増築にかかる費用の相場は?リフォームや改築など事例の種類ごとに紹介!

増築にかかる費用の相場は?リフォームや改築など事例の種類ごとに紹介!

増築にかかる費用についてご紹介します。増築には様々な種類や方法があり、それによって費用が大きく異なります。少しややこしい増築の費用について、事例にそって相場をご紹介していきます。どのようなリフォームをしようか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

記事の目次

  1. 1.増築にかかる費用が知りたい!
  2. 2.増築時の費用の考え方
  3. 3.増築の方法と費用の目安
  4. 4.増築の規模と費用の目安
  5. 5.増築費用を抑えるための注意点
  6. 6.増築費用の見積もりを出してみよう

増築にかかる費用が知りたい!

Photo byGrieslightnin

一軒家を持っていると、増築や改築のリフォームをしたいと考えることもあるでしょう。ここのスペースをもっと増やせばもっと快適に暮らせるのに、などと考えればきりがありません。業者に頼めば増築はしてもらえますが、気になるのは費用です。

一言で増築といってもその種類は様々です。増築とは同じ敷地内で床面積を増やすことです。敷地内に離れを作る、2階建て住宅を3階建て住宅にするのも増築です。

これらの増築には費用がかかりますが、離れを作るのも2階建て住宅から3階建て住宅に増築するのもそれぞれ費用が違うので注意が必要です。この記事では増築にかかる費用について詳しくご紹介していきます。

増築を考えている方や、将来は増築したいと考えている方はぜひ参考にしてください。増築方法の種類についても詳しく解説します。

増築時の費用の考え方

Photo by scarletgreen

増築時の費用の考え方について詳しくご紹介します。増築といってもその方法や種類はたくさんあり、実際に増築する方法や種類によって費用が大きく変わります。増築にかかる費用の考え方は大きくわけて4つになります。それぞれのポイントを押さえておきましょう。

住宅の種類で変わる

Photo byTheDigitalArtist

増築費用は住宅の種類によって大きく変動します。住宅の種類とは木造か、鉄骨住宅かです。木造住宅の場合、費用の相場は役70万円から約280万円です。これに対し、鉄骨住宅は約100万円から約400万円と相場の費用は高くなります。

これは鉄骨住宅は重量バランスなども考慮された設計を用いているためです。増築するにあたって壁や柱などの位置を変更するのが難しく、増築などリフォームするにあたって設計や技術に手間がかかるためです。

増築規模で変わる

Photo byPublicDomainPictures

増築規模によっても費用が大きく変わります。当然のことながら増築の規模が小さければ費用は安く、増築の規模が大きければ費用は高くなります。

木造住宅の場合、2畳の増築に約70万円、4畳に約140万円、6畳に約210万円、8畳に約280万円です。鉄骨住宅の場合は少し高くなり2畳の増築に約100万円、4畳に約200万円、6畳に約300万円、8畳に約400万円です。

増築したい場所で変わる

Photo byskeeze

増築したい場所によっても費用は変わります。特に2階部分の増築には費用がかかるので注意が必要です。2階部分の増築に費用がかかるのは、足場を組んだりクレーンを導入するにあたって1階部分の増築とはかかる手間が違うからです。

2階部分の増築費用の相場は約120万円から約480万円です。こちらも増築や改築の規模によって費用が変わります。2畳が約120万円、4畳が約240万円、6畳が約360万円、8畳が約480万円の費用が目安です。

増築内容で変わる

Photo byPublicDomainPictures

増築の費用は増築の内容によっても異なります。特に費用が高くなるのは水回りの増築リフォームをする場合です。水回りとはトイレ・キッチン・洗面所・お風呂です。

水回りの増築をする場合、キッチンや洗面所などの新しい設備にかかる費用に、上下水道の配管工事も必要となります。また電気工事や内装の工事費、間取りを変更する場合はその費用もかかってきます。水回りの増築は特に費用がかかり、大掛かりな工事になります。

また部屋の増築も和室なのか洋室なのかによって費用が変わります。洋室から和室にする場合、和室から洋室にする場合とそれぞれ費用が違います。ベランダの増築もただベランダを広くするのか、ベランダを作るのかによって費用が大幅に変わります。

増築の方法と費用の目安

Photo byjarmoluk

増築の方法と費用の目安についてご紹介します。増築といってその種類は様々です。代表的な増築の方法、3種類に限って詳しく見ていきましょう。これから増築を考えている方は必見です。ぜひ参考にしてください。

差し掛け増築

Photo byMamaShaw

差し掛け増築とは増築の方法で一番多く用いられる方法です。もともとある建物に対し、新たに床を増築させる方法です。解体する部分が少なく済み、工事期間や費用が一番かかからないスタンダードな増築方法となります。

木造住宅であれば1畳につき約35万円、鉄骨住宅ならば1畳につき約50万円が費用の目安となります。また、2階部分を差し掛け増築する場合は1畳あたりが約60万円からと、費用が高くなる傾向です。

