空気清浄機の効果・メリット
あなたのお部屋には空気清浄機はありますか?空気清浄機は気になるけれど、具体的にどんな効果があるのかがわからないから、購入を踏みとどまっている人もいるのではないでしょうか?昨今、空気はさまざまな要素で汚れていると言われます。
汚れた空気を体内に吸い込むと、悪い症状が出てくる危険性もあります。喘息といった深刻な病気を持っていなくても、空気清浄機を設置することで、日々の生活に効果は表れてきます。
それでは、空気清浄機には、どういった効果、メリットがあるのでしょうか?空気清浄機を設置することで得られる効果、メリットについて見ていきましょう。
ほこり・ハウスダスト・ウィルスを集める
空気清浄機の効果・メリットの1つ目は、ほこり、ハウスダスト、ウィルスを集めるというものです。空気清浄機を稼働させると、室内の空気を吸い込み、空気の中に含まれているほこり、ハウスダスト、ウイルスといった身体に悪影響を及ぼすものを集めてくれます。
再び排出された空気は清潔になり、身体に害を及ぼすことはありません。普段自然と吸っている空気には、意外にハウスダストやほこりが混じっているのです。
空気清浄機のフィルターを覗いてみると、こんなに汚れていたのかと驚くほど、ハウスダストやほこりが溜まっています。また、病気の原因となるウイルスを除去することを期待することもできます。
空気清浄機のフィルターは、0.3μmといった微細なほこりやハウスダストを除去してくれます。PM2.5に対応している空気清浄機もあります。このタイプは、微細な粒子を99.7パーセントも除去してくれるというメリットがあります。
花粉対策に効果的
空気清浄機の効果・メリットの2つ目は、花粉対策に効果的だということです。花粉症はいつ誰が発症してもおかしくない病気です。花粉症になり、花粉症対策で空気清浄機を購入したという人も多いことでしょう。
空気清浄機には、花粉モードというものが搭載されているものが多くあります。花粉症に効果を発揮させるためには、花粉モードのある空気清浄機を購入しましょう。
空気清浄機の種類によりますが、ハウスダストやほこりの他、花粉を99パーセントも除去してくれるものもあります。春先など、花粉が飛び散る季節には、空気清浄機を使うことは大きな効果があり、メリットとなります。
嫌な臭いを軽減に効果的
空気清浄機の効果・メリットの3つ目は、嫌な臭いの軽減に効果的というものです。あなたの家族にタバコを吸っている人がいたら、タバコの嫌な臭いが気になっていないでしょうか?また、室内でペットを飼っている家庭では、ペットの臭いも気になるものです。
家族のタバコの臭いに悩まされていたり、ペットの臭いが嫌だという家族がいる場合は、空気清浄機を稼働させると消臭効果があり、メリットがあります。
また、焼き肉をした後に、部屋に匂いが残ってしまい悩んでいる人は、空気清浄機が解決してくれます。強い臭いが発生すると、センサーが反応して、フルパワーで臭いを除去してくれるというメリットがあります。
部屋の加湿に効果的
空気清浄機の効果・メリットの4つ目は、部屋の加湿に効果的であるということです。最近の空気清浄機には、加湿機能が備わっているものが多いです。乾燥する冬の季節は特に、空気清浄機の効果やメリットは大きなものがあります。
空気の乾燥が気になる時は、空気清浄機の加湿機能をオンにしておきましょう。湿度を50パーセントと適度に保つことができます。暖房を入れると空気が乾いてしまうので、空気清浄機の加湿機能はメリットが大きいです。
肌の乾燥にも効果的です。空気清浄機の加湿機能の中には、高め、低めといった調整機能が付いているものもあります。湿度が高くなり過ぎて結露になったり、カビが生えたりといったことを防止してくれます。
エアコンと併用すると節電に効果的
空気清浄機の効果・メリットの5つ目は、エアコンと併用すると節電に効果的だということです。エアコンと空気清浄機は、関係がないと考えている人も多いのではないでしょうか?
