ショートでも縮毛矯正は可能?メリット&デメリットを紹介!
縮毛とは、遺伝的要因で髪全体がちぢれ、ぼわっと膨らんだ状態になることです。見た目にも強いくせ毛で、髪質が硬くツンツンしたイメージです。湿度が高くなるとくせ毛がひどくなり、ヘアセットに悩む人も少なくありません。
美容室の中には、カットなど通常のサービスだけでなく、縮毛矯正をしてくれる店舗もあります。縮毛矯正は、専用の薬剤を使い、ちぢれた毛を真っ直ぐ伸ばす施術です。この矯正は、ロングヘアに対応することが常ですが、ショートヘアでも縮毛を矯正できるか調査しました。
ショートでも縮毛矯正はできる?
くせ毛が強くて毎朝のヘアスタイルが決まらないと悩む人は、縮毛矯正という言葉を検索します。するとキーワードに縮毛矯正ロングヘアと表示されます。では縮毛矯正はショートヘアではできないのでしょうか。調べてみるともちろんショートヘアでも縮毛矯正は可能だということがわかりました。
現在では、縮毛を矯正する薬剤や美容師の技術向上により、ショートヘアの方も施術できます。各美容室では、日々進化する薬剤や施術の仕方を研究してるため、結果それぞれの悩みに対応することができているようです。しかし希望どおりの施術が受けられるか気になるかもしれません。
失敗した場合の仕上がりは?
美容室での縮毛矯正は、ロングヘアだけと思われがちですが、ショートヘアの施術も可能です。しかしショートヘアの場合、美容室によっては失敗するリスクがあるため断られることもあります。美容室で予約の時、しっかり相談することが大切です。
縮毛矯正が失敗する原因は、薬剤や施術により髪がチリチリになってしまうことです。これをビビリ毛といいます。ビビリ毛は、施術直後や施術後、しばらくして髪の毛がちぢれてしまう状態です。そういう時は、傷んだ部分をカットしたり、トリートメントで修正後、髪に皮膜を作るなどの対応をしてもらいましょう。
ショートと縮毛矯正の相性【メリット】
冬から夏へと季節が変わると、髪の毛をカットしたりヘアスタイルを変えてみたくなる人もいるでしょう。しかし強いくせ毛の場合は、なかなかイメージどおりのヘアスタイルが難しいかもしれません。そんな時、縮毛矯正によってちぢれた髪の毛を改善することができます。
多くの美容室で、ショートヘアの縮毛矯正に対応してくれるようです。しかも中には、肌と同様に考えて弱酸性になるよう薬剤を調整してくれるお店も。その結果、柔らかできれいな髪の仕上がりになります。ではショートヘアの場合、縮毛矯正するメリットはあるのでしょうか。またその相性とは。
痛みの蓄積がほとんどない
ショートヘアの縮毛矯正のメリットとは、どのようなものでしょうか。ショートの場合は、前髪だけとか襟足だけという部分的な縮毛矯正がおすすめです。とはいえ、どうしても毛先がパサついてしまったり、髪のボリュームがなくなってしまうこともあります。
でもショートヘアのメリットは、傷んだ部分だけカットしていくことで髪のダメージを抑えることができるようです。また、新しく生えてきた髪の毛においても、くせがある箇所だけ薬剤を塗ることにより、髪の毛の傷みを抑えることができます。
頭のシルエットが綺麗になる
頭の形は人それぞれですが、正面から顔を見た際、骨格が出っ張って見えるのは、日本人の特徴とも言えるでしょう。また後頭部が絶壁になっている人もいるようです。縮毛の場合は、より悩むケースがあるでしょう。しかし縮毛矯正をすることで、頭の骨格のカバーになります。
見た目もすっきりきれいなヘアスタイルを望めます。また忙しい朝、ヘアセットの失敗によるストレスもおさえられます。自分の髪型に自信が持てるのも大きなメリットでしょう。また、絶壁な後頭部も縮毛矯正を行うとき、弱酸性の薬剤を用いることで、髪をふっくらさせて絶壁をカバーしてくれます。
セットやアレンジがしやすくなる
縮毛矯正しても朝など髪のセットは、うまくまとまらないのではないかと心配になるかもしれません。縮毛矯正で肩にふれるくらいのショートにすれば、この心配も解消できるでしょう。肩にふれるくらいの髪の長さでは、ヘアアイロンなどで内巻きにまとめることができます。
美容室では、後頭部のカットは、髪の内側部分は短めにします。そして外側は長めにカットします。ショートの場合、縮毛矯正を毛先だけにすることで髪への負担を軽減することができます。たとえ、ヘアアイロンを使用しても髪の毛の負担を抑えることができます。
ショートと縮毛矯正の相性【デメリット】
縮毛矯正をしている人が、ショートヘアにすることは「できない」と美容室によっては断られることがあるでしょう。でも縮毛矯正の技術は日進月歩、薬剤の改良や美容師の施術も向上して、ショートヘアの縮毛矯正が可能になっています。とはいえ、ショートヘアの縮毛矯正にはデメリットもあります。
