バリキャリ女子はバリバリ働くキャリアウーマン
今回は、バリキャリ女子について紹介します。バリキャリ女子とは、「バリバリ働くキャリアウーマン」のことで、現代の男女平等や機会均等の時代背景を象徴する女性の新しい生き方です。仕事に重きを置くバリキャリ女子が大変増えてきています。
現代社会にどんどん増えてきているバリキャリ女子とはどんな存在でしょうか。バリキャリ女子の特徴や就いている職業、年収や結婚観について紹介します。
キャリアウーマンという言葉が一般的になってきた昨今、バリキャリ女子として生きることの意義とはどんなところにあるのか、解説していきます。
バリキャリ女子の特徴
まず、バリキャリ女子の特徴について紹介します。キャリアウーマンとして働く女性の中でも特にバリバリ働くバリキャリ女子の特徴とはどんなものでしょうか。
以前は、外でバリバリ働くのが男性、家事育児をメインにして家を守るのが女性という役割分担が一般的でしたが、近年は男女平等や男女の機会均等が重視されるようになり、キャリアウーマンとして働く女性が増えてきています。
バリキャリ女子として働く女性の性格や特徴について、解説をします。ただ、あくまで一般論として理解するべきで、一人ひとり性格が異なっていて当然であることは理解しておきましょう。
プライベートより仕事
バリキャリ女子の特徴の一つ目は、プライベートよりも仕事を優先することが挙げられます。近年は、プライベートの時間を削りたくないと考えて仕事はそこそこでこなしていきたいと考える女子が多くなっていますが、バリキャリ女子は逆に仕事が優先です。
まさにキャリアウーマンとして男性並みの仕事をして仕事に対してやりがいを感じている女性が増えてきています。
結婚、出産をして子育てをしながら正社員としてフルタイム勤務するバリキャリ女子も増えてきています。家族の協力や保育所の活用が必須ですが、収入を求める、あるいは人生にやりがいを求めて仕事に打ち込む女性が増えてきています。
真面目で責任感が強い
バリキャリ女子の特徴の二つ目は、真面目で責任感が強いことが挙げられます。近年は、職場における面倒な人間関係に巻き込まれたくない、あるいはプライベートの時間を削ってまで仕事に打ち込むことはしたくないと考える女性が多くなっています。
その一方で、バリキャリ女子は自分が担当する仕事に対して責任をもってやり遂げなければならないという気概を持って臨みます。
キャリアウーマンとしてどん欲に仕事に取り組み、職場から認められて機会があれば昇進も目指して責任感を持って仕事をするという点に特徴が見られます。職場内でも頼られる存在になります。
時間の使い方が上手い
バリキャリ女子の特徴の三つ目は、時間の使い方がうまいことが挙げられます。仕事の中で優先順位をつけて、最優先の仕事にまず時間を費やし、こなしていく効率の良さ、判断力を持つ女性が多いことが挙げられます。
また、キャリアウーマンとして働く一方で家庭では子育てをするママとして活躍するバリキャリ女子も多いです。そのため、決まった時間までに仕事を終える必要があり、定時になったら家庭のママに戻るといったオンとオフの切り替えが上手な女子も多いです。
独身でも、バリキャリ女子は仕事とプライベートを切り替えるのが上手な方が多いです。仕事とプライベートを両方充実させる意欲的なキャリアウーマンが多いのが特徴です。
男性的で頭の回転が速い
バリキャリ女子の特徴の四つ目は、男性的で頭の回転が速いことが挙げられます。一般的に、男性と女性では思考回路が異なるといわれています。男性の方が合理的で理論立てて物事を考える傾向にあり、女性の方が直感的、感覚的な考え方が多い傾向があります。
そのため、ビジネス面においては物事を順序立てて合理的な進め方ができる男性の方が向いているといわれてます。しかし、バリキャリ女子は女性的な特徴ではなくむしろ男性的な思考回路を持ち仕事に打ち込みます。
物事を理論立てて順序良くこなしていける頭の回転の速さを発揮し、仕事を効率よくこなしていくことができます。
管理職・独立起業している
バリキャリ女子の特徴の五つ目は、職場の中で管理職になっていたり、独立して起業をしている方が多い点が挙げられます。管理職といえば男性というイメージがありましたが、近年は管理職にキャリアウーマンの女性が就くケースが増えてきています。
また、独立して会社を経営するバリキャリ女子も以前と比べて増えてきています。自分のやりたいことを見つけ、誠心誠意尽くして自分の会社を経営するやり手の女性が多くなっています。女性ならではの視点で営業活動をして成功する事例も少なくありません。
