デパコスとはデパートコスメの略
女性であれば、一度は「デパコス」という言葉を聞いたことがあるでしょう。デパコスとはデパートコスメの略称で、デパートや百貨店などのコスメカウンターで購入することができる化粧品を指します。
有名なデパコスブランドには、シャネルやディオール、イヴサンローランといった海外ブランドやアナスイやPOLAなどの日本ブランドなど様々なものがありますが、デパコスの雰囲気にはやはり特別感があり、そのためデパコスとは女性にとって一種の憧れのようなものとも言えるでしょう。
そこで今回は、デパコスとはどのようなコスメなのか、メリットやデメリット、デパコスの上手な買い方だけでなく、プチプラコスメ(プチプライスコスメ)との違いや、デパコスとプチプラコスメの使い分けポイントなどについて解説していきます!
デパコスの価格帯は3,000円~数万円
デパートコスメとは、デパートや百貨店で購入することができるコスメなので、価格も高値になっています。ブランドやコスメの種類にもよりますが、一般的には3000円から、高ければ数万円するコスメもあります。
プチプラコスメやドラッグストアコスメと呼ばれるものとの大きな違いは、このような「価格帯」でしょう。プチプラコスメは1000円以下でも購入できるものもあります。しかし、デパコスにはプチプラコスメにはない、価格に見合ったメリットもありますし、メリットは見方を変えればデメリットともなります。
デパコスとは【メリット】
デパコスとは、高価格であるにも関わらず大変人気のあるコスメです。なぜなら、デパコスにはプチプラコスメ・ドラッグストアコスメにはないメリットがあるからです。そこでここでは、デパコスとは、そのメリットを3つ紹介します。1つ目は品質のよさ、2つ目はBAさんの存在、3つ目はデザインのこだわり・特別感です。
品質がよい
デパコスとは、そのメリットの1つ目は「品質のよさ」です。デパコスはその値段の高さでも知られていますが、その高価格の理由の1つが「品質が高い」ことにあります。
一般的にプチプラコスメでは季節に応じた商品よりも定番商品がメインとなっていますが、デパコスでは季節に応じた商品ラインナップが充実しています。これは、季節に応じてよりよいメイクをするために必要な成分を含んでいたり、その季節に合った色味・質感のあるコスメを販売しているからです。
このように、プチプラコスメよりもより品質の高いコスメでメイクをすることができるのがデパコスのメリットと言えます。
BAさんのアドバイスが聞ける
デパコスとは、そのメリットの2つ目は「BAさんのタッチアップやアドバイスを受けることができる」という点です。これはコスメカウンターのあるデパコスでなければ得られないメリットです。
BAというのはビューティーアドバイザーのことで、化粧や美容に関して知識のある美容部員さんです。BAさんのなかには、美容やメイクに関する専門学校を卒業している人もおり、また研修を経て美容やコスメ、メイクに関する様々な知識を持つ、いわば「メイクのプロ」といえる存在です。
BAさんからタッチアップしてもらうことができる
デパコスは、コスメカウンターに足を運ばなければ購入できませんが、その分、美容のプロと言えるBAさんからタッチアップ(コスメのお試し)をしてもらうこともできます。
BAさんはタッチアップをしながら、自分の肌やそのときの状態に合わせて、自分に合ったコスメを選んでくれたり、メイクやスキンケアの方法を教えてくれたりします。これは、デパコスならではの大きなメリットと言えるでしょう。
デザインにこだわり・特別感がある
デパコスとは、そのメリットの3つ目は「デザインのこだわり・特別感」です。デパコスのそれぞれのコスメのパッケージは、特にブランドイメージに沿ったこだわりがあるものばかりです。価格が高い分、パッケージにもこだわることができると言えるでしょう。
コスメとは女性のメイク道具であるだけではなく、メイクやコスメそのものを通じて気分を高揚させてくれるものでもあります。デパコスとは女性の一種の憧れとも言えますが、その理由の1つがこのパッケージのこだわりとそこにある特別感と言えるでしょう。
デパコスとは【デメリット】
このように、デパコスとは、その価格帯に見合ったメリットがたくさんありました。しかし、デパコスは完璧ではありません。もちろんデメリットも存在しています。安い買い物ではない分、メリット・デメリットを正しく理解した上で、上手にデパコスを購入したいものです。
そこでここでは、デパコスとは、そのデメリットを「価格が高い」「自己満足になりやすい」「肌に合わない可能性がある」という3点からお伝えしていきます。
価格が高い
