賃貸マンション・アパートでもインテリアを楽しみたい!
賃貸のマンションやアパートをおしゃれにするには、賃貸向けのおしゃれなインテリアのアイデアを参考にするのがおすすめです。
賃貸のマンションやアパートはすべて思い通りに部屋内を改造することで出来ませんが、その中でもインテリアやレイアウトを工夫することで自分好みのおしゃれな部屋にすることが出来ます。
今回は賃貸のマンションやアパートをおしゃれに変身させることが出来る、インテリアのアイデアやレイアウト方法をたっぷりとご紹介します。
賃貸のインテリアの注意点
賃貸のマンションやアパートでおしゃれなインテリアを楽しむ際には、数々の注意点があります。賃貸の家は持ち家とは違い借りている家なので、賃貸のマンションやアパートを出る際は部屋を元通りの状態にしなければなりません。
その為、賃貸のインテリアは壁や床などを汚したり傷つけたりしないアイデアが必要になります。賃貸のインテリアはスペースが少ない、自分が思うようなおしゃれなインテリアにすることが出来ないなどさまざまな注意点があります。
賃貸でおしゃれなインテリアを楽しみたいなら、マンションやアパートを選ぶ段階でだいたいのレイアウトを頭の中で決めておくことをおすすめします。
置けるスペースが少ない
賃貸のマンションやアパートは、一軒家とは違ってどうしても面積が狭くなりがちです。広い敷地面積があるマンションも多くありますが、どうしても家賃台が高くなってしまいます。
一人暮らしの場合や、敷地面積が狭い賃貸に住む場合はあらかじめインテリアのスペースをイメージすると良いです。
狭い賃貸のマンションやアパートはたくさんのインテリアを置くことが出来ないので、本当に必要なインテリアのみを厳選するようにしましょう。
インテリアが多い場合は、インテリアアイテムのサイズを小さめのものにするのがおすすめです。あらかじめ、インテリアを置くスペースを確保しておきましょう。
内装への影響を考える必要がある
賃貸のマンションやアパートは部屋を元通りの状態にしてお返しする必要があります。その為、賃貸をインテリアする際は内装に注意をはかることが大切です。
普通に生活しているだけでは特に問題はありませんが、過度なインテリアは壁や床を傷つけてしまう心配もあります。賃貸のマンションやアパートの内装を傷つけてしまうと、金銭を要求されたりトラブルに発展することもあるので注意しましょう。
賃貸をインテリアする際には、家具の下に敷物を敷く、定期的に掃除をするなど何かしらの対策をするのがおすすめです。インテリアにひと手間加えることで安心して日常生活をおくることが出来ます。
おしゃれなレイアウトが難しい
賃貸のマンションやアパートはどの物件も新しいわけではありません。築年数が古いマンションやアパートはどうしてもその雰囲気からおしゃれに魅せるのが難しいです。
賃貸の古いマンションやアパートは間取りや内装のつくりが昔ながらのところもあるので、完璧なレイアウトが出来ません。
そんな時は内装を傷つけないような壁や床のインテリア装飾やカラーコーディネートをして、インテリアの仕上げ部分に気を付けると良いです。インテリアを工夫するだけで、外観とはまったく印象が異なるおしゃれな部屋のインテリアを楽しむことが出来ます。
賃貸を広く見せるインテリアのコツ
賃貸のマンションやアパートはどうしても面積が狭いので、なるべく部屋を広く見せる為にはさまざまな工夫が必要になります。
狭い賃貸のマンションやアパートは残念ながら面積を広くすることが出来ません。その為、狭い空間を少しでも広く見せる為にレイアウトやインテリアアイテムを選ぶアイデアが重要になります。
出来るだけ必要な家具は小さめのものを選ぶ、家具のレイアウトに気を遣うなど狭い賃貸でも広くみせるようなインテリアを楽しみましょう。部屋に開放感があることで、おしゃれなだけでなく生活や心にもゆとりが出来るのでおすすめです。
動線を意識する
賃貸のマンションやアパートを広く見せるには、部屋の動線を意識するインテリアが必要です。インテリアにおける動線とは、リビング、キッチン、トイレなどを行き来する線のことをいいます。
この動線が複雑になっていると、賃貸のマンションやアパートの部屋がますます狭く見えてしまいます。その為、動線を意識したレイアウトを心がけましょう。おすすめの動線は円を描くように生活出来るような回遊動線や、直線で移動することが出来る動線です。
