学資保険おすすめ人気ランキング!返戻率等を比較して賢く選ぼう!

学資保険おすすめ人気ランキング!返戻率等を比較して賢く選ぼう!

多くの人がおすすめする人気の学資保険は何でしょうか?子どもの教育資金を考える上で一度は視野に入れる「学資保険」。今回は、口コミや返戻率で比較する人気おすすめ学資保険をランキング形式で紹介します!返戻率の比較やランキングを活用して賢く選びましょう!

記事の目次

  1. 1.学資保険とは?
  2. 2.学資保険の種類は?
  3. 3.学資保険は必要?
  4. 4.学資保険の人気比較おすすめランキング7位~4位!~口コミ~
  5. 5.学資保険の人気比較おすすめランキング3位~1位!~口コミ~
  6. 6.返戻率で見る学資保険おすすめランキングTOP3!
  7. 7.学資保険の返戻率について覚えておこう!
  8. 8.学資保険の返戻率を上げる方法
  9. 9.返戻率だけ見るのは避ける!
  10. 10.返戻率やランキングを参考に学資保険を賢く選ぼう!

学資保険とは?

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子どもが生まれると気になるのが「教育資金」です。通う学校が公立なのか私立なのかや、大学に進学するのかなどによってもかかる教育費は変わりますが、子ども1人あたりに必要な教育費は平均すると約1200万円と言われています。

教育だけでなく、病気やケガ、習い事など子どもを育てていく上ではなにかとお金がかかります。しかし、これだけの教育資金を貯金だけでまかなうことは簡単ではありません。そこで、だれしも一度は考えるのが「学資保険」です。

教育資金の準備の為の保険

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学資保険とは、子どもの教育資金を貯蓄することを目的とした保険のことを言います。現在では、子ども教育資金の資産形成として、銀行預金と並んで半数近くの人が学資保険に加入しているとも言われています。

銀行預金は手軽に預金をすることができる点が特徴として挙げられますが、学資保険は「保険」のため税制上の優遇を受けることができる点が特徴となります。

学資保険は年末調整で控除の対象になる

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生命保険などに加入すると、その払い込んだ保険料が所得控除の対象となります。そのため、会社員であれば毎年12月に行われる年末調整の際に、必要事項を記入して必要書類を提出することで還付を受けることができます。
 

銀行預金にはない学資保険の特徴として、学資保険は所得控除の対象となります。銀行預金ではこのような還付を受けることができないので、貯蓄をしながら税金を節税できるのは学資保険だけのメリットと言えます。

学資保険にも様々な種類が。ランキング形式で紹介!

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学資保険と言っても、その種類は様々です。また金利の関係上、2017年の春から多くの学資保険でプランが変わっています。そこで、様々な種類や注意点が存在する学資保険について、それぞれの特徴や保険加入時に注意するべきポイントを、実際に人気のおすすめ学資保険を比較しながら、ランキング形式で紹介していきます。

学資保険は年末調整で控除できる!申請書の書き方や注意点などまとめ!
子どもの将来の教育費のために学資保険へ加入している人も多いのではないでしょうか。あまり知られていませんが、学資保険も年末調整で控除申請をすることが可能です。学資保険を年末調整で申告する方法をはじめ、学資保険の年末調整についてご紹介します。

学資保険の種類は?

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学資保険には「貯蓄型学資保険」と「保険型学資保険」の2種類の保険があります。名前の通り、貯蓄性に優れているのが貯蓄型学資保険で、なにかの際の保障が手厚いのが保険型学資保険です。

それぞれ特徴が違うためどちらにも魅力がありますが、その違いを理解する上で知っておきたいキーワードが「返戻率(へんれいりつ)」です。これは、後でも解説をしますが、支払った保険料に対する受け取れる保険金の割合を指します。

返戻率が100%を超える学資保険は、支払った保険料よりも受け取れる学資金が高くなります。

貯蓄型学資保険とは?

