4つ目に紹介するキッチンの窓はどの位置が良い?は「窓越しに目線が合わないように」です。キッチンに立ち、調理中にご近所さんや通行人と目線が合うのは少し気まずさがあるでしょう。
人通りのある壁側にキッチンがある場合は、目線より上の位置に取り付けることをおすすめします。脚立などを使わないと手は届きませんが、光を取り入れることができ解放感が増し、換気にも役立ちます。
また、手元だけが見える程度に、腰から目線より下の位置まで横長の窓を取り付けても得られる効果はあります。
どうしても目線の高さに窓を取り付けたい場合は「キッチンに立つ際にまぶしい窓には注意」の項で紹介した対策方法が有効です。
キッチンの窓は収納にも飾り棚にも活用できる!
キッチンにリフォームして取り付ける窓は、出窓や窓台があると、収納や飾り棚スペースとして活用することができます。キッチン窓を棚や収納スペースとして活用するときには、いくつかのポイントがあります。
その中から、今回は「ガラスを飾る」や「色合いを揃える」、「白で統一」、「カフェ風」の4つの活用ポイントをピックアップしました。
キッチン窓を収納や飾り棚スペースとして活用するそれぞれの特徴を見ていきましょう。ここからは、キッチンの窓は収納にも飾り棚にも活用できる!について紹介します。
ガラスを飾る
1つ目に紹介するキッチンの窓は収納にも飾り棚にも活用できる!は「ガラスを飾る」です。キッチンの窓にガラスを飾ると、外からの自然の光が当たることでキッチンを明るく美しい空間を作り出すことができます。
ガラス製の食器やグラスを収納したり、ガラス製のインテリアや花瓶などを並べて飾り棚として活用することができます。クリアなガラスではカラーが寂しいため、レッドやブルーなどお好みのカラーを並べましょう。
色合いを揃える
2つ目に紹介するキッチンの窓は収納にも飾り棚にも活用できる!は「色合いを揃える」です。キッチンに限らず、飾りを置く場合は色合いを揃えることが重要です。
お花を等間隔で配置して飾り棚として活用する場合は、同じ種類で色合いを揃えると、少し物足りなさを感じます。違う種類でピンク系やイエロー系など同じ色合いを揃えて飾ると、おしゃれに見えます。花瓶は主張しすぎない程度に色合いを統一させましょう。
キッチンの窓を飾り棚として活用する場合、観葉植物も緑の色合いで揃えることができ人気があります。観葉植物は、室内が苦手であったり自然の光が当たらない場所を好む種類など特徴に違いがあります。
キッチンの窓に観葉植物を飾る場合は、自然の光が当たっても大丈夫な種類を揃えましょう。お花を飾るときと同じく、鉢植えは主張しすぎない程度に色合いを統一させることも重要です。
また、食器や調理器具などを収納するスペースとして活用する場合も、色合いを揃えることが大切です。色合いが違うものは、引き出し収納にするか収納ボックスなどで目隠しするなど対策をしましょう。
白で統一
3つ目に紹介するキッチンの窓は収納にも飾り棚にも活用できる!は「白で統一」です。白い色は、清潔感がありキッチンに取り入れる色としても人気があります。白で統一することで、キッチンの窓周りは明るくなります。また解放感があるキッチンになります。
白色は、木目調やブラックなどさまざまな色や素材と調和します。キッチン周りが白くなくても、取り入れやすい色です。
窓に収納したり飾るものだけ白に統一させるほか、キッチン小物などをすべて白で統一させてもおしゃれです。
白い食器や調理器具はたくさんのメーカーが販売しているため、キッチンの窓まわりを白で統一させることは難しくないでしょう。ただし、汚れが目立ちやすいので掃除は小まめに行うことをおすすめします。
カフェ風
4つ目に紹介するキッチンの窓は収納にも飾り棚にも活用できる!は「カフェ風」です。キッチンの窓周りは、カフェ風や雑貨屋さんのように、おしゃれなアレンジも人気があります。非日常的な空間をつくることで、家に居ながらお出かけしたような気分を味わうことができます。
おしゃれなキッチンスペースは調理のモチベーションも上がり、日々キッチンに立つことが楽しくなります。行ったことのあるカフェや雑誌で見て気になるカフェの雰囲気を参考に、キッチンの窓を収納や飾り棚スペースとしてアレンジしてみてはいかがでしょうか。
キッチンの窓を収納や飾り棚スペースとしてカフェ風に活用する場合は、100均などで販売している黒板にカフェメニューやイラストなどを書いて飾ると、より雰囲気が出ます。
キッチンの窓を収納や飾り棚スペースとして雑貨屋さん風に活用する場合は、小物類を揃えたりレトロ調を取り入れたりと工夫してみましょう。
キッチン窓のリフォーム費用
キッチンにリフォームして窓を取り付ける場合、最も気になることが費用額かもしれません。キッチン窓のリフォーム費用は、窓やガラスの種類だけでなく足場を組み立てたり外壁補修など施工の状況によっても異なります。
キッチンにリフォームして窓を取り付ける一般的な費用相場などを見ていきましょう。ここからは、キッチン窓のリフォーム費用について紹介します。
総額20万~30万円は必要
キッチン窓のリフォーム費用は「総額20万~30万円は必要」です。キッチンにリフォームして窓を取り付ける場合は、窓ガラスの価格とサッシ、取り付け工事と諸経費などの費用がかかります。
一般的な窓のサイズである1700mm×1200mm程度を基準にすると、普通の窓ガラスは3万8千~4万5千円程度が相場となります。防犯性が高い強化ガラスは、5万5千~7万円程度が相場となります。また、防熱性が高い遮熱ガラスは、9万~12万円程度が相場となります。
