臨床心理士の平均年収はいくら?年齢別の給与やボーナスも詳しく解説!

臨床心理士の平均年収はいくら?年齢別の給与やボーナスも詳しく解説!

「臨床心理士」は、心の問題に取り組む「心理専門職」の証となる資格です。「臨床心理士」の年収はどれくらいなのでしょうか。また、「臨床心理士」の年齢別の給与やボーナスについても詳しく解説していきます。「臨床心理士」の年収とは?

記事の目次

  1. 1.臨床心理士の平均年収は350万円程度
  2. 2.臨床心理士の年収の違い
  3. 3.臨床心理士の勤務先別の年収の違い
  4. 4.臨床心理士の年収・給与の仕組み
  5. 5.臨床心理士になる方法
  6. 6.臨床心理士は非常勤が多い仕事

臨床心理士の平均年収は350万円程度

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「臨床心理士」は、メンタルの支援をする職業でもあります。「臨床心理士」の資格は、「公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会」が認定している門間資格で、病院や企業、行政などに勤務して心に問題を抱えた人をサポートする仕事を行います。

精神科医とは違い、投薬や治療は行わず、心に問題を抱えた人の悩みを聞いたり、話を受け止めることで「支援をする」ということが仕事の基本になります。心理技法を使いながら、面談をしカウンセリングを行うことで心の問題にアプローチしていく手助けをすることが主な仕事となっています。

今回は、「臨床心理士」の年収について詳しくご紹介していきます。この記事の概要を簡単にご説明していきましょう。まず、ずばり「臨床心理士」の年収がどれくらいなのか年収の平均をご紹介します。

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生涯年収の平均についてもご紹介するのでご確認下さい。そして、「臨床心理士」の年収の違いについても、年齢別、常勤・非常勤、都道府県での年収の違いについても解説していきます。

なかでも、「臨床心理士」の勤務先について詳しく企業、市役所、病院、刑務所、児童擁護施設とに分けて年収の違いについてご紹介していきましょう。また、「臨床心理士」の年収、給与の仕組みやボーナス、「臨床心理士」になる方法についてもご説明していきます。

「臨床心理士」の年収について網羅された内容になっているので、最後までしっかりと読んで確認してみて下さい。それでは、実勢に「臨床心理士」の年収はどれくらいの年収なのかご紹介していきます。

臨床心理士の年収は300~400万円とやや低め

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「臨床心理士」の年収を見て低いと感じる方は少なくないでしょう。日本人の平均年収は420万円前後であるのに対して「臨床心理士」の年収は、日本人の平均年収よりも低い年収になっていることが分かります。

「臨床心理士」全体の年収を平均すると年収350万円前後となり、ほとんどの「臨床心理士」が年収400万円以下ということになるのです。

「臨床心理士」のボーナスが年間60万円としましょう。そうなると月収は24万円くらいになり、ここから社会保険や税金が引かれて手取りは18万円から20万円となります。

年収を上げたければ開業・独立がおすすめ

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「臨床心理士」として年収をあげるのであれば独立、開業することで年収を1000万円を超える「臨床心理士」になることも可能です。

例えば、セミナー講師として活躍したり、書籍を出版することで「臨床心理士」の年収をアップすることもできます。そして、大学講師や管理職へキャリアアップすることでも年収のアップが可能になっているのです。

生涯年収の平均は1億1,200万円

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「臨床心理士」の生涯年収は平均1億1200万円になります。この生涯年収は、常勤として勤務した場合の額になるので、先ほどご説明した通り、独立して開業した「臨床心理士」はもっと生涯年収をアップさせることも可能です。

大学講師や管理職となると平均年収は700万円を超える場合もありますし、独立開業し、セミナー講師をすることで年収1000万円を超える「臨床心理士」もいます。

臨床心理士の年収の違い

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それでは、「臨床心理士」の年収に違いについて具体的に細かく分けていきましょう。「臨床心理士」の年齢別、常勤・非常勤、都道府県別で年収の違いをみていくことにします。

それぞれどれくらい年収が違っているのかチェックしていきましょう。それでは、「臨床心理士」の年齢別の年収の違いから解説していきます。

年齢別の年収の違い

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「臨床心理士」の年齢別の年収の違いをご紹介していきます。「臨床心理士」20代の年齢平均年収は、200万円から250万円。「臨床心理士」30代の年齢平均年収は、260万円から310万円。「臨床心理士」40代の年齢平均年収は、320万円から380万円。

