縮毛矯正で作るおすすめの髪型を徹底解説!
「縮毛矯正」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。癖毛で髪型に困っている方に縮毛矯正はおすすめで、髪型をキレイに整えるのにとてもおすすめです。この記事では縮毛矯正とはどんなものなのかや、縮毛矯正に人気の髪型についてご紹介します。
日本人は癖毛が多いと言われています。「癖毛を解消したい」「日中外出しても崩れない髪型をキープしたい」「髪にボリュームを持たせたい」という方は、一度縮毛矯正に挑戦してみてはいかがでしょうか。ショートとミディアム、ロングに分けて髪型をご紹介します。
縮毛矯正とは?
縮毛矯正とは一体どんなものなのでしょうか。まずは縮毛矯正についてご紹介します。縮毛矯正は普段の生活ではあまり聞く機会のない言葉ですし、「矯正」と聞くと何か大掛かりな手術でもするんじゃないかとイメージしてしまうかもしれませんがそんなことはありません。
歯の矯正みたいになにか器具を付けて固定したり、手術をするようなことはありません。使うのは専用の薬剤とアイロンだけなので美容院で行うことが出来ます。
縮毛矯正の特徴
縮毛矯正とは、強い癖の髪や縮れた髪を直毛に治す技術のことを指します。ショートヘアやボブやストレートヘアーにしたいけれど髪の癖が強くて出来ない、という方にはおすすめの方法です。
ワックスやケープ等のアイテムとは違い、一度縮毛矯正すると半永久的に直毛の状態が続くので、元の癖毛に戻るような心配はありません。しかし縮毛矯正は薬剤と熱を加えて矯正を行うので、髪へのダメージが残ってしまう点には注意しておかなければなりません。
縮毛矯正は部分的に行うことも出来るので、全体だけでなく顔周りや前髪だけという方法もあるので、どうするかは美容院で相談しながら決めるのが良いでしょう。
縮毛矯正のかけ方
縮毛矯正のかけ方は、薬剤とアイロンを用います。専門技術なので必ず美容院で行うようにしましょう。仕組みとしては、まず薬剤で髪の結合を緩くして、髪を柔らかくすることから始まります。
その後アイロンで熱を加えながら真っすぐに伸ばしていき、その後に今度は髪を結合する薬剤を入れて髪を直毛の状態でキープ出来るようにします。これで縮毛矯正が完成します。
縮毛矯正は通常のカットやパーマよりも値段が高い傾向があります。安い所なら6,000円程で出来、高い所では20,000円以上する美容院もあります。平均では15,000円程度だと思っておきましょう。
ストレートパーマとの違い
縮毛矯正は癖毛を直毛に矯正するものだということが分かりました。では、髪型をストレートパーマをあてるのとでは一体どんな違いがあるのでしょうか。ストレートパーマはパーマ技術によって髪をストレートにする技術のことです。
縮毛矯正とどんな違いがあるのかというと、「髪へのダメージが少ない」「強い癖毛には対応出来ない」「値段が安い」という点が挙げられます。
ストレートパーマはパーマ技術で直毛にする分、薬剤を使う縮毛矯正よりもダメージが少ないのが特徴です。しかし、髪型の癖が強い場合はストレートパーマをあてても直毛に出来ない場合があり、そのような場合は縮毛矯正をする必要が出てきます。
また、ストレートパーマは縮毛矯正よりもかかる時間と値段が少なく済みます。予算はカットを含めて10,000円前後が相場です。
直毛にしたい時に選ぶ目安としては、髪の癖が比較的軽く、髪へのダメージが気になるという方はストレートパーマにして、髪の癖が強くてストレートパーマでは直毛に出来ないという場合は縮毛矯正にするのがおすすめです。
自分がどちら向けなのかは一度美容院に行って相談するのがよいでしょう。希望の髪型と予算、髪質等を詳しく伝えればより希望に沿った形の髪型にしてくれることでしょう。
ショート・ボブにおすすめの縮毛矯正の人気の髪型
縮毛矯正をする時とは、自分がなってみたい、してみたい髪型があるということです。ひと昔前では、縮毛矯正みよってかなえられる髪型というのは選択肢が少なく、あまり人気がありませんでした。
しかし、最近では縮毛矯正に使う薬剤やアイロン技術も進化しており、強い癖毛の人でも様々な髪型を楽しめるようになってきました。ここではまず、ショートヘア、
ボブ等の短い髪型の方が縮毛矯正する場合に人気の髪型をご紹介します。
髪が短めの方が縮毛矯正する時の悩みといえば、「縮毛矯正した時の不自然なハリ感」です。それを避けるにはいかに自然な仕上がりにするか、がポイントとなってきます。
髪型①ナチュラルボブ
短い髪型の縮毛矯正では、部分的に縮毛矯正をかけることで不自然感をなくし自然な仕上がりにすることが出来ます。あまりにも癖が強いと難しい場合もありますが、部分的に縮毛矯正をかけることによってボリューム感とナチュラル感を残した髪型にすることが出来ます。