動線を意識したレイアウトは、部屋を広く開放的にみせるだけでなく自然と毎日の生活がしやすくなります。狭い賃貸の部屋でも生活しやすい動線のレイアウトだとだいぶ生活にゆとりが生まれます。
高さの低い家具を置く
賃貸の部屋を広くみせる為には、インテリアに使用する家具のサイズを小さなサイズにするのがおすすめです。小さめの家具はもちろん、高さが低い家具も広々とした空間を作りだすことが出来ます。
賃貸のマンションやアパートはスペースだけでなく、天井が低い物件が多いです。家具をロースタイルにするだけで、賃貸の部屋に縦の空間が生まれるので開放感を演出することが出来ます。
空間を生み出してくれるインテリアには、さまざまな種類の家具があります。タンス、テーブル、ソファ、ベッド、ダイニングテーブルなどなるべくロースタイルでおしゃれなものをチョイスしましょう。
家具に収納性を持たせる
狭い面積の賃貸のインテリアには、収納性に優れている家具がおすすめです。ただ単にインテリアとして楽しむだけでなく、収納性が高い家具であればいろいろな物を収納して置くことが出来るのでその分部屋のスペースを確保することが出来ます。
リビングのインテリアにおすすめなのが、収納性があるソファです。ソファの下が引き出しになっているソファであれば、足元に書類を収納しておくことが出来ます。
寝室のインテリアにおすすめなのが、下にスペースがあるベッドや足元に収納スペースがあるベッドです。寝室のインテリアで一番場所をとるベッドは、収納スペースがあるものを選ぶようにしましょう。
家具を壁沿いに配置する
賃貸の狭い部屋をインテリアする際は、家具の配置にも気を遣う必要があります。家具のレイアウトによって部屋の広さを大きく左右します。家具をレイアウトする際は、大きな家具は壁沿いに配置するようにしましょう。
大きな家具を壁沿いにレイアウトすることで、部屋の中央にスペースが生まれます。部屋の中央に空間があるだけで、賃貸の狭い部屋でも開放的にみせることが出来ます。
ソファやテレビボードなど大きめの家具は壁沿いに沿って設置するのがおすすめです。ソファやテレビボードを対面にレイアウトするアイデアも人気がありますが、広さを重視するなら壁側に設置するレイアウトのアイデアが効果的です。
仕切りを活用する
1人暮らしのワンルームの賃貸アパートや、部屋が少ない賃貸のマンションはさまざまな生活スペースが一緒の空間になってしまうことが多いです。
特に一人暮らしの賃貸のアパートやマンションの場合は、生活スペースと就寝スペースが一緒になってしまいます。そんな悩みを解決する為のインテリアアイデアは、仕切りを用いることです。
間を仕切る際に役に立つ「間仕切り棚」というインテリア用品もあります。間仕切り棚があると賃貸の狭い部屋でもしっかりとスペースを区切ることが出来ます。
またスペースもとらないので、部屋が狭くなってしまう心配もありません。インテリアに仕切りを活用すると、生活スペースを区切るだけでなく空間にメリハリがつきます。
賃貸のインテリアの色のコツ
賃貸のマンションやアパートをおしゃれにインテリアするには、部屋の色も重要なポイントになります。一般的な賃貸のマンションやアパートの壁や床の内装は、落ち着いた雰囲気の見慣れたイメージが多いです。
その賃貸の内装の色こそが、インテリアがおしゃれに見えない一番のポイントになっています。賃貸の壁や床を塗り替えることは出来ませんが、床のシートを使用したり、家具やインテリア装飾を明るいカラーにするなどアイデアひとつでとてもおしゃれな雰囲気の部屋になります。
賃貸の部屋のイメージを大きく変える為には、家具やインテリアを含めた部屋全体のカラーコーディネートをしましょう。
2つのベースカラーを決めておく
賃貸の部屋をおしゃれにしたいからといって、いろいろなカラーを取り入れてインテリアすれば良いというわけではありません。
部屋をインテリアする際に重要になるのが、ベースカラーになります。ベースカラーは、床、壁、天井などの内装の色のことをいいます。
ベースカラーは毎日見る色なので、あまり個性的な色ではなく毎日見ても見飽きないカラーを選ぶのがおすすめです。ベースカラーの色は2つに絞っておくとおしゃれなインテリアがしやすいです。
