ゆうパケットプラスって利用したことある?
基本的に出品者側で送料を負担することの多いメルカリでは、出品する商品のサイズに合わせた最適な発送方法を選択することで、より利益を出すことが可能です。そのためには、メルカリで対応している発送方法を一通り知っておく必要があります。
多くの発送方法を選べるメルカリの中でも、2019年から始まった、専用箱を利用する新しい配送サービスゆうパケットプラスは、「聞いたことがあるけれどまだ使ったことがない」という方も多いのではないでしょうか?
今までの配送サービスとサイズや厚さが異なるため、ゆうパケットプラスを利用した方が送料がお得になるケースもあるのです。
今回は、そんなゆうパケットプラスのサイズや料金、専用箱を利用するレターパックプラスや宅急便コンパクトといった、その他の配送サービスとの違いについてご紹介します。
ゆうパケットプラスとは
ゆうパケットプラスとは、専用箱に荷物を入れて発送する配送方法です。専用箱に入れて発送するサービスは、既にレターパックプラスや宅急便コンパクトなどがありますが、ゆうパケットプラスはサイズや利用できるシーンに違いがあります。
ゆうゆうメルカリ便のサービスのひとつ
まずは、ゆうパケットプラスの基本情報からみていきましょう。ゆうパケットプラスとは、日本でも知名度の高いフリマアプリであるメルカリで利用できる発送サービスの一つ、「ゆうゆうメルカリ便」に新しく登場した配送方法です。
日本郵便とメルカリが共同で開発したサービスになるため、2020年6月現在、ゆうパケットプラスが利用できるのはメルカリ内のみとなっています。
これまでと違うサイズの箱で送れる
これまでと大きく違う点が、専用箱のサイズです。以前からメルカリ内で提供されていたゆうゆうメルカリ便のゆうパケットと、ゆうパックの丁度中間のサイズの専用箱になっています。
そのため、「ゆうパケットではサイズオーバーで送れないけれど、ゆうパックではサイズが余り過ぎて送料がもったいない」と悩んでいた商品へ、ゆうパケットプラスが利用できます。
ゆうパケットプラスの利用方法
ゆうパケットプラスの登場で、ゆうゆうメルカリ便で発送できるサイズの選択肢が増えました。日頃からメルカリを利用しているユーザーには、嬉しい出来事でしょう。
そんなゆうパケットプラスは、どのようにして利用すればいいのでしょうか?さっそく、ゆうパケットプラスの専用箱の購入方法から、実際の発送方法までみていきましょう。
専用箱の購入方法
まずゆうパケットプラスを利用するには、専用箱を購入する必要があります。専用箱を使わずに荷物を発送した場合、郵便局側で差出人に荷物を返却します。ゆうパケットプラスで発送する時にはくれぐれも専用箱の利用を忘れないようにしましょう。
ゆうパケットプラスの専用箱は、郵便局やコンビニエンスストアのローソンで購入が可能です。しかし、簡易郵便局や一部のローソン店舗では、ゆうパケットプラスの専用箱を取り扱っていない場合があります。購入する前に、電話などで確認しましょう。
近くにゆうパケットプラスの専用箱を取り扱っている郵便局やローソンがない場合は、メルカリストア内で注文しましょう。
料金
ゆうパケットとゆうパックの中間サイズが発送できるゆうパケットプラスですが、発送料金はいくらになるのでしょうか?
