ファイナンシャルプランナーは独学で合格できる?
人気の資格の一つにファイナンシャルプランナーがあります。ファイナンシャルプランナーはしばしばFPと略されます。ファイナンシャルプランナーは、ライフプランを練り、資産運用についてのアドバイスなどを行います。
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていると就職などで有利になる可能性があります。そんなファイナンシャルプランナーは独学で合格できるのでしょうか。
前提の知識があれば可能
ファイナンシャルプランナーは、税制や年金、保険制度などの幅広い知識を求められます。しかし幅広い知識と言っても、税制や年金、保険は身近なものなので、ファイナンシャルプランナーの勉強をしていなくても知っている方も多いでしょう。よって常識程度の前提の知識があれば、ファイナンシャルプランナーの資格の合格は独学でも可能でしょう。
3級まではなら独学でも恐らく大丈夫
2019年5月に行われたファイナンシャルプランナー3級の試験では、学科試験の合格率が約69パーセント、実技試験の合格率が約86パーセントでした。つまり、ファイナンシャルプランナー3級の合格率は高いと言えます。ファイナンシャルプランナー3級の試験は、内容が比較的簡単で出題範囲が絞られており、独学でも大丈夫だと言えます。
2級以降は一気に難易度が高くなる
ファイナンシャルプランナー3級までなら独学で合格できるとお伝えしました。では2級はどうなのでしょうか。3級と同じく2019年5月に行われた合格率を見てみましょう。学科試験の合格率が約40パーセント、実技試験の合格率が約62パーセントでした。
この合格率は3級より低いと言えます。2級の難易度は3級より高いのです。3級から勉強法を変えず2級に挑んで見事に落ちた、という方も多いようです。2級は独学で合格できないことはないけれど、一気に難易度が高くなるので勉強法を変えるなどの工夫が必要です。
ファイナンシャルプランナーになるための独学の勉強法
独学でファイナンシャルプランナーになることは壁もあるけれど、可能であるとお伝えしました。合格する上で大事なのは、勉強法です。
では、独学でファイナンシャルプランナーになる勉強法としてどのようなものがあるでしょうか。
過去問を使った勉強法
1番オーソドックスな勉強法は過去問を使った勉強法です。過去問を解くことで、ファイナンシャルプランナーの試験に慣れることができます。また、どのような問題が出やすいか傾向を掴むことができます。過去問を使った勉強法を採用することで合格に一歩近づくことができるでしょう。
主婦がファイナンシャルプランナーになるメリット
ファイナンシャルプランナーになりたい方の中には、主婦の方も多いのではないでしょうか。主婦の方の中には、ファイナンシャルプランナーを友人から勧められた方もいると思います。
なぜ主婦の方にファイナンシャルプランナーは人気なのでしょうか。主婦の方がファイナンシャルプランナーになるメリットをお伝えします。
メリット①お金のやりくりが上手になる
主婦の方がファイナンシャルプランナーになるメリットの1つ目は、お金のやりくりが上手になることです。主婦の方は家庭の財布のひもを握っている方が多いと思います。できるなら生活費を抑えたいでしょう。
そんな時に役立つのがファイナンシャルプランナーの知識です。ファイナンシャルプランナー勉強をすることで、どのように支払いをすれば安くすむかなどを知ることができます。
メリット②将来の計画を立てるのに役立つ
主婦の方がファイナンシャルプランナーになるメリットの2つ目は、将来の計画を立てるのに役立つことです。子どもの進学資金や老後の生活など将来のお金の問題に不安を抱えている人も多いでしょう。しかしファイナンシャルプランナーの勉強をすることで、お金の知識を得ることができ、マネープランを練ることができます。
メリット③再就職しやすくなる
主婦の方がファイナンシャルプランナーになるメリットの3つ目は、再就職しやすくなることです。お子さんがある程度の年齢になったら働きたいと考える主婦の方も多いでしょう。
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていると、不動産業界や金融業界での再就職が有利になります。また、そのような業界に再就職しなくても、個人事業でも知識を役に立てることができます。
ファイナンシャルプランナーを独学で勉強するメリット
ここまで、主婦の方がファイナンシャルプランナーになるメリットをお伝えしました。では、ファイナンシャルプランナーを独学で勉強するメリットには何があるのでしょうか。