ホワイト、アイボリーなど優しいナチュラルなカラーがインテリアにおすすめです。あまりいろいろなカラーを使用せずに、ベースカラーは2カラーにすると統一感がある部屋のインテリアになります。
アクセントカラーで自分らしく
賃貸の部屋をおしゃれにインテリアするには、ベースカラーは落ち着いた色、アクセントカラーは明るい色や個性的な色を使用すると良いです。
アクセントカラーとは、クッション、ソファカバー、壁の装飾、オブジェなどのことをいいます。部屋のインテリアのテーマになる色でもあるので、インテリアの大きなポイントになります。
部屋のテーマになるアクセントカラーは、自分の好きなカラーを取り入れたり、季節によって色を変えて部屋のイメージをチェンジするのもおすすめです。
アクセントカラーのインテリアアイテムは、比較的リーズナブルに購入することが出来ます。赤、青、緑、黄色などテーマに合わせたインテリア用品を選びましょう。
素材も色に影響する
賃貸のインテリアのカラーコーディネートは、色だけで決まるわけではありません。家具の素材も色に関係しているので、家具の素材にもとことんこだわるのがおすすめです。
家具に必要なのが「素材感」です。賃貸の部屋にリーズナブルな安っぽい素材の家具を配置すると、賃貸の内装とあいまっておしゃれな雰囲気になりません。
賃貸の部屋には落ち着いた質感のものや、使い続けていくうちに味わいが生まれる素材のものを選びましょう。ナチュラルなインテリアにおすすめの家具の素材は、自然素材を使った家具です。
無垢材など落ち着いた素材の家具が部屋にひとつあると、賃貸ならではのシンプルな部屋に温もりが生まれるのでおすすめです。
賃貸の原状回復を考えたインテリアの配置アイデア
賃貸の部屋をインテリアする際に大切なのは、お借りした部屋を現状回復して返すということです。いくらおしゃれにこだわって部屋をインテリアしても、賃貸の場合は現状回復をしなければならないというルールがあります。
その為、賃貸の部屋をインテリアする際は現状回復することを考えてインテリアをしたり家具をレイアウトする必要があります。何も対策をせずに家具を置いたりオブジェを置くと、床や壁に傷がついていまったり汚れてしまう可能性があります。おしゃれにインテリアを楽しみつつも、さまざまなアイテムを使用して安全にレイアウトをしましょう。
床を傷つけないアイデア
賃貸で家具を設置する際に傷つきやすいのが「床」です。床を傷つけない為には、床の上に直接家具を置かないということが需要になります。大きな家具を動かす際は、特に床の傷に気をつける必要があります。
家具を運ぶ際に気を付けるのは、床と家具の接地面に緩衝材を貼ることです。家具の脚裏などに傷防止用のフェルトを貼ると傷対策になります。
傷防止のフェルトは家具に付属している場合もあるので確認してください。また、家具を設置する前にはラグやマットなどの敷物を敷いておくと安心です。ラグやマットはインテリアをおしゃれにするだけでなく、傷対策にもなります。
壁を傷つけないアイデア
殺風景な印象になりがちな賃貸のマンションやアパートの壁ですが、現状回復をする為壁に跡をつけてはいけません。賃貸のインテリアでも、壁に傷をつけずに装飾を楽しむことが出来るアイテムもたくさんあります。
最近では賃貸のマンションやアパート向けに、刺した後が残りにくい画鋲やホチキスで固定することが出来るフックも販売されています。それでも少しの傷は壁に残ってしまいます。
少しの傷も壁に残したくない場合は、棚やカウンターの上に装飾インテリアを立てかけるアイデアもおすすめです。また綺麗にはがすことが出来る貼り付け用のフックや、壁の上部にワイヤーを吊るすレールを使用するのも便利です。
水周りのアイデア
インテリアの中でもどうしても浮いてしまいがちな水回りのインテリアは、原状回復する為にDIYを取り入れるアイデアがおすすめです。古い賃貸のキッチンには、キッチンボードにウォールステッカーやマスキングテープを貼るのがおすすめです。
キッチンボードはつるつるとしているので、テープやステッカーを貼っても簡単にはがすことが出来ます。キッチンを楽しい雰囲気にインテリアすることが出来るので、毎日の料理も楽しくなります。
他にも、フックを使用した収納をして水回りを広く使用したり、家電にステッカーを貼っておしゃれな雰囲気を演出するのもおすすめです。
玄関のアイデア