しかしエアコンだけを稼働させると、せっかくの温かい空気が上に行ってしまい、人が生活する部屋の下の方の空間に冷たい空気がたまっていってしまいます。その結果、暖房効果が感じられず、さらに温度を上げたりして、電気代がかかってしまいます。
しかし空気清浄機を一緒に稼働させると、部屋の空気が循環します。サーキュレーターと同じ働きをすると言うとわかりやすいでしょう。
また、空気清浄機に加湿機能がある場合は、それもオンにしておきましょう。加湿すると、暖かく感じられます。その結果、節電ができるというメリットがあるのです。
空気清浄機のデメリット
ここまで、空気清浄機のメリットについて見てきました。ほこりやハウスダスト、花粉といったものを除去してくれる空気清浄機には、いいことばかりのような気がするのではないでしょうか?しかし、そうとばかりは言い切れません。
空気清浄機の効果やメリットは大きいのですが、すぐに導入するのは問題です。なぜなら、空気清浄機にはデメリットもあるからです。空気清浄機のメリットだけでなく、デメリットも知った上で、導入を検討するようにしましょう。
費用がかかる
空気清浄機のデメリットの1つ目は、費用がかかるというものです。空気清浄機を稼働させると、電気代がかなりかかります。空気清浄機を導入した途端、その月の電気代の高額さに驚くことになるでしょう。
ほこりやハウスダスト、花粉を除去してくれる効果を発揮する空気清浄機ですが、それだけの電気代を払っても使った方がいいのかということを、少し考えたほうがいいかもしれません。
ペットの臭いが気になる程度ならば、空気清浄機ではなく脱臭機を使うというのも1つの手です。ほこりやハウスダストの問題が大したことがないのなら、まめに掃除をするなどして、対応するのもいいのではないでしょうか?
清浄の効果が分かりづらい
空気清浄機のデメリットの2つ目は、清浄の効果が分かりづらいというものです。電気代をかけて空気清浄機を稼働させても、果たして本当に空気がきれいになっているのかが実感としてわからないといったことも多いです。
特に臭い消しではなく、ほこりやハウスダスト、花粉の除去に使用した場合、花粉症の症状を持っていない場合は、効果がわかりずらいのは大きなデメリットです。この場合、ほこりやハウスダスト、花粉を除去しているのかどうかがわかるセンサー付きの空気清浄機の購入がおすすめです。
また、フィルターの汚れ具合を見ても、効果を感じることができるでしょう。フィルターにほこりやハウスダスト、花粉が付いていることが確認できれば、空気をしっかりと清浄してくれているのだと実感できるでしょう。
メンテナンスに手間がかかる
空気清浄機のデメリットの3つ目は、メンテナンスに手間がかかるということです。空気清浄機は定期的にフィルターを掃除しなければなりません。メーカーによって違いはありますが、月に1度はフィルターのメンテナンスが必要になってきます。
加湿機能がある空気清浄機になると、加湿器のフィルターやタンクの掃除もしなければなりません。放置しておくと、タンクにぬめりが出たり、カビが生えたりしてきます。
空気清浄機を購入する時は、メンテナンスがしやすい機種を購入することをおすすめします。フィルター1つを掃除すればいいという空気清浄機もあります。
空気清浄機のおすすめの置き場所
空気清浄機を購入すると決めたなら、置き場所もしっかりと考えていきましょう。空気清浄機は状況に応じた置き場所を選ばないと、効果があまり上がらないといった顛末になってしまいます。
空気清浄機の置き場所は、それぞれの家庭によってさまざまな状況にあるので、一概にここがいいとは言い切れません。小さな子供がいる家庭では、子供が手に触れられない置き場所にしなければなりません。
またペットがいる家庭でも置き場所は考えなければなりません。その他、どういった目的で空気清浄機を置くのかによって、置き場所を考えていきましょう。
花粉対策におすすめの置き場
空気清浄機の花粉対策におすすめの置き場はどこでしょうか?花粉の時期、花粉は家の外から入ってきます。そのため、花粉が入ってくる場所に空気清浄機を置くことが重要になってきます。
まず、外の空気が入ってくる場所とは、玄関と窓です。理想的なのは、玄関に1台置き、さらに窓際に1台置くという置き方です。空気清浄機だけに頼るのではなく、取り切れない花粉は掃除機などで掃除して、効率よく除去していきましょう。
タバコの臭い対策におすすめの置き場
空気清浄機のタバコの臭い対策におすすめの置き場はどこでしょうか?タバコを吸う習慣がある人は、最近は気を使います。臭いが気になるだけでなく、周囲の人の健康に害を及ぼすからと嫌われがちです。
しかし禁煙ができない場合、せめて家族に迷惑をかけないようにしたいものです。タバコの煙は上へ上へと向かう傾向にあります。そのため、空気清浄機を高い位置に設置しておくと、タバコの煙を吸ってくれます。
また、タバコの臭いを消すために適用畳数も考慮しましょう。適用畳数とは、空気を清浄できる範囲のことです。空気清浄機を置く部屋より広い畳数のものを選ぶと、早く臭いを消すことができます。
ペットの臭い対策におすすめの置き場
空気清浄機のペットの臭い対策におすすめの置き場はどこでしょうか?ペットは人を癒してくれますが、独特の臭いがあったり、トイレの臭いがあったりして、何かと気になってしまいます。ペットがいる部屋に空気清浄機を置くと、嫌な臭いを消してくれます。
