生命保険とは?
生命保険って入らなければいけないのかと思う人もいますが、生命保険は自分だけでなく家族を守る保険でもあります。生命保険に入っていないと病気やケガをして入院になった時、全て自分で払う事になります。さらに、自分が万が一亡くなった時家族が困ってしまいます。それでは、生命保険はどんな保険なのか解約はできるのかご紹介していきます。
自分と家族の生活を守る備え
人はいつ何が起きるか分かりません。突然病気になり、怪我をし、入院することもあるかもしれません。そんな時に自分や家族を助けてくれるのが生命保険です。
病院にかかると加入している保険によって何割かを国が負担してくれています。しかし、万が一入院となった場合に生命保険に入っていないと、全てかかったお金を負担しなければいけません。
お金が必要になった時に助けてくれるのが生命保険でもあります。さらに生命保険は病気やケガ・死亡した時の保険ではなく子供の教育費や自分が将来年をとった時のための生活資金として利用することもできます。生命保険は自分だけでなく家族を守ってくれる保険ということです。
生命保険を解約する理由やタイミングとは?
生命保険の解約のタイミングに悩んでいる人は沢山います。何かを解約する時はすぐに手続きができますが、生命保険や保険の解約をする場合には、すぐにというわけにはいきません。タイミングがとても重要となります。それでは、生命保険の解約のタイミングについてご紹介します。
①新しい保険に加入する際に解約
新しい生命保険に加入したいという理由で解約したいという人もいるでしょう。新しい生命保険に加入したいからとすぐに解約できるという訳ではありません。
新しい生命保険に契約したとしても、すぐに契約が開始されるわけではないからです。そのため、すぐに今までの生命保険を解約してしまうと、新しい生命保険が開始されるまでの期間が空白の状態になってしまいます。
万が一、空白の期間に何かあったとしても、新しい生命保険が開始されていないため、保険金が下りないということになります。保険会社によって異なりますが、生命保険が開始されるのに、3ヶ月かかる場合があります。生命保険の解約は簡単にできますが、タイミングがとても重要ということです。
②生命保険が必要無くなった時に解約
生命保険って最初は親が入ってくれている人もいるかもしれません。さらに義理があり加入しているという人もいるでしょう。大人になり、自分で働くようになれば生命保険料も自分で払うようになるはずです。
自分で払うようになると保険料が高いと感じる人もいるかもしれません。保険料が高いという理由で解約するという人もいます。今までは親が入っていたけど、会社で安い生命保険があるからという理由で解約など様々な理由があります。
新しい生命保険の方が条件が良いなどという理由で解約する人は少なくありません。生命保険にも会社によって条件が良いものもあれば、自分には合わないものもあります。いくつか見積もりを立ててから、自分に合うものを選ぶことをおすすめします。
③保険料の支払いが困難な時に解約
生命保険などの保険は慎重に選ばなければいけません。年齢が上がっていくと生命保険料も上がっていくものもあります。生命保険料を支払う余裕がなくなり、解約してしまうという理由も多いです。
さらに、今までは独身で生命保険料を支払う事が出来ていたけど、結婚して子供が産まれて家族が増えると支払う保険料も多くなります。家族が増えた分生命保険に入りたくても、保険料が高くて余裕がないという理由で解約する人も少なくありません。
生命保険に加入している間に支払いが困難になり滞納してしまう人もいますが、後にいいことはないのでその場合は解約したほうがよいでしょう。しかし、何の生命保険に加入していないというのは、万が一何かあった時に多額の治療費などを請求される可能性があります。
いろんな保険会社の生命保険を見比べてみると、安くて条件のいいものもあるかもしれません。支払う余裕がないからと諦めるのではなく、いろんな生命保険を見比べてみるのもよいでしょう。
生命保険の解約手順方法は3つ!
