インドカレーのカロリーってどれくらいなの?
インドカレーと一口に言っても、定番の「キーマカレー」や「チキンマサラ」やマイナーな「ダールカレー」や「マトンサグ」などいろいろな種類があり、スパイスが効いた癖になる味が人気のカレーです。
この記事ではインドカレーの種類別のカロリーと糖質だけでなく、ダイエット向きと言われる理由やダイエット中のおすすめの食べ方、インドカレーと一緒に食べるライス・ナンについて紹介します。
ダイエット中でもインドカレーを美味しく食べるためにも、種類別のカロリーと糖質も把握しておくことをおすすめします。
インドカレーとは
インドカレーというと、ライスよりはナンとセットになったカレーをイメージする方が多いかもしれません。当たり前のことですが、インドカレーはカロリーが高い食べ物なので、ライスやナンとセットにすることで、さらにカロリーは高くなります。
では、日本のカレーとインドカレーの違いはどこでしょうか。ここからは、日本のカレーとインドカレーの違いについて紹介します。
日本のカレーとの違い
日本のカレーとインドカレーの違いはいろいろあります。まず、日本のカレーは小麦粉や油をたくさん使って作ります。一方インドカレーは小麦粉は使わず、スパイスを大量に使います。
絶妙なスパイスのブレンド具合が美味しく、お店によりインドカレーの種類が同じでも味にそれぞれ特徴があります。
また、日本のカレーはじっくりコトコト煮込んで作りますが、インドカレーは調理の手間がなく簡単に作ることができます。
さらに、日本のカレーはドロッとした感じのものが多いですが、インドカレーは水分が多くサラッとした舌触りも特徴のひとつです。
インドカレーの種類別のカロリーと糖質を調査
インドカレーはたくさんの種類があり、大まかに「お肉系」と「濃厚系」、「ヘルシー系」の3タイプに分けることができます。バターを使ったり野菜たっぷりカレーなど、種類によりカロリーと糖質の数値は異なります。
同じインドカレーの種類でも、お店によりオリジナルの作り方があるため、カロリーと糖質は違ってきます。また、自分で作ったりレトルト商品であったりと変わるため、カロリーと糖質は参考数値として見てください。
紹介する数値は160gから200g程度で、全てカレールゥのみ、ライスやナンは含めていません。ここからは、インドカレーの種類別のカロリーと糖質を調査について紹介します。
チキンマサラのカロリー・糖質
1つ目に紹介するインドカレーの種類別のカロリーと糖質は「チキンマサラ」です。チキンマサラは、お肉系のインドカレーです。ブラックペッパーやシナモン、クミン、コリアンダーなどがブレンドされたガラムマサラと鶏肉を使ったカレーです。
ココナッツミルクを入れるレシピもあり、その分カロリーと糖質は高くなります。チキンマサラ160gあたりの参考カロリーは217kcal、糖質は17.0gです。
チキンバターマサラのカロリー・糖質
2つ目に紹介するインドカレーの種類別のカロリーと糖質は「チキンバターマサラ」です。チキンバターマサラは、濃厚系のインドカレーです。日本で定番のインドカレーのひとつです。
ヨーグルトとスパイスなどにじっくり漬け込んだ鶏肉をバターで炒めた、トマトベースのカレーです。生クリームが使われているため、比較的マイルドでお子さまにもおすすめです。チキンバターマサラ200gあたりの参考カロリーは325kcal、糖質は12.0gです。
キーマカレーのカロリー・糖質
3つ目に紹介するインドカレーの種類別のカロリーと糖質は「キーマカレー」です。キーマカレーは、お肉系のインドカレーです。日本で定番のインドカレーのひとつです。ひき肉たっぷりのカレーで、インドでは鶏肉や羊肉(マトン)を使います。