そんな中でも「ナチュラルボブ」の髪型は朝のセットが簡単でショートヘアの中でも人気があります。根本の部分的な縮毛矯正と毛先デジタルパーマの合わせ技で、髪の癖が強い方でもふんわりナチュラルなボブに仕上げることが出来るようになります。
実際に朝セットをする際は寝ぐせ部分を濡らして乾かし、トリートメントとワックスで調整してあげるだけでセットが出来ます。ストレートアイロンをかけてあげることでふんわり感が更にアップします。
髪型②ミニマムボブ
髪の量が多い癖毛の方がショートヘアに挑戦したい場合はミニマムボブがおすすめです。ミニマムボブならショートでも毛量の多さを気にせずにスッキリとしたシルエットになるので、ボリューム感が気になる方でも安心出来る仕上がりになります。
髪の癖が強い場合は根本に縮毛矯正をかけて、毛先はストレートアイロンで丸みをつけることで仕上げることが出来ます。癖が弱い方であれば縮毛矯正をしなくてもストパーカールで髪型を作ることが出来ます。
ショートのミニマムボブは毛量が多くて髪が乱れやすい方の強い味方です。見た目もスッキリするので縮毛矯正をする以前とは違った印象のショートヘアにすることが出来ます。
髪型③フェミニンボブ
ショートヘアのフェミニンボブは他のボブよりも長めの髪型になりますが、髪が伸びてきても癖が目立ちにくいのが魅力です。縮毛矯正は髪を半永久的に直毛にすることが出来ますが、新しく伸びてきた髪型には対応出来ません。
なので直毛をキープし続けるなら目安として半年に一回のペースで縮毛矯正をかける必要があります。フェミニンボブは髪が多少伸びてきても髪型が崩れる心配がなく、お手入れが簡単なので初心者の方におすすめの髪型です。
フェミニンボブは重めのボブなので、髪の色によっては暗い印象になってしまいます。なのでカラーを入れる際は少し明るめの色にするのがおすすめです。癖毛が目立たないように暗めの色にする方は多いですが、縮毛矯正をすれば安心してカラーを入れられます。
ミディアムにおすすめの縮毛矯正の人気の髪型
ミディアムヘアは縮毛矯正の影響をとても受けやすく直毛の持ちが良いのが特徴です。その分全体にかけると不自然なハリが目立ちやすくなってしまいやすいので、ミディアムでも縮毛矯正は部分的にかけるのが自然な仕上がりになっておすすめです。
ここではミディアムヘアにおすすめの縮毛矯正の人気の髪型をご紹介します。ミディアムヘアは縮毛矯正をかける部分やカットの仕方、アイロンの掛け方で大きくイメージが変わる髪型です。
髪型①ヘルシーミディアム
センターパートで分けた前髪とサラッとした直毛が爽やかな雰囲気を演出してくれるヘルシーミディアムは、ミディアムヘアの直毛の王道とも呼べる人気ヘアスタイルです。明るめのカラーを入れてカジュアルながらも大人な印象を与えることが出来ます。
髪の癖が強いなら縮毛矯正を行いますが、癖が弱いならストパーカールでもオーケーです。髪の量や髪質によってもチョイスが変わってくるので、美容師の方と相談しながら決めていきましょう。
毛先をハネさせずにキレイに収めたいという方は、髪の長さを肩に当たらないか、鎖骨より下にくるようにカットしてもらうのがおすすめです。
髪型②暗髪ミディアム
ミディアムヘアの縮毛矯正では、長く持たせるなら重めの髪型にするのがおすすめです。縮毛矯正は新しく生えてきた髪には適用されないのでショートヘアだとしばらくするとまた癖毛に戻ってきてしまいます。
縮毛矯正を長く持たせたい方には暗髪ミディアムが人気でおすすめです。暗髪カラーなら、重めの髪型でも重すぎない上品な印象を与えることが出来、ツヤ感も強調出来るので社会人で明るめのカラーを入れられないという方に人気の髪型です。
また、明るめのカラーと縮毛矯正を合わせた髪型は、マメにセットしてあげないと新しく髪が伸びてくると癖毛で髪型がセットし辛くなる上に色が落ちてプリンになってしまいます。
暗髪ミディアムであればそんな癖毛の再発やプリンを気にせずに長く髪型を保っていられるので、毎日マメにセットをするのが面倒、という方にもおすすめの髪型です。美容院に行く回数も減るのでコスパも良いとも言えるでしょう。
髪型③ナチュラルミディアム
ミディアムヘアで抜け感のあるかわいらしい髪型にするならナチュラルミディアムの髪型がおすすめです。こちらの髪型は髪の癖が弱い方ならパーマをあてるだけでも作ることが出来ます。
もちろん癖が強い方でも部分的な縮毛矯正をかけることで不自然ではないナチュラルな仕上がりに出来ますが、一度美容師の方と相談して決めるのが良いでしょう。
カラーもナチュラルブラウン等の明るすぎないカラーを入れることによってナチュラル感を演出することが出来ます。
ナチュラルミディアムの髪型は朝のセットも簡単で人気があります。ストパーカールで毛先に丸みをつけるだけで可愛くセット出来るので、時間のない方にもおすすめです。
