体にいい飲み物・ドリンクによく含まれる成分
体にいい飲み物は、それぞれの素材が持つ栄養価を大切に壊さずにジュースやスムージなどにしています。そして、複数の素材をブレンドするなど、うまさを引き出すアレンジをして美味しく飲める工夫がされています。
そんな体にいい飲み物・ドリンクは、素材一つ一つに含まれる栄養成分がうまく絡み合い、健康増進のための飲み物として飲まれています。そこで体にいい飲み物・ドリンクによく含まれる成分を紹介します。
ポリフェノール
体にいい飲み物の成分にポリフェノールがあります。このポリフェノールは、8000種類以上もあると言われています。多くは、植物に広く分布しています。チョコレートや赤ワイン・緑茶などに多く含まれています。
ポルフェノールは、ほとんどの植物(食材)に含まれているのですが、摂取してからの持続効果が3・4時間と言います。しかし、熱に強いため加熱調理しても損失が少ないという特徴があります。
そんなポルフェノールには、活性酸素の働きを抑える「抗酸化作用」があります。バランスの良い食事を規則的にとることに心がけ、果物や野菜からポルフェノールを摂取するなどすることがおすすめです。
ビタミン類
体にいい飲み物の成分に、ビタミン類があります。ビタミン類は、体の調子を整えるのに欠かすことのできない栄養素と言われています。水溶性ビタミン9種類と脂溶性ビタミン4種類の13種類あります。
生命活動に必要不可欠な栄養素であるビタミンは、体内の様々な機能に重要な役割を持っています。しかし、このビタミンは体内で作り出すことができないという栄養素です。
そのためビタミンは、食品から摂取することが必要になります。三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)からエネルギーを作り出す働きを助けるという重要な役割を持つ栄養素です。
クエン酸
体にいい飲み物の成分に、クエン酸があります。クエン酸は、健康維持に大切な役割を果たす栄養素と言われ、酸っぱさが伴う健康パワーを維持できる栄養素として親しまれています。
しかしクエン酸は、メカニズムなど多くのことが明かされていない種類の栄養素です。酢酸やリンゴ酸・乳酸などの有機酸の仲間として体の中でエネルギーを生み出すことの役割をしています。
そんなクエン酸が多く含まれる食品の代表的なものは、レモンなどの柑橘類や梅やお酢などがあります。疲れた時に欲しくなるなどクエン酸は、ミネラルの吸収をサポートする役割がある栄養素です。
市販の体にいい飲み物・ドリンク
この様に身体にいい栄養素は、飲み物・ドリンクにして手軽に摂取できて健康維持や増進の役割を果たしています。そして、身近に入手できる体にいい飲み物・ドリンクとして市販されています。
体にいい飲み物は・ドリンクは、街角の自販機などでも販売されるなど、いわば一番身近にある気軽に摂取できる栄養素という感じで、いろいろな種類のドリンクに商品化して市販されているわけです。
緑茶
「緑茶」には、カテキンが強い抗酸化作用があり、活性化酸素を除去することで脂質の酸化を防ぎ、血中コレステロール値を下げる効果があると言われます。そんな緑茶は、体にいい飲み物の代表格と言えます。
緑茶には、カテキン以外にもビタミンCやビタミンB2なども含まれていて、免疫力をアップさせる効果や美肌効果にもいいと言う栄養素が含まれています。そんな緑茶は、幅広い年齢層に緑茶ドリンクとして親しまれています。
無塩のトマトジュース
トマトに含まれているリコピンには、強い抗酸化作用があり美白効果や善玉コレステロールを増やす効果があると言われています。そんな栄養素を含む「無塩のトマトジュース」は、体にいい飲み物です。
悪玉コレステロールを回収する役割をする善玉コレステロールは、動脈硬化を予防する効果が期待できます。野菜ジュースからのカテキン吸収率の良さは、塩分のとりすぎが心配になります。無塩がおすすめです。
米麹甘酒
飲む点滴と言われる甘酒があります。それが「米麹甘酒」です。酒粕でこしらえる甘酒は、酒粕を日本酒で溶いて砂糖を加えたものです。米麹甘酒は、甘味料を加えないで米と麹を発酵させたものです。