生命保険などの解約で気になるのが解約方法です。解約ってすごく手続きがめんどくさそうなイメージをもっている人もいるかもしれません。すぐに解約の手続きができるように準備しなければいけないものもあります。それでは、生命保険を解約するために手順についてご紹介します。
解約手順①保険証券を準備する
生命保険を解約するには、まず保険証券を手元に準備しましょう。保険証券には、証券番号や保障内容、契約者の住所など大切な情報が記載されています。
保険証券に記載されている情報を元に保険会社の人は情報を調べてくれます。生命保険の解約は基本的に電話で済みます。保険証券が届いたら紛失しないように保管しておくようにしましょう。
解約をスムーズに行う為に必要
生命保険の解約は電話でできますが、保険証券に記載されている証券番号や契約者情報を本人確認の為に聞かれます。保険会社で本人確認が出来ればすぐに解約の手続きが終了します。
万が一保険証券を紛失してしまった場合には、保険証券紛失届を出さなければいけません。生命保険を解約する電話のタイミングで一緒に保険証券を紛失してしまったことを伝えましょう。スムーズに生命保険を解約したい場合には、紛失しないように大切に保管しておいてください。
解約手順②営業所窓口等に連絡
加入している生命保険のセールス担当や代理店の担当者に電話して、解約の手続きを行いましょう。保険会社に電話する場合、注意しなければいけないことがあります。
保険会社のセールス担当の場合、営業を得意としているため、解約理由を聞かれて、新しい生命保険を紹介される場合があります。断ることが苦手という人は、新しい保険に加入させられてしまう可能性もあるので、その場合にはコールセンターの方に電話することをおすすめします。
電話ではなく直接保険会社に行って解約手続きをした方が安心という方もいます。そういった場合には、近くの保険会社の窓口に行くことをおすすめします。
保険会社の窓口で解約手続きする際にも、保険証券は必要となるので必ず持っていくようにしましょう。その他にも実印や銀行口座番号も必要となります。
忘れ物があり、解約手続きができないとならないように、行く前に電話で確認しておくとよいでしょう。保険会社に直接言って解約手続きをするとその日に解約ができてしまうので、急いでいる人は電話よりもよいでしょう。
解約の意思表示を!
生命保険を解約する際には電話で行う事ができますが、電話をしたら解約したいという意思を伝えましょう。コールセンターではなく保険会社や代理店に電話すると新しい保険を進められたり、解約しないようにと引き留められる可能性があるので、しっかりと解約したいということを伝えるようにしましょう。
解約手順③必要な書類を提出
電話で解約したいということを伝えたら、保険会社の方で書類を準備し郵送してくれます。一度で解約の手続きが終了するように記入漏れがないようにしましょう。万が一、記入漏れや間違っている場合には、もう一度解約の書類が郵送されてきます。
解約の書類を提出したら、保険会社がチェックして解約完了です。解約が完了してしまうと今までの生命保険は使えなくなります。そのため、新しい生命保険との間が空かないように計算して解約するようにしましょう。
さらに解約の手続きが完了した後に、解約をキャンセルすることはできません。書類を提出する前にもう一度考えてから提出することをおすすめします。
保険会社から届いた書類を返送
生命保険を解約するためには、保険証券を返さなければいけません。そのため、届いた解約書類と保険証券を一緒に返送しましょう。生命保険を解約するタイミングには注意してください。
解約は必要書類が保険会社に到着した時点で、その日が解約日となります。万が一、新しい生命保険の開始日が決まっている場合には、返送する日に注意しなくてはいけません。早く返送しすぎると新しい生命保険が開始されるまでに空白の期間が出来てしまう場合があります。
生命保険の返金には税金はかかる?
それでは、生命保険には税金がかかるのかご紹介しましょう。生命保険は万が一の事があった場合に受けとることができるお金です。お金を受け取った場合、基本的に税金がかかりますが、生命保険の場合も税金がかかるのか気になるところです。生命保険の返金の場合も税金がかかるのか書いていきます。
税金の掛からない給付金とは?
生命保険の返金を受ける場合は、必ず税金がかかるという訳ではありません。例えば、「手術給付金」「特定疾病保険金」「入院給付金」「通院給付金」「がん診断一時金」「就業不能給付金」「先進医療給付金」などでお金が返金される場合には税金がかかりません。所得税法で決められているため、どの保険会社に加入しても税金はかかりません。
税金の掛かるものは?