日本で一般的に使われる合いびき肉よりもカロリーが低く、ダイエットにもおすすめのヘルシーカレーです。また、日本のようにドロッとした感じではなく、インドのキーマカレーはスープのように水分が多いのが特徴です。キーマカレー200gあたりの参考カロリーは345kcal、糖質は21.4gです。
マトンカレーのカロリー・糖質
4つ目に紹介するインドカレーの種類別のカロリーと糖質は「マトンカレー」です。マトンカレーは、生後2年以上育てた羊のお肉を使ったインドカレーです。キーマカレーにもマトンを使うことがありますが、こちらはマトンの塊を使ったカレーになります。
日本では子羊のラム肉を使用するジンギスカンがメジャーですが、このラム肉より癖が強いため、好みが分かれるインドカレーです。マトンカレー200gあたりの参考カロリーは388kcal、糖質は16.6gです。
ダールカレーのカロリー・糖質
5つ目に紹介するインドカレーの種類別のカロリーと糖質は「ダールカレー」です。ダールカレーは、豆類をたくさん使うヘルシー系のインドカレーです。「ひよこ豆」を使用することが多いです。
ベジタリアンやお肉が禁止されている宗教の方などは、お肉の代わりに豆類でタンパク質を摂取しています。豆は栄養価は高くカロリーは低め、食物繊維が多いことからダイエット向きの食品です。そのため、カロリーは低くなりますが、糖質が高いというデメリットがあります。
ダイエットの中でも「糖質制限ダイエット」には不向きなインドカレーです。ダールカレー180gあたりの参考カロリーは187kcal、糖質は25.2gです。
パニールパラグのカロリー・糖質
6つ目に紹介するインドカレーの種類別のカロリーと糖質は「パニールパラグ」です。パニールパラグは、ほうれん草とチーズを使ったヘルシー系インドカレーです。パニールは山羊のチーズ、パラグはほうれん草のことを指します。
山羊というと癖があるのではと思うかもしれませんが、マイルドな味わいになり青臭さなどはありません。ただし、チーズ入りということで、その分カロリーは高めになります。パニールパラグ200gあたりの参考カロリーは280kcal、糖質は12.0gです。
プラウンマサラのカロリー・糖質
7つ目に紹介するインドカレーの種類別のカロリーと糖質は「プラウンマサラ」です。プラウンマサラは、エビが入ったトマトベースのインドカレーです。スパイスがしっかり効いていますが、ココナッツや生クリームが入っているのでマイルドで食べやすいカレーです。
バターを加えたバタープラウンマサラというカレーもあります。プラウンマサラ180gあたりの参考カロリーは211kcal、糖質は11.3gです。
チキンサグのカロリー・糖質
8つ目に紹介するインドカレーの種類別のカロリーと糖質は「チキンサグ」です。チキンサグは、チキンとほうれん草が入った濃厚系インドカレーです。お肉と野菜が入っているのでバランスが取れたカレーになりますが、バターを使用しているのでカロリーは高めです。
辛さはあまりないので、お子様にもおすすめです。糖質は低いので、糖質ダイエットの方におすすめです。チキンサグ180gあたりの参考カロリーは224kcal、糖質は11.4gです。
マトンサグのカロリー・糖質
9つ目に紹介するインドカレーの種類別のカロリーと糖質は「マトンサグ」です。マトンサグは、生後2年以上育てた羊のお肉とほうれん草を使ったインドカレーです。ただし「サグ」とは菜の花(からし菜)のことで、本来はほうれん草は使わないようです。
ほうれん草は「パラク」と紹介したように、ほうれん草を使ったカレーは「マトンパラク」が正解のようです。マトンサグ200gあたりの参考カロリーは398kcal、糖質は18.0gです。
インドカレーはダイエット向きって本当?