デパコスとは、その最も大きなデメリットは、「価格が高い」ことでしょう。デパコスは、安くても3000円、高ければ数万円するコスメもあります。これは、安ければ数百円から購入することができるプチプラコスメ・ドラッグストアコスメとの大きな違いと言えます。
デパコスで購入できる商品も様々で、ベースメイクやポイントメイクはもちろん、化粧水などの基礎化粧品やコンタクトレンズなど、幅広いラインナップがあります。
自分がどのような商品を購入していきたいのかにもよりますが、なかには「化粧水などの基礎化粧品をデパコスで揃えたい」という人もいるでしょう。特に基礎化粧品は毎日欠かさず使うものなので、消費スピードも必然的に高くなります。
使い続けることが簡単ではないこともある
同じブランドで一式コスメを購入すると、かなりの金額がかかります。そのため、まだ学生であったりなど経済状況によっては、続けて購入することが難しいこともあります。
特に基礎化粧品などは毎日使うものだからこそ、購入頻度も高くなりやすいコスメです。購入頻度の高いコスメをデパコスブランドで購入する場合、どうしても出費はかさみがちになります。そのため、自分の経済状況に合わせてデパコスとプチプラコスメと上手に併用するとよいでしょう。
自己満足になりがち
デパコスとは、もう1つのデメリットは「自己満足になりやすい」という点です。デパコスはデパートや百貨店でなければ購入することができず、またコスメカウンターでBAさんが自分のために色々な商品からコスメを選んでくれる特別感があります。もちろんパッケージにもこだわりがあり、持っているだけで非常に気分が高揚します。
しかしその分、「買って満足」ともなりがちです。購入することで満足するのではなく、しっかり使うことが重要です。コスメにも「消費期限」があると言われているので、「結局使わずに捨てることになってしまった」とならないように注意しましょう。
BAさんのテクニックやコスメカウンターの雰囲気に流されない
また、BAさんがタッチアップしてくれた時と自分でメイクする時では印象が変わることもあります。タッチアップはそのブランドのコスメを一式使ってメイクをしてもらうことが多いですが、自分でメイクするときは手持ちのものと併せて使うことになります。
そのため、自宅で見ると「似合わないかも」ということも起こることがあります。そのときの雰囲気やパッケージに満足しないように、デパコスを選ぶ際には着飾らずに、いつもの服装・いつものメイクをしていくことで、BAさんにタッチアップしてもらうことが大切です。
デパコスが肌に合わない場合もある
デパコスとは、そのデメリットの3つ目は「デパコスが肌に合わないことがある」という点です。このデメリットは、デパコスに限らず、プチプラコスメ・ドラッグストアコスメにも共通するものです。しかし、デパコスはその値段が高い分、肌に合わなかったときに「もったいない!」という気持ちになりがちです。
デパコスだからこそ、肌に合わないことがある
なかには、デパコスの方が肌に合わないということもあるようです。これは、デパコスの方が成分がより高くなっているためであるとか、海外製品に近いからとか、様々な理由があるようです。なんにせよ、サンプルなどを通して、自分の肌に合っているものを選ぶようにしましょう。
デパコスとは【買いに行く準備】
ここまで、デパコスとは、そのメリットとデメリットについて見てきました。デパコスは、デパートや百貨店のコスメカウンターで購入することができる点がメリットでもあり、デメリットでもありました。
特に初めてデパコスを購入したいと思うと、BAさんがいるコスメカウンターでどのように購入したらよいのか、悩むものです。そこでここでは、デパコスとは、買いに行くための気になるポイントを整理していきます。
コスメカウンターにはいつも通りの姿がおすすめ
デパコス選びの重要ポイントを簡単に言えば、普段通りの姿で買いに行くことが一番です。いつも通りの姿でコスメカウンターに行くことで、BAさんも、より自分に適したメイクを選んでくれたり、メイクの仕方を教えてくれたりします。
また、実際にBAさんにタッチアップをしてもらっても、気に入るかどうかはわからないものです。「タッチアップしてもらったのに買わないのは申し訳ない…」という気持ちになりがちです。しかし、コスメのタッチアップは洋服の試着と同じだと考えましょう。タッチアップだけでもOKです。
すっぴんでなくともOK
デパコスを買いに行くときに気になるのが、「タッチアップをしてもらうならすっぴんの方がよいのか?」ということでしょう。これは、すっぴんでなくても大丈夫です。
メイクをした状態でデパコスを買いに行き、コスメカウンターでBAさんにタッチアップしてもらう場合は、BAさんが一度クレンジングでメイクオフをしてくれるので安心です。