それ故に、強力な抗酸化作用を持つアミノ酸を含んだ体にいいのみ物と言われています。がんや動脈硬化や認知症の予防の効果が期待されるなどの栄養素と腸内環境を整えてくれるなどの効果が期待できる飲み物です。
ピュアココア
ココアに含まれるカカオポリフェノールの効果は、血管を拡げ血圧を下げる効果が期待できる体にいいのも物とし、広く一般に知られています。ココアには、調整ココアと純ココアの2種類があります。
ココアパウダー100%の純ココアいわゆる「ピュアココア」がおすすめです。ココアは、正常細胞の損傷を防ぎがんを予防する効果や免疫力アップなど、様々な効果が期待されている体にいい飲み物です。
コーヒー
日常生活の中に深く浸透している「コーヒー」には、体にいい成分が含まれています。強い抗酸作用のあるクロロゲン酸というポリフェノールで、脂肪肝や血糖値を上がりにくくすると言う効果があります。
コーヒーの最もポピュラーな効果に、カフェインによる覚醒作用や血管拡張作用による血流や冷えの改善・利尿作用など様々な効果があります。しかし過剰摂取は、中毒作用などがあることがありますから注意が必要です。
豆乳
体にいい飲み物に「豆乳」があります。豆乳には、イソフラボンが含まれていてインスリンの感受性を高める効果があり、血糖値を下げる効果があると言われている体にいい飲み物です。
更にイソフラボンには、女性ホルモンに働きかける効果もあり美肌効果や骨粗しょう症の予防にも効果的と言われています。そのほかにも豆乳には、大豆たんぱく質やオリゴ糖などが含まれている体にいい飲み物です。
ストレスに効果的な市販の飲み物・ドリンク
ストレスを発散させるなどと理由をつけて暴飲暴食に偏重してしまうなど、栄養バランス的にも頭をかしげたくなるような行動をしてしまう傾向があります。
飲んで食べてというストレス発散方法も、悪いことではないのですが、行き過ぎて体調不良になるなどでは困ってしまいます。そこで、ストレスに効果的な体にいい飲み物・ドリンクを紹介します。
飲むヨーグルト
ヨーグルトには、カルシウムやカリウムなどの無機質な栄養素が含まれています。そしてヨーグルトに含まれるたんぱく質は、無機質の吸収を促進するという特性があります。
そこで「飲むヨーグルト」の存在が、身体にいい飲み物・ドリンクとしてクローズアップされます。ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、腸内環境を改善し自律神経のバランスを整えると言われ、ストレスの軽減に役立つと言われます。
ミルクココア
ココアの持つ成分には、前の項でも触れていますがカルシウムやビタミンB1・タンパク質・カカオポルフェノールなどのストレス解消に効果のある栄養素が含まれていることなどでも知られています。
そんなココアの持つ栄養素に、牛乳に含まれるカルシウムやトリプトファンなどと組み合わせる「ミルクココア」は、ストレス軽減への効果が期待できる体にいい飲み物・ドリンクと言われます。
オレンジジュース
「オレンジジュース」は、大概の場所にある広く子供から大人まで愛飲される飲み物です。このオレンジジュースは、ストレス軽減の効果が期待できる飲み物・ドリンクとしても愛飲されています。
ビタミンCが豊富に含まれているオレンジ類には、糖質も含まれていて疲労回復や集中力を高めるなどの役割など、様々な活用がされています。果汁100%のオレンジジュースは、おすすめの体にいい飲み物です。
炭酸水
あのシュワシュワとした発泡的な口当たりが炭酸水の強いイメージにつながります。炭酸飲料には、水に二酸化炭素溶かしたものと炭酸水に甘味料などを加えたものとがあります。
そこに含まれるシュワシュワの元の炭酸ガスが、副交感神経に働くことで、ストレスによる不安要素などを抑えてリラックスさせてくれると言います。血行促進や疲労回復にも効果がある炭酸水は、体にいい飲み物・ドリンクです。
体にいい飲み物のおすすめレシピ
体にいいという事は、適度の運動やバランスの取れた食生活と体にいい飲み物の取り方などがあげられます。そんな中でも、体にいい飲み物は意外に簡単にできたりします。
野菜や果物や牛乳など、栄養価の高い食材をミキサーにかけて、ジュースにしたりスムージにしたりするなどして飲んだり食べたりします。そんな健康に良いと言われる体にいい飲み物のレシピを紹介します。
