畳の表替えガイド!費用の相場・適切な時期・やり方を詳しく紹介!

畳の表替えガイド!費用の相場・適切な時期・やり方を詳しく紹介!

畳の表替えをしたい方は、必見です。今回は、畳の表替えについて、詳しい費用の相場や適切な時期、やり方について解説していきます。畳の表替えと裏返し、新調との違いについても徹底的にレクチャーしていくのでチェックしてみてください。

記事の目次

  1. 1.畳の表替えのやり方や費用を紹介!
  2. 2.まず知っておきたい畳の構造
  3. 3.畳の表替えとは
  4. 4.畳の表替えと裏返し・新調の違い
  5. 5.畳の表替えのやり方
  6. 6.畳をDIYで表替えする方法
  7. 7.タイミングを見て畳の表替えをしよう!

畳の表替えのやり方や費用を紹介!

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畳の表替えややり方をご存じでしょうか?今回は、畳の表替えのやり方や費用について具体的にご紹介していきます。この記事では、畳の構造や表替え、裏返し・新調との違い、やり方について具体的に解説していきます。

さらに、自分で畳をDIYで表替えする方法もレクチャーしていくので、チェックしてみてください。畳の表替えとは、どういうことなのか確認していきましょう。

まず知っておきたい畳の構造

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それでは、まず畳の構造についてから解説していきます。畳には、畳表、畳床、畳縁の3つの構造に分かれています。それぞれの特徴について、詳しくご紹介していくので確認してみてください。

この畳の構造を理解しておかないと、表替えについて分からなくなる場合もあるので、しっかりと把握してください。具体的にご説明していきます。

畳表

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畳は、普段目にしている部分を「畳表」と表します。読み方は、「たたみおもて」です。「畳表」は、イグサの茎を折り合わせて作ったござのことをいいます、保湿や除湿機能があり、空気の清浄作用や芳香によるリラックス効果も期待できるとされています。

さらに、最近では、耐久性に優れたパルプや化学繊維でできた「畳表」もあるので、用途に合わせて選ぶことができます。お部屋の雰囲気も一気に替えることができるので、おすすめです。

畳床

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「畳床」は、畳の中心部分のことを表しています。「畳床」の読み方は「たたみどこ」という読み方をします。「畳床」は、乾燥わらを立て横に並べた糸をしめたものを何層にも積み重ねています。

それを圧縮して床上にしているので、高い弾力と吸湿性、保湿性、断熱性が優れている特徴があります。最近では、ポリスチレンフォームや畳ボードといた色々な素材が使われている場合もあります。

畳縁

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「畳縁」は、畳の側面を縫い付けている布生地のことをいいます。読み方は「たたみべり」です。畳を保護する役割をもっていて、色々な模様や色で織り込まれているので、部屋の雰囲気を変えたいのであれば、いつもと違う「畳縁」を使う方法もあります。

畳のアクセントの効果もある部分が「畳縁」です。畳縁を変えることで、お部屋の雰囲気が変わるので、今までと違う畳縁にしてみるのもおすすめです。

畳の表替えとは

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そもそも畳の表替えとはどういったことをいうのでしょうか?畳の表替えについて詳しく解説していきます。ここでは、畳の表替えをする時期、メリット、デメリットについて詳しくご紹介していきましょう。畳の表替えを検討中の方は、チェックしてみてください。

畳の表替えをする時期

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畳の表替えとは、畳床は今あるものを使って、畳表だけを新品に交換する方法のことをいいます。畳表と畳縁は新しいものに交換することになるのです。もしも、裏返しをしてから4年以上経った畳や、裏返しをしていない状態で6年以上経った畳は、表替えをする時期となるでしょう。

また、新しい畳を使ってから4年から5年経ったら、畳の表替えの時期という場合もあります。これくらいの時期が、畳の表替えのタイミングになるので参考にしてみてください。

畳の表替えのメリット

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畳の表替えをするメリットをご紹介していきます。畳の表面は、イグサでできているのですが、表替えをすることで全く新しいものになります。新品のような畳の香りがお部屋に広がって、湿気を適度に吸収してくれるので、イグサの効果をより実感することができます。

和室が快適に空間になるので、表替えをしてみてください。畳の表替えをしていないと畳表が色あせてきたり、足ざわりが悪くなってきます。

畳の表替えのデメリット

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畳の表替えのデメリットもあります。畳表だけを交換すると、芯の部分の畳床は、そのままの物を使うことになります。ですので、踏んだ感じが悪かったり、へこみがある場合は、そのままになってしまいます。畳表以外に気になる場合は、新しい畳に新調する時期でもあります。

