カードローンの借り換えとは
カードローンの借り換えとは、文字の意味する通り、あるカードローンを利用していた時に別なカードローンに切り替えることです。借り換えをすると借り換え先でまとまったお金が借りられるので、それをもとに前のカードローンの完済をします。もちろん、それで終わりではなく、今度は借り換え先のカードローンの返済を始めます。
カードローンの借り換えで今より低金利に
カードローンの借り換えをすると、金利が低いカードローンを利用することになります。借り換えで金利が高くなったのでは意味がありませんから、金利が下がるカードローンを探して、申し込みをします。金利が低くなるのですから、当然総返済額も減り、生活への負担がだいぶ楽になります。
借り換えとおまとめの違い
借り換えカードローンに対しておまとめカードローンという商品もあります。似ているようですが、どこに違いがあるのか考えてみましょう。まず、借り換えと言った場合は、一つのカードローンを別のカードローンに切り替えることを意味します。つまり、1対1です。一方、おまとめとは、いくつかあるローンを一つにまとめて、返済していくことです。
カードローンの借り換えのメリット
カードローンの借り換えにメリットがなければ、だれもそんな商品に見向きもしないでしょう。しかし、そんなことは考える必要がありません。借り換えには当然メリットがいくつもあります。そのメリットをこれから紹介しますが、現在カードローンの利用で返済に苦労している人は、このメリットを参考に借り換えを検討してみてもいいでしょう。
利息と返済額の減額
カードローン借り換えの最大のメリットは、利息と返済額の減額です。仮に利息が5%程度低くなれば、総返済額もかなり少なくなります。場合によったら毎月の返済額も減るでしょう。そうなれば、生活にもプラスになり、これまで四苦八苦していたカードローン返済がしやすくなるので、そのような人にはおすすめできます。
減額の具体例
具体例で、カードローン借り換えのメリットを見てみましょう。50万円カードローンで借りていたとして、金利が17.8%、返済回数が48回だとします。この場合は、利息の返済額が20万2464円で、総返済額は70万2464円です。これを金利12%のカードローンに借り換えたとします。
金利12%のカードローンで返済回数が49回だとすると、50万円の借り入れでは、利息の返済額が13万4294円で、総返済額は63万4294円となります。これを見れば、いかにカードローン借り換えのメリットが大きいかお分かりになるでしょう。
総量既定の例外となる
消費者金融には総量規制というルールが適用されます。これは、年収の3分の1までしか融資をしてはいけませんよという取り決めです。したがって、いくらお金を借りたいと思っても、年収とのバランスで制限が加わります。ところが、借り換えローンの場合は、この総量規制の例外となります。
ただし、これには条件があって、借入者にとって有利になる借り換えでないといけません。どういうことかというと、カードローンの借り換えで、利息や総返済額が減るなどの条件を満たせば、総量規制の例外となります。
消費者金融のカードローンを利用している場合は、最初に総量規制が適用されているので、もともと年収の3分の1までしか借り入れができません。したがって、借り換えで総量規制の例外となってもメリットはあまりありませんが、おまとめの場合は意味があります。
返済手数料がなくなる
どこのカードローンに借り換えをするかにもよりますが、借り換えによって手数料が無料になる場合があります。そうなれば、利息や総返済額も減るし、手数料も無料になるしで、何倍ものメリットを享受できます。また、ATM手数料についても無料のカードローンを選ぶことをおすすめします。
借り換え専用のカードローンは借金癖がある人におすすめ
カードローンを利用している人の中には、借金が当たり前になっている人がいます。借りては何かに使い、返しては借りるの悪循環に陥っているのです、そのような人に借り換え専用カードローンはメリットがあり、おすすめです。なぜかというと、借り換えローンは借り換えにしか使えないからです。したがって、悪循環から脱することができるかもしれません。
利用しやすい提携ATMなら利便性が増す
最初に利用していたカードローンよりも借り換えたカードローンほうが利用できるATMが多いし、手数料も無料という場合があります。そうなればカードローンの利便性が一挙に増し、利用がしやすくなります。したがって、借り換えカードローンの選択によっては、自分にとっても以前よりもずっとメリットが大きくなる場合があります。
カードローンの借り換えのデメリット
