モデル体型とは?体重やBMI数値をチェック!
モデル体型とは、ファッションモデルのようなスレンダーなボディを指します。標準体重よりも相当な低体重であることから、特に10代から20代の女性にとっては憧れの体型です。
しかし、単に体重を減らしてもファッションモデルのようなモデル体型になることはできません。体重よりも体のバランスや筋肉量が、モデル体系には重要であることがその理由です。
そもそも一般の女性が健康的にモデル体系を目指すことができるのでしょうか。そこで、モデル体系の真の意味や体重、BMI値についてチェックしてみましょう。
モデル体型とは
モデル体型とは、スレンダーで手脚がスラッとした健康的な体系のことを指します。文字通り、海外のトップブランドのコレクションなどに登場するファッションモデルの体系のことです。
多くの女性は、彼女たちの無駄な贅肉のないスレンダーなボディに着目しています。しかし「痩せている」ことにばかり捉われて、低体重であることがモデル体系だと勘違いしている人が多いのも事実です。
そのため、無理なダイエットを繰り返して、体調を崩してしまう人も少なくありません。ここでは、真のモデル体系の特徴について解説します。
モデル体型の特徴
モデル体系の最大の特徴は、余計な贅肉が全くなく、しなやかで美しいことだといえるでしょう。また、手脚がスラッと伸びていることも大きな特徴です。
大半のトップモデルは、パーソナルトレーナーを雇用して体の管理やメンテナンスを徹底しています。効率的なトレーニングを繰り返し、併せて食事療法を実践することでモデル体系を作り上げているのが実情です。
つまり、健康的で理想的な体型こそモデル体系の真の意味だといえます。単にダイエットを重ねて痩せただけでは、モデル体系に近づけることはできません。
痩せすぎはモデル体型ではない
かつて世界のトップモデルたちは、痩せることこそがモデルの証だと考えていました。そのため、拒食症に陥るモデルも多くいたのが実態です。
この事態を重く見たフランスでは、極端に痩せているモデルの活動を禁止する法律を施行しました。この流れは世界中に広がっています。
つまり、モデル体型とは単に痩せているだけでなく、健康的であることが必須です。また、メリハリの効いた体型であることもモデル体型の条件だといえるでしょう。
モデル体型のBMI数値
モデル体型はBMIで表される数値で定義付けると、わかりやすくなります。見た目でモデル体系を判断しようにも、個々の主観によって見方は異なるといえるでしょう。
とりわけ、ダイエットやトレーニングによってモデル体型を目指す人にとって、数値は大きな目安です。明確な目安がなければ、単に痩せることだけが目標となることも考えられます。
その点BMIは世界標準ともいえる指標ですから、安心して目標とすることが可能です。ここではモデル体型の目安となるBMI値について解説します。
BMIの計算方法
BMIとはボディマス指標を略化したものであり、身長と体重の関係を指標化したものです。具体的には体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)の計算式で示されます。
一般的にモデル体型はBMI 17~19 程度と定義付けられています。女性の場合だとBMIを20前後にするだけでも、かなりのダイエットが必要です。
したがって、単にダイエットを重ねただけでは、到底達成できる数値でないことがわかります。つまり、モデル体系になるには、正しいダイエット方法を取り入れ、時間をかけながらトレーニングと食事療法の両方からアプローチすることが大切です。
BMIを正しく理解しよう
BMIは肥満度を表す、骨格指数として用いられるのが一般的です。世界的に認められた指数ですが、骨格は国によって大きく異なります。
そのため、世界保健機構(WHO)と日本肥満学会では判定基準が異なるのが特徴です。例えば世界保健機構では、BMIの数値が16未満だと痩せすぎと判定されます。
ところが日本肥満学会ではBMIの数値が18.5未満で低体重との判定です。つまり、日本においてモデル体重は、低体重と判定されることを理解しておきましょう。
モデル体型の人の体重は?
