すのこを使えばベランダがウッドデッキに!
ベランダは、洗濯物を干す所という考えの方が大半でしょうが、ガーデニングを楽しんでいる方もおられます。少し手を加えるだけで、好きにアレンジ出来るのがベランダですが、賃貸となると色々と制限され、ましてやウッドデッキなんか無理だと諦めている方は必見です。
そこで、意外と簡単にすのこでウッドデッキのDIYが出来る事を知って頂きましょう。ベランダを違う空間に変えられます。すのこは今や100円ショップでも簡単に手に入るアイテムですから、もしかしたら、家のタンスの中やお風呂場に、敷いているという事はないでしょうか。
元々は、お風呂場で使われる事が多く、風呂場のタイルで滑らないようにや、タイルに直接座ることに抵抗があった人たちが、すのこを敷いて使います。それが、いつの日からか、押し入れの布団の下に敷いてあったり、すのこをDIYして棚の作り方を工夫したりと、活用されてきました。
すのこには、それぞれ材質が異なって、定番はヒノキですが、低価格の杉や高級な桐、松を加工したパイン材などあり、ウッドデッキには、何が適しているのか分りにくいですが、どれも天然木から出来ていますので、木材のすのこでの作り方なら、ウッドデッキの素材としては大差ありません。
また、木製以外には、プラスチックのすのこもあり、押し入れなどで活躍していますが、湿気を吸収する効果は無く、耐久性が弱い事で、ベランダのウッドデッキには向いていません。軽くて防水性には長けていますが、色を塗ってもウッドデッキの作り方としては、適していないかも知れません。
ベランダをウッドデッキにDIYするメリット
ベランダをウッドデッキにDIYするメリットは何があるのかというと、マンションなどのベランダは、土台が規定で丈夫に出来ているため、作り方がすのこのウッドデッキでも安定感があり、崩れる心配はなく安心です。また、マンションの上階なら、ウッドデッキから見る景色は素晴らしいでしょう。
ベランダをウッドデッキにする事で、ベランダに面した窓のある部屋から、もう一部屋あるように見えるため、部屋が広く感じます。ベランダウッドデッキに続く部屋が木目のフローリングなら、尚更続いているように見えるでしょう。部屋も明るくなり、見た目が華やかになるのは間違いありません。
賃貸でもできる
賃貸のマンションのベランダでも、ウッドデッキのDIYは可能です。諦めずにトライしてみて下さい。賃貸なら返す時のことを考えて、DIYをする必要がありますが、ベランダウッドデッキにすのこを敷くだけの作り方なら、釘も使いませんし、傷つけない作り方をすれば、おすすめのDIYなのです。
ベランダの広さに合わせて、すのこだけでスペースが余れば、ウッドマットと合わる作り方も可能です。全てウッドマットを敷いたり、すのこを切り分けても、敷くだけという作り方が簡単なDIYなので、賃貸でも安心です。ベランダの足元だけで無く、フェンスにすのこを飾ってもおしゃれでしょう。
見た目がおしゃれ
ベランダをウッドデッキにDIYすると、外からでも中からでも見た目がおしゃれなのは間違いありません。賃貸を意識して、釘などを使わずにDIYすると、掃除も簡単ですから、いつでも清潔感のある綺麗な状態が保てます。すのこに防水や防腐のペンキを利用する事で、耐久性も出てきます。
また、ウッドデッキと合わせて、フェンスにガーデニングのハンギングバスケットを飾ったり、おしゃれなカバーの花々を演出する作り方で、より落ち着きます。ガーデニングをする事を考えると、ウッドデッキの防水や防腐の対策は必須になりますから、特に防水はしっかりしておきましょう。
くつろげる
ベランダをウッドデッキにDIYすると、一つ部屋が増えた感覚に陥り、自分だけの空間でゆったりと寛げます。すのこでウッドデッキにDIYしたベランダに、ハンモックなどを下げても雰囲気が出ます。小さな水槽に金魚やめだかを飼ったり、シンプルにフェイクグリーンを飾っても絵になります。
また、ウッドデッキで寛ぐには、夜の時間帯がおすすめです。星が見えるかは定かではありませんが、夜空を眺めると、何故か心が落ち着きますので、夜空の眺められる空間の作り方を考えるのも楽しいです。ベランダでウッドデッキのハンモックに揺られながら、夜空を眺めてみましょう。
すのこを使えば簡単
ベランダをウッドデッキにDIYするのに、ホームセンターで木材を買ってきて本格的に作るのもアリですが、もっと簡単にウッドデッキにするには、やはり「すのこ」を使うのがおすすめです。すのこは、女性でも楽に動かせますので、掃除の時も助かります。好きな色を塗っておしゃれに使いましょう。