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貯蓄型学資保険はその名の通り、貯蓄をメインの特徴とする学資保険になっています。貯蓄性を重視している学資保険であるため、一般的に支払う保険料の総額よりも受け取る学資金の方が高くなりやすく、「返戻率の良い」学資保険のタイプと言えます。

返戻率が高くなるのは、保障が最低限になるからです。そのため、貯蓄型学資保険に加入する際には、別途医療保険等に加入することも視野に入れる必要があるかもしれません。

保険型学資保険とは?

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一方、保険型学資保険は貯蓄性よりも万が一の際の保障を重視した学資保険です。保護者の身に万が一のことが起こった際に保障を受けられたり、子どもを被保険者とした死亡保障や医療保障を受けたりすることができるのが特徴です。

保険型学資保険は万が一の際に保障が受けられる分、支払った保険料に対する返戻率が低くなるケースがほとんどです。また、学資保険に加入する前に生命保険などに加入している場合には、保険型学資保険では保障内容が同じになることもありますので、注意しましょう。

学資保険は必要?

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半数近くの人が加入している学資保険ですが、自分にとって必要なのかどうかを判断するのは難しいものです。なかには、学資保険に加入することなく銀行の預金で教育資金を貯蓄している人もいます。では、どのような場合に学資保険に加入した方が良いのでしょうか。ここでは、学資保険の加入に向いている人とそのメリットを解説します。

子供の将来の為に資金を確保しておく

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学資保険に向いているのは、コツコツとした貯蓄が苦手な人です。銀行の預金通帳は手軽に貯蓄ができる一方で、預金を簡単に引き出すこともできてしまいます。そもそも貯金するのが苦手な人はもちろん、「普段は問題なくとも、なにかがあった際には教育資金用の預金を切り崩してしまいそう」といった不安がある人は学資保険の強制的な貯蓄がおすすめです。

いざという時に便利!

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学資保険のメリットは、学資金を受け取るタイミングを設定できることです。教育資金は、受験や進学など一定の時期にまとまった額のお金が必要となることがあります。あらかじめ多額のお金がかかりそうな時に進学準備金や満期額資金を受け取ることも可能です。

また、学資保険の大きなメリットとして挙げられるものに「払込免除特約」という特約があります。

払込免除特約とは?

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「払込免除特約」とは、保護者が万が一死亡した際にその後の保険料が免除されながらも保障を継続することができる特約です。これは非常に人気の特約になっており、保障の少ない貯蓄型学資保険でも唯一ついていることが多い特約です。万が一の際も子どもの教育・進学資金に不安を感じなくても良いのは大きなメリットと言えます。

税制上のメリットも活用しよう!

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さらに、学資保険の学資金受け取りに際しては税制上のメリットも存在しています。受け取った学資金は雑所得として課税対象になりますが、支払い済みの保険料と受け取った学資金の差額が50万円に満たない場合は、非課税となります。受け取る学資金の額が大きければその分かかる税金も高くなるので、このメリットはぜひ活用したいものです。

学資保険の人気比較おすすめランキング7位~4位!~口コミ~

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ここまで、学資保険の特徴や学資保険への加入がおすすめな人、また学資保険に加入するメリットを解説してきました。しかし、学資保険には様々な商品が存在しています。そこでここからは、様々な角度から比較した人気おすすめ学資保険をランキング形式で紹介していきます。まずは口コミによる人気おすすめ学資保険ランキング第7位から第4位です。

人気比較ランキング7位:住友生命/スミセイのこどもすくすく保険

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人気おすすめ学資保険口コミ比較ランキング第7位は、住友生命の「スミセイのこどもすくすく保険」です。住友生命は、1907年に創立した保険会社です。国内では、日本生命保険や第一生命保険、明治安田生命保険に並んで第4位の保険料収入と総資産を誇る、有名大手保険会社です。

複数の医療特約の選択が可能

保険型学資保険である「スミセイのこどもすくすく保険」の一番の特徴は、医療特約の豊富さです。入院や手術に対する保障や入院時の一時金の保障など、複数の医療特約に加入することができるのは大きなメリットと言えます。その分、返戻率が低くなる点に注意が必要です。

子どもが0歳から9歳であれば契約することができます。また、中学・高校・大学入学時に祝金を受け取ることができるだけでなく、払込免除特約もついているため、保護者に万が一があった際にはその後の保険料が免除になるだけでなく祝金を満額受け取ることができます。

人気比較ランキング6位:かんぽ生命/はじめのかんぽ

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人気おすすめ学資保険口コミ比較ランキング第6位は、かんぽ生命の「学資保険はじめのかんぽ」です。「かんぽ生命」という名前で浸透しているかんぽ生命保険は2006年に設立され、2015年に上場を果たしました。郵政民営化の影響を受けて設立されたため、保険業としての歴史は長く、全国の郵便局で保険の相談や手続きをすることができます。

貯蓄も保障もしたい人に!