バリキャリ女子の外見
続いて、バリキャリ女子の外見上の特徴について紹介します。ファッションは人それぞれと考えられがちですが、バリキャリ女子には共通の特徴がみられることが多いです。
キャリアウーマンとして企業で働く女性のファッションとしては、仕事のできる大人の印象を感じさせる服装が中心になっていて、美しさよりもむしろ効率性を重視する傾向があります。
仕事で疲れているはずなのに、そんな様子を微塵も見せない好きのなさそうなバリキャリ女子が結構多く、外見に対しても手を抜かない傾向が見られます。
メイクにも手を抜かない
バリキャリ女子の方々は、メイクにも手を抜かない方が多くなっています。毎日家庭と仕事を両立して、時間が少ないにもかかわらず、隙を見せたくない、完璧なキャリアウーマンを維持したいと考え、メイクも完璧にする女性が多いです。
厚化粧はあまりしない傾向にあります。大人びた落ち着いた女性を演出するため、メイクの内容も派手なものは好まない方が多いです。
ブラウン系などの落ち着いた色調の化粧品を好んで利用し、きりっとしたしっかりした大人の女性の印象を作り出すメイクをしている方が多いです。
ファッションはコンサバ
バリキャリ女子の服装は、コンサバ系が多くなっています。コンサバとは、コンサバティブの略で、保守的という意味を持つ英語です。ファッションにおいてコンサバというと、保守的で派手さのないシンプルな服装を意味します。
特に女性は流行に敏感で、最先端の流行を追求する傾向がありますが、逆にバリキャリ女子の方々は流行に興味がなく自分の好むスタイルを追求します。
シンプルですが、大人らしく落ち着いていてキャリアウーマンらしい有能さ、後輩の女性社員から憧れの存在に見られることが多い、しっかりした女性を感じさせます。
髪型は前髪なしワンレン系
バリキャリ女子の髪形で多いのが、前髪を強調しないワンレン系です。ワンレンとは、ワンレングスの略語で、髪の毛の長さが全体的に一つの長さで統一されているということを意味します。
前髪があると、目にかかったりして効率が悪いですが、ワンレンの前髪なしの状態なら前髪を気にすることなくしかも準備も簡単で合理的です。
見た目のファッション性よりも、仕事を優先した合理性を重視するバリキャリ女子ならではの発想で、髪型を決めるケースが多くなっています。
ネイル・エクステもかかさない
バリキャリ女子の方々の多くは、ネイルやエクステも欠かしません。メイクに対しても隙なくちゃんとして完璧なキャリアウーマンをアピールしたいものの、やはりメイクに時間をかけられないのが現実的なところです。
そのため、メイク時間を短縮できるエクステを駆使して、時間を効率的に使用する方法を選択することが多いです。
また、指先までちゃんとしたいと考える女性が多いため、こちらも時間を短縮するために、ネイルサロンに通って、爪のお手入れをプロにおこなってもらうという方が、多くなっています。自分でネイルをする手間を少しでも軽減する目的で利用するケースが多いです。
バリキャリ女子の職業
続いて、バリキャリ女子が就いていることが多い職業について紹介をします。バリキャリ女子として働く女性の年収として、500万円が目安といわれています。年収が500万円を超える女性の仕事といえば、職種が限られてきます。
バリキャリ女子の方が就いている職業で多いものを紹介していきます。資格が必要であったり、一定の知識と技能が必要となる職業が多いことから、学生の頃から計画的に目指して就職する女性も多く、その分長く働きたいという気持ちが増す傾向にあります。
弁護士
バリキャリ女子の方が就いていることが多い職業の一つ目は、弁護士です。弁護士になるためには、司法試験という最難関の試験に合格する必要があります。
女性の職業としてはかなり高い年収をもらえる実績のある職業です。重要な裁判を控える時期は残業も多く密度の濃い仕事内容になりますが、平常時はある程度職務時間をコントロールしやすいとも言えます。
また、独立して弁護士事務所を立ち上げる場合と、既存の弁護士事務所に所属して働くことでは年収にも仕事内容にもかなり違いがあります。
公認会計士
バリキャリ女子の方が就いていることが多い職業の二つ目は、公認会計士です。公認会計士は、企業の会計処理の適正さを監査、証明する職業で、資格を取得するのも難しい難関の職業といえます。
最近は、海外の企業を相手にやり取りをする機会も多く、国際会計に関する知識も求められるようになっています。顧客の企業の会計処理を監査したり、決算書類の作成補助をしたりすることが主な業務となり、特に監査は独占的な権限となるので安定感のある職種です。
