両家顔合わせの食事会とは
それなりにお付き合いの期間があると、そろそろプロポーズをされ、いよいよ結婚と行った流れになる方がほとんですが、その後の流れとして大切なのが、両家の顔合わせ食事会になります。
両家の顔合わせ食事会は結婚する一歩として、流れや儀式的な事をせず、カジュアルに両家の顔合わせをし、親睦を深めるような食事会となっています。
決まった流れや儀式的な事を行なわず、あまりかしこまりすぎないスタイルである為、最近ではとても人気のある両家顔合わせスタイルになっています。
顔合わせの目的
両家顔合わせ食事会は、流れや儀式的な事をせず、カジュアルに両家の顔合わせするスタイルである為、とても人気がありますが、この両家顔合わせ食事会を行う目的には大切な事が沢山あります。
両家顔合わせ食事会が行なう主な目的は、挨拶を行うということと、楽しく食事をしながらお互いの家族と親睦を深めるといった目的があります。また、場合によっては結婚指輪などの婚約記念品を交換を交わすことも両家顔合わせ食事会で行われることがあります。
結納との違い
流れや儀式的な事を気にせずカジュアルに行える両家顔合わせ食事会と結納にはどの様な違いがあるのか気になる方も多いですが、結納はカジュアルな両家顔合わせ食事会と違って、婚約を正式に整える儀式になります。
結納の儀式の内容は、結納品や結納金という物を両家の間で取り交わし、この婚約を口約束ではなく正式なものにするという内容になっています。古くから行われている婚礼行事のひとつではありますが、最近はカジュアルな両家顔合わせを好む方が多いです。
両家顔合わせの食事会の準備
両家との親睦を深める良いきっかけとなる両家顔合わせ食事会を開くには、様々な準備をする必要性があります。
なぜなら、お互いの両親との日程調整や、食事会を開く会場はどうするか、費用の負担はどうするかといったような決めなくてはならないことが沢山あるからです。
また、両家顔合わせ食事会の準備を進行するにあたって、お互いの両親の食事会への意向もしっかり聞きながら進行する必要がある為、余裕をもって準備しなくてはなりません。
日程の決定
両家顔合わせの食事会の準備の流れ1つ目は「日程の決定」です。まずは、両家顔合わせ食事会の準備の第一段階として食事会を行う日程を決める必要があります。
一般的に両家顔合わせ食事会は、結婚式を行う8ヶ月〜5ヶ月の間に行うとされていますが、結婚式をどうするかまだ決まっていないという場合もあるので、一概には言えません。ただお互いの両親の予定や意向をしっかり聞きながら、食事会の日程を決めるのがおすすめです。
また、両家顔合わせ食事会をする日程は、大安や友引などのお日柄の良い日を選んで行うのも、縁起が良くとてもおすすめです。
会場の決定
両家顔合わせの食事会の準備の流れ2つ目は「会場の決定」です。両家顔合わせ食事会の日程を決めていくと同時に、両家顔合わせ食事会を進行する会場をどこにするか決める必要があります。
両家顔合わせ食事会に最適な会場は、ゆっくりと食事ができるホテルや、料亭の個室になります。予算は、大体一人あたり2万円以内が相場になっていますが、両家顔合わせ食事会の雰囲気によっても会場選びは変わってきますが、上記の方法で行われている方が多いです。
費用分担の決定
両家顔合わせの食事会の準備の流れ3つ目は「費用分担の決定」です。両家顔合わせ食事会を開くにあたって費用負担の決定は最も大切な部分になります。
結納を行わない為、男性側の両親が費用を負担するという場合もありますが、最近では両親を両家顔合わせ食事会に招待するという形で、二人で折半して食事会を開くという方が増えていますし、二人で折半して食事会を開く形が、トラブルもなくスムーズに行える事もあるのでおすすめです。
当日の進行の決定
両家顔合わせの食事会の準備の流れ4つ目は「当日の進行の決定」です。両家顔合わせ食事会の日程や、行う会場、費用の分担を決定したら、次は当日の進行を決めていく必要があります。
両家顔合わせ食事会では挨拶を行うだけでは味気ない為、記念撮影を行ったり、楽しめるような会を作れるようにしておくのがとてもおすすめです。
