味噌汁のカロリーはどれくらい?
普段、何気なく飲んでいる味噌汁ですがカロリーを気にしたことはありますか。実際、気にして飲んでいるという方は少ないのではないでしょうか。お弁当のプラスワンだったり、定食のプラスワンの感覚で飲んでいる方が多いのではないでしょうか。
では、味噌汁自体はどれくらいのカロリーがあるのでしょうか。そして毎日飲んでいる味噌汁にはどのような効果があるのでしょうか。今回はそのいつもの味噌汁の栄養とカロリーについて詳しくみていきましょう。
味噌のカロリー
味噌汁を作りには、味噌・出汁・具材が必要です。今回は味噌のカロリーについて見てきます。味噌にもいくつかの種類があり、その味噌によってもカロリーは違ってきます。お使いの味噌がどのくらいなのか、これから購入する味噌の参考にしてみてください。
味噌には大きく分けて3種類があります。それぞれお椀1杯の味噌汁対するカロリーのおおよその数値を紹介していきます。これは、具材を除く出汁と味噌での計算です。赤味噌17kcal・白味噌20kcal・合わせ味噌17kcalとどれも低カロリーです。
味噌の栄養素
では、味噌の栄養について見ていきます。味噌の原料は大豆です。この大豆は、畑の肉と言われるほど高タンパク質です。タンパク質と言うとお肉を思い浮かびます。もちろん、お肉もタンパク質は摂れます。ただ、お肉は脂質も高カロリーです。
その大豆を発酵して作る味噌は、タンパク質を消化吸収をすることが出来ます。また、大豆イソフラボンは女性に嬉しい効果もあります。これは、エストロゲンと言われる成分によく似ているため、女性ホルモンに似た働きをします。
低カロリー・ヘルシーでタンパク質の消化吸収のよい味噌の栄養は、どの年代にも必要な栄養と嬉しい効果があるおすすめの食材だと言えるでしょう。
出汁のカロリー
味噌汁を作るのに必要な出汁にもカロリーがあります。この出汁で味噌汁の味や風味が変わってきます。お料理、特に和食には欠かせないのが出汁ではないでしょうか。旨味成分をたくさん含んでいるので美味しく作れます。
でも、この出汁のカロリーが高いのではなかなか使いにくいはずです。出汁は天然の素材を水に浸したり沸騰させたりして作ります。よく使われる出汁のカロリーを紹介します。これは、お椀1杯分に対するカロリー計算です。
かつお出汁3kcal・かつおと昆布の合わせ出汁3kcal・煮干出汁2kcal・和風顆粒だし11kcalとどれも低カロリーです。これくらいのカロリーであれば毎日摂取しても問題はなさそうです。
出汁の栄養素
こんなに低カロリーですが、出汁には驚くべき栄養素が含まれています。まずは、かつお出汁からご紹介します。このかつお出汁の中には体内では作られない必須アミノ酸が全9種類全てが含まれています。低カロリーでこんなに栄養価の高い食品です。
昆布出汁は海藻ですので、特有の水溶性食物繊維が含まれています。これは脂肪や糖質の吸収を抑え、コレステロール値の上昇を抑制する効果があります。また、近年の研究で免疫力の上昇にも期待出来るという事もあります。
煮干し出汁は、鉄・マグネシムやタウリンが含まれていますが、何より注目すべきはカルシウムです。特に、日本人はカルシウムが不足しがちと言われています。毎日のお味噌汁でカルシウムを簡単に摂ることが出来ます
定番具材のカロリー
何にでも「定番」と呼ばれる物があるように、味噌汁にも定番の具材というのがあります。豆腐やねぎ、わかめや油揚げなどたくさんあるのではないでしょうか。では、その定番と呼ばれる具材のカロリーはどうなっているのでしょうか。
みなさんのお好きな定番の具材はなんでしょうか。または、そのカロリーはご存知ですか。今からは、代表的な具材のカロリーをご紹介してきます。
定番具材の栄養素
定番の具材として、豆腐とわかめの味噌汁をご紹介してきます。豆腐の原材料は大豆です。味噌と同じように高タンパク質を摂ることができます。またわかめを加えることで、水溶性食物繊維を摂るのでコレステロール値の上昇を抑え体内の塩分調整も可能です。
大根と油揚げの味噌汁の栄養素も見てみましょう。大根には豊富なビタミンCを摂ることが出来ます。ビタミンCは熱によって溶け出してしまいますが、味噌汁の中には含まれているのでしっかり摂取が出来ます。
味噌汁に入れるだけの具材ですが、これだけの栄養素が含まれています。他にも色々な具材を入れる事が出来るしスープとして飲み干すので、溶け出した栄養素を残さず摂ることが出来ます。
おすすめ味噌汁ダイエットとは?
