スニーカーの黄ばみを落とすにはどうする?
スニーカーの黄ばみは諦めている人も居ますが、付け置きで落とすことが出来ます。酷くなってしまうと、落ちにくくなってしまったり、後が残ってしまうので、早めに対処する必要があります。ここでは、スニーカーの黄ばみを落とす方法を見ていきましょう。
スニーカーに黄ばみができる原因
白のスニーカーやアイボリーなどのスニーカーは、汚れが目立ってしまうので、毎日の手入れが大切です。ですが、正しい手入れをしているのに、気づくと黄ばんでしまうこともあるでしょう。ここでは、スニーカーに黄ばみができる原因についてご紹介していきます。
アルカリ洗剤が紫外線に反応し変色
スニーカーが汚れたら、洗剤を使って洗う人がほとんどでしょう。しかし、洗い方や乾かし方などを間違えてしまうと、スニーカーに黄ばみが出てしまう原因になります。
例えば、アルカリ洗剤を使用してスニーカーを洗っている人は、スニーカーに残った洗剤が紫外線に反応して変色しています。
そのため、スニーカーを洗った際には、しっかりと洗剤を落とす必要があります。ですが、織り目が粗い木綿や麻製のスニーカーの場合は、洗剤が隙間に入り込んでしまい、洗っても洗剤が残ってしまう可能性があります。
さらに、溶けにくい粉石鹸でスニーカーを洗っている人は、洗剤が残りやすいので、入念にすすぎ洗いするようにしましょう。
スニーカーが黄ばむ原因は、洗剤が紫外線に反応しているだけでなく、汗や汚れが空気に触れて酸化していることもあります。
スニーカーを洗っても、汗や汚れを全て落とし切るのが難しいという人もいます。そのような汚れなどが空気中に触れ続けると、黄ばむ原因になります。洗っていないスニーカーであれば、尚更空気に触れることで、黄ばみやすくなるそうです。
染み出した接着剤が変色
気づいたらスニーカーが黄ばんでいるという経験をしたことがある人も居るでしょう。洗剤が紫外線に反応しただけでなく、製造時に使われている接着剤がしみだしていることが原因の可能性があります。
雨の日にスニーカーが黄ばんだ人や、洗った後に紫外線に当てていないのに、黄ばみが発生したという場合は、接着剤が原因の可能性が高いでしょう。
特に白のスニーカーを愛用している人は、黄ばみは目立ってしまうので、黄ばみ防止をしたり、落とし方を実践することをおすすめします。
汗汚れの酸化
スニーカーの黄ばみの原因には、汗汚れの酸化が考えられます。スニーカーの中でも白やアイボリーは黄ばみやすいため、黄ばみ防止をする必要があります。
スニーカーが汚れた時は、水洗いだけでなく、洗剤を使用して洗うのが一般的でしょう。ですが、洗剤を使てスニーカーを洗ったからと言って、全ての汗や汚れを落とせるとは限りません。
落ちない汗や汚れは、そのままにしてしまうと、どんどん黄ばんでしまう原因になってしまうのでしっかりと落とす必要があります。
ソールは劣化により変色
ソールの部分が黄ばんだことがある人も居るでしょう。ソール部分もアルカリ性の洗剤を使用することで、洗剤が残っていると紫外線に反応して黄ばむ原因になることがあります。
ですが、アルカリ性の洗剤でスニーカーを洗ったわけでもないのに、黄ばんだ場合には、劣化による変色の可能性があります。
スニーカーのソール部分が合成ゴムの場合は、長い間履いていると劣化し、どんどん黄ばんでいきます。
特に長い間風通しの悪い場所で保管していると、空気中にある悪い成分と化学反応を起こし、黄ばむが進んでしまう可能性があります。
長い間履かずに保管する場合には、空気に触れないように保管すると黄ばみ予防になるでしょう。万が一、経年劣化によって黄ばんだ場合には、黄ばみの落とし方をしても落ちないので、黄ばむ前に予防しましょう。
キャンバススニーカーの黄ばみの落とし方
スニーカーは履きやすく、普段使いしている人も多いでしょう。ですが、手入れを怠ってしまうと、すぐに黄ばみが発生し、、気づいた時には、落ちない状態になっている可能性があります。ここでは、キャンバススニーカーの黄ばみの落とし方についてご紹介していきます。
用意する物
スニーカーの黄ばみは早い段階で落とし方をすれば、綺麗に落ちるでしょう。洗う前に準備するものとして、アルカリ性の洗剤ではなく、中性洗剤を準備しましょう。
中性洗剤がない場合には、台所用洗剤でも問題ありません。その他に、酢やクエン酸・バケツ・ブラシ・ぬるま湯を準備しましょう。
黄ばみは、擦って落ちるものではないので、しばらく付けて置くために、バケツや桶があると良いでしょう。
洗い方