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かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」は、貯蓄型と保険型を兼ね備えているのが特徴です。医療特約が充実しているだけでなくた、出産予定日の140日前から加入できる出産前加入制度があります。(ただし医療特約は出産前に加入することはできません。)

学資金の受け取りのタイミングが「大学入学時」「小・中・高+大学入学時」「大学入学時+在学中」の3種類から選ぶことができ、17歳が満期となるタイプがあるのも特徴です。もちろん、払込免除特約がついているため、万が一保護者が死亡した場合には、その後の保険料を支払わずに予定していた学資金を受け取ることができます。

このように様々なメリットがある一方で、払込期間や特約などの契約状況によっては元本割れする可能性がある点に注意が必要です。しかし、口コミを見ると「保障が付けられるのは嬉しい」「保険は長期的なものだからこそ郵便局が安心」といった声も見られました。

人気比較ランキング5位:フコク生命/みらいのつばさ

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人気おすすめ学資保険口コミ比較ランキング第5位は、フコク生命の「みらいのつばさ」です。フコク生命(正式名称:富国生命保険)は1923年に創業した歴史ある保険会社です。

「みらいのつばさ」は貯蓄型学資保険です。学資金の受け取りは、入園・入学ごとに祝金を受け取れる「ステップ型」と大学入学時にまとめて受け取れる「ジャンプ型」の2種類のみなので、非常にわかりやすいのが特徴です。また、祝金をすえ置くこともでき、必要なタイミングで引き出すことができる点は、非常に魅力的であると言えます。

貯蓄型学資保険であるため、医療特約はありません。その分、返戻率が高くなっており、人気の理由となっています。払込免除特約があるのも安心して加入できる理由であると言えます。

兄弟割引が大きな特徴

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もうひとつの「みらいのつばさ」の特徴は兄弟割引です。兄弟姉妹がいれば、それだけ払わなければならない保険料が高くなりますが、「みらいのつばさ」では2人目以降の弟妹が加入した場合には兄弟割引の対象となります。長く払うことになる保険料だからこそ、このようなメリットを活用していくことは重要だと言えるでしょう。

人気比較ランキング4位:JAこども共済/学資応援隊

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人気おすすめ学資保険口コミ比較ランキング第4位は、JAこども共済の「学資応援隊」です。「学資応援隊」は2017年にリニューアルした学資保険で、ママ向けアプリ「ママリ」で「本当に買ってよかった」と思う商品やサービスが選ばれる「ママリ口コミ大賞2019春」では、学資保険部門で第1位に選ばれています。

学資応援隊では年々返戻率が下がりつつありますが、払込方法などによっては100%以上の返戻率になることもあります。このように高い貯蓄性を誇るだけではなく保障とのバランスも良く、JA共済という安心感もあり、非常に魅力的な学資保険と言えます。

加入年齢が12歳までと高い設定が良い

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学資応援隊の魅力はこれだけではありません。学資応援隊では、加入できる子どもの年齢が高く設定されています。

一般的に学資保険は0歳から6歳までの小学校入学前の子どもでなければ加入できません。しかし学資応援隊では、子どもが12歳までであれば保険に加入することが可能となっています。(プランによって異なります。)

さらに契約者(一般的には保護者、保険料を支払う人)の加入可能年齢も18歳から75歳までと幅広く設定されています。子どもだけでなく、孫のための学資保険という選択肢もあるのがJAこども共済の「学資応援隊」と言えます。