モデル体型の人の体重は、BMIの数値を利用して求めるのが一般的です。当然のことながら、身長によってモデル体型の人の体重は異なります。
したがって身長と体重の関係を示したBMI値は、身長の違いによるモデル体型の人の体重を算出するには最適です。ただし、BMI値は単に身長と体重の関係から肥満指数を導き出したものとなります。
したがって、体脂肪率が高いと体重はクリアでいていても、見た目にモデル体系に見えないことあるでしょう。体脂肪率についても注意をしておくのが理想的です。
モデル体重の計算方法
モデル体重の計算方法は、BMI値を用いて算出します。具体的には「(身長m)×(身長m)×17」です。ちなみに「17」は、平均的なモデル体型の人のBMI値となります。
例えば、身長が155cmの女性であれば「1.55m×1.55m×17」が計算式です。その結果、40.8kgが身長155cmのもで体型の女性の体重となります。
この結果からも、いかにモデル体型の人が痩せているのかがわかるでしょう。また、モデル体型の人は無駄な贅肉を落としており、筋肉量が多いことも忘れてはなりません。
モデル体型の人の体脂肪率
モデル体型の人は、体重だけでなく体脂肪率も重要視しています。いくら体重がモデル体型の人の平均値と遜色がなくとも、筋肉量が少ないと魅力は感じられません。
どんなスタイルファッションであっても、完璧に着こなすには適度な筋肉量が必要です。つまり、真のモデル体型の人はトレーニングを怠りません。
ちなみにモデル体型の人の、平均的な体脂肪率は18%〜23%程度です。普通体型の場合、20〜29.9%程度ですから、かなり厳しい数値であることがわかるでしょう。
モデル体型の理想的な各パーツのサイズ
真のモデル体型となるには、単に痩せるだけでは十分ではありません。世界のトップモデルは自身の体のパーツを客観的に理解しているのが常識です。
その上で、自分の長所や短所に応じたトレーニングや習慣を実践しています。したがって、モデル体型になるにはBMI値や体脂肪率に加えて、各パーツにおける理想の数値を追い求めなければなりません。
なお、体のパーツごとの理想の数値は、ゴールデンカノンと呼ばれる計算式で弾き出されています。ここではモデル体型となるための理想的な各パーツのサイズについて考えてみましょう。
バスト
モデル体型の女性が理想とする、バストのサイズを算出する計算式は「身長(cm)×0.54」です。例えば身長155cmの女性の場合だと「155(cm)×0.54」となります。
その結果、身長155cmの女性の場合、83.7cmがモデル体型には理想的なバストサイズです。当然、身長によって理想的なバストサイズは異なります。
まずは、自分の身長から理想的なバストサイズを計算してみましょう。その上でナイトブラや育乳エクササイズなど適切なバストアップ方法を実践することが大切です。
ウエスト
モデル体型の女性が理想とする、ウェストのサイズを算出する計算式は「身長(cm)×0.38」です。例えば身長155cmの女性の場合だと「155(cm)×0.38」となります。
その結果、身長155cmの女性の場合、58.9cmがモデル体型には理想的なウェストサイズです。当然、身長によって理想的なウエストサイズは異なります。
まずは、自分の身長から理想的なウエストサイズを計算してみましょう。その上で、腹筋を鍛えるウェートトレーニングやエクササイズなどを実践することが大切です。
ヒップ
モデル体型の女性が理想とする、ヒップのサイズを算出する計算式は「身長(cm)×0.54」です。例えば身長155cmの女性の場合だと計算式は「155(cm)×0.54」となります。
その結果、身長155cmの女性の場合、83.4cmがモデル体型には理想的なヒップのサイズです。当然、身長によって理想的なヒップのサイズは異なります。
まずは、自分の身長から理想的なヒップのサイズを計算してみましょう。その上で、ヒップを鍛えるウェートトレーニングやエクササイズなどを取り入れることが大切です。
太もも
モデル体型の女性が理想とする、太もものサイズを算出する計算式は「身長(cm)×0.31」です。例えば身長155cmの女性の場合だと計算式は「155(cm)×0.31」となります。
