ネット自動車保険のデメリットは?安さの秘密やおすすめもまとめて紹介!

ネット自動車保険のデメリットは?安さの秘密やおすすめもまとめて紹介!

ネット自動車保険は、保険料が安いのが一番のメリットですが、その分、ほかの面でデメリットがあります。そのメリットとデメリットの両面を検証してみましょう。また、いくつかのネット自動車保険を比較しながら、おすすめのものを紹介します。

記事の目次

  1. 1.ネット自動車保険が安い理由とは
  2. 2.ネット自動車保険のデメリット
  3. 3.ネット自動車保険のメリット
  4. 4.ネット自動車保険・失敗しない選び方
  5. 5.ネット自動車保険・おすすめ比較ランキング3選
  6. 6.ネット自動車保険が向いている人
  7. 7.ネット自動車保険・一括見積が便利
  8. 8.ネット自動車保険・加入の際の注意点
  9. 9.ネット自動車保険がおすすめでない人
  10. 10.ネット自動車保険は最大限に保険料を安くできる

ネット自動車保険が安い理由とは

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ネット自動車保険の保険料がどうして代理店型の自動車保険より安いのか、不思議に思っている人も多いでしょう。それには理由があります。その理由を説明する前に、自動車保険の保険料には、純保険料と付加保険料があることを覚えておいてください。純保険料は保険金の支払いに利用されるもので、付加保険料は経費に充当されるお金です。

代理店を間に通さない分安くできる

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純保険料については、どこの保険会社でも安い高いの違いはあまりありません。一方、付加保険料は経費に充てるお金なので、経費が安い場合は、その額も低くなります。経費には、代理店経営費が含まれます。賃料、人件費、光熱費などが必要となってくるのですが、ネット自動車保険にはこの代理店経費が要らないので、付加保険料が安いのです。

ネット自動車保険のデメリット

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ネット自動車保険は便利そうに思えますが、デメリットがあります。そのデメリットをいくつか取り上げますが、デメリットだけ見ると、代理店型自動車保険のほうがいいようにも思えます。実際のところはどうなのか、後で紹介するメリットと比較しながら、冷静に考えてみる必要があります。

①自分で管理しなければいけない

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代理店型の自動車保険の場合、メリットとして保障内容の相談や変更手続きの問い合わせを担当者にできます。担当者は丁寧にそれらの問いに答えてくれるので、自動車保険の管理がしやすいです。一方、ネット自動車保険の場合、デメリットとしてすべての管理を自分で行わなければいけませんから、管理は自分でできるという自信がある人におすすめです。

自動車保険の管理と言った場合、車の入れ替え、住所や年齢区分、補償内容の変更などの手続きがありますが、それをすべて自分で行うのは大変です。しかし、担当者に相談ができない以上、自己責任ですべての管理をしなければいけません。

そのほか、申し込み手続きや保険金請求手続きもすべて自分で行います。代理店型自動車保険の場合は、担当者が頼りになりますが、ネット自動車保険の性質上、すべてが自分に回ってくるデメリットがあるのはやむを得ないことです。

②保険の知識が必要

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自動車保険に申し込む場合、補償内容について検討する必要がありますが、代理店型の場合は、営業担当者がいろいろなプランを提示しながら、懇切丁寧な説明をしてくれます。しかし、ネット自動車保険の場合は、デメリットとして自分で補償内容について調べ、知識を蓄えなければいけません。保険料が安いのはいいですが、面倒なこともあります。

ネット自動車保険の場合、補償内容についての相談は電話やメールでできますが、営業担当者に面と向かって質問をするようなわけにはいきません。直接相談のほうが相談しやすいことは確かで、それができないネット自動車保険には大きなデメリットがあります。

自分で補償内容についての知識を持つと言っても、専門家のようにはいきません。そのために、補償内容が不十分なネット自動車保険に契約してしまうデメリットが生じることがあります。

③事故対応力の低い保険会社も

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万一自動車事故に遭った場合、自動車保険に加入している以上迅速に対応してもらわないと困ります。その点、代理店型の自動車保険は、電話による相談から相手方との折衝、代車の準備、病院への連絡などを機敏に行ってくれます。一方、ネット自動車保険の場合は、これらの対応力が低い場合があります。これは人件費節約によるデメリットです。

ただ、ネット自動車保険も、事故対応力が低いというデメリットを解消するために努力はしています。したがって、以前よりはある程度、状況は改善しています。とはいえ、事故現場に直接来てくれるわけではありません。