賃貸のマンションやアパートの玄関は、狭い、暗いといったマイナスのイメージが強いです。また収納スペースが少ないのも悩みのポイントです。賃貸の玄関は採光が出来ないので、暗いイメージになりがちです。
そんな玄関は壁に明るい色を配置したインテリアがおすすめです。玄関に鮮やかな色のパネルを設置したり、お花を置くと明るい雰囲気になります。
家に帰ってきたときも、とても明るい気持ちになることが出来ます。玄関の収納場所に困った時は、シューズクロークの上を活用するのがおすすめです。観葉植物、お気に入りの写真等を置くのも楽しいです。
賃貸のインテリアレイアウト例
さまざまな賃貸のマンションやアパートにおすすめのインテリアをご紹介しましたが、実際にイメージがつかないという方の為に賃貸のインテリアレイアウト例をご紹介します。インテリアのレイアウト例を参考にして、実際に自宅のレイアウトを楽しんでみて下さい。
ナチュラルな雰囲気の家族でお住まいの方にもおすすめのリビングや、毎日の家事が楽しくなるようなキッチンなど、工夫ひとつで賃貸のインテリアは驚くほどおしゃれになります。これから引っ越しを考えている方にもおすすめの、おしゃれなアイデアが勢ぞろいしています。
ナチュラルでおしゃれなリビング
ゆったりとした時間を過ごす為のリビングは、家族みんながくつろげるようなナチュラルな雰囲気のインテリアがおすすめです。ナチュラルでおしゃれなリビングにしたいなら、あたたかみがある照明の色使いを心がけたり、優しい色使いのアイテムを取り入れるのがおすすめです。
白やベージュを基本としたリビングに、優しい色使いのラグやクッションを置いたり、木材を使用したテレビボードやダイニングテーブルを設置しましょう。ナチュラルな雰囲気のリビングは、なるべく家具を少なくするのがポイントです。
シートでおしゃれにするダイニング
リビングダイニングのインテリアは、シートを使用しておしゃれにインテリアするのがおすすめです。ダイニングシートをインテリアに使用する場合は、おしゃれなだけでなく実用性があるシートを採用するのがおすすめです。
おすすめのダイニングラグは、汚れに強く、汚れが付いてしまった場合はふき取るだけでOKのものです。防水ダイニングシートは食べこぼしの片づけや掃除がとても楽なので、小さなお子様がいる家庭のダイニングのインテリアにおすすめです。
開放的な縦長間取り
縦長間取りの賃貸のマンションやアパートはとても多いです。縦長間取りの賃貸とは、その名の通り玄関から入ると奥に部屋が配置されている家のことをいい、間取りが縦長になっています。
縦長間取りの一番のメリットは、家具が配置しやすいということです。縦長間取りのインテリアは、家具選びがポイントになります。
空間を少しでも広く見せる為に脚が細い家具を選んだり、ダイニングテーブルは丸テーブルにして圧迫感を抑えるなどアイデアひとつで空間を広く使用することが出来ます。
収納場所を増やしたキッチン
賃貸のキッチンはどうしても狭くなりがちで、収納スペースが少なくごちゃごちゃしてしまいがちです。
狭い賃貸のキッチンであっても上手くスペースを使用することで、収納スペースを作ることが出来ます。面積が狭いキッチンは、壁を最大限に活かした収納アイデアがおすすめです。
キッチンの壁に有孔ボードを取り付けてかける収納をしたり、S字フックを使用して壁にすのこをかけるのもおすすめです。突っ張り棒とワイヤーネットを使用すると、リーズナブルな値段で壁に収納スペースを作ることが出来ます。
開放感のある玄関
賃貸のマンションやアパートは狭い印象を与えてしまうので、少しでも開放感がある玄関にみせる為にインテリアするのがおすすめです。狭い玄関に収納スペースを作るには、有孔ボードを使った玄関の収納がおすすめです。
お出かけグッズ、掃除グッズなど必需品を収納しながらも開放的な雰囲気を作ることが出来ます。玄関に明るいカラーの玄関フロアを敷いたり、パネルを敷き詰めるのも玄関が広く見えます。
賃貸のインテリアを工夫してみよう!
いかがでしたか。賃貸のマンションやアパート向けのインテリアにはこんなにたくさんのアイデアがあります。今回紹介したのは賃貸の部屋もおしゃれに変身させることが出来るような、おしゃれなインテリアのアイデアばかりです。
狭いマンションやアパートを広くみせるレイアウトや、賃貸のインテリアとは思えないくらいおしゃれなアイデアが勢ぞろいしているので、賃貸で暮らしている方は是非参考にしてみてください。