学資保険の人気比較おすすめランキング3位~1位!~口コミ~

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ここまで人気おすすめ学資保険の口コミ比較ランキング第7位から第4位までを紹介しました。学資保険によって特徴が異なるため、自分の目的に応じた学資保険を選ぶ必要があると言えます。

ここからは、上位3つの人気おすすめ学資保険を解説していきます。やはり口コミが良い学資保険は高返戻率だけでなく、サービスや満足度などで非常に魅力的な一面を有していると言えます。

人気比較ランキング3位:日本生命/ニッセイ学資保険

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人気おすすめ学資保険口コミ比較ランキング第3位は、日本生命の「ニッセイ学資保険」です。日本生命保険1889年に創立した日本で3番目に歴史の長い保険会社です。現在、保険料収入では日本最大手と呼ばれることでも有名です。

学資金以外での「ニッセイ学資保険」の大きな特徴は「育児相談ほっとライン」です。保険加入者であれば、24時間365日無料で、育児に関わるあらゆることを、小児科や管理栄養士といった専門家に電話で相談することができます。特に、第一子のタイミングでは非常に心強い味方だと言えます。

必要最低限に絞られた学資保険

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「ニッセイ学資保険」は貯蓄型学資保険で、大学入学時から計5回学資金を受け取れる「祝金なし型」と大学入学時からの計5回の学資金と小・中・高校入学のタイミングで祝金を受け取れる「祝金あり型」の2種類です。貯蓄性に優れており、返戻率が非常に高いのが魅力ですが、その分保障は最低限となっています。

保障を充実させたい人には不向きな学資保険と言えますが、貯蓄性を重視するのであれば非常に魅力的な学資保険です。「祝金あり型」は子どもが2歳になるまでに加入する必要がある点に注意が必要です。

人気比較ランキング2位:明治安田生命/つみたて学資

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人気おすすめ学資保険口コミ比較ランキング第2位は、明治安田生命の「つみたて学資」です。明治安田生命保険は、日本で初めての保険会社であると言われています。四大生命保険会社のひとつと言われ、小田和正さんのCMソングでも有名です。

「つみたて学資」は高返戻率の貯蓄型学資保険として人気になっています。また、日本生命の「ニッセイ学資保険」と同様に「24時間妊娠育児相談サービス」を無料で活用することができます。看護師や保健師といった専門家からのアドバイスを24時間受けれるのは非常に嬉しいサービスです。

短期払込なので返戻率も高い

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「つみたて学資」の特徴は保険料の「短期払込」です。一番長いプランでも子どもが15歳になるまでに保険料の払い込みが終わるため、なにかをお金がかさみやすい高校から大学にかけて保険料を支払わなくて良いのは非常に魅力的です。

払込期間が短い分、返戻率も高くなっています。より早く保険料を払い終えたい人には「子どもが10歳になるまでが払込期間」というコースもあります。貯蓄型学資保険のため医療特約はありませんが、高返戻率かつ短期払込で済むのは家計にとっては非常にありがたい学資保険と言えます。

人気比較ランキング1位:ソニー生命/学資保険スクエア

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人気おすすめ学資保険口コミ比較ランキング第1位は、ソニー生命の「学資保険スクエア」です。ソニー生命保険は、1979年にアメリカのプルデンシャル生命との合併により設立されました。設立から契約者数は順調に増加しており、ソニー生命の学資保険はたまひよ赤ちゃんグッズ大賞2019で「学資保険部門第1位」に選ばれるなど人気を博しています。

満足している人が多い

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「学資保険スクエア」が人気なのは高い返戻率だけではありません。ソニー生命の学資保険では「ライフプランナー」と呼ばれる保険・経済・金融・税務などの幅広い知識を持ったプロのプランナーに相談することができます。教育資金だけではなく「各家庭のプラン」に合わせた提案をしてくれるのが、納得度・満足度の高さにつながっています。

返戻率で見る学資保険おすすめランキングTOP3!