結納に比べて、決まった流れや儀式的な事も無く、マナーを守れば自由に進行を決めていくことができるので、ぜひ様々な演出を考えてみましょう。
手土産の準備
両家顔合わせの食事会の準備の流れ5つ目は「手土産の準備」です。上記の準備を一通り決めたら両家顔合わせ食事会での挨拶を行う際に持っていく手土産の準備を行う必要があります。
両家顔合わせ食事会の挨拶の際に持っていく手土産は、日持ちする菓子折りを用意するのが無難です。また、地元で人気のお菓子なども会話が弾むきっかけになるので選ぶ際におすすめです。
また挨拶の手土産の予算は、両家での金額の差が生じないようにあらかじめ両家で予算を決めておくのが、無難です。
両家顔合わせの食事会の流れ
両家顔合わせ食事会の準備が整ったらいよいよ当日の食事会の流れへと進みますが、ここでは、両家顔合わせ食事会の挨拶を成功させる為に知っておきたい当日の流れや、注意点について紹介していきます。
当日は、慣れない事でもある為緊張してしまうこともありますので、しっかり当日の流れを理解しておくと、安心して本番を迎えられます。
流れ①両家集合
両家顔合わせの食事会当日の流れ1つ目は「両家集合」です。両家顔合わせ食事会は、お互いの両家が集合する待ち合わせから始まっています。
相手への印象もこの両家が集合する待ち合わせの仕方によっても印象が変わってくることもありますので、待ち合わせ時間の5分前には会場に到着しているのがマナーです。
もし、両家顔合わせ食事会を行う会場が分かりにくい場所である場合は、余裕を持って向かうようにするか、分かりやすい場所で待ち合わせを行い一緒に向かうという形を取るのがおすすめです。
流れ②はじまりの挨拶
両家顔合わせの食事会当日の流れ2つ目は「はじまりの挨拶」です。両家顔合わせ食事会を進行するにあたってはじまりの挨拶はとても大切な部分になります。
この始まりの挨拶を行う前に、席についた時点で用意していた手土産を渡すのが一般的です。手土産を渡し終わった段階で、始まりの挨拶を一般的に男性側が行います。この時の挨拶は、両家顔合わせ食事会に集まってくれた感謝を述べることから始めて、当日の流れとこの会の目的を話します。
流れ③両家の紹介
両家顔合わせの食事会当日の流れ3つ目は「両家の紹介」です。始まりの挨拶を行ったら次の流れとしては、両家の紹介をします。
お互いのご両親が自己紹介を行うのも良いですが、新郎新婦が家族の紹介し、その後にお互いの両親が自己紹介を行うのもおすすめです。
紹介の挨拶は、名前だけでももちろん良いですが、話題を広げたり知ってもらう為に仕事や趣味についても付け加えるのもおすすめです。
流れ④婚約記念品の交換
両家顔合わせの食事会当日の流れ4つ目は「婚約記念品の交換」です。婚約記念品の交換を行う場合は、両家の紹介の挨拶が終わったタイミングで行うのが一般的です。
婚約記念品は、男性からは婚約指輪を渡し、女性は婚約指輪のお返しとなるものを贈るのが一般的となっています。
特にお返しとして選ばれているのが、スーツや腕時計、パソコンなど社会人の男性が日頃使えそうな品が選ばれている傾向にあります。
流れ⑤記念撮影
両家顔合わせの食事会当日の流れ5つ目は「記念撮影」です。両家顔合わせ食事会の定番演出といえば両家揃っての記念撮影になります。両家揃っての記念撮影は中々行える機会が無い為、ぜひ記念に撮影しておくことをおすすめします。
両家顔合わせ食事会の思い出にもなりますし、実際に結婚式でも使用することもできるので写真はしっかり残しておきましょう。
流れ⑥乾杯・食事・歓談
両家顔合わせの食事会当日の流れ6つ目は「乾杯・食事・歓談」です。両家顔合わせ食事会の進行をするにあたってここで、ようやく乾杯の挨拶に入り、食事や歓談を楽しみます。乾杯の挨拶は、男性の父親がすることが一般的です。
忘れてはいけないのは、マナーを守りながら食事と歓談を楽しむことです。歓談内容は、下記でも詳しくご説明しますが、暗くなるような話は避け、思い出話や今後についての話などをするのがおすすめです。
流れ⑦締めの挨拶
両家顔合わせの食事会当日の流れ7つ目は「締めの挨拶」です。食事会を進行するにあたって、最後はしっかり締めの挨拶を行うのがおすすめです。