サイズがゆうパケットとゆうパックの間なので、料金もゆうパックよりお得な375円で発送できます。ただし、専用箱の料金65円がプラスでかかります。
発送方法
続いては、実際にゆうパケットプラスの発送方法をみていきましょう。ゆうパケットプラスはローソンと郵便局から発送が可能ですが、それぞれ発送方法に少し違いがありますので、両方の発送方法をご紹介します。
ローソンでのゆうパケットプラスの発送方法
まずは、ローソンでの発送方法です。まずはメルカリの取引画面から商品のサイズをゆうパケットプラスで選択します。次に、コンビニ用二次元コードの表示を選択すると、QRコードが表示されるので、Loppiにスキャンさせます。
Loppi専用コードをお持ちの方というボタンを選ぶと、ゆうパケットプラスのQRコードが読み込まれ、レシートが発券されます。このレシートをゆうパケットプラスと一緒にレジへ持っていくと、伝票と伝票を入れるビニールシートを渡されます。
伝票を切り取り、順番通りにビニールシートに入れて、ゆうパケットプラスの専用箱に貼り付けましょう。それを店員に渡せば発送手続きが完了です。
伝票の控えを渡されるので、取引が完了するまで保管しておきましょう。配送料金は後ほど売上金から差し引かれるため、その場で配送料金を支払う必要はありません。
郵便局でのゆうパケットプラスの発送方法
続いては、郵便局でのゆうパケットプラスの発送方法をご紹介します。ローソンと同じようにメルカリの取引画面で商品サイズをゆうパケットプラスにしたら、郵便局用の二次元コードを表示させます。
次に、QRコードを郵便局内に用意されているゆうプリタッチにスキャンさせます。するとラベルが発券されるため、ゆうパケットプラスの専用箱にラベルを貼って、郵便局の窓口に荷物を出して発送手続き完了です。
控えを渡されるので、こちらも取引が完了するまで保管しておきましょう。配送料金はローソンと同じく売上金から差し引かれるため、配送料金はその場で支払う必要はありません。郵便局でゆうパケットプラスを発送する時の注意点があります。
ゆうパケットプラスのラベルを印刷するゆうプリタッチは、一部の郵便局には置いていない場合があります。
二次元コードを表示する際に、利用可能な郵便局を探すことができるため、利用予定の郵便局がゆうパケットプラスの発送に対応しているか確かめておきましょう。
箱の再利用について
ゆうパケットプラスを利用するには、配送料金の他にも専用箱の料金がかかります。例えば、自分が以前の取引で受け取ったゆうパケットプラスの専用箱を再利用すれば、専用箱の料金を浮かせることが可能です。
ゆうパケットプラスの専用箱は再利用可能なのでしょうか?結論から言えば、条件付きで再利用可能となります。
ゆうパケットプラスの専用箱の再利用条件とは、印刷されているロゴなどが消されていないこと、専用箱が変形したり加工されたりしていないこと、配送に耐えられないほどボロボロになっていないこと、などです。
綺麗な状態の専用箱ならば、再利用可能となりますが、心配な場合は再利用した専用箱を使ったゆうパケットプラスを郵便局で発送すれば、窓口でチェックしてくれます。
また、ゆうパケットプラスとして専用箱の再利用ができなくても、ゆうパックなど他の配送方法でゆうパケットプラスの専用箱を再利用することは可能です。
ゆうパケットプラスのサイズについて
ゆうパケットプラスの専用箱は再利用可能なため、送料を比較的抑えることが可能です。そんなゆうパケットプラスでは、どれくらいのサイズの荷物を送ることができるのでしょうか?続いては、ゆうパケットプラスのサイズについてみていきましょう。
専用箱のサイズ
まずは、専用箱のサイズです。ゆうパケットプラスの専用箱は、組み立てるとおよそ縦17cm、横24cm、厚さ7cmとなります。縦と横のサイズは、A4サイズよりも少し小さく、500mlのペットボトルを二本寝かせた状態で入れることのできるサイズとなります。
厚さが特徴
ゆうパケットプラスの一番の特徴は、厚さです。A4サイズよりも少し小さいですが、その代わりに厚さが7cmまで対応しています。
ただし、ゆうパケットプラスの専用箱の蓋がしっかりと閉じていないと引き受けてもらえないケースがあるため、専用箱にしっかりと納まるサイズの荷物でなければなりません。厚さのある雑貨やおもちゃ、靴などが適しています。
サイズの他に重量制限もチェック
ゆうパケットプラスで発送するには、サイズ以外にも重量に気を付ける必要があります。ゆうパケットプラスで発送できる荷物は、重量2kg以内となっています。
サイズが大丈夫であっても、重量で引き受け不可となってしまう場合があるため、ゆうパケットプラスを利用する前に、荷物の重量をチェックしておきましょう。
ゆうパケットプラスの到着日数
ゆうパケットプラスは、発送してどれくらいで到着するのでしょうか?基本的に発送日から2、3日程度で到着しますが、匿名配送であったり遠方への発送であったりする場合は、プラスで日数がかかります。