ここでは、2点の独学で勉強するメリットをお伝えします。独学で勉強する際の参考にしてください。
メリット①自分のペースで勉強できる
ファイナンシャルプランナーを独学で勉強するメリットの1つ目は、自分のペースで勉強できることです。主婦の方だと育児や家事などで勉強する時間を取ることが難しい人が多いのではないでしょうか。
しかし、独学だと子どもが寝た後、つまり夜遅くでも勉強することができます。自分のペースで勉強できる独学は、主婦の方や多忙な方に良いでしょう。
メリット②費用が掛からない
ファイナンシャルプランナーを独学で勉強するメリットの2つ目は、費用が掛からないことです。
独学で勉強すると、費用が最低限の教材費だけで済みます。費用を最低限に抑えたい方は独学で勉強することをおすすめします。
ファイナンシャルプランナーを独学で勉強するデメリット
先ほどは、ファイナンシャルプランナーを独学で勉強するメリットをご紹介しました。独学で勉強すると、自分のペースで勉強できる、費用が掛からないなどのメリットがありました。
しかし、ファイナンシャルプランナーを独学で勉強するデメリットも存在します。ここでも、2点の独学で勉強するデメリットをお伝えします。独学で勉強する際の参考にしてください。
デメリット①勉強範囲を広げてしまいがち
ファイナンシャルプランナーを独学で勉強するデメリットの1つ目は、勉強範囲を広げてしまいがちになってしまうことです。
独学で勉強するということは、先生が付いてくれる訳ではありません。効率的にファイナンシャルプランナーの試験に出るところだけ勉強するというのは独学では難しいでしょう。
不安から色んな分野の勉強がしたくなる
独学でファイナンシャルプランナーの勉強をするデメリットは、先生がいないため効率的に勉強できなくなるだけでなく、不安から色んな分野の勉強がしたくなることです。
先生がいないために不安になってしまう方は多いようです。ファイナンシャルプランナーは勉強しなければならない範囲が広いです。不安になってしまう方は独学は避けた方が無難でしょう。
デメリット②法改正にうまく適応できない
ファイナンシャルプランナーを独学で勉強するデメリットの2つ目は、法改正にうまく適応できないことです。
法改正に沿った勉強ができていないと、試験で大きく失点してしまう可能性があります。法改正の点で不安があるなら独学で勉強することはやめた方が無難でしょう。
法改正によって試験内容が変わる
そもそもなぜ、ファイナンシャルプランナーの勉強は法改正に適応しなくてはならないかと言うと、法改正によって試験内容が変わるからです。
例えば、2018年に税制改正が行われました。税制改正はお金に関わるファイナンシャルプランナーの仕事にも反映されます。そのため法改正によってファイナンシャルプランナーの試験内容が変わるのです。
法改正された内容は試験に出される可能性が高いと言われているので、対策は必至だと言えます。ちなみにファイナンシャルプランナーの試験は試験を行う月によって、どの時点の法令で試験をするか決まっています。
試験月が5月なら前年の10月1日の法令、試験月が9月ならその年の4月1日の法令、試験月が1月なら前年の10月1日の法令となります。
ファイナンシャルプランナーの独学以外での勉強法は?
ここまでファイナンシャルプランナーの独学方法、独学でのメリット・デメリットをご紹介しました。独学で勉強しようと決めた人もいれば、独学以外で勉強しようと決めた人もいるでしょう。
ここでは独学以外のファイナンシャルプランナーの勉強方法として2つご紹介します。独学以外で勉強したい方は参考にしてください。
通信講座を受ける
独学以外のファイナンシャルプランナーの勉強方法の1つ目は、通信講座を受ける方法です。通信講座とは、郵便などの通信を使う講座のことです。通信講座では、法改正に対応してもらえる可能性が高く、添削もしてもらえます。しかし、独学に比べて勉強費用が高くなるデメリットがあります。
通学講座を受ける
独学以外のファイナンシャルプランナーの勉強方法の2つ目は、通学講座を受けることです。通学講座だと疑問が発生した際に先生に直接聞けることがメリットです。また、独学や通信講座とは異なり、同じ目標の仲間がいるのでモチベーションが続きます。しかし、独学や通信講座よりも勉強費用が高くなるデメリットがあります。
ファイナンシャルプランナーは独学で挑戦できる!
この記事では、ファイナンシャルプランナーを独学で勉強する方法やメリット・デメリットをお伝えしました。
ファイナンシャルプランナーは工夫次第で独学で勉強することが可能です。独学でファイナンシャルプランナーに合格しましょう。