「臨床心理士」50代の年齢平均年収は、400万円から410万円。「臨床心理士」60代の年齢平均年収は、250万円から270万円となります。

「臨床心理士」の平均年収が、最も高くなるのが年齢が50代ということが分かります。40代以降の年齢の「臨床心理士」は、役職が就く人も少なくないので、平均年収が高くなる傾向になります。

常勤・非常勤の年収の違い

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「臨床心理士」には、常勤と非常勤があり、年収も常勤と非常勤では違っています。「臨床心理士」の常勤と非常勤の年収の違いについても比較していきましょう。まず、「臨床心理士」の常勤として病院や企業で働いた場合、年収は350万円から400万円となります。

職安、警察庁といった心理系公務員の場合は、全体的に年収が高くない勤務年数が多くなれば年収500万円を超える場合もあります。次に非常勤としてパートタイマーとして働く場合の「臨床心理士」の年収をみていきます。給与形態は月給ではなく時給になる場合が多くなります。

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「臨床心理士」の時給は2000円から4000円になります。新人の「臨床心理士」の場合は時給2000円に満たないことが多くなります。

ここから非常勤の「臨床心理士」の年収300万円未満であることが分かります。「臨床心理士」の年収が低くなるのは、「臨床心理士」の非常勤の割合が多いことが関係しています。

都道府県別の年収の違い

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「臨床心理士」の都道府県別の年収の違いについてもみていきましょう。平均年収と国税庁の都道府県別年収との比率で、独自の算出方法での予測結果になります。

北海道、岩手、新潟、富山、山梨、岐阜、和歌山、鳥取、島根、愛媛、高知、長崎、熊本、大分、鹿児島、埼玉の「臨床心理士」平均年収は、306万円。

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山形、宮城、石川、福井、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、奈良、岡山、広島、山口、徳島、福島、茨城、栃木、群馬、千葉、福岡の「臨床心理士」平均年収は、340万円。

青森、秋田、沖縄、宮崎、佐賀の「臨床心理士」平均年収は、272万円。東京の「臨床心理士」平均年収は、476万円。神奈川の「臨床心理士」平均年収は、374万円。大阪の「臨床心理士」平均年収は、408万円となります。

臨床心理士の勤務先別の年収の違い

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それでは、「臨床心理士」の勤務先別の年収の違いについてみていきましょう。「臨床心理士」の勤務先には企業や市役所、病院、刑務所、児童養護施設で勤務することになります。それぞれの勤務先別に「臨床心理士」の年収の違いをみていきましょう。

企業に勤める場合の年収

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企業で勤務する場合「臨床心理士」の年収はわりと高めになります。企業が復職プログラムのために「臨床心理士」を雇うケースが増えていることが影響しています。

企業で勤務する「臨床心理士」の仕事内容はリワークプログラムの作成や上司へのコンサルやメンタルヘルスの研修、カウンセリングといった業務を行います。企業によっても、違いがあって大きい企業になってくると複数の「臨床心理士」を雇っている場合もあります。

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また、企業に非常勤として勤務して教育分野で仕事をすることもできます。企業の非常勤「臨床心理士」として、教育分野での仕事内容として公立学校に週1回6時間から8時間行くこともあります。

生徒や保護者のカウンセリングやアセスメントなどを行ったり、教師へのコンサルなどといったものの対応も行います。何校も掛け持ちすることで年収が高くなり、3校掛け持ちすることで年収は400万円程度になります。

市役所に勤める場合の年収

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市役所で子育て支援の関係で「臨床心理士」を雇っている場合もあります。市役所の場合は、臨時職員としての非常勤での採用になってきます。

給与は、日給制でだいたい9000円から15000円となります。年収では130万円から200万円程度になります。市役所での「臨床心理士」としての仕事内容は乳幼児健診での発達相談や子育て相談、電話対応などがあります。

病院に勤める場合の年収

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「臨床心理士」として病院で勤務する場合年収もかなり変わってきます。常勤募集も多くなるので、「臨床心理士」として働く人が多い分野でもあります。病院のなかでも個人経営のメンタルクリニック、精神化単科の病院、リハビリセンター、総合病院と多岐に渡ります。

給与もそれぞれ違っていて、公立の病院では公務員と同じ扱いになります。長期間正規雇用で勤めることができれば年収800万円以上にもなります。

非常勤は時給制や日給制の給与の場合が多くなり、年収は100万円から500万円になります。それぞれの病院によって仕事内容は違っていてカウンセリングや心理検査、アセスメントを行います。

刑務所に勤める場合の年収

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「臨床心理士」として刑務所で勤務することもできます。刑務所で勤務する場合「臨床心理士」の年収は新卒でも400万円以上になります。これは国家公務員試験に合格して、公務員として採用された場合になります。