両家顔合わせ食事会の締めの挨拶は、二人が行うのが一般的です。始まりの挨拶の時と同様に集まってくれた感謝の言葉を述べ、今後の準備の進行がスムーズに行えるように「相談事をすることもありますが」などの言葉も添えると良いです。
両家顔合わせの食事会のマナー・注意点
上記では、両家顔合わせ食事会の当日の流れをご紹介させて頂きましたが、ここでは食事会を進行するにあたって、知っておきたい食事会でのマナーや注意点についてご紹介させていただきます。
両家顔合わせ食事会の場は、みなが揃って食事する場所であるので、できれば良い印象をお互いの両親に持たれたほうが、今後の事を考えても良いはずです。なので、しっかりマナーや注意点を知っておきましょう。
服装に気をつける
両家顔合わせの食事会のマナーや注意点1つ目は「服装に気をつける」ことです。両家顔合わせ食事会では、どの様な服装が良いのか迷う方も多く見受けられますが、一般的に適しているとされる服装は、フォーマルな服装です。
ですが、お店の雰囲気によっても服装は変わってきますし、両家との服装のバランスも注意しなければなりません。なので、事前にどの様な服装にするのか決めておくのがおすすめです。
席順を守る
両家顔合わせの食事会のマナーや注意点2つ目は「席順を守る」ことです。両家顔合わせ食事会での席順もしっかり、マナーとして知っておく必要があります。
両家顔合わせ食事会の席順は一般的に出入り口から1番遠い座席が上座である為、そこには男性側の家族に座ってもらいます。どの様なテーブルの時もこれが一般的なマナーではありますが、場合によっては絶対というわけでもありません。
食事のマナーに気を付ける
両家顔合わせの食事会のマナーや注意点3つ目は「食事のマナーに気を付ける」です。両家顔合わせ食事会では、コース料理など普段食べ慣れていない食事をすることもあるので食事のマナーには気をつける必要があります。
意外と、食事のマナーというのは見られているものです。食事のマナーによっては相手に良い印象や悪い印象を与えてしまうこともあります。和食、洋食によってマナーは異なるので事前にチェックしておきましょう。
飲み過ぎに注意する
両家顔合わせの食事会のマナーや注意点4つ目は「飲み過ぎに注意する」ことです。両家顔合わせ食事会は、お祝いの席でもある為ついつい嬉しい気持ちになり、お酒が進んでしまうこともあります。ですが、飲み過ぎにしまうのは、迷惑をかけてしまうこともあるので注意するようにしましょう。
両家顔合わせの話題の選び方
上記では、両家顔合わせ食事会でのマナーや注意点について紹介させていただきましたが、両家顔合わせ食事会での話題にもマナーや注意点がいくつかあります。ここでは、失礼の無い両家顔合わせ食事会での話題の選び方について紹介していきます。
おすすめの話題
両家顔合わせ食事会でのおすすめの会話は、その場が盛り上がったり楽しい雰囲気になる話題を選ぶのがとてもおすすめです。例えば、二人の幼少期の思い出話や、エピソード、両家の家族の思い出話も盛り上がります。この時にアルバムがあれば更に会話が弾むきっかけにもなります。
また、今後の二人の結婚式についてのは話題も盛り上がり、とてもおすすめです。この時にさりげなく両家の意向を聞いておくのもおすすめです。
NGな話題
注意点として、両家顔合わせ食事会で良くない話題も知っておく必要もあります。一般的に両家顔合わせ食事会での話題で良くないとされているのが、学歴の話や宗教や政治の話です。
この話題は、意見が異なる場合が多く、あまり良い雰囲気にならない為、両家顔合わせ食事会での話題としてはふさわしくありません。また、どちらかの親しか喋れないような話題も避けるようにするのがおすすめです。
両家顔合わせは事前の準備が大切
今回は、両家顔合わせの食事会の準備や流れ、マナーや注意点など当日の進行をスムーズに行うための方法を、まとめてご紹介させていただきました。両家顔合わせ食事会は初めてのことばかりで、準備や当日の進行に不安になる方も多いですが、事前にこれらの事をチェックしておけば必ず成功します。
幸せへの一歩として、両家顔合わせ食事会の準備は入念に行い、素敵な当日を迎えられるようにしましょう。