すのこは、意外と家のあちこちに使っていたという人もいるかも知れませんが、本来すのこはお風呂で使われる事が多かったもので、最近では湿気を気にする方が押し入れの布団の下に敷いているご家庭もあるでしょう。簡単に手に入るすのこですから、ウッドデッキには最適です。
ベランダをウッドデッキに変えるDIYにすのこを使うメリット
ベランダをウッドデッキにDIYする時に、すのこを使う事を提案しましたが、すのこを使うメリットとは何でしょうか。賃貸のベランダに傷を付けずにDIYするには、それなりの工夫も必要ですが、その辺りの問題をクリアに出来るメリットがいくつかありますので、見ていきましょう。
扱いが簡単
まず特に賃貸ベランダをウッドデッキにDIYするには、扱いが簡単な事が条件に入って来ます。その条件に合うのがすのこです。特に桐のすのこは軽くて柔らかく、防湿にも長けているので扱いやすい木材です。ヒノキのすのこは、桐よりは重いですが、耐久性には非常に優れています。
また、防虫や防腐にも長けているので、ベランダには向いている材質です。ヒノキには独特の節があり、二つとして同じものはありませんので、節を活かした作り方も楽しめます。賃貸を出る時に、片付けに若干重量を感じますが、動かせないほどではありませんので、DIY素材には適しています。
100均すのこなどもあり安価
すのこの価格は、素材によって様々ですが、100均のすのこも案外使えるものです。ベランダのスペースに合わせ、すのこの枚数を決めますが、広いベランダでも苦にならないのが100均のすのこです。ショップによって素材が違い、ダイソーはゴムの木、セリアとキャンドゥは桐の素材が使われています。
100均のすのこには、サイズが多数あり、小さなものではダイソーの22×29cmの桐のすのこで、大きい物では、セリアの45×20cmの桐のすのこです。正方形や長方形に丸形などもあり、ベランダの隙間を隠すには便利な使い方ができますので、ウッドデッキには安くて軽いのでおすすめです。
しかし、100均で買えるすのこには、防水や防腐の処理がされていないのが大半ですから、すのこが手に入ったら、まず防水防腐用である屋外用の塗料で塗装するのが良いでしょう。防水防腐の処理が終ってから、掃除のしやすいベランダのウッドデッキをDIYする事が大切です。
余ったすのこでベランダアイテムが作れる
ベランダに合わせてすのこをカットしますが、その余ったすのこも使いましょう。ベランダにあってもいいようなアイテムが簡単に作れます。例えば、ベランダに必ずあるエアコンの室外機カバーや、ガーデニングの棚などを作ってみましょう。
また、ベランダだけでなく、生活用品も作れます。箱買いしたそのまま置けるスペースに困っていれば、箱のサイズで、すのこをDIYしましょう。お子さんのおもちゃ箱でも良いでしょう。すのこの余りは、キッチンでも書斎でもどこにでも簡単な作り方で役立ちますので、便利に活用しましょう。
すのこを使ったベランダウッドデッキの注意点
すのこを使ったベランダウッドデッキを作る時に、分譲、賃貸に関わらず、注意点は何点かあります。特に賃貸で契約したマンションにウッドデッキを作る時に、十分注意しないと、大変な事がありますので、まずウッドデッキを作る時に発生する注意点と、賃貸での注意点を確認して下さい。
水はけするかに気を付けよう
分譲でも賃貸でも、ベランダの水はけは大事です。ウッドデッキを全面に敷き詰めて、水はけが悪くなるようでは、ウッドデッキも腐りやすいですので、水はけをきっちり出来る構造で製作しましょう。水はけを良くするということは、掃除のしやすさにも関わってきます。
掃除を怠っていると、水はけも悪くなります。すのこでウッドデッキを作った場合、床とすのこの間に隙間ができ、その隙間に年月が経つと、ゴミや埃が溜まってきますから、ウッドデッキをいちいち剥がして掃除をするのも、大変ですので、最初に掃除のしやすさを考慮した作り方にします。
賃貸の場合は許可が必要な場合も
賃貸のマンションには、管理規約というものがあり、最初の契約時に確認しているはずです。その中に、住民の生活に妨げになるような行為は、禁止されていますので、管理規約を読み直して、違反していないかどうかの確認は必要です。