ミルクセーキ
卵と牛乳を混ぜて泡立ててこしらえる「ミルクセーキ」があります。このミルクセーキには、疲労回復の効果が期待できるビタミンB群が含まれているなど、卵と牛乳の栄養素がそのまま健康に良い飲み物になります。
そんなミルクセーキのレシピは、卵(全卵)1個に牛乳200cc・砂糖小さじ2とバニラエッセンスや氷を用意します。シェイカーなどに入れて、泡立つまでよく混ぜます。全体が馴染んだところでグラスに移して飲みます。
小松菜スムージー
緑の野菜で栄養価が高い小松菜には、βーカロテンやビタミン・ミネラルが豊富に含まれていて、おひたしなどで家庭の食卓に並んだりします。そんな小松菜でスムージーをこしらえます。
「小松菜スムージー」のレシピは、小松菜100g・リンゴ1/2個とバナナ(冷凍)1本に水100ccを用意します。ミキサーに小松菜・リンゴ・バナナ・水の順に入れて、ミキサーでかき混ぜます。お通じ抜群の小松菜スムージは、ダイエット効果が期待できます。
ほうれん草とバナナと豆乳のグリーンスムージー
緑の野菜で栄養価の高いほうれん草も、カロテンやビタミンが豊富に含まれている食卓では、馴染みのある食材です。そんな「ほうれん草とバナナと豆乳のグリーンスムージ」は、鉄分を体内に取り込めます。
ほうれん草100g・豆乳400cc・バナナ1/2本・レモン汁小さじ1と蜂蜜大さじ1から2を用意します。ほうれん草は、軽く茹でこぼし水けを取ります。この食材をミキサーでかき混ぜてこしらえるレシピです。
パインとヨーグルトのグリーンスムージー
パインを使ったスムージーは、パイナップルの強い甘さの割にパイナップルの食物繊維は、お通じなどにも良くてダイエット効果があるスムージです。そして、ヨーグルトを使うことでカルシウムもアップされます。
パイナップル(小)半分・レモン半分・ヨーグルト1/2カップと小松菜7から8枚・水適量を用意します。皮をむいて一口大にパイナップルを切り、残りの食材と一緒にミキサーでかき混ぜます。ヘルシーなスムージができます。
生姜ココアチャイ
「生姜ココアチャイ」は、甘くてスパイシーな風味感が楽しめる体にいい飲み物です。美容と健康に良いスムージとして人気があります。又生姜の効果で、冷え性にも良いと言われています。
いわゆるインド式の甘く煮だしたミルクティのことを言い、ティパック1・牛乳・お湯・生姜(すりおろし)・ハチミツとピュアココアを用意します。
ハチミツと牛乳を温めて、別容器でティパックとお湯で紅茶を出した後に入れます。最後にしょうがを入れてかき混ぜるというレシピが一般的です。
甘酒ヨーグルト
体にいい飲み物で、2種類の食材を混ぜた飲み物・ドリンクがあります。「甘酒ヨーグルト」を紹介します。甘酒とヨーグルト2種類の発酵食材を混ぜ合わせることで、腸の活性化を促すという飲み物です。
甘酒ヨーグルトのレシピは、いたって簡単で甘酒60gと無糖ヨーグルト60gを用意します。そして、器に両方の食材を入れて均等になるまでかき混ぜて出来上がりです。アレンジして、楽しむこともできます。
体にいい飲み物で作るアレンジレシピ
体にいい飲み物で作るアレンジレシピを紹介します。今までは、健康に良いことがおすすめの食材でドリンクやスムージなどにして体に栄養価の高い飲み物をこしらえることを紹介してきました。
これからの項では、その食材を使ってこしらえる健康に良い、おすすめのアレンジレシピを紹介します。様々な栄養価の高い食材は、実際調理してもその栄養価を損なわず美味しく食べられるものが多くあります。
トマトジュースで作るガスパチョ
体にいい飲み物の食材をアレンジして、美味しく食べる「トマトジュースで作るガスパチョ」です。そもそもガスパチョとは、スペイン・アンダルシア地方発祥の冷製スープのことです。
トマト・キュウリ・玉ねぎ・生姜などの食材を、それぞれ1cm位に切り、パン粉・塩・ハチミツなどの調味料と一緒にミキサーでかき混ぜます。トロっとした酸味のあるスープに出来上がります。
トマトジュースで作る焼きサバのトマト煮
体にいい飲み物の食材をアレンジしてこしらえる「トマトジュースで作る焼サバのトマト煮」です。意外にトマトとサバの相性が良い健康的で美味しいおすすめレシピです。