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ここまで口コミで比較する人気おすすめ学資保険をランキング形式で解説してきました。返戻率はもちろんのこと、保障内容やサービス、プロのプランナーといった様々な特徴がありました。自分の目的に合わせた学資保険を選ぶには、情報収集が欠かせません。

そこでここからは、「支払った保険料をどれだけ回収できるか」を割合で表した「返戻率(へんれいりつ)」で比較する人気おすすめ学資保険をランキング形式で説明していきます。

おすすめランキング3位:返戻率「107.2%」日本生命/ニッセイ学資保険

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返戻率からみる人気おすすめ学資保険比較ランキング第3位は、日本生命「ニッセイ学資保険」です。口コミランキングでも第3位だった「ニッセイ学資保険」は、24時間365日無料で専門家に相談できる「育児相談ほっとライン」が特徴でしたが、貯蓄型学資保険である特性上、返戻率で見ても第3位と納得の高返戻率になっています。

おすすめポイント・払込期間豊富で返戻率が高く

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「ニッセイ学資保険」の保険料の支払いに関しては「月払い」と「年払い」から選択することができ、また払込期間も「全期間」「10年」「5年」と幅広く選ぶことができます。

最も返戻率が高くなるのは、「年払い」の支払いかつ保険料払込期間が「5年」の場合です。契約者の年齢などにもよりますが、「祝金なし型」に「年払い」「払込期間5年」で加入した場合の返戻率は約109%、「払込期間10年」でも約107%の返戻率となっています。

「ニッセイ学資保険」の実際の加入状況は、「全期間型」を選んでいる人が約65%となっており、家計状況に合わせた選択が必要になりますが、子どもの年齢が上がるにつれてかかる教育費なども増えることを考えれば、早い時期に学資保険の払い込みが終わるのは非常に魅力的だと言えます。

おすすめランキング2位:返戻率「109%」明治安田生命/つみたて学資

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返戻率からみる人気おすすめ学資保険比較ランキング第2位は、明治安田生命「つみたて学資」です。こちらも口コミランキングと同様に、返戻率について高く評価されています。高い返戻率以外にも「24時間妊娠育児相談サービス」といったサポートが充実しているのが特徴です。

おすすめポイント・全期前納で返戻率が高い!

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「つみたて学資」は払込期間が「10歳」「15歳」「全期前納払」の3種類となっており、最も返戻率が高いのが「全期前納払」です。基準保険金額を75万円として全期前納払(一括払い)の支払期間に設定した場合の返戻率は109%と、非常に高くなっています。

基準保険金額75万円の「10歳払」の時の返戻率が105.8%、「15歳払」の時の返戻率が104.3%であることを考えれば、一括払いが非常にお得であると言えます。なお、「10歳払」は子どもが2歳までの間にしか加入することができない点に注意が必要です。

おすすめランキング1位:返戻率「128.6%」ソニー生命/学資保険スクエア

返戻率からみる人気おすすめ学資保険比較ランキング第1位は、ソニー生命の「学資保険スクエア」です。ソニー生命は口コミランキングでも第1位でありましたが、返戻率でも第1位となっております。ソニー生命ではプロのプランナーに相談しながら契約する保険を決めることができる点が非常に高い満足度に繋がっていました。

おすすめポイント・プランによって驚きの返戻率に!

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各社がマイナス金利の影響を受ける中、ソニー生命の「米ドル建養老保険」の学資プランでは返戻率が128.6%になることもあるほど、高い返戻率を誇ります。

現在、ソニー生命の学資保険は「Ⅰ型」「Ⅱ型」「Ⅲ型」の3種類があり、最も人気があるのは大学入学時から5回学資金を受け取ることができる「Ⅲ型」です。他の学資保険と比べると加入できる子どもの年齢が早く設定されている点に注意が必要です。

ソニー生命「学資保険スクエア」は「Ⅲ型」がおすすめ!

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最も高い返戻率になるのは「Ⅲ型」を、払込期間「10歳」かつ「年払い」という契約で加入した場合です。この場合の返戻率は108.6%となっており、「月払い」「半年払い」でも107%ほどの返戻率になるのは、子どもが幼いうちから学資保険を払い終えられるというメリットがあるでなく、将来の教育資金の積み立てとしても安心できると言えます。

学資保険の返戻率について覚えておこう!