また、ベランダに避難はしごが設置されている事もありますので、そこに荷物を置いたり、隠したりしないよう気を付けましょう。管理契約が厳しいところでは、倉庫や物置の設置も許可されない事もありますので、必ず確認しましす。また、作業中の騒音にも気を遣いましょう。
すのこを使ったベランダウッドデッキDIYの準備
ベランダにすのこを使って、ウッドデッキをDIYに取りかかる前に、準備は必要です。この準備がきちっと出来ていないと、実際の作業に入ってから、困ったり迷ったりする事が出てきます。ウッドデッキをしっかりDIYするには、どんな準備をするのかを見てみましょう。
今の状態を知っておく
まず、ベランダの今の状態を知っておく事が大切です。ベランダに今置いているものや、排水溝はどこにあるのか、日差しはどの角度から入るのかなど、日頃あまり気にしない事ですが、ウッドデッキのDIYに入る前に把握しておく事が必要です。
そして、部屋とベランダの段差も見ておきましょう。出来れば部屋とベランダの段差は無くした方が掃除もしやすいですので、それが可能なのかを探ります。また、外に回って見て、外からベランダが、どんな風に見えるのかも確認します。部屋の中が丸見えの時には、対策法も考えましょう。
完成イメージを膨らませる
今の状況が分ったところで、DIYで完成したイメージを膨らませてみましょう。ウッドデッキの床の部分には、すのこをどこまで敷いて、あそこにテーブルを置いて、チェアはこっちに置いてなど、細かいところまで、イメージを頭の中で描いて、簡単に絵に描いてみるのも良いでしょう。
イメージするのは掃除の仕方も外せません。毎日掃除が必要なのか、たまの掃除で大丈夫なのかも、レイアウトによっては違ってきます。掃除は簡単に出来る方が良いですから、ウッドデッキと共に、掃除用品収納庫の作り方や掃除の仕方なども考えておくと、後で役立ちます。
採寸をしておく
完成イメージが頭に描けたら、実際に採寸をしていきましょう。その採寸によって、すのこが何枚必要か、ウッドデッキにDIYをするのは床だけなのか、フェンスもするのか、ウッドデッキ以外にも、DIYをしようと思っている箇所を、全て採寸します。
また、ベランダに接している部屋とウッドデッキとの境目をフラットにする事を考えましょう。部屋とベランダが繋がっているように見えますので、広く感じます。部屋とベランダに段差があるなら、そこの採寸も忘れずにして段差を埋める作り方も考えましょう。
対策すべきことを知っておく
ベランダをウッドデッキにDIYするには、、メリットだけでなく、デメリットも知っておく必要があり、そのデメリットの対策も考えておきましょう。ウッドデッキをすのこで作るという事は、木材を使うDIYですから、雨に濡れた後の状態などの対応策などを知っておきましょう。
防水対策
ベランダに屋根があっても、ウッドデッキに雨が吹き込む事はあり、常に外気の影響はあります。この状態でのすのこのウッドデッキは、水に濡れて乾く間もなくまた雨に濡れると、どんどんウッドデッキは劣化していきます。それを防ぐための防水対策は必要です。
ウッドデッキの防水対策としては、屋外用の水性塗料を塗装する事で、簡単に防水加工が出来ます。ただ屋外用といっても多種ありますから、必ず表示を確認します。「屋外木部用」とか「木材保護着色塗料」と表記されている塗料なら安心です。雨に濡れることを前提とした塗料です。
防腐対策
上記の理由で、防水と共に防腐対策も必要です。濡れた木材は劣化してから、腐敗が始まります。ウッドデッキのすのこは木材ですから、濡れても乾きますが、乾かなかった上からまた濡れると腐敗がおきますので、ウッドデッキのすのこには、防水と防腐の対策はセットで行ないましょう。
塗装で防水と防腐をするのですが、塗料にも油性と水性がありそれぞれ用途に合わせて使い分けます。丈夫で長持ちのウッドデッキに仕上げたいなら油性塗料が向いていますが、臭いがキツいのが難点です。その点、水性は臭いはそれ程無く、刷毛も水洗いできて掃除も簡単ですが耐久性は低いです。
汚れや虫の対策
ベランダをウッドデッキにDIYする時のすのこに、防水・防腐対策をしても、すのこの下が、ゴミや埃で汚れていては、虫が湧きカビも生える可能性がありますので、防水・防腐対策も役に立ちません。こまめな掃除が、それぞれの対策に効果を発揮しますので、掃除しやすいDIYを心がけましょう。
また、防水防腐の対策で、塗装した時に、十分乾燥させる事が重要です。乾燥が出来ていないと、効果も半減します。ウッドデッキを丈夫なものにするために、しっかりと乾燥させる事は、防水防腐以外にも虫も寄りつかなくなりますので、乾燥が重要なポイントです。