おかぐら増築

Photo bycocoparisienne

おかぐら増築という増築方法は、平屋に2階の部屋を増築する方法です。平屋の屋根を取り外して2階を増築します。1階にあった梁や柱を使用して2階部分を増築するので、耐震性など問題がないように補強しながら増築する方法です。

2階部分の増築に新たに金具などの補強材が必要となるため、費用は差し掛け増築よりもかかります。また、1階の屋根の部分を取り外すという大掛かりな工事になるため、リフォームの工事期間も長くなります。

取り壊し増築

Photo bypsaudio

取り壊し増築は今ある住宅の一部を取り壊して、新たに増築する方法です。全てを取り壊して立て直すわけではないので、増築となります。1階部分だけを増築したい場合は2階分を触らずに、1階部分の壁などを取り除いて増築します。

2階部分だけを増築したい場合は、2階の壁や屋根を取り除いて増築する方法です。また両方の増築をしたい場合も可能です。1階部分と2階部分の増築したい部分を取り壊して、新たに床を設置して増築します。

取り壊し増築は解体費用がかかり、さらに解体した部分を補強するのに費用がかかります。増築方法の中では一番費用が高くなる増築方法です。

増築の規模と費用の目安

Photo byLife-Of-Pix

増築の規模と費用の目安についてご紹介します。ベランダ・トイレ・キッチン・洋室・和室・お風呂と6ヶ所の増築や改築・リフォームの費用の目安となります。だいたいの目安の相場をしっかりと把握しておきましょう。

ベランダの増築

Photo by s.sawada

まずはベランダの増築にかかる費用の目安についてご紹介します。ベランダの増築には、使用する材料や増築する面積によって費用が大きく変わってきます。

ベランダを広くして洗濯物を干すスペースを増やしたい場合、40万円から費用がかかってきます。また、もともとベランダがなく、柱を増築してベランダを設置する場合30万から60万円ほどの費用がかかります。

材質によっても大きく費用が異なります。人工木を使用する場合は費用が高くなる傾向がり、1平米25000円から30000円ほどの費用となります。天然のソフトウッドが1平米6000円から8000円ほどの費用となり、タイルデッキでは1平米15000円から20000円ほどの費用と価格差が大きく違います。

トイレのリフォーム

Photo bycocoparisienne

トイレのリフォームにかかる費用について見ていきましょう。トイレのリフォームはトイレの便器を新たに設置するのかによっても、大きく費用が変わってくるので注意が必要です。費用の目安としては70万円から200万円と把握しておきましょう。

もともとあったトイレの壁紙を貼りなおしたり、便器を新しいものに入れ替える場合は1日でリフォームが終わることが多いです。トイレを広くするために壁を一度取り壊したり、場所を変更して配管を動かす場合は費用と時間がかかることを把握しておきましょう。

キッチンの増築

Photo bykaboompics

キッチンの増築にかかる費用はどうでしょうか。キッチンの増築にはキッチンのある場所によって費用が変わります。キッチンが1階に設置されている場合の増築費用は110万円からが相場です。

対して2階以上にキッチンがある場合は125万円からが増築の相場となり、価格差があるので注意しましょう。キッチンのカウンターなどそのまま入れ替える場合、新しく導入するキッチンカウンターのグレードによっても費用が変わります。

また、レイアウト自体を変更する場合は配管の場所や電気工事も必要となるので、費用は高額になる傾向にあります。また、廃材の処分費も必要となる場合があり、必ず見積もりを取ってから工事を始めることをおすすめします。

洋室の改築

Photo by halfrain

洋室の改築費用についてはどうでしょうか。洋室の改築費用には木造住宅か鉄骨住宅かで費用が異なります。またキッチンと同様で1階か2階以上かでも費用が異なります。

木造住宅の場合の費用につて見ていきましょう。木造住宅の1階だと約70万円の費用、2階だと約120万円の費用となります。これに対し、鉄骨住宅の場合の費用は1階だと約100万円、2階だと約130万円と木造住宅と比べると高い費用がかかります。

和室の改築

Photo byshell_ghostcage

和室の改築費用について見ていきましょう。和室も洋室と同様に1階部屋なのか2階部屋なのかによって費用が異なります。1階が約200万円に対し、2階は約300万円の費用がかかります。またこの費用は6畳あたりの相場費用なので、6畳以上の場合はさらに費用がかかります。

お風呂のリフォーム

Photo byErikaWittlieb

お風呂のリフォームにかかる費用は相場が約80万円から約140万円と、大きく価格の幅があります。これは浴槽を入れ替えるのか、お風呂の面積を広く増築させるのかで費用が変わるからです。

また、浴槽をどのようなランクのものにリフォームするかでも大きく変わります。汚れが付きにくいものなど機能が充実したものから、ヒノキで香りや質感を味わう浴槽など幅広く種類があります。