投資銀行業務
バリキャリ女子の方が就いていることが多い職業の三つ目は、投資銀行業務です。投資銀行業務とは、大手の企業を相手に投資系のアドバイスをしたり、資産運用のサポートをすることです。
いわゆる証券会社が投資銀行業務をする企業になります。専門的な知識とその場その場での判断、応用力が必要になる難しい職種です。
男性でも女性でもどちらでもこなせる職種ではありますが、ハードな業務内容になり残業も多くなることから、家庭を持つバリキャリ女子には厳しい部分もあるかもしれません。
経営コンサルタント
バリキャリ女子の方が就いていることが多い職業の四つ目は、経営コンサルタントです。経営コンサルタントとは、顧客の企業から依頼を受けて、当該企業が抱える課題や新しい戦略に関する相談を受け、適切なアドバイスをする業種になります。
相談内容は、企業全体の経営に関することで、会計税務や新規事業に関する運営、事務所内のレイアウトや人員配置など多岐にわたります。
相談に対する適切なアドバイスをするため、情報収集や問題把握能力、解決に向けた提案力など様々な技能が総合的に求められます。会計知識も必須といえます。
CRO・SMO・CSO
バリキャリ女子の方が就いていることが多い職業の五つ目は、CRO・SMO・CSO の営業職です。いずれも医療関係の分野で治験などに携わる業種です。
医療機関側で勤務したり、衣料品メーカーであったり、医薬品販売専門業者であったりと勤務先はそれぞれ異なりますが、いずれにしても幅広い知識に加え顧客との交渉能力や営業能力が必要になります。
近年女性の進出が目立つ分野といわれています。女性専用の医薬品も増えてきている中、ますます女性の重要度が増してくる業種とも言われています。
IT技術職
バリキャリ女子の方が就いていることが多い職業の六つ目は、IT系の技術職です。プログラマーやITデザイナー、情報処理サービスなどが該当します。
年収は企業によって差があるといわれています。プログラマーの中には独立してフリーランスで働く方も多く、案件受注量によって収入が上下する方も多いです。
IT系企業に勤務して給料を受給する形の方が安定はしますが、フリーランスの方が自分で受注量を調整できて自分の時間を調整しやすいというメリットもあり、後者を選択する方も多いです。
バリキャリ女子の年収
続いて、バリキャリ女子の年収について紹介します。バリキャリ女子は、仕事を重視した生活をしているため、一般的な女性よりも平均年収はもちろん高くなっています。
就く職種や企業によっても異なりますが、平均的に年収をたくさん稼ぎ出している実績があります。年収の高さを目指してバリキャリをこなしている女性もいますが、人生におけるやりがいや働き甲斐を求めて高年収の仕事をこなす女性も多く、目的は様々です。
平均年収は500万円前後
バリキャリ女子の年収の平均は500万円前後だといわれています。年収を500万円程度稼ぐためには、やはりフルタイムでバリバリ働くことが必要になります。
職種にもよりますが、やはり専門職の方が限られた時間の労働で高収入を得やすい傾向にあります。弁護士や、公認会計士に従事するバリキャリの方が、一般的に平均年収は高くなっています。
収入の高さを求めて仕事をこなしたいと考える女性の場合は、年収が高いとされている職種を目指して準備をした方が良い結果になりやすいです。
職業分類別年収
続いて、職業分類別の平均年収を紹介します。一般的な平均年収となっているので、勤務する企業や勤務形態によって金額はもちろん異なりますが、一般的に平均額が大きい職業の方が安定して高い年収を確保できる可能性があります。
これからバリキャリを目指して就職先を探す女性の場合は、平均年収を参考にして目指す職業の分野を選択するというのも一つの考え方です。やりがいとともに、収入面もやはり大事な考慮するべきポイントといえます。
コンサルタント
コンサルタント系の業種の平均年収は、男女総合した結果は574万円、女性の平均は485万円となっています。ただ、コンサルタント系の中でも、リスクコンサルタントと呼ばれる分野の場合は591万円とかなり高い結果となっています。
リスクコンサルタントの分野は、年収は高いですが、それだけ難しい判断と責任を伴います。適切な判断力と情報収入能力が必要となるため、バリキャリ女子にとってはやりがいはありますが、トラブルに見舞われる可能性もあることを理解しておきましょう。
