住宅ローンの審査を検討している人必見!
住宅ローンの審査を見当する際、まず何から調べたら良いかも初めはわからない方が多いでしょう。こちらのページでは審査の甘い金融機関による特徴や審査の基準をご紹介いたします。住宅ローンを組む際の注意点等も合わせてご案内いたしますので、参考にしていただければ幸いです。
審査の甘い金融機関を詳しくご紹介!
金額が数千万単位と高額で支払い期間も長い住宅ローンは、審査も他と比べ厳しいものとなっています。せっかく住宅を購入しようと思っても審査が通らないとなると大ごとです。
事前にネットで銀行などの住宅ローンを下調べされる方も多いでしょう。こちらのページでは住宅ローンを組む際の基本的知識や審査が甘いといわれる金融機関の特徴をご案内していきます。
住宅ローンの審査基準とは?
住宅ローンを組むと決めたとき、金融機関の審査がどんなものなのか、審査が甘い金融機関はあるのか、審査が甘いところでも通るのかと心配される方は多いでしょう。問題点は無いか、ひとつひとつ注意点を確認していきましょう。
まず住宅ローン審査の基準の項目にはどんなものがあるのかご案内します。車のローンなどとは違い、長期間に渡るものなので審査基準も厳しく、項目も複数あり甘いものではありません。事前の確認や準備が大切になるのでしっかりとチェックしたいところです。
①加入者は健康状態でなければいけない
ローンと聞くと、まず気にかかるのが年収などの経済的状況です。住宅ローンとなると、それ以外に健康状態にも注意が必要となります。これに関してはなかなか甘いとは言えません。
支払い期間が数十年になる住宅ローンは「団体信用生命保険」に加入できるかどうかをチェックされます。加入条件は通常の保険会社とほぼ一緒ですが、疾病に関して保険会社により条件が異なりますので病名や処方薬を正確に把握しておきましょう。
健康ではない場合に返済が不安な為
なぜ団体信用生命保険に加入しなければならないかというと、住宅ローンを組んだ後に債務者が死亡したり高度障害に陥ってしまった時に支払いが滞らないようにするためです。
リスクを減らすためでもありますが、人生いつ何が起こるかわからないので自分や家族を守る為保険は重要です。健康面に不安な点があると審査が甘い機関でも住宅ローンの性質上不利になってしまいます。3年以内の病歴に関して申告義務があります。
本審査での健康状態の確認方法はアンケート形式です。直接面談はしませんが虚偽の申告をしてしまうと融資の後2年以内に万が一の事があった場合に保険金が支払われない可能性があるため危険です。団信の審査の有効期限は半年と短いため、引渡し日より半年以内に行いましょう。期限が切れ再審査をしたら基準が変わり、審査落ちしてしまうこともあります。
②個人の信用情報
住宅ローンを組むにあたって大切なのが個人の信用情報です。信用情報とはローンの残高や毎月の返済金額、過去の支払いに遅延が無いかなどのローンに関する個人情報です。見落としがちな返済の終わっていない奨学金、携帯本体の分割払い、クレジットカードのキャッシング等も確認してみましょう。審査の甘い金融機関といえど大事なポイントとなります。
支払いの延滞等がある場合には難しい
自動車ローン、カードローンなどの支払いで遅延や滞納がある場合注意が必要です。見落としがちなのが携帯本体の分割払いですがこちらもローンなので気をつけましょう。
クレジットの引き落としでも、うっかり口座にお金を入れてなかったなんて事も複数回起こるとマイナスに捉えられてしまう可能性があります。やはり支払いの遅れや滞納が頻発していると、審査が甘い金融機関といえど住宅ローンの仮審査に通らない可能性が高いです。
現状、問題がないと思われてもカードローンなどのローンは減らしておいたほうが審査の際に有利になります。そのため使用していないクレジットカードを解約するなど、ローン、手持ちのカード等を見直し整理することをおすすめします。住宅ローンを検討することで、遠い将来のことも見据えて計画を立てるのでとても良い機会になります。