一般的な窓のサイズである1700mm×1200mm程度のアルミサッシは、2~4万円程度が相場となります。アルミサッシの耐久性が高い商品になると、10万~25万円程度と価格に大きな差が出てきます。
キッチン窓のサイズは、今回紹介した1700mm×1200mmよりも小さいサイズが多いため、その分窓ガラスやサッシの価格は安くなります。
このほか、諸経費として廃材処分費や運搬費、大型家具の移動費、養生費などが必要になります。これらの費用を含めると、キッチン窓のリフォーム費用は最低でも20万円程度がかかると見込んでおくとよいでしょう。
キッチンの窓にプラスしたいもの
キッチンに窓を取り付けるとき、一般的には防犯対策や目隠しとして窓の外に面格子やシャッターなどを一緒に取り付けます。ほのほか、台風や防風から窓を守る役目もあります。
戸建てのキッチンやトイレ、お風呂場や、マンションの廊下側の窓などは小さいサイズが多いため、シャッターより面格子を取り付けることが多いです。
今回はキッチンの窓にプラスしたいものとして、おすすめの面格子についてまとめました。面格子は後付けできる種類もあるので、リフォームで取り付けてもらうこともできます。ここからは、キッチンの窓にプラスしたいものについて紹介します。
面格子
キッチンの窓にプラスしたいものは「面格子」です。面格子はさまざまな種類がありますが、今回は「アイアン調」と「目隠しルーバー」、「防犯性能を高める」の3種類をピックアップしました。
面格子の選び方を間違えるとトラブルを引き起こすもととなるので、それぞれの特徴を把握して適切な種類を選びましょう。ここからは、キッチンの窓にプラスしたいもの・面格子の種類について紹介します。
アイアン調
1つ目に紹介するキッチンの窓にプラスしたいもの・面格子の種類は「アイアン調」です。アイアンとは、鉄製の装飾のことを意味しています。面格子のほか、表札や手すり、フェンスや門扉など、さまざまなところに使用されます。
鋳物でつくられた面格子は、ヨーロピアンテイストのおしゃれなデザインが特徴です。ラインが美しくデザイン性のある鋳物の面格子は、窓周りを豪華に見せてくれます。
シンプルなデザインやおしゃれなデザインなど、メーカーにより取り扱うデザインは違います。ディズニーのデザインから選べるメーカーもあります。面格子は部屋の中からも見えるものなので、家の外と中の両方の見え方も考えて選びましょう。
メーカーによっては、希望のデザインを叶えてくれることもあります。デザインにこだわりたいのであれば、要望を聞いてくれるメーカーであるか事前に確認しておきましょう。
アイアン調の面格子は太くて丈夫なので、切断されにくく防犯対策としても優れています。防犯を優先して選ぶのであれば「防犯建物部品」であるかを目安にしましょう。
「防犯建物部品」とは、泥棒が面格子の切断や壊す作業を始めてから家の中に侵入が成功するまでの時間が5分以上かかる製品のことを指します。
アイアン調の面格子は、防犯性が高いです。しかし、デザインを重視しているので隙間が多く目隠しには適していません。通りに面したキッチンの窓に取り付けると、外から部屋の中が見えてしまいます。
目隠しルーバー
2つ目に紹介するキッチンの窓にプラスしたいもの・面格子は「目隠しルーバー」です。目隠しルーバーは、人の視線が気になるキッチンやトイレ、お風呂場などの窓におすすめの面格子です。羽根の角度を変えるだけです。
目隠しだけでなく遮光や遮音にも効果があります。ブラインドのように羽根を動かすだけで、開け閉めすることができます。
羽根の向きを調節すれば、目隠しをしつつ光を取り入れ、換気をすることもできる万能な面格子です。少し外出したいとき、目隠しをしつつ換気ができる目隠しルーバーは、大変便利な面格子です。
リモコン操作で簡単に開閉できる電動式タイプと、手動式タイプがあります。電動式タイプは、外に出だり窓を開けなくても開閉できます。また、オートタイマーで開閉時間を設定できるほか、停電のときには手動に切り替えることができます。
室内からしか操作ができないように設定することで、外から操作ができず、防犯対策としても有効です。手動式の目隠しルーバーは、開閉が面倒で放置している方も多いようです。金額は高くなりますが、電動式の目隠しルーバーの方がおすすめです。
手動式の目隠しルーバーを取り付けている場合は、簡単なリフォームで電動式にすることが可能です。巻取り芯棒という部分を交換するだけなので、目隠しルーバーを交換する必要はありません。
防犯性能を高める
3つ目に紹介するキッチンの窓にプラスしたいもの・面格子は「防犯性能を高める」です。昔からある面格子といえば、アルミ製の縦格子や横格子、グリッド格子やラチス面格子が一般的です。しかし、アルミ製は強度に不安があり、切断して侵入されてしまうことも少なくありりません。
防犯面で不安のあるアルミ製面格子ですが、最近は高強度面格子という防犯性に優れた商品が揃っています。デザインは縦格子のほか、横格子やグリッド格子から選べるメーカーもあります。
リフォームで後付けすることができるので、まだ取り付けていないという方は検討してみてはいかがでしょうか。
キッチンの窓の増設は取り付け後をイメージしよう!
キッチンの窓はリフォームにより増設することができます。キッチンの窓を増設するときは、取り付けることで光を取り入れたいのか、飾り棚として活用したいのかなど、キッチンをどのような雰囲気にしたいのかイメージしてサイズや位置などを決めましょう。