ここまでカードローン借り換えによるメリットをいくつか紹介しましたが、そのメリットを見た人は早速借り換えをしようと思うかもしれません。しかし、カードローン借り換えにはメリットだけではなくデメリットも存在します。したがって、メリット・デメリットの両方を見たうえで、判断をしなければいけません。
カードローンの借り換えにも審査がある
カードローン借り換えにメリットがあるならどんどん利用すればいいだろうと思う人もいるでしょう。しかし、事はそう簡単ではありません。カードローン借り換えでも新規借入時と同様に審査があるのです。しかも借り換え時のほうが審査が厳しくなる傾向にあります。したがって、借り換えカードローンにはデメリットがあるのです。
借り換え時の審査項目①収入
カードローンを新規に利用した時と借り換え時には収入が違っている場合があります。収入が増えていれば全く問題はありませんが、減っている場合は借り換え審査に落ちてしまうことも考えられます。そうなれば、金利が高いカードローンを少ない収入で返済していくことになり、デメリットが大きくなります。
借り換え時の審査項目②職業
カードローン新規借入時と借り換え時で変わる可能性があるのは、収入の前に職業です。職業が変われば、収入も変わってきます。当然のことですが、もしそれまでよりもいい職業に転職していれば、借り換え審査にも通りやすくなります。しかし、正社員から自営業や個人事業主への転職などでは、評価が下がります。
借り換え時の審査項目③勤続年数
カードローンの新規借入時から借り換え時期までに転職している場合、勤続年数が短くなっている人もいるでしょう。カードローン審査では勤続年数も重要な項目なので、短いと借り換え審査では不利になります。そのデメリットを解消する為には、どのくらいの長さ同じ勤め先に勤めてればいいかですが、おおよその基準として2年を目安にしてください。
借り換え時の審査項目④他社借入額
カードローンの借り換えでは、総量規制の例外になる場合があるというお話をしましたが、だからと言って、あまり他社借入額が大きいと、審査に落ちる場合があります。借り換えによって返済が滞りなく行われるという見通しが立たない人では、銀行などの金融機関も借り換えカードローンの利用を認めません。
借り換え時の審査項目⑤過去の返済履歴
ローンやクレジットカードの返済履歴は、借り換え審査では最重要項目です。過去に返済の延滞記録がある人は、借り換え審査にはまず通らないと見ておきましょう。他社のローン返済に問題がある人なら、うちでも同じトラブルを起こす可能性が高いと見られるのです。このようなことになれば、デメリットも大きくなるので、返済は確実に行っておきましょう。
借り換え時の審査項目⑥信用情報
カードローンの申し込みをすると、銀行や消費者金融は信用情報の照会を行います。信用情報はクレジットヒストリーとも呼ばれ、カードローン申し込み者の個人情報とローンやクレジットカードの利用履歴などが記録されています。この照会は借り換え時にも実施されますが、もしその信用情報に問題があると、借り換えもできなくなります。
信用情報に問題があるとはどういうことかというと、異動情報が登録されることです。異動情報とは、債務返済の延滞、債務整理などの記録のことで、これらの情報が登録されると、新たなカードローンの申し込みができなくなります。借り換えも不可となります。
カードローンの新規借入時に信用情報に何ら問題がなくても、借り換え時に異動情報が登録されていることがあります。そのようなことになっては、デメリットが大きくなるので、日ごろかお金の管理をしっかり行い、信用情報にキズをつけないことです。
返済額が高くなる可能性がある
金利が低い銀行のカードローンに借り換えれば、総返済額が減るのが普通ですが、すべてのケースがそうだとは限りません。場合によったら、総返済額が増えてしまうデメリットが生じることがあります。どういう場合かというと、借り換え後に返済回数や期間を延ばした時です。利息は日割り計算なので、返済回数や期間を延ばすと、利息の返済額が増えます。
具体例を見てみましょう。80万円を金利18%の消費者金融で借り入れているAさんは、返済回数10回で、毎月8万6747円返しています。この場合、利息の返済額は6万7469円で、総返済額は86万7469円です。これを金利15%の銀行カードローンに借り換えます。
借り換え後は、返済回数を25回とし、毎月3万7457円返済するとします。すると、利息の額は13万6440円、総返済額は93万6440円となり、借り換えによって返済額が増えています。つまり、毎月の負担は楽になっていますが、結果的には損をしているのです。
金利が後から決まるカードローンもある