そのため、ショートヘアと縮毛矯正の相性や、施術の際のメリットやデメリットを知っておくことが大切です。自分の髪質と矯正の相性があるので、施術をする前に担当してくれる美容師に注意点を確認することをおすすめします。
ツンツンした仕上がりになる
くせ毛が強い人にとって、毎朝の髪のセットは大変です。縮毛矯正で強いくせ毛は治まりますが、ショートヘアの施術には注意点もあります。しかし施術後は髪の毛のケアがしやすくなりセットする時のストレスがなくなります。
縮毛矯正してもショートヘアの場合はどうしても毛先がツンツンしがちです。また髪がぼわっと膨らむ印象になるなどのデメリットがあります。ツンツンした毛先は定期的に美容室へ行って、カットしてもらいましょう。また自分の髪質と相性の良いトリートメントを知ってヘアケアをおすすめします。
癖が早く出てきやすい
ショートカットで縮毛矯正してから、まだ1か月も経たないのに、縮れ毛に戻ってしまったという経験をした人もいるでしょう。美容室でしっかり相談したはずなのに、失敗したのではと心配になるかもしれません。
なぜ矯正したのにちぢれ毛に戻るのか、その原因は薬剤のリスクを考え、しっかりと矯正ができていなかったということです。髪質は個人差があるので、太さや硬さによっても施術効果がでないことがあります。施術や薬剤との相性があるので美容師さんとしっかり相談することをおすすめします。
寝癖が付きやすい
縮毛でショートヘアの場合、朝起きたら寝ぐせが出やすいので整える手間がかかります。髪の毛を濡らして、ヘアアイロンやドライヤーで癖がついてしまった箇所を直さなくてはいけません。しかし直しすぎてかえって髪の毛が整わなくなることも。
ショートヘアの縮毛矯正のデメリットは、寝ぐせが完全に解消されにくいことです。また縮毛矯正しても、長持ちしにくいことは想定する必要があります。また、絶えずヘアケアを行うことが大切です。縮毛矯正する時は、縮毛矯正を専門にしている美容室を選びましょう。
ショート×縮毛矯正のヘアケア&注意点
ショートヘアの縮毛矯正をを受けた際の注意点としては、その当日はシャンプーは控えるようにしましょう。せっかく縮毛矯正をしてもその日に髪を洗ってしまうことで、縮毛に戻ってしまうからです。就寝の際も、変なクセがつかないように気をつけましょう。
ショートヘアの縮毛矯正は、髪の毛を引っ張るようにして矯正しているため、髪質が傷みやすいデメリットがあります。縮毛矯正した後は、髪の毛のケアをすることが大切です。またリンス、コンディショナー、トリートメントを使って髪の毛を滑らかになるようにしましょう。
ドライヤーできちんと乾かす
ショートヘアの縮毛矯正をしたときは、髪の毛の乾かし方にも気をつけなければなりません。頭皮にまで指を入れて、ごしごし乾かすと、髪の毛の表面にあるキューティクルが失われてしまいます。髪の毛の根元に指を入れて空間を作り、そこへドライヤーの風を送り込むように乾かしましょう。
しっかり根元を乾かすことで、襟足も乾かすことができます。ドライヤーで乾かす時の注意点は他にもあります。シャンプーの後タオルで、ごしごし拭いてしまわないようにすること、そしてブラシなどで梳かさないことです。ドライヤーは常に頭の上から下に向けて同じ方向へかけましょう。
アイロンの温度と回数に注意
縮毛矯正してシャンプーあと、ヘアアイロンを使って乾かす方もいらっしゃるでしょう。注意点は、なんといっても温度調整です。高温になるので長時間髪にあてると、髪の毛のタンパク質成分が変化してしまいます。その結果、美容室でカラーリングや縮毛矯正が不可能になってしまうこともあります。
ヘアアイロンを使う時の注意点は、アイロンの温度管理です。縮毛矯正した時通常は180℃ですが、ショートの縮毛矯正では150℃から160℃に設定しましょう。アイロンをあてる時は、髪の毛を少量づつクリップで留め、ゆっくりと髪にあてましょう。
ショート×縮毛矯正のメリット・デメリットを理解しよう!
ショートヘアの縮毛矯正について調査しましたが、縮毛矯正は、ロングヘアだけでなく、ショートヘアでも施術が可能であることがわかりました。でも失敗するのではないかと不安も。ショートヘアの縮毛矯正にはメリットもデメリットもあります。
縮毛矯正により、ショートでもヘアスタイルのストレスを解消できるでしょう。ショートヘアの縮毛矯正で失敗しないためには、美容室できちんと相談することや、施術後自分でも髪の毛のケアを怠らないことが大切です。強いくせ毛の悩みを解消して楽しい毎日を過ごしましょう。