ミディアムヘアはぴっちりさせるのではなく軽くふんわりさせるようにした方が髪型のバランスが取りやすいです。髪質や髪の量、輪郭によってどこにボリューム感を持たせるポイントや、必要な技術が変わってくるので縮毛矯正も前に美容師の方に相談しておきましょう。
ロングにおすすめの縮毛矯正の人気の髪型
縮毛矯正の悩みである新しく伸びてきた髪による根本の癖も、ロングヘアであれば気になりにくくなるのが魅力です。縮毛矯正は髪にダメージを与えてしまうので、出来れば頻度を減らしたいものです。そんな時はロングヘアがおすすめです。
ここではロングヘアにおすすめの縮毛矯正の人気の髪型をご紹介します。ロングヘアの方は髪型がマンネリ化しやすく、特に癖の強い方だとハネや枝毛等、毎日のセットも大変で悩みが多いのが特徴です。
そんな方でも縮毛矯正をかけてサラサラ直毛ヘアにすることで一気にその悩みを解消すること出来、見た目の印象もガラッと変わるので、髪の悩みが多いという癖毛の方にも縮毛矯正はとてもおすすめです。
また、縮毛矯正で気になる髪へのダメージですがショートと違い、セミロング、ロングの髪型だと髪の自重で引っ張られて新しく伸びてきた髪による癖が気になりにくいため、縮毛矯正を行う回数が他の髪型よりも少なく済み、ダメージを少なく抑えることが出来ます。
女性の髪は繊細なので、ダメージレスも一緒に意識して髪型を決めるのが大切です。きちんと計画的に行えば、いつまでも綺麗な髪をキープすることが出来ます。
行きつけの美容室で自分の髪質や髪の量、したい髪型等を美容師の方とこまめに相談してベストな髪型にするようにしましょう。
髪型①クラシカルロング
大人らしい色っぽさや艶やかさを出したいならばクラシカルロングの縮毛矯正が人気です。このクラシカルロングの髪型は髪の量が多い方に特におすすめで、何故おすすめなのかというと、毛の量が多くて分厚く見えがちになっても縦長のシルエットで気になりにくいからです。
シンプルでセットは楽な髪型ですが、その分毎日のケアは欠かさないようにするのが大切です。縮毛矯正でサラサラの直毛になったとしても髪自体が痛んでしまうとせっかくの直毛もゴワゴワになってしまいます。
クラシカルロングは癖の強い人から弱い人まで楽しめる髪型です。癖が弱い髪質ならパーマとあてるだけでも十分にサラサラな髪に出来ます。癖が強い方でも一度縮毛矯正をすれば髪の自重で直毛の持続期間が長く、美容院に行く回数も少なくて済みます。
毎日の髪のケアは必要になってはきますがセットも簡単なので、毎朝髪をセットする時間が無い忙しい社会人の方にもおすすめの髪型です。
それでもいつもとちょっと変化をつけるなら顔周りのカットラインを変えたりカラーチェンジしてみるだけでもガラッとイメージが変わっておすすめです。
髪型②エアリーロング
ふんわり感のあるエアリーロングの髪型はロングの髪型の中でもマンネリ化してきたという方におすすめの髪型です。髪の癖の強い弱いにかかわらず可能なので、思い切って挑戦してみるのもよいでしょう。
通常のロングの髪型よりも顔周りとトップに段差がついているので少し軽めの印象に仕上がるのが人気のポイントで、根本の癖が少し残りやすいですがストレートかブローで毛先から中間までを丸みがつくようにしてあげればさほど気になりません。
この髪型はカット技術がおしゃれのポイントなので、自分でカットするよりもいきつけの信頼出来る美容師の方にカットをしてもらうのがおすすめです。レイヤーをよく見せるためにもカラーは少し明るめに入れておいた方が良く映えます。
前髪に変化をつけたナチュラルな仕上がりのロングヘアにするならエアリーロングがおしゃれ度が高くおすすめです。毛先のダメージが少ないならデジタルパーマをあててカーブをつけるのもよいでしょう。
髪型③ラブロング
暗めのカラーでも女の子らしい可愛げのあるロングヘアにするならラブロングがおすすめです。黒髪の清楚な雰囲気を持つ正統派のラブロングはバング、つまり前髪を厚めにしてあげるのが大事なポイントです。
ロングヘアの厚めバングは顔型に関わらず合わせられるのでヘアスタイルに悩んでいる方の味方とも言える髪型です。通常は髪の癖が強いとバングが崩れやすいですが部分的に縮毛矯正をすれば長持ちさせることが出来ます。
また、暗めのカラーは髪の癖がハッキリ見えづらいので少し雑になっても大丈夫なのもポイントです。もちろん縮毛矯正するならダメージケアはしっかりさせないといけませんが、一度セットすれば崩れにくいので楽ちんです。
毛先にストパーカールかストレートアイロンで丸みを持たせると更に可愛くおしゃれにすることが出来ます。可愛いロングの髪型を目指すならラブロングがイチオシです。
縮毛矯正をかける時に大切なこととは?