非常勤の場合は、週に2日1日2時間と短い仕事時間になることが多くなります。年収として60万円程度になります。刑務所で勤務する「臨床心理士」の仕事内容としては薬物依存の方を対象としてグループカウンセリングのファシリテーターや受刑者へのカウンセリングなどがあります。

児童養護施設に勤める場合の年収

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様々な事情を抱えて、親と一緒に暮らすことができない子供達の住む児童養護施設にも「臨床心理士」として勤務することができます。養護施設には1名程度は心理担当職員がいて「臨床心理士」を雇っています。児童養護施設で働く場合年収は新卒で300万円半ば程度になります。

非常勤で時給制や日給制の場合もあり、時給にすると1200円から1500円となります。日給にすると8000円から13000円程度です。仕事内容は入所児童のカウンセリングやグループカウンセリング、子供と遊ぶなども仕事内容になります。

臨床心理士の年収・給与の仕組み

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それでは、「臨床心理士」の年収や給与の仕組みについてみていきましょう。「臨床心理士」の年収や給与の仕組みはどうなっているのでしょうか。「臨床心理士」の基本給や能力給、歩合の平均やボーナスの平均、「臨床心理士」の各種手当てについてご紹介していきましょう。

基本給・能力給・歩合の平均

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「臨床心理士」の初任給は常勤の場合で月に18万円から24万円が相場になっています。ここに「臨床心理士」の資格があることで月に1万円程度の能力給が付く場合が多くなります。公立の施設の場合は、大学院卒の給与体系を同じ場合が多い特徴があります。

「臨床心理士」には非常勤として働く人が多く、時給制の場合や歩合制も多くなります。時給制の場合は時給1200円から5000円となってい給与の幅も広くなっています。

「臨床心理士」には薬剤師や医師とは違って、目安になる給与が決まっていないため、雇い主が自由に決めることができてしまいます。そのため、給与の幅が大変広くなることも特徴として挙げられます。

ボーナスの平均

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「臨床心理士」のボーナスの平均はどうなっているのでしょうか。「臨床心理士」のボーナスは、常勤として勤務している「臨床心理士」となります。ただ、「臨床心理士」は非常勤として勤務する人が多くなります。

「臨床心理士」として常勤として働く場合はボーナスは大学院卒の給与形態に乗っ取ったボーナスとなります。公的施設であれば、公務員扱いになるので、ボーナスもそれなりのボーナスが支給されていることとになります。

臨床心理士の各種手当

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「臨床心理士」の各種手当てには、一般的に支給される時間外手当、住宅手当、通勤手当があります。大きな病院や企業、公的機関であれば他の職種と同じように手当てがついている人も多くなります。

ただ、非常勤の場合は、通勤手当がつかない場合もあります。「臨床心理士」の資格手当ては実際は加算されていないことも多くなります。

臨床心理士になる方法

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それでは、「臨床心理士」になるにはどういった方法があるのでしょうか。「臨床心理士」になる方法についてご紹介していきましょう。「臨床心理士」の特徴として資格を取得してから他の職種に就く人も少なくありません。「臨床心理士」になる方法についてご説明していきます。

大学院を修了して資格を取得する

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「臨床心理士」として活躍するためには「臨床心理士」試験に合格する必要があります。「臨床心理士」の受験資格は指定大学院を終了して所定条件を満たしている者と「臨床心理士」養成に関する専門職大学院を修了した者となっています。

「公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会」で詳しい内容が記載されています。合格率は60パーセントと高めではありますが、心理学の問題が幅広く出題されます。

資格を取得後別の職に就く人も多い

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「臨床心理士」の資格を取得しても、常勤として勤務する方は少なく、だいたいが非常勤として働く人が多くなります。収入が安定していない場合が多く、複数の職を掛け持ちしたり、アルバイトをして生計を立てる人も少なくありません。

「臨床心理士」として安定した収入を得るためには常勤として正規雇用や公務員として働くことが「臨床心理士」として勤務するのであればおすすめです。

臨床心理士は非常勤が多い仕事

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「臨床心理士」の年収についてご紹介してきました。「臨床心理士」は非常勤が圧倒的に多いという特徴があり、年収は300万円から400万円になっています。安定して「臨床心理士」として働きたいと考えるのであれば正規雇用や公務員として働くことがおすすめになります。

大原 悦子
ライター

大原 悦子

食べることと、貯金が大好きです。最近は、断捨離をするのにはまり、本当に必要なもので暮らす生活に憧れる毎日です。断捨離のお陰で、生活のなかに「面白い」「楽しい」と思えることを発見することができるようになりました。

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