すのこを使ったベランダウッドデッキの作り方
ここからは、ベランダのウッドデッキDIYに、すのこを使った作り方に入ります。この作り方で進めて行くと、初心者でも簡単にウッドデッキのDIYが出来るはずですので、トライしてみて下さい。ただ、DIY中にご近所への配慮は忘れずに、迷惑の掛らないようなDIYをしていきましょう。
①ベランダの掃除をする
ウッドデッキを設置するベランダを掃除します。今まで、ベランダを物置の代わりにしていたなら、この際断捨離をおすすめします。というのも、ウッドデッキにしてしまったベランダに、今ベランダに置いてあるものを置く事を想像してみて下さい。
ウッドデッキの上に置いても似合うなら、処分する必要はありませんが、相応しくないなら掃除の時に処分します。ベランダに置きっぱなしの物というのは、案外必要ないものかも知れません。思い切りも大切です。物が無くなったら、ベランダを掃き排水溝を確認し、綺麗に掃除しておきます。
②サイズの合ったすのこを用意する
ベランダをウッドデッキにDIYする準備の時に採寸したサイズで、すのこを用意します。すのこのサイズは、ショップごとに違いますが、ホームセンターや100円ショップで、イメージ通りが見つからない時には、大きめのすのこを買ってきて、サイズに合わせてカットする事をおすすめします。
また、ウッドマットのようなすのこを敷き詰める手もあります。ミニすのこというのですが、それなら、ベランダのスペースに合わせながらの、ウッドデッキの作り方ができますので、通常サイズのすのこをカットする事を思えば、全然簡単でしょう。100円ショップでも扱っています。
防水防腐できるものがベスト
初めから、防水防腐処理の出来ているすのこもありますが、処理されていないすのこは、防水・防腐の処理が出来るすのこを選びます。防水用や防腐用のペンキを塗って処理しましょう。安価なすのこは、大抵防水・防腐加工がされていませんので、購入時に確認しましょう。
購入してきたら、前記にもありますが防水防腐のための塗料を塗ってよく乾かします。ウッドデッキのレイアウトに合わせて、仮にすのこを置いてイメージが出来たら、最初に塗装をしてしっかり乾かしておきます。この作業が意外と時間かかりますので、天気の良い日に仕上げてしまいましょう。
③すのこを塗装・研磨する
この作業は塗装の前に行ないます。すのこが手に入れば好きな色に塗装をしたいのですが、その前にすのこにやすりをかけて研磨します。ベランダのスペースで、すのこをたくさん使う時には、電動のサンダーがあれば便利ですが、普通のサンドペーパーで、すのこの表面を磨きます。
磨きが丁寧な程、塗装の仕上がりが美しいですから、手を抜かず研磨しましょう。研磨できたら塗装しますが、塗装は防水・防腐の出来る塗料を使うか、仕上げにニスを塗るのもいいでしょう。イメージしたウッドデッキに合うカラーを塗り、最後にもう一度細かいやすりで仕上げて艶を出します。
④すのこにスポンジテープを貼る
ベランダは、大抵傾いています。これは、排水がスムーズに出来る様にそういう設計になっているのです。ですから、すのこを床と平行に敷いていくと、まず椅子は傾きますので、椅子が傾かないように、防水や防腐の加工がされた、スポンジテープを低い位置に貼りましょう。
そして、ウッドデッキと床面に隙間があると、どうしても水が溜まります。そのまま放置していると、いくら清潔に掃除をしていても、ウッドデッキにも悪影響が出て腐ってきます。ウッドデッキのためにも防水防腐加工されたスポンジテープを貼っておきましょう。
⑤すのこを敷く
研磨をかけて塗装して、もう一度研磨をかけ、スポンジテープを貼ったすのこを敷いていきます。イメージ通りなら、余分な空間は無いでしょうが、あえて空間を残した場合には、そこにも一工夫欲しい所です。避難はしごのスペースなら、同じすのこの余りで扉を作ってもおしゃれです。
コンクリートの床がそのまま見える箇所があるなら、人工芝のマットや、ウッドマットなどでも隠せます。ベランダのウッドデッキの一部に、ガーデニングスペースを作るのも良いでしょう。最初に描いたイメージに基づいて、色々と工夫してみましょう。
すのこをウッドデッキとして敷く場合には、ベランダと接している部屋がフローロングなら、そのフローリングの木目とウッドデッキの木目の向きを統一しましょう。木目の向きが同じなら、奥にもう一部屋あるように見えますので、広く感じます。ウッドデッキのフェンスも同じ向きだと更に美しいです。