住宅ローンの審査が甘い金融機関の特徴
では実際に住宅ローンの審査が甘いとされる金融機関にはどんなものがあるのかみていきましょう。それぞれの金融機関の特徴や審査が甘い理由にも触れていきます。
全員が審査に通るかといわれれば、答えはNoです。しかし金融機関、銀行により審査基準は違います。それにより他はダメだったがひとつだけは審査が通った、なんてこともあるのです。こちらではそういった情報が多い審査が甘い金融機関の特徴をご紹介します。
審査の甘い機関①地方銀行
大きな都市銀行と比べ見落としがちですが、審査が甘いという点に着目し、それぞれの地域に本社を構える地方銀行に注目してみました。地域に密接に関わっていて顧客との距離が近い点も良い特徴でポイントが高いです。信用金庫、労金、JAバンクなどが当てはまります。銀行口座を持っている方も多いでしょう。こちらでの住宅ローンを検討してみましょう。
大手銀行に比べて審査が甘い
大手銀行の場合審査も複雑で、審査に通る難易度は高く甘いとはとても言えません。それと比べ地方銀行は比較的簡潔な内容となるため審査が甘いといわれます。
審査基準が甘い分、金利は高めなことが特徴です。言い換えれば金利が低い方がリスクもあるため、審査も厳しいものになります。また地域に密着している企業なので、地元で働く方や個人事業主に対し審査を優遇してくれる可能性があります。
近隣にある店舗で直接相談ができる点も安心です。住宅ローンのプランも複数持っている銀行もあるため金利が低いローンに落ちても、更に審査が甘い金利が高いローンのほうで再審査を受けれる場合もあります。銀行が保証会社に加入しているかどうかによっても審査に通る確率が変わってきます。保証会社に加入していない銀行は審査も厳しいものになります。
審査の甘い機関②申込条件が緩い
申し込み条件に年収や継続勤務年数が具体的に記載されている場合審査基準は甘いとは言えないでしょう。中でも前年度年収が400万円以上と条件が付いている銀行となると審査はかなり厳しいといえます。
このような細かい条件の記載ではなく、20歳以上完済時79歳以下など、年齢条件のみが記載されている住宅ローンは他の面で融通を利かせてくれ甘い可能性があります。こういった理由から申し込み条件があまり細かく記載されていない住宅ローンは審査基準が甘い傾向があります。
大手金融機関と比べてみよう
地方銀行の場合、住んでいる地域に店舗があるため気軽に相談に行けるところが良い点です。都市銀行となると最寄に店舗が無い場合も多いです。ただし地方銀行は限られた地域で利益をあげるため、審査が甘い代わり金利が高めなことが多いのです。
地方銀行は審査も自動化しておらず、収益力が低いのも金利が高めになる理由です。銀行は収益とリスクのバランスを考え金利を設定しています。金利の幅はリスク管理の違いです。金利が高ければまず、審査は通りやすく甘いといえるでしょう。都市銀行と地方銀行の金利、申し込み条件を比べてみてください。違いは明らかです。
審査の甘い機関③設立して間もない
設立して期間が短い銀行も審査が甘い機関として狙い目です。知名度が低いために住宅ローン利用者が他銀行と比べ少なく、集客のために申し込み基準や審査基準が甘い傾向があります。
なかなかそういった金融機関が思いつかないという場合もあるでしょう。そういった場合は近年増えてきているネット銀行を探してみてください。リアルな店舗を所有していないネット銀行はまだまだ住宅ローンの利用者も少なく、その分他の金融機関と比べ審査が甘い傾向があります。
設立して10年未満が狙い目?
設立して10年未満の銀行が狙い目ですが、なかなか探すのは大変です。先ほど記載したネット銀行は設立して10年未満のところがほとんどです。審査は甘いところが多く顧客を増やそうとする傾向が見られるので狙いどころです。近年こういった金融機関も増えてきているので探しやすいでしょう。
住宅ローン審査に通るためのコツとは?