スニーカーの黄ばみの落とし方として、まずはバケツや桶にぬるま湯を入れて、15分間スニーカーをつけておきます。
汚れと一緒に黄ばみも浮き上がってくるので、擦った時に落ちやすくなるでしょう。15分間付け置きしたら、ブラシに中性洗剤を付けて、擦っていきます。
一度スニーカーに付いた洗剤をしっかりと落としていきます。バケツの中に新しくぬるま湯を入れ、酢200mlかクエン酸大さじ2を入れてよく混ぜ、そこにスニーカーを入れて、2~3時間放置します。2~3時間たったら、良くスニーカーをすすぎましょう。
すすぎ残しがあると、酢やクエン酸のにおいが残ってしまう可能性があるので、しっかりと落として生きましょう。
スニーカーの黄ばみの落とし方をしたら、風通しの良い日陰で乾かします。日当たりがよい場所に置くよりも時間はかかりますが、紫外線に直接当ててしまうと、焼ける原因になってしまうので、日陰で乾かしていきましょう。
注意ポイント
スニーカーは、黄ばみ予防することと、黄ばみが気になったら放置せずに、その時に落とし方をするようにしましょう。
黄ばみを放置すると、どんどん黄ばんでいき、落ちない状態になってしまう可能性があります。下記では、スニーカーの洗い方の注意点についてご紹介していきます。
付け置きは2~3時間程度にする
スニーカーを素やクエン酸が入ったぬるま湯に付け置きしますが、付け置き時間は必ず2~3時間にしておきましょう。
それ以上付けて置いた方が汚れや黄ばみが落ちると思っている人も居ますが、長時間付けて置いたからと、黄ばみや汚れが落ちるという訳ではありません。
逆に2~3時間以上酢やクエン酸に付けて置くと、においが移ったり、生地の傷み、変色の原因になるので注意しましょう。
頑固な黄ばみには酸素系漂白剤を使用
ソール部分などの経年劣化の場合の黄ばみは、酢やクエン酸などを利用しても落ちない可能性があります。ですが、頑固な黄ばみの場合は、酸素系漂白剤を使用してみることをおすすめします。
酸素系漂白剤の中でもオキシクリーンが有名なので、なかなか落ちないという場合は使用してみましょう。
白以外の生地は色落ちを確認
白のスニーカーは黄ばみが目立ちやすいですが、それ以外の色のスニーカーも黄ばみが生じる場合があります。
白以外のキャンパス生地のスニーカーで色が濃いものは、色落ちする可能性があるので注意しましょう。
色落ちしてしまっては、せっかくのスニーカーが台無しになってしまうので、洗う前に色落ちチェックすることをおすすめします。
色落ちチェックの仕方として、ペットボトルのキャップ1杯の中性洗剤と酸素系漂白剤を混ぜて、混ぜたものをタオルに染み込ませて、スニーカーの目立たない部分にトントンと叩いてみましょう。色落ちがなければそのまま洗って良いですが、色落ちした場合には、洗濯するのはやめましょう。
その他スニーカーの黄ばみ・汚れの落とし方
スニーカーの汚れが酷くなる前に、汚れ防止や黄ばみ防止をしておくことをおすすめします。汚れ防止をして置く事で、万が一汚れたとしても、簡単に落とすことが出来るでしょう。ここでは、スニーカーの黄ばみや汚れの落とし方についてご紹介していきます。
ワイドハイターを使った黄ばみの落とし方
黄ばみが目立つ場合には、ワイドハイターを使用することをおすすめします。スニーカーの素材が木綿やポリエステル・合皮の場合には、ワイドハイターが効果的でしょう。
酸素系漂白剤であるワイドハイターは、頑固な黄ばみも取り除いてくれる可能性があります。ワイドハイターというと、強力な漂白剤と思っている人も多く、スニーカーに浸かっても良いのかと思っている人も多い様です。
ですが、黄ばみの落とし方の注意点さえ理解していれば、ワイドハイターを使用してスニーカーの黄ばみを簡単に落とすことが可能です。
まず、バケツや桶などに40~50度のお湯を張ります。ワイドハイターは粉末が良く、どれぐらい使用するのか書かれているので、表示通りの量を溶かしていきます。
ワイドハイターを溶かしたら、バケツの中にスニーカーを入れ、30分間付けておきます。30分経ったらすすぎ洗いをして、洗濯機で脱水をします。
脱水が終わったら干して終わりですが、紫外線が当たらない、風通しの良い場所で干すようにしましょう。酸素系漂白剤であるワイドハイターは、天然皮皮のスニーカーには使用できないので注意しましょう。
メッシュ素材の汚れの落とし方
メッシュ素材のスニーカーは織り目が粗いのでホコリや汚れが入りやすく、落としにくいというデメリットがあります。
メッシュ素材には、ワイドハイターなどは使用できないので、中性洗剤を使って落として生きます。メッシュ素材のスニーカーに泥などが付いている場合には、ブラシなどで落としておきましょう。