カードローンには、融資額によって金利が決められているものと審査によって金利が決まるものがあります。このうち審査によって金利が決まるカードローンの場合、借り換えによって金利が高くなるデメリットが生じる恐れなしとは言えません。審査が終わるまで金利が分からないのですから、借り換えによって得をするか損をするか即座には判断できません。
別のローンの契約中は借り換え不可能の場合も
カードローンの借り換えを申し込んでみたら審査落ちだったというケースはよくあります。その理由はいろいろ考えられますが、他のローンの利用が原因でそうなる場合があります。別のローンの利用をしているから即借り換え不可というわけではありませんが、ローン全体の返済額の年収に占める割合が大きくなると、借り換えができなくなります。
銀行などのカードローン審査では、返済負担比率というものをチェックします。返済負担比率の計算式は、年間返済額÷年収×100となっていますが、この返済負担比率が高いと、カードローンの新規借り入れも借り換えも難しくなります。
追加融資を受けられなくなる場合も
銀行の借り換えカードローンと違って、消費者金融の借り換えローンは返済専用となっている場合が多いです。その為、いったんその借り換えローンを利用すると、追加融資を受けるのは難しくなります。カードローンの借り換え後も、お金が必要になる場合はあるでしょうが、追加融資を受けられないのは大きなデメリットです。
利便性が悪くなるデメリットが生じる場合も
一口にカードローンと言っても、種類はさまざまです。利便性がいいものがあれば悪いものもあります。借り換えをした場合、その利便性が下がる場合もあります。そうなればデメリットを感じるようになり、やめておけばよかったと後悔することにもなりかねません。そのデメリットを避ける為にも、前もって借り換え先ローンのチェックをしておきましょう。
借り換え専用と普通のカードローンの比較
カードローンの借り換えをする場合、借り換え専用のカードローンを利用するか普通のカードローンで借り換えをするかのどちらかになります。それぞれメリット・デメリットがありますが、その特徴をよく考えてどちらかの商品を選択しなければいけません。しかし、どちらがおすすめなのかと言われれば、借り換え専用のほうがデメリットが少ないです。
借り換え専用の方が上限金利が低い
借り換え専用のカードローンと普通のカードローンの一番の違いは金利の高さです。借り換え専用のほうが、上限金利が低めです。と言ってもどのくらいの違いがあるのか分からないでしょうから、数字を挙げてみましょう。まず、普通のカードローンでは、イオン銀行の場合、金利が年3.8~13.8%で、みずほ銀行では年2.0~14.0%となっています。
一方、借り換え専用カードローンでは、じぶん銀行じぶんローンの借り換えコースで、金利が年1.7~12.5%と低くなっています。この結果を見ればお分かりでしょうが、借り換えには借り換え専用カードローンのほうがおすすめですし、お得です。
借り換え専用は他者での借入があることが前提
当たり前の話ですが、借り換え専用カードローンは、他社ですでに借り入れがある人が利用できます。他社で借り入れがなく、新規に借り換え専用カードローンでお金を借りようと思ってもそれはできない相談です。一方、普通のカードローンは、他社の借り入れに関係はないですが、借り換えに利用できる場合もあります。ただ、それだけが目的とは限りません。
カードローンの借り換えにおすすめ
カードローンの借り換えのメリットやデメリットはお分かりになったでしょうが、ではどこのカードローンがいいのかを知りたいという人も多いでしょう。つまり、おすすめのカードローンを紹介してほしいというわけです。それについてはいくつか候補があります。その候補の中から絶対に選ぶべきということではありませんが、参考にしてください。
借り換えにおすすめ①スターワン乗り換えローン
東京スター銀行の「スターワン乗り換えローン」は、おすすめの借り換えカードローンです。この「スターワン乗り換えローン」の魅力は、何と言っても低金利なことです。金利は年12.5%で、普通のカードローンより低めです。カードローンの借り換えでは、金利が低くならなければ損をしてしまいますが、この商品ならそういうことはないのでおすすめです。
スターワン乗り換えローンの特徴
東京スター銀行の「スターワン乗り換えローン」の金利については説明したので、他の特徴を見ておきましょう。まず、融資可能額は30~1000万円の1万円単位ですが、借り換え対象のローン残高で決まります。そして、これが銀行の借り換えローンにいいところですが、消費者金融と違って、追加融資を受けられます。