タバコの臭いを消す時と同様に、高い位置に設置することをおすすめします。臭いを取るためにシャワーを浴びさせても、体毛が乾くと、毛玉が宙に浮いてしまいます。そうしたハウスダストとなってしまう毛玉を効率よく吸収してくれます。
プラズマクラスターを搭載しているシャープの空気清浄機は、臭い、カビ、ウイルス、アレルゲン、静電気対策をしてくれるので、ペットを飼っている家におすすめです。
エアコンとの併用におすすめの置き場
空気清浄機のエアコンとの併用におすすめの置き場はどこでしょうか?この場合、エアコンの風の向きに注意するようにしましょう。つまり、エアコンの風と空気清浄機の風が干渉しないことが重要です。
暖房を使用する時は、エアコンの風を下に向けて、空気清浄機を反対側に置きましょう。逆に冷房を使用する時は、エアコンの風を上に向けて、その真下に空気清浄機を置くといいでしょう。こうして空気清浄機の風とエアコンの風がぶつからないようにすると、効果的です。
加湿器との併用におすすめの置き場
空気清浄機の加湿器との併用におすすめの置き場はどこでしょうか?加湿器付きの空気清浄機もありますが、パワーが弱いといったデメリットもあります。本格的に加湿をしたい時は、加湿器と空気清浄機を別々に購入しましょう。
加湿器は、乾燥しやすい季節限定の使い方をしましょう。湿度の高い季節に加湿器を使うと、カビの原因になってしまいます。加湿器と空気清浄機を同時に使用する時、並べて置いてしまうとカビが発生しやすいです。そのため、両方を稼働させるならば、離れた位置に置くようにしましょう。
空気清浄機のNGな使い方
空気清浄機を購入したら、置き場所にも注意するといった使い方をするのがベストです。空気清浄機の使い方の中には、効果が出にくい、間違った使い方があります。今使っている空気清浄機の使い方があっているのか、間違っているのかを見ていきましょう。
部屋の隅
空気清浄機の間違った使い方の1つ目は、部屋の隅に置くというものです。空気清浄機はある程度の大きさがあり、見た目的にインテリアに合わないと感じた場合、つい部屋の隅に置いてしまいがちです。
しかし、空気清浄機が一番効果を発揮する場所は、部屋の中央や、部屋の出入り口付近です。部屋の隅は空気が滞留せずに止まってしまいがちなので、そういった場所に空気清浄機を置いても、なかなか効果は得られません。
家電の近く
空気清浄機の間違った使い方の2つ目は、家電の近くに置くというものです。空気清浄機も家電なので、家電は家電同士と、冷蔵庫の横やテレビの横に置くことはよくあることかもしれません。
しかし大きな家電の横に置いてしまうと、空気がうまく流れない場所に置くことになるので、空気中のほこりやハウスダストををきれいに吸い込むことができません。空気清浄機は空気がよく通る場所に置くことが重要です。
家具の隙間
空気清浄機の間違った使い方の3つ目は、家具の隙間に置くというものです。空気清浄機は無機質なものなので、なるべく目立たない場所に置こうとして、家具と家具の隙間に置いてしまうこともあるかもしれません。しかし家具と家具の隙間は空気が流れていません。
空気が循環している場所に空気清浄機を置かないと、部屋の空気をきれいにすることはできません。空気清浄機がほこりやハウスダストを良く吸い込むことができるように、空気が流れている場所に置きましょう。
空気清浄機の効果的な使い方
空気清浄機は使い方を間違えると、効果があまりなくなってしまいます。正しい使い方をして、空気清浄機の効果を最大限に発揮させることが大切です。それにはどのような使い方をしていけばいいのでしょうか?空気清浄機の効果的な使い方を見ていきましょう。
部屋のサイズに合わせた空気清浄機を選ぶ
空気清浄機の効果的な使い方の1つ目は、部屋のサイズに合わせたものを選ぶというものです。まず適用畳数について理解しましょう。前の項でも少し触れましたが、適用畳数とは30分間で空気を清浄する広さを表わしています。
部屋が広くなれば広くなるほど、適用畳数の数値が大きな空気清浄機にするといった使い方が大事です。適用畳数が、使用する部屋より大きい場合は高い効果を得ることができます。
適用畳数よりも大きな部屋に置く使い方をしてしまうと、空気清浄機が充分に効果を発揮できません。正しい使い方をするためにも、適用畳数はしっかり頭に入れておきましょう。
フィルターをマメに掃除する
空気清浄機の効果的な使い方の2つ目は、フィルターをマメに掃除するというものです。空気清浄機はずっと使い続けていると、効果が少しずつ落ちてきます。
それは空気清浄機の中のフィルターが、使っているうちにほこりやハウスダスト、花粉などを吸いこんで、目が詰まってきてしまうからです。
フィルターは大きなほこりを吸収するプレフィルター、ハウスダストのような小さな粒子を吸収する集塵フィルターなど、幾層にもなっていることが多いです。2週間に1度掃除をするような使い方をすると、いい状態で空気清浄機を稼働させることができます。
24時間稼働させる
空気清浄機の効果的な使い方の3つ目は、24時間稼働させるというものです。空気清浄機を稼働させるのは、帰宅している間だけで、出かけている時は止めているという人もいるのではないでしょうか?