④満期継続を忘れたら大変

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自動車保険には満期があります。満期とは、保険の契約期限が切れる時のことです。普通は、この満期日を迎える前に保険会社から通知が来ますが、ついうっかりしてこの満期日のことを忘れてしまう場合があります。そうなると、保険に未加入状態になったり、等級を引き継げなかったりなどのデメリットが生じます。

ネット自動車保険の場合、満期の通知がメールでという場合があります。そのために、チェックを忘れてしまうという場合が時々起こるのです。ただ、継続見積書なども送られてくるので、それで確認をするようにしましょう。

⑤事故の知識も必要

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ネット自動車保険に契約した場合に自動車事故に遭うと、デメリットとしてその事故についての判断も自分で行わなければいけません。自分で、自分でと強調ばかりしていますが、これはネット自動車保険の特徴から言って、やむを得ないことです。したがって、事故についてもある程度の知識が必要です。

⑥ネットの扱い方で大きなデメリットが生じることも

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ネット自動車保険はインターネットで申し込みができるので便利ではありますが、ネットの操作で大きなデメリットが生じることがあります。補償内容に満足できないものを申し込んでしまったり、等級が引き下げられたりです。これが代理店型なら担当者の説明があるので、手違いは生じにくいですが、ネット自動車保険には特有のデメリットがあります。

⑦法人契約に対応しているところは少ない

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ネット自動車保険の多くは個人を対象にしたものです。法人契約に対応しているところはあまりありません。したがって、法人でまとめて自動車保険の契約をする場合は、代理店型の保険を選ぶ必要が出てきます。今後はこのデメリットも解消されるかもしれませんが、現状では法人契約は難しいです。

ネット自動車保険のメリット

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ネット自動車保険のデメリットを見てみましたが、意外にデメリットが多いことに気づかれたでしょう。それらのデメリットを見ると、ネット自動車保険に申し込むのを躊躇する人も出てくるかもしれません。しかし、デメリットがすべてではありません。デメリットの裏にはメリットもあるので、それを見てから判断しましょう。

①自動車保険料が安い

冒頭でも説明しましたが、ネット自動車保険の保険料は安いです。特に付加保険料が安いです。そういう意味では、保険加入コストを抑えたい人におすすめできます。また、ネット自動車保険の加入方法には電話申し込みもありますが、電話ではなくインターネット申し込みにすると保険料が割引なるメリットがある保険もあります。

紙の保険証券の発行をやめることで、ただでさえ安いネット自動車保険の保険料がさらに安くなる場合があります。というと、紙の保険証券がなくて大丈夫なのかと心配する人もいるでしょうが、WEB上で確認ができるので問題ありません。

②加入手続きが簡単で早い

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ネット自動車保険にはインターネットから申し込むことが多いですが、インターネットの性質上、いつでも素早く、簡単に手続きができます。1年中24時間申し込み可能で、時間や場所の制約を受けません。一方、代理店型の場合、店舗の営業時間でないと申し込みができないので、それと比較すると、ネット自動車保険のメリットが目立ちます。

保険の見積もりもネット上でできます。簡単な情報を入力するだけで、どのような補償内容になるのかある程度わかります。

③事故対応もしっかりしている

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ネット自動車保険の場合、事故対応力に問題がある会社もありますが、すべての会社というわけではありません。また、ネット自動車保険ならではのメリットもあります。それは、事故が起きた時、代理店を介さず、直接保険会社に連絡し、対応をしてもらえることです。そのため、かえって事故対応がいい場合があります。

もう一つ、ネット自動車保険のメリットがあるとすると、事故後の対応をインターネットで追えることです。交通事故が起きた時、経過がどうなっているかはかなり気になりますが、それが確認しやすいのがネット自動車保険のメリットです。

④クレジットカード払いなら即契約完了

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ネット自動車保険の保険料の支払い方は、クレジットカード払い、コンビニ払い、銀行振り込みなどがあります。それらを比較した場合、クレジットカード払いが一番おすすめです。契約が完了するまで早いからです。ネットで申し込んで、保険料のクレジットカード払いを選べば、あっという間に契約です。