生命保険の返金には税金がかからない場合もあれば、返金に税金がかかる場合もあるので覚えておくとよいでしょう。
生命保険の返金で税金がかかる場合は、「夫が自分の妻に対して保険をかけ、その保険の受取人を子供にしている場合」「夫が妻に保険をかけ、受取人が夫である自分に指定している場合」「自分が自分のために保険をかけ、受取人を妻に指定している場合」などです。
生命保険金を受け取った際には確定申告を!
確定申告をすると、払いすぎたお金が返金されることがあります。確定申告は絶対に行わなければいけないという訳ではありませんが、基本的に生命保険を受け取った場合には確定申告をしなければいけません。生命保険の確定申告が必要なのは3パターンがあります。生命保険金が返金され、どのような場合に確定申告はしなければいけないのかご紹介ます。
確定申告が必要なのは3パターン
毎年確定申告の時期がやってきますが、生命保険金を受け取った場合にも確定申告をしなければいけない場合もあります。生命保険金を受け取り、確定申告をしなければいけない時は「死亡保険金を受け取った場合」「満期保険金を受け取った時」「所得補償保険の保険金を受け取った時」です。
内容を必ず理解しておこう!
確定申告は基本的にお金を受け取った時点で行う必要があります。しかし、必ずしもお金を受け取ったからと確定申告をしなければいけないという訳ではありません。受け取った金額が総支給額を下回っている場合には確定申告を行わなくて良いなど、条件があるため必ず自分が契約している生命保険の内容を確認しておくようにしましょう。
①死亡保険金を受け取った時
万が一死亡保険金が受け取ることになった場合には、確定申告をしなければいけません。死亡保険金を誰が受け取るかによっても税金の種類が変わります。
被保険者が保険料を負担し受取人も本人の場合は所得税、被保険者が保険料を負担し、子供が受取人となっている場合には贈与税となります。どちらも確定申告が必要となるので、忘れずに申告時期になったら確定申告をしましょう。
②満期保険金等を受け取った時
確定申告はどんな時に行えば良いのかわからない人もいます。今自分が入っている生命保険が満期を迎えた時、「満期保険金」としてお金を受け取ることができます。
しかし、必ずしも確定申告を行わなければいけないという訳ではありません。確定申告は仕事をし、給与を貰った時点で行うものです。そのため、仕事をしていなくてもお金が入ってきたら確定申告を行う必要があります。
逆にお金が入ってこない場合は、確定申告を行う必要はありません。基本的に満期保険金を受け取れば、確定申告が必要ですが、満期保険金が総支給額よりも少ない場合には、確定申告をする必要はありません。
③所得補償保険の保険金を受け取った時
所得補償保険という保険を知らない人は意外と多いです。万が一、被保険者が病気やケガで働けなくなってしまった場合、収入がなければ生活することもできなくなってしまいます。
そんな時に補償してくれる保険の事です。所得補償保険に加入していれば、入院などで働けなくなってもお金がおりるので安心です。そこで、所得補償保険の保険金を受け取った場合に確定申告をしなければいけないのかです。満期保険金と同じように、手元にお金が入ってきているため、確定申告を行わなければいけません。
生命保険を解約したらデメリットはあるの?
生命保険の中には、様々な種類があります。積立保険と掛捨て保険というものがあり、積立保険の場合は決められた期間契約していれば返金されるお金が高くなります。しかし、契約して解約するまでの期間が短いと返金されるお金は少ないというデメリットがあります。
掛捨て保険の場合は、解約時に返金されるお金がないといったデメリットがあります。しかし、返金されるお金がない変わりに契約時の金額が安くなっています。安いのは嬉しいですが、自分の健康状態を見てどちらが良いか選ぶとよいでしょう。
生命保険の解約によって税金が掛かるので注意しよう!
今回は、生命保険の解約について詳しくご紹介してきました。生命保険を解約には様々な理由がありますが、解約するにはタイミングがとても重要となります。タイミングが悪いと新しい保険が開始されるまでに空白の期間が出来る可能性があります。どんな理由で解約するにもタイミングには注意して解約するようにしましょう。