イオンシネマへの持ち込みはできる？映画館での鑑賞マナー・注意事項を解説！

映画館で映画を鑑賞する際には、ポップコーンとドリンクのセットが必須だという方もいらっしゃるでしょう。しかし映画料金以外に食べ物も注文すると、意外と高くついてしまうので迷ってしまうというケースも多いのではないでしょうか。

食べ物や飲み物を持ち込みできると映画鑑賞も非常にリーズナブルにすみます。そこで、全国に多数あるイオンシネマでは持ち込みが可能なのでしょうか。イオンシネマへの持ち込みについてご紹介していきましょう。

それでは、イオンシネマへの持ち込みは可能なのかどうかを探っていきましょう。大多数の映画館では持ち込みが禁止されており、映画館の売店で購入した飲食物のみしか持ち込みができません。

そのため、映画を見ながら食べたり飲んだりしたいという場合には、売店で購入する以外に方法はありません。家族で映画を見に行った場合、映画鑑賞料金よりも飲食代の方が高くなってしまったという経験をされた方も少なくないでしょう。

そのため映画を見に行くと想像以上の出費になるので、面白そうな映画が上映されていてもたまにしか見に行けないという口コミも多数見られます。しかし、イオンシネマへの飲食物の持ち込みはどのようになっているのでしょう。

イオンシネマへの飲食物の持ち込みは「OK」です。他の映画館では持ち込みが不可のところも多い中、イオンシネマは飲食物の持ち込みが可能なので、映画鑑賞料金のみで映画を楽しむことができます。

映画館で購入する飲食物の値段設定は基本的に高めです。そのため、飲食代だけでもかなりの金額になってしまうというケースも出てくるでしょう。イオンシネマでは持ち込みが可能というだけでだいぶ節約になります。

イオンシネマの鑑賞マナーに以前は「劇場売店以外の飲食物の持ち込みは、ご遠慮いただいております。劇場売店以外の商品は、においや音が気になる場合があり、お持ち込みをご遠慮いただいております。劇場売店商品は、お持ち込みいただけますので、ご利用ください。」といった記載がありました。

しかし、現在ではイオンシネマ鑑賞マナーの中にからこの持ち込みに関する文言は消えています。そのため、イオンシネマに関しては飲食物の持ち込みが可能だという認識になっています。実際にイオンシネマに持ち込みを行っても特に注意されたことはないという口コミも見られます。

それでは、イオンシネマに実際に持ち込みができる飲食物とは何なのでしょう。イオンシネマに持ち込みができる飲食物は2種類です。それぞれご紹介していきましょう。

ただし、ご紹介する飲食物に関しては念のためご利用されるイオンシネマに確認することをおすすめします。持ち込みをして注意されたという口コミは見られませんが、一言聞いておくと安心して飲食できるでしょう。

イオンシネマに持ち込みができる飲食物、まずは「映画館内の売店で購入したもの」です。これは、イオンシネマのみならず他の映画館でも共通で持ち込みが可能となっています。

イオンシネマには、売店が併設されています。売店には飲み物や軽食が販売されています。映画が始まる前や終わった後にお食事を楽しむのもいいですが、映画を見ながら食べたり飲んだりするという方も多いです。

イオンシネマに持ち込みができる飲食物、続いては「イオンモールで購入したもの」です。イオンモールにはイオンシネマ以外にも、専門店街やレストラン、食品や日用品を販売しています。そこで、イオンモールで購入した飲食物は持ち込みが可能となっているのです。

映画館は映画鑑賞の収益以外にも売店での収益も非常に大きく重要な要素を占めています。そのため、映画館内の売店で購入したものだけしか持ち込みできないという映画館がほとんどでしょう。映画館以外の持ち込みを許可すると映画館の運営にも関わってくると考えられます。

しかし、イオンシネマはイオングループの中の一つです。そのため、同じ系列であるイオンモール内で飲食物を購入すると結果的にイオングループの収益となります。また、イオンシネマはイオンモール内にあるため、イオンモールで飲食物を購入する際にはイオン内を見て回ることになります。

イオンシネマで売店で購入したものだけが持ち込み可能となると、せっかくイオンモールに行くのにも関わらずイオンシネマのみにしか足を運ばないという結果になってしまいます。

しかし、イオンモールで購入したものも持ち込みが可能であれば、結果的にイオンモール内を回る率が高くなります。そこで映画館や食料品店以外の収益も期待できるということになります。

イオングループとしての売上が上がるということを考えて、イオンシネマでは持ち込みが可能となっているのです。イオンシネマの映画鑑賞料金プラスαの収益を見越しているため持ち込みを許可しているのでしょう。

イオンシネマにはイオンモール内で購入したものは持ち込みが可能となっていますが、何でも持ち込んでいいというわけではありません。家で映画を見るのであれば、好きなものを食べたり飲んだりすることができますが、映画館の場合は周囲に多くの人が座っており、同じ空間を共有しています。

そのため、イオンシネマに持ち込みをする場合には注意しなくてはいけない点があります。そこで、持ち込みでの注意点をご紹介します。しっかりとマナーを守って周囲に迷惑をかけないようにしましょう。

イオンシネマに持ち込みする場合、まずは「音の出る食べ物」はできるだけ持ち込まないようにしましょう。映画に集中している最中に、周囲からガサゴソしている音が聞こえてきたらどう思いますか？せっかく映画を見ているのに、台無しになったと思われる方が多いでしょう。

映画館は基本的に非常に静かにしておくというマナーがあります。非常に大きな音は論外ですが、映画を鑑賞している間は普段は気にならないようなささいな音であっても非常に気になるという方も多いです。