⑤情報収集がしっかりできればいい保険に加入できる

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ネット自動車保険に加入する場合は、自分で補償内容やプランなどについて知識を持つ必要があるのですが、それらについてしっかり情報収集ができれば、いい保険に加入できる場合があります。ただ、営業担当者の説明があったほうがわかりやすいことは確かです。でも、自分で情報収集ができるのなら、必ずしも担当者は必要ありません。

⑥保険の変更手続きも簡単

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自動車保険に加入しても、その後住所の変更や車両の入れ替え、契約内容の変更などの手続きが必要になることがあります。しかし、ネット自動車保険ならその手続きは簡単です。サイトの自分用のページから各種変更ができるようになっています。継続手続きも可能ですが、かなり前もって手続きができます。

⑦他の保険会社への変更もしやすい

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代理店型の自動車保険の場合、保険会社の変更をする時は担当者に連絡して了解を取る必要があります。それと比較すると、ネット自動車保険のほうが保険会社の変更がしやすいです。というのも、満期を迎えてネット上で継続手続きをしなければ、自然に契約が切れるので、すぐに変更ができるからです。

⑧保険の比較がしやすい

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代理店型自動車保険の場合、営業担当者が提示した保険プランに沿って話を進めていきますが、他の保険会社との比較がその場ではできません。一方、ネット自動車保険の場合は、一括見積サイト(後程詳しく説明します)を使って、保険会社ごとの保険料や補償内容を比較できるメリットがあります。

⑨ロードサービスが充実している保険も

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保険料が安いネット自動車保険ですが、ロードサービスが充実しているものがあります。自動車事故に遭った時、その事故車をどうするか、自分自身はどうすればいいのかなどの問題が生じますが、ネット自動車保険ならスムーズに対応してくれる場合があります。レッカー移動、バッテリー上がり対応、事故時の宿泊費用、移動費などの準備をしてくれるのです。

ネット自動車保険・失敗しない選び方

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ネット自動車保険のデメリットやメリットがわかったところで、今度は失敗しない選び方を考えてみましょう。一口にネット自動車保険と言っても、いくつもの保険があり、その補償内容や事故対応はそれぞれ異なっています。それらをよく見たうえで、自分にとって一番合う自動車保険を選ぶ必要があります。

①事故対応力

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ネット自動車保険の事故対応力はさまざまです。各保険会社で違った対応をしています。したがって、申し込みをする場合は、どの程度の事故対応をしてくれるかを比較することになります。ただ、ネット自動車保険の場合は、担当者が駆けつけてくれないというお話をしましたが、駆け付けてくれる場合もあります。

各社の事故対応を比較①おとなの自動車保険

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セゾン自動車火災保険が提供するおとなの自動車保険の場合、事故が起きたら事故・ロードアシスタンス受付デスクが365日24時間対応します。そして、ALSOK隊員が現場に駆けつけて、サポート、現場記録などを行います。また、レッカー移動や宿泊費・交通費の手配もありますが、事故車の自宅への納車費用は補償されません。

各社の事故対応を比較②アクサダイレクト

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アクサダイレクトの場合、平日休日(年末年始を除く)の9~19時に受付が完了した事故については、社員が相手、修理工場、病院などに連絡して、その結果を報告します。そして、事故対応にあたるのは「チームアクサ」と呼ばれる担当者グループで、事故・受付解決スタッフ、サービススタッフ、フィールドマネージャーなどで構成されています。

各社の事故対応を比較③ソニー損保

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ソニー損保の自動車保険では、事故直後、要請があればセコムの緊急対処員が現場へ駆けつけます。そのうえで、契約者から聞き取りをして、現場の記録、救急車、警察、レッカーの連絡・手配を行います。また、事故受付は365日可能で、20時までに受付が完了すれば、当日中に相手への連絡、医療機関や修理工場への連絡、代車の手配などを行うとしています。

各社の事故対応を比較④チューリッヒ

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チューリッヒでは、365日24時間事故受付をしています。そして、休みなくいつでも無料のロードサービスを提供しています。また、9~20時に事故受付が済むと、1時間以内に専任担当者または緊急ヘルプデスクの担当者が連絡し、即日で初期対応をします。もし相手が入院した場合は、契約者の自宅を訪問し、今後のアドバイスをしてくれます。

②自分の車に対しての保証

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ネット自動車保険には一つ注意点があります、それは、車両保険が付いていない場合があることです。車両保険とは、自分の車に対する補償で、事故、落書き、盗難、当て逃げ、ガードレールとの接触、自然災害などによる故障への保険です。この車両保険が付いているかどうかも、ネット自動車保険の選択ポイントです。