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このように、高い満足度や多くの人に選ばれている学資保険は様々なサービスはもちろん、高い返戻率になっていることがわかりました。では、そもそもこの「返戻率」とは何を表しているのでしょうか。

現在の日本は「マイナス金利」といって、企業が日本銀行にお金を預けるとその手数料を支払わなければならないことになっています。そのため、学資保険においても保険料の引き上げがなされると言ったプランの変更が起こっています。

このように、現在学資保険の環境は厳しいものになっていると言えます。だからこそ、私たちは一層「返戻率」について正しく理解をする必要があると言えます。

払ったお金に対して保険金の貰える割合

ここではまず、返戻率について解説をします。「返戻率」はその名の通り、「支払った保険料のうち、なんらかの形で手元に戻ってくる金額の割合」を意味しています。

例えば、保険料として合計100万円払った場合、満期学資金や祝金として100万円もらえるならば、返戻率は100%となります。一方、同じ条件で満期学資金や祝金が70万円しかもらえない場合は、返戻率が70%となります。

つまり、返戻率が100%以上であれば支払った保険料の総額よりも多くの学資金を受け取ることができ、100%を下回っていれば支払った保険料の総額ほどの学資金を受け取ることはできないということになります。

返戻率が高いに越したことは無い

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もちろん返戻率が高いことに越したことはありません。支払った保険料の分だけ受け取れるのであれば非常に貯蓄性も高いと言えます。しかし、返戻率を高くするには払込期間を短く設定しなければならなかったり、1回に保険料を支払う期間を「年払い」にしなければならなかったりと、保険料を支払う際には大きな出費を伴います。

これにより結局家計が苦しくなってしまっては、「学資金を受け取る前に学資保険を解約しなければならない」という事態にもなりかねません。

また、返戻率が低いからといって一概に「加入するべきではない」とは言えません。100%以下の返戻率になっている学資保険の中には、保護者や子どもに万が一のことが起こった際の保障が充実しているタイプの学資保険(保険型学資保険)もあります。特徴をよく理解した上で学資保険に加入することが重要だと言えます。

学資保険の返戻率を上げる方法

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返戻率は加入する学資保険のタイプはもちろん、いつまでに保険料の支払いが終わるのかという「払込期間」や1回の保険料の支払い方を表す「払込方法」、また契約者(保護者)の年齢や子どもの年齢など、様々な要因によって変わります。

返戻率の高い低いだけが学資保険の良さを決定するものではありませんが、返戻率が高いに越したことはありません。そこでここでは、学資保険の返戻率を上げる方法について解説していきます。

学資保険の返戻率が決まるには様々な要因がありますが、大きく分けて「契約時期」「学資金の受け取り時期」「支払方法」が重要になります。

①早めに契約をする

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返戻率を上げるポイントの1つ目が「早めに契約する」ということです。そもそも返戻率を上げるには、できるだけ長い間保険会社に保険金を預ける必要があります。保険会社に保険金を預ける期間が長くなるほど、保険会社の資産運用によってより大きなリターンを見込むことができます。

また、子どもの年齢が幼いうちに契約をすることで「払込期間」などの選択肢も広がります。選べる選択肢が増え、より有利な選択ができるという点でも早いうちから契約することをおすすめします。

余裕のあるうちに契約を!

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多くの人が子どもが0歳のときに学資保険に加入していると言われていますが、子どもが生まれたばかりではなにかと忙しくなってしまいます。現在では、子どもが生まれる前から加入できる学資保険もあるため、こういった制度を活用しながら余裕のあるうちに契約をしておくと安心だと言えます。

②遅めに保険金を貰う

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返戻率を上げるポイントの2つ目は「保険金(学資金)の受取時期を遅くする」ということです。ポイントの1つ目でも解説したように、保険会社に保険料を預ける期間がより長くなるほど、返戻率が高くなります。そこで、早期に保険料を払うだけでなく、学資金を受け取る時期を遅くすることで、より長い期間で保険会社に資産運用を任せることができます。

保険会社がお金を運用する期間で変わる

学資保険によって満期の時期が異なります。15歳(中学卒業時)、18歳(高校卒業時)、22歳(大学卒業時)など子どもの節目となるタイミングが満期となることが多いですが、この満期の時期を遅くすると受け取れる学資金が高くなり、返戻率も高くなります。