その結果、身長155cmの女性の場合、48.1cmがモデル体型には理想的な太もものサイズです。当然、身長によって理想的な太もものサイズは異なります。
まずは、自分の身長から理想的な太もものサイズを計算してみましょう。その上で、太ももを鍛えるウェートトレーニングやウォーキングなどを取り入れることが大切です。
モデル体型になるためのおすすめダイエット方法
モデル体型になるためには、多少なりとダイエットが必要です。ただし、焦って急激で無理なダイエットを実践しようとしても長続きしません。場合によっては体調を崩したりリバウンドの可能性もあります。
モデル体型になるには、時間と労力が必要であることを覚悟しておきましょう。ダイエットを特別なこととせず、日常の習慣とすることがおすすめです。
できることを積み重ねることで、徐々にモデル体型に近付けていくのが理想だといえるでしょう。そこで、モデル体型になるためのおすすめのダイエット方法を紹介します。
筋トレで体を引き締める
モデル体型を手に入れる上で、おすすめのダイエット方法の一つが筋トレで体を引き締めることです。筋トレといえば、男性のダイエット方法だと思われがちですが、女性にもおすすめできます。
女性が筋トレを行うメリットは、部位ごとに鍛えられることです。モデル体型になるにはバストをはじめ、ウエストやヒップ、太ももを理想のサイズにする必要があります。
その点、筋トレは部位ごとに様々なエクササイズが用意されているのでおすすめです。また、最近では女性専用の筋トレメニューも数多く考案されていますから、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
日常生活の中でもエネルギーを消費
モデル体型を手に入れるには、日常生活の中でもエネルギーを消費することを心がけましょう。私たちは日常生活の中で、知らず知らずのうちに横着が習慣化しています。
例えば、建物の中では1階層上がるだけで、エレベーターを使っていませんか。本当は歩ける距離なのに、バスやタクシーを使っていることもあるでしょう。
日常生活の中で一手間かけること、横着をしないことを徹底すると、かなりの運動量になります。最初は面倒でも習慣化すれば当たり前になるのでおすすめです。
毎日の積み重ねは、とても有効なダイエット方法だといえます。効率的に実践するには、日々の習慣を見直して書き出してみる方法がおすすめです。
デトックスして老廃物を排出
健康的に美しいモデル体型を実現するには、デトックスがおすすめです。デトックスとは、体の老廃物を排出することで心身ともに健康な状態を取り戻す健康法になります。
デトックスはダイエットとは異なり、必ずしも体重が落ちるものではありません。しかし、モデル体型を構築するには不可欠であり、積極的に取り入れることをおすすめします。
デトックスの方法には、特製スープやハーブティーを用いるものなど様々です。自分に合った方法を探し出して、習慣化するのがおすすめだといえるでしょう。
食事で必要な栄養をきちんと摂る
ダイエットといえば、食事制限を思い浮かべる人が大半です。しかし、食事制限だけではモデル体型を手に入れることはできません。モデル体型は余分な贅肉を削ぎ落とし、筋肉量を増やすことが大切です。
つまり、食べるものや食べ方が大切になります。3食キチンと食べることが基本ですが、そのバランスは朝:昼:夜=3:5:2が理想です。特に朝食を抜くとバテてしまうので、しっかりと食べることを習慣にします。
野菜を中心としたメニューを徹底し、ビタミンやタンパク質を多く取りましょう。また、夜はパンやご飯といった炭水化物は摂取しないことで、太りにくい体質に改善してくれます。
無理なダイエットはせずに健康的
モデル体型とは単に痩せているだけでなく、美しく健康的な体型だといえます。数値で表すなら、肥満度を示す骨格指数であるBMIを用いると良いでしょう。
BMIで表すとモデル体型の人は17〜19程度です。ただし、BMIをクリアしてもモデル体型とはいえません。バストやウエスト、ヒップ、太ももといったパーツも基準値に合致する必要があります。
非常厳しい基準値をクリアするにはダイエットが不可欠です。しかし、モデル体型は単に痩せていることではありません。バランスの良い食事や筋トレを取り入れて、健康的にダイエットすることが大切です。