企画・管理職
企画・管理職の平均年収は、男女合計で511万円、女性のみでは436万円となっています。企画・管理職に従事する女性が近年は多くなっていますが、やはり年収もそれ相応の高い水準を誇っています。
特に知的財産・特許の分野に従事する女性の方は平均年収が558万円と相当高い結果となっています。特許の分野は近年さらに重要度を増しており、場合によっては企業の法令順守の根幹を担う責任を伴う分野となっているので、働き甲斐は非常にあります。
IT関連
IT関連の業種の平均年収は、全体で457万円、女性限定で393万円とされています。ただ、これは平均的な結果となっており、特に、フリーランスでIT系の案件をこなす方の中には、もっと大きな年収を稼ぎだしている方がたくさんいます。
バリキャリ女子の中でも、フリーランスでプリグラマーを行ない、平均年収よりも相当高い実績を挙げている方もたくさんいます。やればやるほど収入も膨らんでいくフリーランスの形式を選択するバリキャリ女子も、多い分野といえます。
バリキャリ女子の恋愛・結婚事情
最後に、バリキャリ女子の恋愛・結婚事情について解説をします。バリキャリ女子は、仕事を重視するあまり恋愛や結婚に関しては、遅れがちになることは想像に難くありません。
ただ、バリキャリ女子の中でも、結婚して子供を授かり家庭と仕事を両立させている、スーパーウーマンも存在します。本人の意志と家族の協力があれば、恋愛・結婚も含め充実した生活を送ることができます。
恋愛の仕方がわからない
バリキャリ女子の恋愛・結婚における特徴の一つ目は、恋愛の仕方が分からず結婚へたどり着くことが難しいという点が挙げられます。バリキャリ女子でも恋愛・結婚に興味がないわけではないのですが、これまで恋愛をしたことがないという方が多いです。
異性と付き合った経験が少ないため、恋愛のやり方がわからず、結婚に行きつくことができないバリキャリ女子が多いです。経験の少ない女性をリードしてくれる包容力のある男性と出会えれば、うまく恋愛できることが多いです。
恋愛している時間がない
バリキャリ女子の恋愛・結婚における特徴の二つ目は、恋愛している時間がないという点が挙げられます。バリキャリ女子はやはり仕事が第一優先ですから、プライベートを仕事のために犠牲にすることにためらいがありません。
そのため、付き合っている男性としては物足りなさを感じることも少なくありません。女性の仕事を優先してくれて、理解のある男性に出会えれば、恋愛・結婚もスムーズにいくことが多いです。
ハイスペックな相手を求めがち
バリキャリ女子の恋愛・結婚における特徴の三つ目は、ハイスペックな異性を求めがちになる傾向があります。自分のキャリアが良いため、相手が自分より劣ることをよしとしない女性が多い傾向にあります。
男性側としては、バリキャリ女子は交際しづらい目上の人間と感じてしまい、劣等感にさいなまれることも少なくありません。バリキャリ女子の結婚が遅れがちになる理由の多くはここにあります。
出産によるキャリアのストップを恐れる
バリキャリ女子の恋愛・結婚における特徴の四つ目は、出産によるキャリアのストップを恐れる傾向がある点が挙げられます。結婚するとやはり女性には妊娠・出産という将来が待っています。
出産のために多かれ少なかれ産休や育休、あるいは辞職することが必要になります。仕事を優先するバリキャリ女子としては、結婚したくないと感じる大きな要因となり、晩婚化が促進される結果となります。
結婚より仕事に価値を置いている
バリキャリ女子の恋愛・結婚における特徴の五つ目は、恋愛・結婚よりも仕事に重きを置いている方が多い傾向にあります。女性としての恋愛・結婚願望がないわけではありませんが、仕事の方が面白くやりがいがあると感じている女性が増えてきています。
女性も男性と同様の機会を均等に与えることが当たり前になった昨今、仕事の充実を捨てられず、恋愛・結婚のことが考えられない女性が非常に増えてきています。
バリキャリの生活は仕事もプライベートも充実!
以上、バリキャリ女子の実態について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。仕事を優先してプライベートが充実していないという印象を持つ方も多いですが、実際は仕事とプライベートを両方充実させているバリキャリ女子が多いです。
ただ、恋愛と結婚については遅れがちになっている実態があります。仕事の方が面白いと感じる女性が増えてきていることが背景にあり、今後もバリキャリ女子は増えてくるのかもしれません。