通常メイクも踏まえてBAさんにタッチアップ・アドバイスしてもらう
むしろ、すっぴんではなくいつも通りのメイクをしていった方が、BAさんもより自分に合ったコスメやメイク方法を教えてくれます。
そのデパコスブランドのコスメを一式で購入するのでないならば、自分が持っているコスメと一緒に使うことになります。手持ちのアイテムとの相性を踏まえてBAさんにコスメを選んでもらう方が、よりよいメイクにつながると言えます。
服装は普段着でOK
また服装ですが、これもいつも通りをおすすめします。普段通りのメイクをしていくことで、自分に合ったメイクをしてもらえるように、普段通りの服装を知ってもらうことで、いつもの自分の雰囲気に合ったコスメを選んでもらうことができます。
デパートや百貨店のコスメカウンターに行くとなると、つい意気込んでしまいがちですが、気合いを入れたファッションよりも、いつも通りの自分がわかる服装・髪型で買いに行く方が、満足度の高い買い物ができるでしょう。
タッチアップだけでもOK
コスメを無料で試すことができる「タッチアップ」ですが、高価なデパコスを無料で試すことができるからこそ、「購入しなければならないのでは」と気がひけてしまう人も多いでしょう。
しかし、タッチアップとはいわば「洋服の試着」と同じです。洋服を試着したからといって絶対に購入しなければならないというわけではないのと同じで、タッチアップしたから必ずそのコスメを購入しなければならないというものでもありません。
事前に「購入するか迷っています」と伝える
それでも、「無料でデパコスをタッチアップしてもらっておいて、購入しないとは言いにくい」という人もいるでしょう。このような人におすすめするのは、タッチアップする前に、BAさんに「今日、購入するか迷っています」と事前に伝えることです。
BAさんとしても、こちらが迷っていることを知っていた方が接しやすいものです。もし購入するにあたって、どんなコスメが欲しいのかや、いくらくらいで購入したいのか、悩んでいる点があるならば、タッチアップの前にその悩みを伝えておくのもよいでしょう。
無理やり購入させられることはない
BAさんも押し売りをしたいわけではありません。「タッチアップしたら、BAさんに押し売りされるのでは」と心配する人も少なくないようですが、実際はお客様に合ったコスメがあればついおすすめしたくなってしまうものです。
そのため、タッチアップをすればBAさんから自分が気になるコスメ以外にもおすすめされますが、本当に購入したいと思ったものだけを選べば大丈夫です。
デパコスとは【上手に買うコツ】
デパコスとは、やはり高価なコスメなので、できれば上手に購入したいものです。そこでここからは、デパコスとは、上手に買うコツを解説していきます。
デパコスを購入する際に注意するポイントは、①コスメカウンターに行くこと、②相性のいいBAさんを探すことです。
コスメカウンターに行く
デパコスとは、上手に買うコツの1つ目は「実際にコスメカウンターに行くこと」です。コスメ購入で多い失敗は、「色味が合わなかった」「肌ざわりなどの質感が合わなかった」といった、試すことができないことによる失敗です。
コスメは色味や質感が合わなければ使うことをためらってしまい、「結局大して使わずに捨ててしまった」ということにもなりかねません。そこで、コスメカウンターでBAさんからタッチアップをしてもらい、色味や質感をしっかり確認することが失敗しないデパコス選びには重要です。
平日の午前中がおすすめ
このように、デパコスを上手に購入するにはコスメカウンターでのBAさんからのタッチアップが欠かせませんが、初めてのコスメカウンター・タッチアップには緊張がつきものです。また、たくさんの人がいる中でタッチアップをしたり、ほかの人がいることでゆっくりコスメを選べなかったりすることに抵抗を感じる人もいるでしょう。
そこでおすすめするのが、平日の午前中にコスメカウンターに行くことです。平日の午前中であれば、買い物客も少なく、BAさんからゆっくりタッチアップをしてもらうことができます。ほかの人を気にせずに、しっかりコスメを選ぶことができます。
相性のいいBAさんを探す
実際にコスメカウンターに行き、タッチアップをしてもらう際に重要になるのが「BAさん」です。相性のいいBAさんからタッチアップしてもらうことが、デパコスの上手な購入には欠かせません。
相性の良さは、言い換えれば「話しやすさ」です。普段抱えているメイクの悩みや肌の悩みをしっかりBAさんと共有することで、自分により合ったコスメやメイクをBAさんから教えてもらうことができます。
コスメを断りたいときは?