また、ゆうパケットプラスは全て陸便での発送になります。そのため、北海道や沖縄に宛てた荷物の場合は、到着までに一週間ほどかかる場合もあります。ただし、ゆうパケットプラスはメルカリの取引画面で配達状況が分かるため、安心です。
ゆうパケットプラスと他サービスの比較
メルカリ内には、ゆうパケットプラス以外にも様々な配送サービスがありますので、比較してご紹介します。ゆうパケットプラスとサイズや配送料金が異なる配送サービスのため、お得な配送方法を検討するためにもぜひチェックしておきましょう。
メルカリ便ゆうパックのサイズや料金
一つ目は、メルカリ便ゆうパックのサイズや料金についてです。メルカリ便ゆうパックは、ゆうパケットプラスと同じように、ゆうゆうメルカリ便に含まれています。専用箱は売っていますが、専用箱でなくても発送可能です。荷物の三辺の合計でサイズが決まります。
サイズは60サイズから100サイズまで、重量は25kgまで対応しています。料金はサイズによって変動し、60サイズで700円、80サイズで800円、100サイズで1,000円となっています。
ゆうパケットプラスよりも大きいサイズ、重量に対応していますので、服のまとめ売りなどに適しています。こちらもゆうパケットプラス同様、郵便局とローソンで発送手続きが可能です。
メルカリ便ゆうパケットのサイズや料金
ゆうゆうメルカリ便には、ゆうパケットプラスよりも小型サイズの荷物を発送するのに適したゆうパケットがあります。ゆうパケット自体はメルカリ以外で利用が可能ですが、メルカリ便ゆうパケットとは料金形態が異なります。
サイズは長辺の長さが34cm以内で三辺の合計が60cm以内、厚さが3cm以内、重量は1kg以内と制限が多いですが、専用箱を買う必要もなく、175円の配送料金のみで送ることが可能です。発送は郵便局かローソンで手続きができます。
レターパックプラスのサイズや料金
二つ目は、レターパックプラスのサイズや料金についてです。レターパックプラスは、ゆうゆうメルカリ便ではないため、メルカリ以外でも日常的に利用できる配送方法の一つです。
郵便局かローソン、セブンイレブンなどでレターパックプラスの専用箱を520円で購入する必要がありますが、配送料金は専用箱の料金に含まれています。レターパックプラスの専用箱サイズはおよそ縦34cm横24cmで、A4ファイルサイズとなっています。
重量は4kgまで対応しています。レターパックプラスはゆうパケットプラスと違い、厚さに制限がありません。
封がしっかりとしてあれば引き受けてもらえるため、送れる荷物に柔軟性があります。また、ポストに入る厚さであれば、レターパックプラスはポストに投函して発送が可能です。
ただし、レターパックプラスの専用箱は郵便局で引き受けた時点で消印が押されるため、再利用は不可となります。
宅急便コンパクトのサイズや料金
三つ目は、クロネコヤマトが提供している宅急便コンパクトのサイズや料金についてです。宅配便コンパクトは、メルカリの配送サービスある「らくらくメルカリ便」内の配送方法になります。ただし、宅急便コンパクト自体はメルカリ以外の日常の発送にも利用可能です。
ゆうパケットプラスと同様に70円の専用箱が必要になります。宅配便コンパクトの専用箱のサイズは二種類あり、A4サイズの封筒タイプである薄型の専用箱と、縦20㎝、横25㎝、厚さ5㎝サイズの箱型に組み立てて利用するBOXタイプがあります。
宅配便コンパクトのBOXタイプの専用箱が、ゆうパケットプラスの専用箱と一番サイズが近いです。宅配便コンパクトには、重量の制限がないため、専用箱に納まるサイズであれば重量を気にすることなく発送可能です。しかし、ゆうパケットプラスと違って専用箱の再利用は認められていません。
メルカリのらくらくメルカリ便で宅配便コンパクトを利用したときの配送料金は、どちらの専用箱で送っても380円となります。宅配便コンパクトの専用箱は、クロネコヤマトの直営店やセブンイレブン、ファミリーマートなどのコンビニエンスストアで購入可能です。
また、セールスドライバーに電話で注文することや、クロネコマーケットやAmazon、メルカリストアなどのweb注文も可能です。
発送手続き可能な場所も、クロネコヤマトの直営店、セブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニ、宅配便ロッカーPUDOなど多いです。また、集荷依頼も可能ですが、別途集荷料金が30円かかります。
ゆうパケットプラスのサイズや利用法をマスターしよう
今回は、メルカリ内で利用できる新しい配送サービスであるゆうパケットプラスについて、サイズや料金、他サービスとの違いなどを解説しました。
ゆうパケットプラスは現状、メルカリゆうゆう便のみで使える配送サービスになり、専用箱にきちんと収まるサイズで、重量が2kg以内の荷物に利用ができます。
他の配送方法よりも厚さのある荷物を送ることが可能で料金も低価格なので、今までより発送方法の幅が広がりました。
一度やり方を覚えてしまえば、ゆうパケットプラスの発送は簡単に行うことが可能です。ぜひゆうパケットプラスのサイズや発送方法を覚えて、よりメルカリをお得に楽しみましょう。