畳の表替えと裏返し・新調の違い

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畳の表替えと裏返し・新調との違いには、どんな違いがあるのでしょうか?畳の表替えと裏返し・新調との違いについて、詳しく解説していきます。畳の裏返し、新調それぞれどういったことを表しているのか、ご紹介していくのでチェックしていきましょう。

裏返しとは

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畳の裏返しというのは、新しい畳を使い始めてから2年から3年経てば、畳表が日焼けして色あせてきます。擦り切れも始まってきて、痛みも目だってくるでしょう。この時が、裏返しの時期になります。

裏返しは、ただ、畳を裏返すのではなく、畳床から一旦劣化した畳表を幅して裏返してきれいな部分を表に出すことをいいます。畳表は、両面使えるようになっているので、裏返しをすることで、きれいな部分を表にすることができるのです。

畳の裏返しをする場合は、畳床は既存のものをそのまま使い続けることになります。畳表も裏返します。ただ、畳縁は、劣化していた場合は、新品に交換することとなります。裏返しは、1枚の畳で1回のみになっています。

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使い始めて3年以内の畳であれば、裏返しをすればきれいになるのですが、5年以上使っているのであれば、畳表の奥まで変色や損傷が激しくなっている場合が多くなります。

裏返しをしていない畳であっても、使っている年数が長い場合は、他の方法を試す方がいいでしょう。畳の裏返しのメンテナンスの時期の目安は、新品の畳から2年から3年となります。

新調とは

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畳の新調とは、畳を新しいものに交換することをいいます。裏返しや表替えをしていたとしても、劣化が目立っていたり、畳を新しいものにしてから15年以上経った時期に新調をすることとなります。

使っている年数が、そこまで長くない場合であっても、直射日光が常時当たる場所や色あせ、重たい家具を置いていた場合は新調した方がいい時期もあります。最近では、縁がない畳や色つきの畳といった、いろいろな種類の畳がでています。

新調する時期で、今までと違う畳にすることで、お部屋のインテリアをチェンジするのもおすすめです。新調の時期の目安として使用してから15年となります。

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畳の表替えのやり方

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それでは、畳の表替えのやり方には、具体的にどんなやり方があるのでしょうか?畳の表替えのやり方について、業者に依頼するやり方とホームセンターに持ち込むやり方の2つのやり方を詳しく解説していきます。畳の表替えの費用の相場についても詳しくご紹介していくので、要チェックです。

業者に依頼

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業者に依頼して畳を、表替えする場合は、業者が畳の状態を見て、最適な張替え方法を提案してくれるというメリットがあります。自分で判断するよりもプロの目で、最適な方法を提示してもらうことができるので、後悔することなく畳の表替えができて結果的に、費用面でも安く済む場合もあります。

ホームセンターに持ち込む

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ホームセンターに持ち込む場合は、店舗によって料金は違ってきます。持ち込む場合は、料金だけで考えると、お得です。ただ、畳を持ち込むのは、畳を剥がす、畳を運ぶ、表替えをした畳を元に戻すという作業を自分でしなければいけなくなります。

費用の面では、かなり安く済む場合もありますが、こういった手間を考える必要があります。こういった手間がそこまで苦でないのであれば、ホームセンターに持ち込む方法も考えてみてください。

畳の表替えの費用相場

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それでは、畳の表替えの費用の相場をご紹介していきます。ホームセンターに持ち込む場合の費用の相場と業者に依頼する場合の、費用の相場それぞれについて詳しくご説明していきましょう。畳の表替えの費用の相場は、ホームセンターと業者では、かなり違いがあるので要チェックです。

業者の場合

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業者の場合は、それぞれの業者によって費用の相場は、違ってきます。例えばリノコで畳替えをする場合、費用は47,800円からが相場になっています。この費用の相場は、6畳の場合の表替えを行う費用になっています。

ホームセンターの場合

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ホームセンターに持ち込む場合の費用の相場は、店舗によって違いがあります。例えば、ホームセンターの中でもリノコを同じくらいの畳替えをした場合は、1畳あたりの相場として4,200円で6畳で25,200円が、費用の相場となります。

費用の相場だけでみると、ホームセンターに持ち込むのがお得のような感じがあります。ただ、ホームセンターに畳を持ち込んで表替えをする場合は、自分で畳を剥がして、運んで、きれいに表替えされた畳を戻すという作業を行う必要があります。