空気清浄機は循環する空気を清浄していきます。そのため、空気がきれいに清浄されるまで、時間がかかるという特徴があります。
空気清浄機の機能を最大限に活かすためには、24時間稼働させることが理想とされています。電気代が気になるという人は、普段は弱運転にしておき、空気の汚れを感じたら強運転にするといった使い方がおすすめです。
空気清浄機のお手入れ方法
空気清浄機は正しい使い方をしていても、汚れていくものです。そもそも汚い空気をきれいにするのが、空気清浄機の機能です。そのため、空気中にあるほこりや汚れがフィルターや外側に付着して、汚れてしまいます。
空気をきれいにする効果をいつも最大限に発揮するために、空気清浄機をマメに掃除して、お手入れしましょう。故障しないよう長く使うためにも正しいお手入れ法を見ていきましょう。
本体外側を水ぶきする
空気清浄機のお手入れ方法の1つ目は、本体外側を水ぶきするというものです。空気清浄機が1番汚れる場所はフィルターですが、外側も汚れてしまいます。本体外側を濡れた雑巾や布巾で水拭きしていきましょう。直接水をかけて掃除するのは避けましょう。
水拭きする時も、しずくがしたたり落ちないように、固く絞ったもんを使いましょう。本体外側の掃除は、月1度を目安に行いましょう。こうした定期的なお手入れによって、空気清浄機をいつまでもきれいな状態で使うことができるのです。
吸気口パネル・フィルターを掃除する
空気清浄機のお手入れ方法の2つ目は、吸気口パネル・フィルターを掃除するというものです。本体外側を掃除したら、次に吸気口パネルとフィルターを掃除していきましょう。
空気清浄機の中でももっとも汚れる場所です。まず吸気口パネルに付着したほこりなどは掃除機で吸い取ってしまいましょう。掃除機で吸い取り切れなかった汚れは、固く絞った雑巾でしっかりと拭い取ります。
フィルターの掃除ですが、メーカーや種類によっていろいろな形のものがあるので、取扱説明書をよく読んで、正しいお手入れをしていきましょう。フィルターが取り外せるタイプなら、水洗いをしてきれいにすることができます。
また、汚れが頑固で水洗いだけでは落ちない場合、洗剤をつけてつけ置き洗いをするといいでしょう。フィルターの掃除の目安は、2週間に1度から1ヶ月に1度が適当です。
2週間に1度フィルターだけを掃除し、そうした掃除の2回に1度、外側の水拭きなどの掃除と合わせてフィルターを掃除するお手入れ方法がおすすめです。なお、フィルターは永久に同じものが使えるわけではありません。
最近では10年間フィルターの交換が不要といった製品も発売されています。しかし、空気清浄機を使う環境が過酷な場合、10年経たないうちにフィルターが使えなくなってしまうこともあります。
空気を清浄する時間が購入当初の2倍になったり、稼働させても悪臭がなかなか消えないといった状況の場合は、フィルターを交換する時期に来ていると見ていいでしょう。
空気清浄機は置き場所に工夫して使うのが効果的
空気清浄機にはさまざまな効果があります。電気代はかかりますが、花粉やハウスダストがアレルゲンとなって悩んでいる人にはおすすめの家電です。
空気清浄機の効果的な置き場所についても知って、部屋の空気をきれいにしましょう。またマメにお手入れをすることで、清潔な状態で長く使い続けていきましょう。