サバは、焼き目がつくまでしっかり両面を焼き上げます。そして、焼きあがったサバとトマトジュースで煮込みます。玉ねぎやズッキーニなども合わせて煮込んで、粗熱を取り冷蔵庫で冷やします。美味しい焼サバのトマト煮ができます。
トマトジュースで作るミートソーススパゲティ
体にいい飲み物の食材でこしらえる「トマトジュースで作るミートソーススパゲッティ」です。ミートソースを作るとなるとそれなりの準備が必要になりますが、このアレンジは簡単にできます。
食材も健康に良いもので、玉ねぎなど野菜を粗みじんに切って、焼き色がつくまで炒めます。そしてトマトジュースやケチャップ・ウスターソースなどで煮るだけで出来上がります。意外に簡単でおすすめのレシピです。
豆乳で作るバジルとサーモンのムニエル
体にいい飲み物の食材でこしらえる「豆乳で作るバジルとサーモンのムニエル」です。サーモン・玉ねぎなどの食材とバジルなどの調味料を用意します。
プライパンで焼きあがったサーモンの下に玉ねぎなどを敷いておきます。その上から豆乳とバジルのソースをかけて食べるという、バジルの香りを楽しみ健康食材を楽しむというアレンジレシピです。
豆乳の明太子グラタン
体にいい飲み物の食材でこしらえる「豆乳の明太子グラタン」です。豆乳を使った健康レシピで、ダイエット効果などにも期待ができるアレンジレシピです。
薄切りにした玉ねぎをフライパンで炒めます。明太子は、スプーンなどでしごき出しておいて、玉ねぎがしんなりした頃合いにホワイトソースと豆乳そして明太子を混ぜ合わせるなどして焼き上げるというレシピです。
豆乳の野菜ドーナッツ
体にいい飲み物の食材でこしらえる「豆乳の野菜ドーナツ」は、ホウレンソウやニンジンを使って簡単にできます。揚げないでオーブンで作るドーナツのアレンジレシピは、ヘルシーそのものです。
ほうれん草は、茹で上げて水を十分に切ってからみじん切りし、ニンジンはすりおろします。薄力粉・砂糖・ベーキングパウダーなどを用意して、豆乳・溶かしバターなどと混ぜて生地を作り、オーブンで15分位焼いてできるレシピです。
甘酒で作るチーズケーキ
体にいい飲み物の食材でこしらえる「甘酒で作るチーズケーキ」は、ほんのり優しい風味感のあるチーズケーキになります。甘酒をベースのチーズケーキは、180度のオーブンで25分焼いてできます。
クリームチーズ200g・甘酒200cc・卵・小麦粉・レーズンを用意します。クリームチーズを柔らかくして甘酒と混ぜ、卵を割り入れて混ぜて、更にふるった小麦粉加えて混ぜます。あとは型に流し込んでオーブンで焼くというレシピです。
甘酒で作るシフォンケーキ
体にいい飲み物の食材でこしらえる「甘酒で作るシフォンケーキ」は、甘酒の風味感が漂うふんわり食感のシフォンケーキになります。できた生地を型に入れて、オーブンで30分程度で焼きあがります。
卵黄2個とフリーズドライの甘酒・牛乳・サラダ油・薄力粉やベーキングパウダーなど用意します。ボウルに卵黄を入れてほぐし、甘酒と牛乳を混ぜて白くなるまでかき混ぜるなどして生地を作ります。
別のボウルでは、卵白でメレンゲをこしらえます。そして、メレンゲを加えて混ぜた生地を型に流し込んで、焼き上げます。焼きあがったシフォンケーキのふわふわ感を残すことからも、しっかり冷えるまで逆さにして置いておきます。
甘酒で作るヨーグルトの抹茶蒸しパン
体にいい飲み物の食材でこしらえる「甘酒で作るヨーグルトの抹茶蒸しパン」は、とにかく混ぜるだけの生地作りで簡単にできます。そして、柔らかくてヘルシーに食べられる抹茶蒸しパンはおすすめです。
ホットケーキミックス200g・抹茶大さじ2・砂糖大さじ1を用意して、更にヨーグルトと甘酒・水・オリーブ油なども用意します。こうして揃えた食材を混ぜ合わせて、型に入れた生地を蒸籠で、約25分強火で蒸すというレシピです。
体にいい飲み物を生活に取り入れて健康になろう
健康の事を考えると、体を動かす方法や飲む・食べる方法など様々な健康管理の手法が思い浮かんできます。ここまで、体にいい飲み物やそのレシピなど紹介してきました。
そして、市販でも数多くの体にいい飲み物が簡単に購入できるなど、生活に密接した健康管理ができる様になっています。そんな体にいい飲み物を生活に取り入れて健康になりましょう。