ひと昔前と違い、現在では縮毛矯正に使う薬剤の種類も縮毛矯正の技術のバリエーションも増えてきています。髪へのダメージが気になる縮毛矯正も今ややり方次第でダメージレスに抑えることが可能なのです。
しかしそれでも縮毛矯正を行う場合は自分の髪質や毛の量、ダメージ量等、把握しておかなければならないことがたくさんあります。なので縮毛矯正を行う場合、専門も美容師の方に相談をして方針を決めるのが一般的です。
ここでは縮毛矯正をかける時に把握しておくべき大切なポイントについてご紹介します。髪質改善が出来たり、ナチュラルなストレートヘアに出来る等便利ですが、キレイに縮毛矯正をかけるならこれからご紹介するポイントを念頭にいれておきましょう。
毛髪診断
美容室で美容師の方に頼んだり、縮毛矯正やブリーチを入れる場合、毛髪診断をしてもらう場合があります。これは髪の健康診断とも言われるもので、本人の髪質や過去にかけたパーマやブリーチ、縮毛矯正等をチェックシート形式で記入してもらいます。
実は髪の癖というのにも種類があり、どんな癖があるのかによって縮毛矯正に使用する薬剤が変わってくるので髪の質やダメージの有無を美容師側に把握してもらうのはとても大切なのです。縮毛矯正を失敗に終わらせないためにも毛髪診断を行ってもらいましょう。
毛髪診断は現在の髪型や髪の長さ、過去の施術履歴によって遡る年数が変わってきます。大体は過去1年分の施術履歴を聞かれますが、ロングヘアの場合はもっと長くなる場合もあります。
カット
縮毛矯正でキレイな直毛に出来ても、カットが上手くなければ理想の髪型は手に入りません。特に、ナチュラルな髪型を目指すのであれば、縮毛矯正をかける前にカットをしておくのが大切で、ここでの技術力が仕上がりをかなり左右します。
ショートでもロングでも縮毛矯正をかける場合は、自分が信頼している、もしくはよく担当してもらっていて自分の髪質を熟知している美容師の方にお願いしてもらうのがおすすめです。
ボブやショートヘアの髪型は特にカットの技術力がハッキリとします。ナチュラルヘアらしいふんわり感と毛先の自然な丸みを実現するのはプロの技術が必要です。
栄養補給
美容室にいって縮毛矯正をかけてもらってもそこで終わりにしてはいけません。縮毛矯正は髪にダメージを与えてしまうのでその後の毎日のケアがとても重要になってきます。
美容室での縮毛矯正では、基本的にダメージケアを行ってくれます。このダメージケアには二通りの方法があり、縮毛矯正をかけた後に行うシステムトリートメントと、縮毛矯正をかけながらトリートメントをする方法があります。
髪へのダメージを軽減する、という目的であれば縮毛矯正の前にトリートメントをする後者の方法がおすすめです。縮毛矯正後のシステムトリートメントはダメージケアというよりは髪の見た目をよくするためのものなので、ダメージケアとは実はあまり関係がありません。
縮毛矯正をかけて理想の髪型にしてみよう!
ショートでもミディアムでもロングでも、癖毛に悩んでいる方にとってストレートヘアーにしてくれる縮毛矯正は夢のような技術です。縮毛矯正をかけることによって出来る髪型のバリエーションは一気に増えますし、毎朝の髪のセットもグッと楽になります。
しかしその一方で髪へのダメージを覚悟しなければならない点には注意が必要です。施術後は毎日しっかりとダメージケアをしてあげるようにしましょう。