住宅ローンを組む際、コツなどはあるのかと考える方も多いでしょう。知っていると知らないとでは差が出てくることがあるのでご紹介いたします。住宅ローンにあたっては特に事前の下調べが何よりも大切です。知らなかった事が原因で審査に通らなかったなんてことの無いようにコツを踏まえて審査の甘い金融機関でも住宅ローンを通す確立をあげましょう。
住宅ローン審査のコツ①信用情報の整理
個人の信用情報といえばどんなものが思い浮かぶでしょうか。審査の甘い機関でも住宅ローンを組むために一度考えて整理することがおすすめです。
個人の信用情報とはクレジットやローンなどの信用取引に関しての契約の内容、返済状況、利用残高などの取引事実を表す情報のことをいいます。自動車のローンや携帯代金の支払いなども対象です。
クレジットカード等を見直してみよう
使用しないのに保有しているクレジットカードを持っている方も多いでしょう。それが住宅ローンの審査に影響を及ぼすこともあるため不要なカードは解約することをお薦めします。
クレジットカードの信用枠の金額は住宅ローン審査に影響を及ぼします。金融機関では「返済負担率」を重視しています。返済負担率の出し方は年間返済額÷年収で計算されます。もちろん返済負担率が低い方が審査は有利になります。
そして、年間返済額からクレジットカードの信用枠の10%程度を控除して計算しなければなりません。返済負担率が30%であった場合、年収400万円であれば年間返済額は120万円となります。信用枠が仮に300万円だとすると10%の30万円を引くことになるので年間返済額は90万円となります。
住宅ローン審査のコツ②働き方のアピール
住宅ローンと職業は密接な関係があります。年収が高ければ審査に通るというわけでもないのです。金融機関は会社、職業のどのような点を見ているのでしょうか。
まず会社については安定しているかどうかを見られます。倒産せずに長く経営している企業であるかということです。職業に関してもやはり安定した収入があるかどうかが重要です。毎月の収入に波があるようだと安定しているとはいえなくなってしまいます。
一定の雇用期間が定められているアルバイト、パート、契約社員や離職率の高い仕事、歩合制の仕事などは審査が不利になりやすいです。審査が通りやすい職業といえばやはり安定性のある公務員、医者、上場企業の正社員などです。存分に自分の働き方をアピールしたいところです。また転職して3年は経たないとまず住宅ローンを組む事は難しいでしょう。
安心して貸してもらえるように!
住宅ローンの借り方には2通りあります。1割程度の頭金を支払って住宅ローンを組む場合と、頭金も含め住宅ローンを組む場合です。
もちろん頭金を用意したほうが審査に通りやすくなります。ただし1割といっても借りる金額が2000万以上となってくると、200万円は用意しなければならないわけなので容易いことではありません。だからこそ審査も通過しやすくなります。審査の甘い機関では更に優遇されるでしょう。
住宅ローンの審査が甘くても油断はNG!
ここまで審査の甘い金融機関の特徴や注意点をあげてきましたが、それでもやはり油断は禁物です。審査が甘いといっても住宅ローンに関しては慎重なくらいがちょうど良いです。気をつければ防げることですのでひとつひとつしっかりと見直しをしましょう。審査にのぞむ為にはまだ注意事項がありますのでご案内いたします。
短期間で何ヶ所も審査落ちしてしまうと信用に関わる?
試しに住宅ローン審査を一社審査を受けてみようという軽い気持ちで、審査落ちしてしまい、もう一社と続けて審査に落ちてしまうと審査の甘い機関にとっても厄介です。
審査を受けると、信用機関に審査をしたという履歴が残ります。それがいくつもとなると、当然銀行からの印象は良くなく審査には通りにくくなってしまうのです。審査の甘い機関でも同様です。半年の期間にいくつも審査を受けるというのは避けた方が賢明です。
1回で審査に通る様にしっかりと準備をする
せっかくほとんどの条件や審査基準を満たしていたのに、あと1点惜しく住宅ローン審査に落ちる事態になると大変もったいないです。
上記で説明したとおり短期間で何度も審査に落ちると不利になる一方です。そうならない為にも準備は大切です。不安な点が無いか今一度ご自身の情報を確認し、金融機関の特徴を調べ整理し一度で審査を通過できるよう準備していきましょう。
個人情報の照会をしてみよう!
ここまで審査の甘い金融機関の特徴や、審査を受ける際の注意事項をご紹介してきました。実際に銀行で住宅ローンの審査を受ける前に信用機関で情報開示をすることをおすすめします。
信用機関はCIC,JICCがあります。住宅ローンの審査を受ける際はこれらの信用機関での情報が照会されます。情報照会を事前にすることで、自分の信用情報に問題が無いか知っておく事ができます。今現在のローン残高や事故情報が登録されていないか知る事ができます。
情報開示請求をするとそれぞれ1000円の手数料がかかります。開示方法にはインターネットや郵送があります。免許証などの本人確認書類が必要です。それぞれ載っている情報が違う事もあるので心配な方はCIC,JICC両方の情報開示をすることをおすすめします。情報確認をすることで自分の信用情報を確認でき安心を得られます。
住宅ローンの審査が甘い金融機関で上手に審査に備えよう!
いかがでしたでしょうか。様々な金融機関の特徴とともに住宅ローンを組むに当たっての基礎的情報をご案内しました。ご自身に当てはめてみて、どの金融機関で審査を受けたらいいか検討してみましょう。
紙などに書き出して情報を整理し、審査の甘い機関も合わせてどの銀行がいいか決めていきましょう。きちんと計画を立てればご自身に合った住宅ローンが見つかります。マイホーム計画のお役に立てれば幸いです。