「スターワン乗り換えローン」の審査基準も見ておきます。まず、年齢は、申し込み時満20歳以上65歳未満でないといけません。給与所得者の人という条件があるので、申し込めるのは正社員、契約社員、派遣社員などでパートやアルバイト、自営業の人は不可です。
また、年収条件がやや厳しく、200万円以上の年収がないといけないとしています。これらの条件に合致する人には、この借り換え専用(おまとめにも利用できる)カードローンはおすすめです。
スターワン乗り換えローンの返済方法
東京スター銀行の「スターワン乗り換えローン」の約定返済は、毎月10日に普通預金口座からの自動引落となります。引落日の前に必要な金額を入金しておきましょう。一方、繰り上げ返済も手数料無料でできます。一部でも全額でも、東京スター銀行のインターネットバンキング「東京スターダイレクト」にログインすれば、簡単に手続きできます。
借り換えにおすすめ②スターワンバンクローン
東京スター銀行にはもう一つ借り換えカードローンがあります。こちらは借り換え専用カードローンではないですが、借り換えにも利用可能です。名称は「スターワンバンクローン」(スターワン目的ローン)と言い、さまざまな用途に利用ができます。したがって、借り換え以外の目的でも使いたい人におすすめです。
スターワンバンクローンの特徴
「スターワンバンクローン」(スターワン目的ローン)の金利は、年2.8~7.8%と低水準です。融資可能額は10~500万円の1万円単位です。「スターワン乗り換えローン」よりも融資可能額が低いですが、少ないというほどではありません。なお、このローンは他行の目的ローンやクレジットの借り換えに利用できます。
東京スター銀行の「スターワンバンクローン」(スターワン目的ローン)には4種類の商品がありますが、このうち借り換えに利用できるのは一般目的ローンです。このローンの年齢基準は、申し込み時満20歳以上65歳未満、完済時満70歳未満となっています。
そして、年収基準は「スターワン乗り換えローン」よりやや低く、150万円以上となっています。利用できるのは、やはり正社員や契約社員、派遣社員などですが、勤続年数が1年以上という審査基準も設けられています。
東京スター銀行には2種類の借り換えローンが存在していた
東京スター銀行には2種類の借り換えローンがあり、「スターワンバンクローン」(おまとめローン)と(のりかえローン)という名称が付いていました。ところが、現在は「スターワン乗り換えローン」のみとなっています。この記事では、「スターワンバンクローン」と(スターワン目的ローン)を同じように扱っていますが、正確には両者は違います。
借り換えにおすすめ①アイフルのかりかえMAX
おすすめ借り換えカードローンというと、銀行の商品が多いような感じがしますが、消費者金融にも借り換えローンは存在します。その代表的なものとして、「アイフルのかりかえMAX」を取り上げます。「アイフルのかりかえMAX」は、金利が年3.0~17.5%となっていますが、銀行の借り換えカードローンよりはかなり高い金利です。
「アイフルのかりかえMAX」は借り換えだけでなくおまとめにも利用できます。どちらに利用してもいいですが、どちらかというと、消費者金融の複数のカードローンをおまとめしたい人におすすめします。銀行カードローンの借り換えでは、かえって損をしてしまいます。
アイフルのかりかえMAXの特徴
「アイフルのかりかえMAX」の融資可能額は1~800万円で、借り換え目的以外には利用できません。そして、銀行カードローンのように追加融資はできません。年齢基準は満20歳以上で、上限は定められていません。なお、「アイフルのかりかえMAX」を契約できるのは、アイフルを初めて利用する人のみです。
「アイフルのかりかえMAX」には東京スター銀行の「スターワン乗り換えローン」のような雇用形態の制限はありません。したがって、あらゆる職業の人におすすめできます。
カードローンは定期的に繰り上げ返済がおすすめ
カードローンの借り換えをすれば、普通金利が下がって、利息の返済額も総返済額も減ります。もちろん、そうならない場合もありますが、いい借り換え先を見つけることができれば、返済負担がかなり楽になります。その楽になった返済負担をさらに軽減させる方法があります。定期的な繰り上げ返済です。
繰り上げ返済で総返済額が減る
定期的な繰り上げ返済とわざわざ言ったのは、1回だけではなく何度も繰り上げ返済をしたほうがいいからです。そうすれば、カードローンで借りた残額が早く減り、利息負担が大幅に減少します。その結果、総返済額も減り、かなり楽になります。借り換えメリットと繰り上げ返済メリットで、債務の額もどんどん少なくなるのです。