低カロリーで高タンパク質の味噌汁でダイエットが出来るのではないか。と感じた方もいないでしょうか。実は、味噌汁ダイエットはとても健康的でおすすめです。でも、単に味噌汁を飲めば良いということではありません。
ここでは、一週間味噌汁ダイエットをおすすめします。これには、「生ジュース」をプラスした方法です。味噌汁と生ジュースで過ごす方法です。簡単に言いますと、朝は生ジュース・昼は味噌汁+お肉かお魚+生野菜・夜は味噌汁と生野菜です。
お昼は一日の中心なのでカロリー調整の為にお肉かお魚を摂りましょう。夜の生野菜は好きなだけ食べて大丈夫です。ただ、必ず味噌汁と飲むことを忘れないようにしましょう。
成功する理由
成功するには理由があります。味噌汁には高い栄養素が含まれています。その中でも特に注目すべき栄養素をご紹介します。ビタミンB群は脂質や糖質・代謝をサポートしてくれるビタミンB群がたくさん含まれています。
大豆サポニンは脂肪の吸収を抑制してくれます。大豆を発酵させた味噌には、栄養分の消化や吸収がスムーズで本来の大豆よりも大きな効果を発揮させることが出来ます。また味噌汁を食事の最後に飲むことでお腹を膨らませてくれる効果があります。
味噌汁は油を使わないのでダイエットにおすすめの食品です、また、味噌汁の具材には不足しがちな野菜をたくさん入れることで、思った以上に野菜を摂ることが出来ます
味噌汁ダイエットの効果
何度も言っていますが味噌は大豆の発酵食品です。この発酵の段階で脳の働きを助け記憶力や学習能力を高める効果のあるグルタミン酸というの味噌に含まれています。簡単に言うと頭がスッキリとして仕事や勉強の効率を上げる効果が期待されます。
また味噌汁は全ての具材を一つの鍋で調理をするので、栄養素を残すことなく摂ることが出来ます。こうすることで、ダイエット中で不足しがちな栄養をきちんと摂ることが出来るのです。また、熱を加えることでの効果もあります。
見た目以上に、たくさんの野菜を取れたりこんにゃくなどを入れ咀嚼することで、満腹中枢を刺激しどか食いなどをする心配が低くなります。
夏バテ防止
味噌汁を飲むだけでダイエットの他にも嬉しい効果が得られます。まずは、夏バテ防止です。夏バテの原因は色々と言われますが、夏の暑さで冷たい物をたくさん摂ることによる胃腸が弱ってしまうことがあります。
しかし、味噌の麹の作業でタンパク質が吸収消化をしやすくします。また、味噌汁に含まれる塩分で夏の水分補給で薄くなった塩分を調整することも可能です。また、野菜や海藻を味噌汁に入れることでミネラル補給をすることも可能です。
夏の暑い時期ではありますが、味噌汁を1日1杯飲むことをおすすめます。冷房で冷え切った体を内側から温めてくれる作用もあります。
血圧
味噌汁は塩分が高く高血圧になる可能性があるといった心配をされる事もあります。しかし、平成25年に共立女子大学の研究で味噌汁の摂取頻度と血圧には関係がないことが発表されました。その他にも、嬉しい情報があります。
1日一杯の味噌汁を摂ると血管年齢を10歳程度改善する傾向があるとのこと。これは、高血圧とはなかなか結びつきません。漬物や調味料、香辛料の方が味噌汁よりも塩分は高くまた味噌汁は具材によっては塩分を排出もします。
医者から特別な指示がない限り、一日一杯の味噌汁はとても健康にいいのではないでしょうか。また、たくさんの野菜を入れて食べる味噌汁にするのがおすすめです。
味噌汁のカロリーはダイエットにもおすすめ!
味噌汁のカロリーは低く、栄養価が高いところを考えるとダイエットには最適な食品といえないでしょうか。また、ダイエット食と言うと食べ飽きてしまったりすることもありますが味噌汁の具材を変えるだけで毎日、違う味噌汁を楽しむことがあります。
効率よく栄養を消化吸収し、低カロリーで高タンパク質な食べ物が手軽に自分で作れるのです。そしてダイエット中でも必要な栄養は味噌汁一杯で摂ることができます。手軽に作れる味噌汁ですのでご自宅で作ってみられるのは如何でしょうか。
朝、一杯の味噌汁から始まるのもいいですし、毎朝違う具材の味噌汁をつくる事が健康的な生活の第一歩になるのではないでしょうか。