タッチアップをしてもらう場合、ベースメイクからそのブランドコスメを一式使ってタッチアップしてもらうことがほとんででしょう。この場合、すべてのコスメを購入すると非常に高額な買い物になってしまうこともあります。
そのため、いろいろなコスメを勧められた場合は、「これとこれだけください」と伝えて本当に欲しいものだけを伝えたり、「もうちょっと考えてみます」とやんわり断れば問題ありません。
また、タッチアップしてもらう前に、購入するかどうかを迷っていることや予算などをBAさんに伝えておくと、断る理由を伝えやすくなります。
コスメの試供品・サンプルのもらい方
なかには、何度かそのコスメを使ってじっくり選びたいという人もいるでしょう。このような場合、コスメの試供品やサンプルがもらえたら嬉しいものです。ですが、「なかなか自分からは頼みにくい」という人も少なくありません。
コスメの試供品やサンプルをもらうには、まずBAさんに相談するようにしましょう。どのようなコスメが欲しいのか、またしっかり試した上で購入したいことを伝えると、そのコスメのサンプルをもらいやすくなります。
デパコスとは【何歳から使い始めるか?】
デパコスは、ある程度の値段のするコスメなので、購入するのにはちょっとした勇気が必要かもしれません。ですが、その高級感や特別感に憧れを持っている女性も少なくないでしょう。
そこで気になるのが、どのような人がデパコスを使っているのか、デパコスを使い始めたのは何歳からなのか、学生でもデパコスを使ってよいのか、といったことでしょう。
デパコスを使っている人は独身の人や子育てが落ち着いた人が多い
デパコスはもちろん品質がよいコスメばかりですが、その分値段も高くなります。そのため、学生さんや結婚していて自由にお金が使えなかったり、子育てしていてお金に余裕がなかったりすると、なかなか購入できないことが多いようです。
ただし、こういった人が全員デパコスを使っていないということではありません。なかには、アルバイトで貯めたお金を使ってデパコスを購入している高校生や大学生もいます。
20歳前後でデパコスデビューの人が多い
では実際にデパコスを初めて使った「デパコスデビュー」は何歳くらいなのでしょうか。多くは、アルバイトをしやすい大学生や社会人になってからなど、お金に余裕が出てきたタイミングやお金を貯めて自分のご褒美としてデパコスデビューをする人が多いようです。
なかには、高校生でプレゼントされたり、おさがりをもらったりしたことがデパコスデビューとなった人もいるようです。自分で購入するならば、ある程度の値段がするものなので、周りに流されずに自分が「欲しい」と思ったタイミングでデパコスデビューしましょう。
デパコスとは【プチプラコスメとの違い】
ここまで、デパコスとは、その特徴やメリット・デメリット、購入する際の注意点を見てきました。ここまで、デパコスとの違いを比べる上で出てきたもう1つのコスメが「プチプラコスメ」です。
プチプラコスメとは、プチプライスコスメの略称で、簡単に言えば「手軽な値段で購入できるコスメ」のことを指します。デパコスと対になるコスメで、様々な点で違いがあります。
そこでここでは、プチプラコスメの特徴やメリット・デメリットを解説しながら、デパコスとの違いを見ていきます。
プチプラの特徴とは
プチプラコスメの最大の特徴はその価格帯でしょう。デパコスの半額以下で購入することができるのがプチプラコスメですが、これはデパコスとの大きな違いでもあります。
また、プチプラコスメは、デパートや百貨店のコスメカウンターではなく、ドラッグストアやバラエティショップといった場所で購入することができるので、デパコスよりも気軽に購入することができるという点がデパコスとの違いとも言えるでしょう。
プチプラの代表ブランド