車両保険が付くと、安いネット自動車保険の保険料も少し高くなります。大体1.5~2倍くらい保険料が上がりますが、万一自分の車が故障した時にはとても助かる保険なので、できれば付帯しているネット自動車保険を選ぶことをおすすめします。

特に車両保険を付けることをおすすめするのは、新車を買ったばかりの人、ローン残高が多い人(購入価格の3分の1くらいが目安)、車の修理のためのお金を貯金していない人などです。車両保険は、まさにまさかの時のための保険です。

③ネット割引や保険料が安くなる特約

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ネット自動車保険の保険料は安いのですが、その安い保険料がさらに抑えられる割引や特約がないかも重要なチェックポイントです。まず、多くのネット自動車保険では、インターネット申し込み割引制度があるので、これを利用しましょう。その内容がどうなっているかよく見て選択するのがおすすめです。また、特約のあるなしも確認しましょう。

自動車保険のおすすめ特約①運転者限定特約

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運転者限定特約という制度があります。これは補償対象の運転者を限定することで、安い保険料をさらに安くできる制度です。限定なしと比較して、割引率が適用されるのですが、その率の例をいくつか見てみましょう。まず、運転者を記名被保険者(本人)だけに限定すると、8%割引になります。記名被保険者と配偶者に限定すると7%割引です。

自動車保険のおすすめ特約②運転者年齢条件特約

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運転者年齢条件特約も運転者を限定して、安い保険料をさらに安くする制度ですが、この場合の限定対象は年齢です。一般に、35~59歳の人は事故を起こす割合が低いので、保険料が安い設定になっています。それと比較して、35歳未満、60歳以上の人は保険料が割高になるようになっています。

ネット自動車保険・おすすめ比較ランキング3選

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さまざまなメリットがあり、保険料も安いネット自動車保険ですが、具体的にどの保険会社の自動車保険を選べばいいのかわからないという人も多いでしょう。そこで、いくつかの保険会社を比較しながら、おすすめのものを3種類紹介します。必ずこの中から選ぶべきというわけではありませんが、参考にはなるでしょう。

3位:ソニー損保

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ソニー損保の自動車保険はネット保険という性質上保険料が安いのですが、さらに特典があります。まず、保険料が走る距離によって安くなります。予想年間走行距離を7区分にして、距離が短いほど保険料が安い設定となります。したがって、それほど車を使わず、必要な時にのみ運転している人には、特におすすめのネット自動車保険です。

無事故割引もあります。車の安全運転を心がけ、事故を起こしていない人は等級が上がって、保険料が安くなる(これは普通の割引制度)だけでなく、ソニー損保独自の無事故割引も適用されます。

ソニー損保の割引制度を複数利用するとお得です。無事故割引とインターネットからの新規申し込み割引を合わせると、12,000円も保険料がお得になります。その内訳は、前者の割引で2000円OFF、後者の割引で10,000円OFFです。

ソニー損保自動車保険の補償内容

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ソニー損保の自動車保険には、相手方への補償として対人賠償・対物賠償(対物超過修理費用)、自分や同乗者の補償として人身傷害・搭乗者傷害特約、自分の車の補償として車両保険(一般型とエコノミー型がある)・新車買替特約、オプションとして弁護士特約・個人賠償特約などがあります。ソニー損保は、補償の充実度という点でもおすすめできます。

2位:SBI損保

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SBI損保の自動車保険もおすすめです。他のネット自動車保険と比較しても引けを取りません。どこがおすすめなのかですが、やはり保険料が安いです。特にインターネットからの申し込みで10,000円割引、証券不発行で500円割引となっています。また、ソニー損保と同じく、年間走行距離(SBI損保の場合は4区分)で、保険料が安くなります。

3つの補償プランがあるSBI損保

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SBI損保の自動車保険には3つのプランがあります。おすすめプラン、充実プラン、シンプルプランです。このうち充実プランは最も補償が行き届いていますが、おすすめプランでもそれほど内容が劣るわけではありません、一方、シンプルプランは安い保険料にしたい人におすすめのプランで、補償内容はやや落ちます。

SBI損保の事故対応

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SBI損保の事故対応について説明をしていなかったので、取り上げてみましょう。まず、365日24時間事故受付をしています。フリーコールかインターネットで申し込みができます。そして、事故受付をすると、スタッフがロードサービス、示談交渉、訪問、被害者事故相談などの手配をします。また、SBI損保安心工場や弁護士を紹介してくれます。