どのようなお風呂にリフォームするかによって大きく費用が異なるので、お風呂のリフォームも見積もりをとってしっかりと費用相場を把握しておきましょう。

キッチンのリフォーム費用の相場はいくら?施工例と期間の目安もチェック!のイメージ
キッチンのリフォーム費用の相場はいくら?施工例と期間の目安もチェック!
キッチンリフォームにかかる費用は様々な要因によって大きく変わります。初めてのキッチンリフォームでは何にどれくらいの費用がかかるのか分かり辛いため悩む人も多いでしょう。この記事ではキッチンリフォームの費用の相場の目安を、施工例と共にご説明します。
畳をフローリングにする方法と費用をチェック!リフォーム知識と手順も紹介!のイメージ
畳をフローリングにする方法と費用をチェック!リフォーム知識と手順も紹介!
畳の部屋をフローリングにするには、どうすればできるのか。DIYでできるのか、業者に依頼するのかなど様々な方法が考えられます。そこで今回は、畳の部屋をフローリングにする方法やフローリングにかかる費用をチェックしました。リフォームの知識や手順をまとめて紹介します。

増築費用を抑えるための注意点

Photo bystlremodel

リフォーム・増築・改築には費用がかかります。しかし、やみくもに業者に頼んで増築するのはよくありません。増築費用を抑えるための注意点についてご紹介します。安全性や品質のいい増築をするためにもしっかりとポイントを押さえておきましょう。

業者選びを慎重に行う

Photo byClassicallyPrinted

増築費用を抑えるためには、適切な業者を選びましょう。業者によって増築などのリフォームの費用は大幅に変わります。適切な相場費用を設定している業者だと安心ですが、中には高額な費用を請求する業者もいるので注意が必要です。

ハウスメーカーに増築などのリフォームを依頼するのか、地元密着型のリフォーム会社に依頼するのかによっても変わります。それぞれの業者のメリット・デメリットもあります。機能を重視したキッチンを入れたい、お手入れが楽なお風呂にリフォームしたい、などと目的に合った業者を選びましょう。

見積もりを出してもらう

Photo byShutterbug75

増築費用を抑えるためには見積もりを出してもらうことが大切です。見積もりは複数の業者に依頼して出してもらいましょう。相場に合った費用の見積もりを出してくれる業者をしっかりと見極めます。

見積もりを依頼する場合は、他の業者にも見積もりを依頼していることを伝えるといいでしょう。他の業者よりも安くします、などと費用が下がる効果も期待できます。

中には比較するために見積もりを出すのを嫌がる業者もいますが、その場合は古い体質の業者と考えてリフォームの依頼をするのをやめましょう。

相場をチェックしておく

Photo bygeralt

増築費用を抑えるためには、費用の相場をしっかりと把握しておくことが大切です。リフォームの場所や目的によって費用の相場は変わるので、あらかじめインターネットなどで費用の相場を把握しておきましょう。

1階や2階で費用が大きくかわり、水回りなどは特に費用に幅があります。だいたいの目安の費用をチェックしておくことで、業者からの過剰な請求にストップをかけることができます。

水回り工事は必要最低限にする

Photo byfran1

増築費用を抑えるためには、水回りの工事については最低限にとどめるように注意しましょう。水回りの工事は費用が高くなる傾向があります。特に2階部分にトイレやキッチン、お風呂などの水回りを増築するとなると費用がかなりかかります。

水回りは給水工事や排水用の配管工事に加え、防水工事などの手間がかかります。もともとなかった2階部分に設置するとなると、これらの費用が多くかかってくるので注意が必要です。

2階部分に水回りの増築をする際は、本当にその工事が必要かをしっかりと考える必要があります。また、1階部分でも水回りを移動させる・増築するとなると費用が多くかかるので注意しましょう。

申請が必要な場合は建築士に依頼

フリー写真素材ぱくたそ

増築には10平方メートルを超える場合、申請が必要になるので注意が必要です。その場合は建築士に依頼して申請を行いましょう。増築を依頼する業者に専門の建築士がついている場合が多く、違法な増築ならないかなどの確認作業も含まれます。

申請は構造計算なども必要になるので、費用を抑えるために自分でしようと思わずに専門の建築士に依頼するのがマストです。自分の土地だからといって好きに増築できるものではないので注意しましょう。

増築費用の見積もりを出してみよう

Photo byElasticComputeFarm

増築にかかる費用などについてご紹介しました。増築・改築にはさまざまな種類があり、それによって費用も変わります。だいたいの相場を調べておき、業者に見積もりを出して比較することが大切です。リフォームや増築・改築で快適な空間を作りましょう。

SABU
ライター

SABU

大阪生まれ大阪育ち、大阪在住ライターです。高校野球とビール、動物が大好きです。夏はビール片手に野球観戦、となりに犬か猫がいれば最高です!将来は犬や猫の保護活動をしたく、勉強中です。文章の力を借りて、多くの事を発信していけたらと思っています。

関連するまとめ

人気の記事