ただし、繰り上げ返済をし過ぎて、毎月の約定返済に支障が出るようなことになってはいけません。そうなると、延滞記録が付き、多くのデメリットが生じます。繰り上げ返済はいいことですが、無理のない範囲でするようにしましょう。
カードローン借り換えの手順【銀行カードローンに乗り換え】
カードローン借り換えのメリットが分かっても、その手順を知らなければ有効利用できませんから、順番に流れを見ておきましょう。最初は借り換え先のカードローンを探して、よさそうなら申し込みをします。次に、必要書類を準備して、提出します。そうすると、審査と在籍確認が行われますが、その結果がよければ、借り換えカードローンの契約ができます。
借り換えカードローンの契約が済んだら、前に借りていたカードローンの残債分の借り入れができるようになります。したがって、必要な額を借り入れ、前のカードローンの残債を完済します。そこからは、借り換え先のカードローン返済が始まります。
借り換える金額の把握
カードローン借り換えの手順をもう少し詳しく見てみましょう。まず、現在借り入れしているカードローンの残額がいくらあるのか把握しなければいけません。残額の計算ができなければ、借り換えは成立しませんから、正確に確認をしましょう。その際は、明細書や会員ページなどでチェックをするといいです。
気を付けてほしいのは、カードローンの借り換えの利用を考えるのなら、一括返済した場合に返済額がいくらになるかということです。その数字が明細書や会員ページに表示されていない場合は、カードローン業者に電話で確認の必要があります。
本人確認書類・収入証明書類の提出
借り換え先が見つかったら、必要書類を準備しましょう。必要書類は大きく分けて、2種類ありますが、本人確認書類と収入証明書類が要ります。本人確認書類として通用するのは、運転免許証、パスポート、健康保険証、マイナンバーカードなどです。
収入証明書類として役立つのは、給与の支払明細書、源泉徴収票、確定申告書、所得証明書類などです。ただし、必要書類は、ローン会社によっても違ってくるので、あらかじめ確認をしておいてください。
完済
借り換えカードローの契約ができれば、必要な資金を借りられるので、それで前のカードローンの残債を完済して、解約をします。その際に一つ注意点があります。それは、1円でも返済額に足りないと、解約ができないということです。そうなれば、借り換えの条件に合わなくなるので、わずかな金額も見落とさずに完済をしましょう。
借り換えが向いている人と向いていない人
ここまで借り換えカードローンについて多方面から検証してみましたが、この借り換えローンが向いている人と向いていない人がいます。同じカードローンを利用していても、状況は人それぞれ違うので、借り換えが適している場合とそうでない場合があるのです。その違いを考えてみましょう。
借り換えローンが向いている人
まず、借り換えカードローンが向いているのは、消費者金融などで15%以上の金利で借り入れをしている人です。この記事でも金利がもっと低い借り換えローンを紹介したので、利用を検討してみるべきです。次に、提携ATMが少なく、利用しづらいカードローンも借り換えによるメリットがあります。
そして、ここが一番のポイントですが、現在のカードローンの返済で苦労しているのなら、借り換えを考えてみましょう。利息を含めて、返済額が減れば、生活も楽になります。
借り換えローンが向いていない人
借り換え元の金利が10%以下ならば、借り換えメリットはさほど感じられないでしょう。また、借入額が50万円以下の場合は、借り換えをしてもしなくても大きな差は生じません。それから、消費者金融のカードローンには無利息期間が設けられている場合がありますが、その期間中は借り換えのメリットはありません。
カードローン借り換え時の注意点
カードローン借り換え時には、一つだけ注意点があります。それは借り換え先のカードローンの商品説明書をよく読んでおくことです。簡単な概要を見ただけで、借り換え先を選んだ場合、予想外のことがあって後で後悔することにもなりかねません。そのようなことを避ける為にも、商品説明書は丁寧に確認しておくことです。
カードローンの借り換えは金利が安くなるが総返済額が減るとは限らないことに注意!
ここまで、カードローン借り換えのメリットやデメリットなどを中心に借り換えの意味について検証してみました。カードローンの借り換えは金利を下げるいい方法です。金利が下がれば、普通総返済額も少なくなります。ただし、金利が下がっても総返済額が上がる場合もあるので、借り換えローンの利用の仕方には注意が必要です。