プチプラコスメの代表ブランドには様々なものがあります。代表的なブランドでは、フェイスパウダーやアイシャドウで人気の高い「キャンメイク」や、花嫁リップで有名になった「オペラ」、おしゃれなパッケージでも人気の高い「フローフシ」などが挙げられます。
このほかにも、セザンヌやケイト、マジョリカマジョルカなど一度は耳にしたことがあるブランドがたくさんあります。中学生や高校生、大学生で初めてメイクをするときに使うことが多いメイクブランドと言えるでしょう。
プチプラの価格帯は300円~2,000円
デパコスとの最も大きな違いは、プチプラコスメの価格帯です。デパコスは安くても3000円程度はかかるコスメでしたが、プチプラコスメは安ければ数百円で購入することができます。価格が安い分、気軽に購入することができるのは、プチプラコスメの大きなメリットでしょう。
継続的に使うものにはプチプラブランドは最適
プチプラコスメは、高くても2000円程度と、比較的気軽に購入できる点が大きな魅力と言えます。また、ひとつのブランドでコスメを一式購入しても、デパコスで一式そろえるほどの価格にはなりません。継続的に使う際にも経済的負担が比較的軽く済むのがプチプラコスメのメリットでしょう。
プチプラの売り場はドラックストアなど
プチプラコスメとデパコスの違いのもう1つが、購入できる場所です。デパコスとは違い、プチプラコスメはドラッグストアやPLAZA、LOFT、東急ハンズといったバラエティショップで購入することができます。
デパコスのように、BAさんにタッチアップしてもらうことはできませんが、誰かに気兼ねすることなく購入できるのは、人によっては嬉しいポイントでしょう。
プチプラのメリット・デメリット、デパコスとの違いまとめ
見てきたように、プチプラコスメとデパコスとでは大きな違いがいくつかありました。この違いは、プチプラコスメのメリットでもありデメリットでもあります。
プチプラコスメのメリットは、①価格帯が低いこと、②ドラッグストアやバラエティショップで購入できることです。そのためデパコスよりも気軽に購入することができます。
一方で、プチプラコスメのデメリットとしては、①低価格なので使い捨てになってしまうこともあること、②プロのアドバイスがないので自分に合ったコスメを選ぶのが難しいこと、という点が挙げられます。
プチプラとデパコスの特徴を上手に活用することが大切
このように、プチプラコスメとデパコスでは、様々な点で違いがあります。プチプラコスメとデパコスのメリット・デメリットは一長一短なので、それぞれの特徴をよく理解して活用することが重要と言えます。プチプラコスメとデパコスのどっちがよいのか、わからないことや不安なことは、コスメカウンターのBAさんに相談してみるとよいでしょう。
デパコスとは【プチプラコスメとの使い分けのコツ】
デパコスは価格帯が高いので、気軽に購入することが難しいコスメです。そのため、プチプラコスメの上手に併用していくことで、よりよいメイクをすることが可能になります。
そこでここでは、デパコスとは、プチプラコスメとの使い分けのコツを詳しく解説していきます。使い分けのポイントは、ベースメイクとポイントメイクです。
ベースメイクはデパコスがおすすめ
デパコスはその価格の高さの理由である「成分の濃さ」がメリットです。そのため、肌により直接触れる化粧下地やファンデーション、フェイスパウダーといったベースメイク、また基礎化粧品はデパコスがおすすめです。
もちろん、デパコスの「成分が濃い」ことがデメリットとして表れてしまって、「肌に合わない」といったことも起こる可能性があります。合わないと感じたときは、無理せず使用を中止するようにしましょう。
ポイントメイクはプチプラコスメがおすすめ
ベースメイクはデパコスを使いつつ、アイシャドウや口紅・リップといった季節性の強いポイントメイクはプチプラコスメがおすすめです。プチプラコスメは低価格で購入することができるので、気軽に購入して、様々な色味をその時の気分に合わせて変えることができます。