その後に、バケツや桶に40度のお湯を入れ、中性洗剤を溶かします。中性洗剤を良く溶かし、30分間スニーカーを付け置きしておきます。
付け置きしただけでは、完全に汚れは落ちないので、ブラシで擦って洗っていきます。メッシュ素材は繊細なので、汚れが落ちないから、力を入れすぎないように注意しましょう。
汚れを落としたら、ぬるま湯で良く洗い、脱水をしてから日陰で干していきます。汚れが酷くなってから洗っても落ちない場合があるため、汚れ防止や黄ばみ防止をしておくことをおすすめします。
ソールの汚れの落とし方
黄ばみにはワイドハイターを使用しますが、ソール部分の汚れの落とし方は、メラミンスポンジを使用してみることをおすすめします。
ソール部分は、ワイドハイターや中性洗剤を溶かして付けて置くよりも、メラミンスポンジで擦ってしまった方が簡単に汚れが落ちるでしょう。
全体的に汚れが酷い場合には、ワイドハイターや洗剤を使用することをおすすめしますが、ソール部分だけであれば、メラミンスポンジで行うと良いでしょう。ソール部分の汚れを落とす際には、力を入れすぎないように注意しましょう。
ぎざぎざ部分の汚れ
ソールのぎざぎざ部分の汚れは、メラミンスポンジでは落ちない場合がほとんどです。そのような場合は、歯磨き粉を歯ブラシに付けて磨いていきましょう。歯磨き粉には研磨剤が入っているので、汚れ落としにはおすすめの方法です。
クリアソールの黄ばみ
熱可塑性エラストマー性のクリアソールが黄ばんだり汚れることもあるでしょう。メラミンスポンジなどでは、クリアソールは落ちない場合があるので、そのような場合は、ワイドハイターに付け置きすることをおすすめします。
黒ずみ汚れ
黄ばみの他に、エナメル素材のスニーカーは黒ずみ汚れが付く場合もあります。ソールの素材によって、洗い方を変える必要があります。
エナメル素材のスニーカーやソールに黒ずみ汚れが付いた場合は、キッチンペーパーなどに除光液を付けて、汚れを軽く擦ってみましょう。
軽く擦るだけで、黒ずみ汚れは簡単に落ちるでしょう。ですが、本革のエナメル素材の黒ずみ汚れに除光液を使ってしまうと、変色する可能性があるので注意しましょう。
スニーカーの黄ばみを防止するには?
スニーカーが汚れたり、黄ばんでしまうと、洗っても完全に落ちない可能性があります。特に白やアイボリーは汚れや黄ばみが目立ってしまうので、防止する必要があります。ここでは、スニーカーの黄ばみを防止する方法をご紹介していきます。
防水スプレーをする
汚れや黄ばみ防止として、防水スプレーを行いましょう。防水スプレーは水をはじくだけでなく、汚れ防止にもなります。
全体的にかけるだけでなく、ソールと本体の間にも防水スプレーをかけるのがポイントです。雨の日などに接着剤が染み出て黄ばみになる可能性がありますが、防水スプレーをすることで、接着剤が染み出るのを防いでくれることにもなります。
蝋燭の蝋を塗り込む
汚れや黄ばみの防止として、蝋燭の蝋を塗るという方法もあります。蝋燭をドライヤーなどで溶かして、スニーカー全体に塗っていきましょう。ソールと本体の間にも蝋を塗る事で、接着剤の染み出しも無くなるでしょう。
雨の日には履かないようにする
黄ばみ防止として、雨の日にはスニーカーを履かないという方法もあります。雨の日に履くと、接着剤が染み出し、黄ばみの原因になる可能性があります。
蝋燭の蝋を塗ったり、防水スプレーでの防止が嫌な場合は、履かないようにすると良いでしょう。雨の日に履かなければ、接着剤が染み出ることはないでしょう。
クリーニング店で撥水加工してもらうと安心
クリーニング店でスニーカーを洗ってくれるところもあります。自分で汚れや黄ばみ防止をするのがめんどくさいという場合は、クリーニング店で撥水加工をしてもらうことをおすすめします。プロが撥水加工をしてくれるので、自分でやるよりも汚れ防止になるでしょう。
購入後に酢やクエン酸を入れた水に漬ける
スニーカーは製造の段階でアルカリ剤が使用されている場合がほとんどです。汚れや黄ばみの前に、酢やクエン酸を入れた水にスニーカーを付けて置くと良いでしょう。アルカリ剤と中和させることで、汚れや黄ばみ防止にもなるのでおすすめです。
スニーカーの黄ばみを落として長く愛用しよう!
スニーカーには様々なデザインやカラーがありますが、白やアイボリーは汚れや黄ばみが目立ってしまいます。酷くなると、洗っても綺麗に落とすことは出来ないでしょう。汚れや黄ばみが発生する前に、防止することをおすすめします。