インドカレーはカロリーが高く、ダイエットに不向きな食べ物と捉えている方も多いでしょう。しかし、インドカレーはさまざまな理由によりカロリーは高くても「ダイエット向きの食べ物」のようです。ここからは、インドカレーはダイエット向きって本当?について紹介します。
スパイスが代謝を良くする
1つ目に紹介するインドカレーがダイエット向きの理由は「スパイスが代謝を良くする」です。インドカレーはさまざまなスパイスをブレンドして作るスパイシーな辛さが特徴のカレーです。このスパイスは体内の新陳代謝を良くする効果があるため、消化を助け余計な脂肪が溜まるのを防いでくれます。
ターメリックには脂肪燃焼効果
2つ目に紹介するインドカレーがダイエット向きの理由は「ターメリックには脂肪燃焼効果」です。ターメリックはウコンとの呼ばれるオレンジ色のスパイスです。ターメリックは脂肪燃焼効果の他、血糖値をコントロールする効果もあります。
また、抗酸化作用や抗アミロイド作用などの効果がある黄色いポリフェノール化合物であるクルクミンが含まれているため、細胞の活性化により肌荒れ防止効果もあり美容面でもおすすめです。
糖質の少ない野菜が使われている
3つ目に紹介するインドカレーがダイエット向きの理由は「糖質の少ない野菜が使われている」です。ダイエットは糖質制限と脂質制限、ロカボダイエットなどいろいろあります。
インドカレーに使われる野菜は、ほうれん草やトマトなど糖質の少ないものが使われています。そのため、糖質制限ダイエットにおすすめです。
腹持ちが良く間食を防ぐ効果も
4つ目に紹介するインドカレーがダイエット向きの理由は「腹持ちが良く間食を防ぐ効果も」です。カロリーが高い食べ物は、腹持ちが良いといわれています。
カロリーが高い食べ物はダイエットに不向きと考えがちですが、腹持ちが良く間食を防ぐ効果により、結果的に1日の摂取カロリーを抑えることができます。食べてもすぐにお腹がすいて間食をしてしまう方におすすめです。
ダイエット中のインドカレーの食べ方
インドカレーは日本のカレーよりもカロリーは低いですが、一般的な食べ物よりカロリーが高い種類が多いです。しかし、インドカレーに使われているスパイスや糖質の少ない野菜が使われていることから、ダイエット向きの食べ物であることがわかりました。
ダイエットにおすすめの食べ物だからといって、限度を超えた食べすぎはNGです。ダイエット中にインドカレーを美味しく食べるために、おすすめの食べ方を把握しておきましょう。ここからは、ダイエット中のインドカレーの食べ方について紹介します。
ナンは食べない
1つ目に紹介するダイエット中のインドカレーの食べ方は「ナンは食べない」です。インドカレーには、ライスよりもナンの方が合うから好き!という方も多いでしょう。インドカレーの定番「ナン」は、ライスと同じ炭水化物になります。
一般的にバターを塗るので、カロリーも糖質も高い食べ物です。ナン1枚150gあたりのカロリーは393kcal、糖質は71.4gもあります。
インドカレーと組み合わせることで、カロリーは700kcal程度、糖質は80g程度まで膨れ上がります。はちみつやチーズなどを使ったナンは、さらにカロリーが高くなります。ダイエット中はナンを控えることをおすすめします。
ライスの量を少なくする
2つ目に紹介するダイエット中のインドカレーの食べ方は「ライスの量を少なくする」です。ナンの代わりにライスを選ぶ場合も、量を気にすることが大切です。お腹を満たしたいあまりに食べすぎるとカロリーと糖質が高くなるので、ライスの量は減らし、インドカレーの量を増やしましょう。
糖質が低いインドカレーを選ぶ
3つ目に紹介するダイエット中のインドカレーの食べ方は「糖質が低いインドカレーを選ぶ」です。インドカレーの種類別のカロリーと糖質を調査の項で紹介したように、インドカレーの種類によりカロリーと糖質は違います。ダイエット中にインドカレーを食べる時は、糖質が低い種類を選びましょう。
烏龍茶を飲みながら食べる
4つ目に紹介するダイエット中のインドカレーの食べ方は「烏龍茶を飲みながら食べる」です。インドカレーに限らず、食事中に烏龍茶を飲むことは、ダイエットにおすすめの食べ方です。烏龍茶は脂肪吸収を抑制する働きがあるので、インドカレーを食べる時は烏龍茶を用意しましょう。
食べ過ぎないようにする
5つ目に紹介するダイエット中のインドカレーの食べ方は「食べ過ぎないようにする」です。インドカレーに限ったことではありませんが、食べすぎはダイエット中以外でもおすすめしません。
カロリーと糖質が低い食べ物でも、食べすぎてしまえばその分加算され、結果的にカロリーと糖質が高い食べ物を摂取したことになってしまいます。ダイエット中にインドカレーを食べる場合は、食べすぎに注意しましょう。
インドカレーは食べ方に注意してダイエットに繋げよう!
インドカレーはカロリーが高い食べ物のひとつですが、一般的な日本のカレーよりは低いです。しかし、カロリーが高い食べ物の部類に入ることには変わりありません。
インドカレーにライスやナンと一緒に食べることで、1食分の目安となるカロリーと糖質を余裕で超えてしまう可能性が高いです。ダイエット中にインドカレーを食べる時は、インドカレーの種類や紹介した食べ方を参考にし、注意して美味しくいただきましょう。