さらに、業者に頼んで場合は、畳の状態をみて最もいい方法を、提案してくれるのも嬉しいポイントでもあります。そういったことを考慮して、ホームセンターに持ち込むか、業者で頼むか考える必要があります。

畳をDIYで表替えする方法

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畳をDIYで表替えする方法があるのを、ご存じでしょうか?ここでは、畳を自分でDIYで表替えする方法について詳しく解説していきます。自分で畳をDIYするやり方や手順について具体的にご説明していくので、確認していきましょう。ただ、畳を自分でDIYするのは、かなり大変な作業でもあります。

やり方・手順

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それでは、DIYで畳の表替えをする方法をご紹介していきます。DIYで畳の表替えする方法の手順は、まず畳を引き上げて解体していきます。畳の表替えをするのが始めてである場合は、1枚ずつ行った方がいいでしょう。

全てを剥がすのではなくて、1枚終わったら1枚剥がすというやり方してください。畳の解体作業の時は、畳表を取ることが目的になるので、床糸などは切らないようにご注意ください。次に、自分でDIYする場合は、しきこんでる畳表の寸法を測りましょう。

測った寸法に合わせて、畳表の幅を落としていきます。今敷いている畳と同じようにすればいいので、現状の畳の寸法に合わせて畳表の幅にカットしていきましょう。それから、畳表の幅をカットしたら、畳の上の面を畳床にしっかりと合わせて、大きめの針で止めていきます。

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そして、畳表を真っ直ぐに張っていきましょう。張るときには、同じ力で畳表を引っ張るようにしてください。思いっきり引っ張ってしまうと、うまくいかないので優しい力で張るといいでしょう。だんだんと慣れてくると、簡単に張れるようになります。

網戸の時の感覚でできるとのことでした。畳表が真っ直ぐと張れたら、しっかりと畳を縫って止めていきます。畳の框縫いには、2種類あって「伏せ框綴じ縫い」「うわ綴じ縫い」の方法です。この作業で気をつけることは、しっかりと糸を締めること。

緩んでしまうと、畳表にたわみができてしまって、長持ちしません。ただ、初めて畳のDIYをする場合は、血が出る可能性が高いので絆創膏は必須。框をとめたら、定規付をして真っ直ぐに表を整えていきましょう。その後、畳縁を強く引っ張って縫っていきます。

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

畳縁の幅は、9分から9分半がいいですが、一寸の畳縁もあり、8分の畳縁もあります。平刺し縫いで気をつけないといけないことは、糸を締め付けないことです。糸を強く締めすぎると、縁側がぼこぼこになってしまったり、へっこんでしまうことがあります。

占めなさ過ぎるのも、縁がぷかぷかと浮いてしまうので、不細工になってしまうのでご注意ください。つめで弾くくらいの締まり具合に調整してみましょう。その次に、畳縁を折り曲げて返し縫をしていきます。きれいに折り曲げたら、返し縫をしていきましょう。

畳がの場合は、巻き倒し縫いでもいいので、なるべく畳縁の下をめがけて縫うようにしてみてください。さらに、畳の隅を作ります。この工程は、初めて畳の表替えをする人にとっては難しい工程になります。最後に寸法を確認して畳を整えたら完成です。

DIYで畳の表替えはかなり大変

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このように、畳の表替えを自分でDIYする場合は、とても大変です。自分でDIYするのには、怪我は付き物と考えておく必要があるでしょう。無理のない範囲で、行うようにしてください。もしも、畳の表替えをDIYするのは難しそうと思ったのであれば、上敷きがおすすめです。

上敷きとは、天然のイグサを編み込んで作った敷物のことをいいます。現在では和紙表、化学表を使ったものも販売されています。上敷きであれば、6畳で18,000円でできて、中国産の上敷きであればもっと安くすることができます。

上敷きの取り付けは簡単で、工事は必要ありません。上敷きを購入してきて、画びょうで簡単に取り付けるだけになっています。

タイミングを見て畳の表替えをしよう!

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畳の表替えの方法について、ご説明してきました。畳の表替えは、ホームセンターに持ち込む方法か、業者に頼む方法があります。自分でDIYするのは大変で、できればプロにお願いする方がおすすめです。

どうしても安く自分でDIYをしたのであれば上敷きがおすすめ。タイミングをみて、畳の表替えをしてみてください。

大原 悦子
ライター

大原 悦子

食べることと、貯金が大好きです。最近は、断捨離をするのにはまり、本当に必要なもので暮らす生活に憧れる毎日です。断捨離のお陰で、生活のなかに「面白い」「楽しい」と思えることを発見することができるようになりました。

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