ケチらず使いたいものもプチプラがおすすめ
また、「化粧水やシートマスクなどの基礎化粧品はもったいぶらずに使いたい」という人も、プチプラブランドがおすすめです。価格が高いと「もったいない」と思ってしまうこともあるので、そういったことを気にせずに使いたいという場合にプチプラブランドを活用する人も少なくありません。
プチプラブランドも品質が良くなっている
以前に比べると、プチプラブランドの品質もどんどん良くなっています。肌質は季節や年齢によってもどんどん変わるので、低価格で自分に合ったものを色々と試すことができるプチプラブランドも、活用の仕方次第では、女性の強い味方となってくれるでしょう。
プチプラコスメとデパコスの違いやそれぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った使い方を選ぶようにしましょう。
デパコスとは【おすすめブランド】
ここでは、デパコスとは、おすすめブランドを紹介していきます。デパコスにも様々なブランドがあります。大きく分けると「海外発のデパコス」と「日本初のデパコス」があります。
今回紹介するおすすめブランドは、海外発ブランドの「M・A・C(マック)」と、日本発ブランドの「LUNASOL(ルナソル)」「PAUL&JOE(ポールアンドジョー)」「ダズショップ」です。
M・A・C(マック)
M・A・C(マック)は日本でも有名な海外発のデパコスです。M・A・C(マック)は「多様性と個性」を重視しているため、様々な年齢・人種・性別の人々へ向けたコスメと言えるでしょう。
このように、年齢や人種を問わないコスメを目指しているM・A・C(マック)だからこそ、世界105ヶ国以上で販売されており、毎年50以上のコレクションを発表することでも有名です。
LUNASOL(ルナソル)
LUNASOL(ルナソル)は、日本の化粧品ブランド「カネボウ」の中の1ブランドです。「浄化メイク」を合言葉に、「上質な女」になれるコスメがLUNASOL(ルナソル)です。
LUNASOL(ルナソル)はおなじみのカネボウのブランドなので、コスメに配合されている成分も安心です。ベースメイクはもちろんポイントメイクも、基礎化粧品もそろっています。
PAUL&JOE ポールアンドジョー
PAUL&JOE(ポールアンドジョー)はなんといっても、パッケージが非常にかわいらしいのが特徴です。ネコのモチーフでも有名なデパコスです。
PUAL&JOE(ポールアンドジョー)はパリ生まれのデザイナー・ソフィー・メシャリーが生み出しており、「人生を徹底的に楽しむ」「パリジェンヌのライフスタイルを提案する」ことをコンセプトとしています。
PAUL&JOE(ポールアンドジョー)は、M・A・C(マック)やLUNASOL(ルナソル)とは違い、非常にかわいらしいパッケージがほかのデパコスブランドとの大きな違いとなっています。そのため、ついパッケージ買いしてしまう人も少なくないでしょう。
ダズショップ
DAZZSHOP(ダズショップ)は「瞳からメイクアップする」ことをコンセプトにしているデパコスです・コンタクトレンズを取り扱う点がほかのデパコスブランドとの違いです。
1日使い捨てや1か月交換のカラーコンタクトを扱っています。カラーコンタクトは、メイクの印象を大きく変えるので、こういったデパコスブランドから出ているものを活用するもの、メイクの上ではポイントとなります。
デパコスとはデパートでアドバイス聞きながら買えるコスメ
今回は、デパコスとは、その特徴やメリット・デメリット、プチプラコスメとの違いや使い分けのポイントを見てきました。デパコスは確かに価格帯が高価ではありますが、その分のメリットもたくさんあります。一方で、メリットは見方を変えればデメリットにもなります。
デパコスのメリット・デメリット、プチプラコスメとの違いを理解して、自分に合ったメイクをしていきましょう!