またなかには、満期学資金の受け取り以外にも「小・中・高の入学時に祝金を受け取れる」ことを特徴にしている一時金プランもあります。満期となるタイミングだけでなく、なにかを出費がかさみがちなタイミングでお金を受け取れるのは非常に魅力的ですが、返戻率を考えるのであればこういった一時金のないタイプの学資保険の方が返戻率は高くなります。

このように、学資金の受取時期が遅くなれば返戻率も高くなりますが、そもそも学資金の目的は教育資金確保です。返戻率だけに目を向けるのではなく、子どものライフプランを考慮して必要なタイミングで学資金が受け取れるような契約にすることも重要です。

③全期前納で返戻率アップ

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返戻率を上げるポイントの3つ目は「支払方法を全期前納にする」ということです。保険料の支払いは「月払い」や「半年払い」「年払い」など様々ですが、最も返戻率が高くなるのが「全期前納」です。これは簡単に言えば「一括払い」ということです。クレジットカードでも分割払いより一括払いの方がお得になるのと同じです。

年払いよりも返戻率が高い

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年払いよりも返戻率が高くなるので、返戻率を考えるならばおすすめな「全期前納」ですが、一方でデメリットもあります。その大きなものとして挙げられるのが「1度に負担する保険料の金額が大きい」ということです。

そのため、資金に余裕のある場合しか活用することができません。また、多くの学資保険には「払込免除特約」があります。これは、万が一保険金の支払者(契約者である保護者)が死亡した際に、その後の保険料納付が免除される特約です。

全期前納ではこの特約を活用することができません。万が一のことが起こるとは想像したくありませんが、こういったデメリットについても考慮に入れた上で支払方法を選択すると良いでしょう。

返戻率だけ見るのは避ける!

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このように、返戻率を高くするには「早期契約と学資金受け取り時期を遅くすることで保険金を長期間保険会社に預ける」ことと「保険料の払い込みを一括にする」ことが挙げられました。将来受け取ることができる学資金がより多くなると考えれば非常にメリットがあるように感じられます。

しかし、そもそも学資保険とは子どもの教育資金のために加入するものです。そのため、返戻率にこだわるあまり、本当に必要なタイミングで学資金を受け取れなくなってしまっては元も子もありません。

返戻率に拘っていると負担が大きくなる

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また、払込時期を早い時期に設定し、払込方法を「年払い」や「全期前納(一括払い)」にすれば返戻率を高くすることができます。

しかし、払込時期を早くしたり、支払いが「年払い」や「一括払い」になると、1回あたりに払わなければならない保険料が高額になります。その保険料のために家計が圧迫され、結局学資保険を解約しなければならなくなった、という状況は避けたいものです。

無理のない計画的なプランにしよう

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このように考えると、学資保険への加入を考える際には、子どものライフプランに合わせて学資金を受け取れるようにするだけでなく、家計状況に無理のないような計画的なプランを立てる必要があると言えます。

ソニー生命のようなプロのプランナーに相談したり、複数の保険商品を取り扱っている保険代理店などで相談したりすることで、客観的な判断をしてもらえることもあるので、こういった制度を上手に活用するようにしましょう。

返戻率やランキングを参考に学資保険を賢く選ぼう!

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口コミや返戻率から比較する人気おすすめ学資保険をランキング形式で紹介しながら、学資保険の特徴や選ぶポイント、注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

子どもの将来の選択肢を狭めたくないという理由から学資保険に加入する人も多いようですが、今の「マイナス金利」といった要因から、しっかり情報収集をしないと「せっかく学資保険に加入したのに損をしてしまった」ということにもなりかねません。

ぜひ各学資保険の特徴や返戻率、口コミランキングを参考に、子どものライフプランに合わせた学資保険を選ぶようにしましょう!

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ライター

y01co

コーヒーと温泉が好きです。つい笑いを取ろうとしてしまうのがクセです。自由でゆったりとした毎日を送るため、日々奮闘中です。わかりやすく、学びある情報をお伝えできるようにがんばります!

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