自分自身では気にならないような咀嚼音であっても、静かな空間では意外と響き渡るものです。そのため、映画館で飲食をする際にはできるだけ音が出ないようなものを食べたり飲んだりするようにしましょう。お煎餅など、静かな場所でも音が響いてしまうような食べ物はNGです。

また、食べ物を食べているときだけでなく袋を開ける音にも注意が必要です。スナック菓子のような袋は触っているだけでも音が鳴ってしまいます。封を開ける際にはバリっという音が響いてしまうでしょう。

そのため映画が始まるまでに封を開けておいて、映画の最中にはできるだけ音がしないように気を付けるのも映画を見る際のマナーです。

イオンシネマに持ち込みで注意したいもの、続いては「匂いが強い食べ物」です。映画館は密閉された空間です。その中では、食べ物を食べながら見ている人もいますが何も食べたり飲んだりせずに映画を楽しんでいるという方もいらっしゃいます。

そのため、匂いが強い食べ物を持ち込んでしまうと周囲の人に迷惑がかかってしまいます。映画を鑑賞しているのに周りで何か食べているのがわかると気が散ってしまうという意見も多いため、匂いが強い食べ物はやめておきましょう。

また自分が良い匂いだと思っていても、食べていない人にとっては迷惑以外の何物でもないという場合もあります。周囲の人が空腹の状態で映画を見ている場合だと、匂いが気になって集中できないというケースもあります。

そのため、イオンシネマに持ち込みをする場合には音だけではなく匂いもしっかりと配慮して食べ物の準備をしましょう。普段は気にならないような匂いであったとしても、周りの人のことも考えておくことがマナーでしょう。

映画館によってはアルコール飲料を飲むことを禁止しているところもありますが、イオンシネマではアルコール飲料は特に禁止されてはいません。実際にイオンシネマの売店でビールを販売しているところも多く、映画を鑑賞しながらビールを楽しんでいるというお客さんもいらっしゃいます。

しかし、少量のお酒をのみながら見るのであれば良いですが飲みすぎには注意しましょう。映画館は映画を鑑賞するところであり居酒屋ではありません。あまりに沢山飲むのはマナー違反です。飲みすぎて周囲に迷惑をかけることはないようにしましょう。

また、飲んでいる本人は気づきにくいですが、アルコールの匂いは意外と周囲の人に気づかれやすいです。映画館でお酒を飲む場合には、たしなむ程度にとどめておくように注意してください。

できれば映画館でお酒は飲まず、ノンアルコールにしておくことをおすすめします。映画の間は飲むことを我慢しておいて、映画が終わったら思う存分お酒を楽しんではいかがでしょう。

イオンシネマ以外の映画館では、基本的に飲食物の持ち込みは不可となっています。ただし、持ち込み可能な映画館もいくつかあるのです。

そこで、関東地方に限定になりますが、イオンシネマ以外でも持ち込みがOKな映画館をご紹介しましょう。ただし、いずれの映画館でも持ち込みが可能か前もって確認することをおすすめします。

まずは、東京都品川区にある「キネカ大森」です。1984年に日本初のシネコンとして西友大森店の5階にオープンしたのがこちらの映画館です。アジア映画専門のミニシアターとして有名であり、その他にも二本立ての名画座を上映したりと独特な雰囲気が味わえるのがキネカ大森です。

キネカ大森ではエントランスがカフェスペースとなっています。このカフェスペースでは売店で購入した食べ物だけでなく持ち込みしたものを食べるのもOKとなっています。映画鑑賞しないという方でも、カフェスペースを利用することが可能です。

続いての映画館は「テアトル新宿」です。テアトルシネマグループの一つで、新宿にある昔ながらのレトロな雰囲気がたまらない常連さんも多いミニシアターです。

主に日本映画を上映しており、テアトル新宿ならではの独特のラインナップで、コアな映画ファンから根強い支持を受けています。不定期ではありますが、舞台挨拶やオールナイトでの上映など盛りだくさんのイベントを打ち出しています。

テアトル新宿で販売されているフードやドリンクは厳選された食材を使っているこだわり尽くしたものであり、ヘルシーなメニューも多いため人気が高いです。

続いては横浜伊勢佐木にある「横浜シネマリン」です。横浜シネマリンのぜ前身は「横浜花月劇場」として1955年に設立されたものであり、歴史ある映画館です。

1964年に伊勢佐木シネマとしてスタート、その後1986年に横浜シネマリンに改名、現在の横浜シネマリンへは2015年にリニューアルオープンしています。

フィルム上映とデジタル上映を融合している上映システムを採用しており、新作と旧作を織り交ぜて上映しています。ドキュメンタリーや社会派の作品など様々なジャンルの映画を上映しているため、根強いファンが多い映画館です。

最後にご紹介するのは東京都渋谷区にある「ユーロスペース」です。渋谷駅ハチ公口から徒歩で10分ほどと非常に立地も良く、1982年に創立した老舗の映画館です。ユーロスペースはビルの3階にあり、4階には名画座のシネマヴェーラ渋谷、2階にはユーロスペースが経営しているライブホールがあります。

アート系映画やインディーズ作品の拠点となる映画館といわれており、まだ世の中に出ていないような新しい映画に出会うことができる映画館です。他では見ることができない映画を楽しめるということで人気が高いミニシアターです。

イオンシネマへの持ち込みについてご紹介しました。映画館は持ち込み不可というところが多い中、イオンシネマでは、イオンモールで購入したものであれば持ち込みが可能です。

映画館では大勢の人と一緒に映画を楽しむ場所なので、いかに持ち込みが可能とはいえどもマナーを守って周りに迷惑がかからないように気をつけましょう。気になる方はイオンシネマの方に持ち込みのことを一言確認してみることをおすすめします。