1位:アクサダイレクト

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アクサダイレクトも保険料が安いネット自動車保険です。特にインターネット申し込みをすると、最大20,000円の割引があります。また、その保険料がさらに安くなる条件が豊富なのもアクサダイレクトがおすすめな点です。いくつか条件を挙げると、運転免許証の色、車の使用目的、年間予想最大走行距離、地域、年齢、用途車種・型式などいろいろです。

アクサダイレクトの自動車保険がおすすめ比較ランキングの1位に輝いたのも、保険料が安くなる条件が多いからです。これほど多くの条件で保険料が抑えられるネット自動車保険はほかにはあまりありません。

アクサダイレクトの補償内容

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アクサダイレクトの自動車保険では、基本補償として対人賠償保険・対物賠償保険・自損事故保険・無保険車傷害保険が付いています。同じく基本補償ですが、選択制になっているのが人身傷害補償特約・搭乗者傷害保険・車両保険です。選べる追加補償は、地震・噴火・津波危険「車両全損時一時金」特約、弁護士費用等補償特約、アクサ安心プラスなどです。

ネット自動車保険が向いている人

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ネット自動車保険でも代理店型自動車保険でもどちらを選ぶのも自由ですが、特にネット自動車保険のほうが向いている人がいます。それぞれを比較すると、メリット・デメリットがあるものの、ネット自動車保険がおすすめな人はそちらのほうがメリットが大きく、デメリットが少ないということになるでしょう。

とにかく保険料を安くしたい人

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ネット自動車保険の最大の魅力は、保険料が安いことです。代理店型と比較しても、かなり保険料が抑えられています。したがって、何はともあれ保険料が安い自動車保険を探しているという人に向いています。ほかのデメリットには目をつむってもいいから、保険料を低くしたいというのならネット自動車保険がおすすめです。

30~50代の人

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ネット自動車保険の運転者年齢条件特約という制度をご紹介しましたが、一定の年齢の人は保険料が安くなる制度です。逆に言えば、その年齢に合わない人は、保険料が高くなる傾向にあります。したがって、30~50代の人はネット自動車保険が向いています。それ以外の人でも申し込みはできますが。この年代の人より損をする場合があります。

自分で加入条件を設定できる人

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ネット自動車保険に申し込む場合、加入条件や補償内容などを自分で調べなければいけません。そのために、ある程度保険に関する知識が必要ですが、それが可能であるという人にはネット自動車保険が向いています。面倒なことをいとわず、情報収集ができるという人にはネット自動車保険はおすすめです。

代理店へ行くのが面倒な人

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ネット自動車保険は、インターネット環境さえ整っていれば、自宅で申し込みができます。電話での申し込みも可能です。したがって、代理店へ行くのが面倒、または営業担当者に来てもらうのが煩わしい人に向いています。その分、他のデメリットはありますが。そのデメリットが気にならなければ、ネット自動車保険を選ぶといいでしょう。

ネット自動車保険・一括見積が便利

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ネット自動車保険と一口に言っても、業者も保険の種類もいろいろです。その一つ一つを比較して、どれを選ぶのか決めていくのですが、1社ごとに情報収集するのは大変です。見積もりをする場合でも、各社のホームページごとに必要事項を入力して、同じ手間を何度も繰り返さなければいけません。そこで、おすすめしたいサービスが一括見積です。

一括見積サービスを上手に活用

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自動車保険一括見積サービスを上手に利用すれば、複数のネット自動車保険を1回の手間で比較できます。各社の見積もり内容を比較することで、自分に一番合った保険を選ぶことができるようになります。また、ほかにもメリットがあり、IDとパスワードを使えば、比較だけでなく申し込みもできるうえ、条件を変えての見積もりのし直しも可能です。

ネット自動車保険・加入の際の注意点

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ネット自動車保険には代理店型と比較してもいいところがいろいろあるのですが、加入に際して注意点もあります。その注意点を頭に入れておかないと、後で損をしたということにもなりかねないので、よく確認をしておきましょう。そのうえで、上手にネット自動車保険を利用して、万一の時の備えとしてください。

①日常生活によって補償範囲を決める

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ネット自動車保険の運転者限定特約と運転者年齢条件特約についてはすでに取り上げていますが、この特約を見ればわかるように、日常生活によって運転者を限定すると、保険料が安くなります。たとえば、車を運転するのが夫婦だけという場合は、それだけに限定したほうがお得です。