すのこを使ったベランダウッドデッキの実例
ここからは、すのこを使ったベランダウッドデッキの実例を見てみましょう。どんな風に、何を使ってDIYしているのかなど、参考にして活かして下さい。ベランダの広さにもよりますので、いろんな工夫があって面白いです。
通路にすのこを敷く
ベランダがスペースが、それほど無い場合には、すのこを通路として利用するのも良いでしょう。ベランダの端に寄せるかセンターに通路を作るかは自由ですが、すのこを置いた位置の周辺には、他のアイテムでおしゃれに飾りましょう。プランターや小さなグリーンを並べても可愛いです。
すのこベッドを使う
少し前から流行っているすのこベッドですが、そろそろ古くなってきたり、引っ越しで買い換えようと思っていたら、ベランダのウッドデッキにDIYしてみましょう。すのこベッドも種類が豊富で、サイズもシングルからキングサイズまで様々です。
すのこベッドには、フレームにすのこの台とヘッドボードと足が付いているベッド型と、不要な時には折り畳んで収納出来る二つ折り型がありますが、どちらもすのこの部分は大差ありませんので、ヘッドボードやフレーム、足の部分は処分して、すのこだけの作り方をするのも良いでしょう。
ただ、せっかくすのこベッドを使うのですから、捨てる部分は少なくしたいものです。フレームはそのまま残して、ドンとベランダに置くだけでも、ウッドデッキにDIYしたことになるでしょう。ベランダでの掃除も簡単に出来ますが、防水防腐処理だけはしておきましょう。
全面にすのこを敷く
ベランダの全面にすのこを敷く事で、部屋から続いて見え、広く感じます。その際に気を付ける事は、前記のようにすのこの木目の向きです。部屋と同じ向きにすると、より境目が分りにくくなるのと、部屋の延長としてすのこを敷くと、わざわざスリッパを履いてベランダに出る必要もありません。
と言っても、ベランダは屋外になりますから、雨風の影響を受け埃が被る頻度は高いですから、素足でベランダに出る事が多いなら、モップなどを置いておけば、ベランダに出る前にサッと拭けば大丈夫です。小さい子供がいるお宅などは、目が届く安全な遊び場として、ウッドデッキを活用出来ます。
砂利と交互に並べる
ベランダのウッドデッキにすのこを使う時、すのこをいくつかにカットして、砂利を使って交互に並べてもおしゃれです。また、すのこを縦に並べてサイドに砂利を敷き詰めたり、ウッドデッキのスペースで、小さな空間に砂利を入れるなど、水はけの良い砂利は、隙間を埋めるのに便利なアイテムです。
また、砂利にも色々な種類があり、カラーの砂利もホームセンターやネットで販売されています。化粧砂利や天然石の砂利など、サイズも大きいものから小さい砂利まで様々で、選ぶだけでも楽しいでしょう。真っ白な砂利もウッドデッキにピッタリです。20㎏入りで2000円前後で販売されています。
壁にも貼って雰囲気を統一する
ウッドデッキの壁やフェンスにすのこを貼り付けて、床と合わせて雰囲気を統一すると、よりおしゃれです。フェンスなら、すのこを結束バンドで固定出来ますので、釘などは一切必要ありません。壁でも、木材をひとつ壁の上に横倒しにして、そこにすのこを固定します。
壁の木材にフックを引っかけて、すのこを横に吊すと、フレームにすのこのオブジェが完成します。すのこにカラーリングをしても良いですし、植物のハンギングをぶら下げても良いでしょう。目隠しにもなりますから、ウッドデッキに椅子を設置して、そこでゆったりと寛げます。
また、壁にすのこをもたれかけ掛けさすだけでは、心もとないので、屋外用の両面テープで固定しましょう。他に、小さなボックス状の棚を作って、壁沿いに配置しても良いでしょう。壁にすのこを貼る時には、水はけを良くするために、床から少し浮かして固定した方が安心出来ます。
すのこを使ったベランダウッドデッキに挑戦しよう
外からベランダを通して部屋の中が見えるのは困りますので、是非DIYで目隠しも兼ねてウッドデッキを作ってみましょう。部屋との境目を無くし、部屋を広く見せることの出来るウッドデッキDIYは、魅力的です。すのこで簡単にDIYできるウッドデッキに是非挑戦してみて下さい。
すのこを使ったベランダウッドデッキは、難しいように思えますが、意外と簡単に出来る事が分りました。最初にイメージを描いて、その通りに仕上がるとテンションも上がり、現実味を帯びてワクワクします。すのこの性質を理解して、飽きの来ない素敵なウッドデッキを作りましょう。