②自動車の使用目的を間違えない

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自動車保険に加入する場合、対象の車の使用目的を聞かれます。その使用目的によって、運転する時間、走行距離が異なり、その結果事故に遭う確率が大きく変動するからです。そうなれば、当然保険料の算定にも影響が出てきます。したがって、使用目的を聞かれたら、明確に答えられるようにしておかなければいけません。

1.業務用

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使用目的を業務用として自動車保険に加入するのは、1年を通じて週に5日以上か月に15日以上業務(仕事のこと)に車を使用する場合です。仕事に車を利用している人はこのくらいは利用することも多いので、業務用とします。しかし、業務用になると、車の使用機会も走行距離も多くなるので、保険料がその分上がります。

2.通勤・通学用

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仕事ではなく、仕事場や学校へ通うのに車を使うという人は、使用目的が通勤・通学用になります。ただし、条件は業務用と同じで、1年を通して週に5日以上か月に15日以上通勤・通学に利用する場合が該当します。一つ注意点があります。それは自分が通勤・通学するのではなく、子供を通学させるために車を利用する場合も通勤・通学用となることです。

3.日常・レジャー用

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仕事目的でもない、通勤・通学用でもないという車の利用もあるでしょう。つまり、日常生活やレジャーに車を運転するという場合です。その場合は、ずばり使用目的を日常・レジャー用として自動車保険に加入することになります。このケースは使用頻度や走行距離が少なくなりがちなので、保険料が安くなります。

週5日未満通勤する場合はどうなる?

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パートやアルバイトの人の場合は、週5日以上職場に通うとは限りません。週3日(月15日未満)通勤という場合もあるでしょう。その場合は使用目的がどうなるかですが、これは通勤・通学用に使っていても通勤・通学用として自動車保険に加入する必要はありません。日常・レジャー用として大丈夫です。

保険料にどのくらい差が生じる?

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自動車保険の保険料は、業務用が最も高く、次いで通勤・通学用、日常レジャー用の順となっています。業務用として車を使う場合は、使用機会も多く、走行距離も長くなりがちなので、事故に遭う確率が最も高いとして保険料も高く設定されます。では、業務用と日常・レジャー用でどのくらいの保険料の差があるかというと、年間数千円程度です。

嘘をつくとどうなる?

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業務用に車を使っているのに、自動車保険加入時に日常・レジャー用として申告するとどうなるでしょうか。実は自動車保険契約者には使用目的の告知義務というものがあり、嘘・偽りを申告すると、自動的に自動車保険は解約となり、保険金が支給されなくなります。ばれないだろうなどと考えても、調べればわかるものなので、嘘はやめておきましょう。

使用目的が変わったら?

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長い間には、車の使用目的が変わる場合もあります。通勤・通学用から業務用へ、業務用から日常・レジャー用へなど、ライフスタイルに応じて使用目的も異なってくるでしょう。その場合は、速やかに保険会社に通知しなければいけません。通知をしないと、契約違反となり、やはり保険金が支給されない場合があります。

なお、業務用から日常・レジャー用へ変更した場合は保険料が安くなるのですが、一ついいことがあって、差額の保険料を返還してもらえるケースがあるのです。

ネット自動車保険がおすすめでない人

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ネット自動車保険がおすすめではなく、代理店型を選んだほうがいい人もいます。どのような人かというと、営業担当者に相談しながら契約をしたい人、自分で自動車保険についての知識を得るのが面倒な人などです。このような人は、手続きは大変ですが、代理店型自動車保険のほうが向いています。

ネット自動車保険は最大限に保険料を安くできる

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ここまで、ネット自動車保険のデメリット、メリット、失敗しない選び方、おすすめの保険などについてお伝えしました。ネット自動車保険にはいくつものメリットがありますが、そのうちの一つは保険料を最大限安くできることです。したがって、とにかく保険料を抑えたいという人にはネット自動車保険はおすすめです。

milky
ライター

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WEBライターを長年続けています。書くことと調べることはなによりも好きで、1日中パソコンにかじりついている私です。これからも皆さんのお役に立てる記事を書くべく、最大限の努力をします。パソコン以外では、コーヒーを淹れたり飲んだりするのが大好きです。好きなコーヒーを飲みながら楽しくWEBライティングをしています。

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