結婚式の招待状をいつ送るか【発送時期】
結婚式を挙げることが決まり、その後どの様に準備を進めていけば良いのか悩む方は非常に多くいます。
まずは結婚式を挙げる会場を決めるところから始まり、その後招待したいゲストに招待状を送るという流れが一般的になりますが、招待状の発送時期はいつが適切なのか失礼が無いように知っておく必要があります。
結婚式の4~5か月前に送るのがマナー
招待状を出す際に押さえておきたいポイントは、呼ぶゲストの都合も考える必要があるので早すぎず遅すぎない様に出すことです。一般的に結婚式が行われる4~5か月前に送るのがマナーとされています。
あまりにも早く招待状を出しても相手も都合が分からないということもありますし、逆に遅すぎても予定を調整しにくくなり相手に負担がかかってしまう事が考えられる事から4~5か月前が招待状を送る時期として適切とされています。
実際のカップルが送った時期
実際のカップルが招待状を送った時期にもっとも多かったのが、 2ヶ月~3ヶ月未満に招待状をゲストに送っています。
この時期に招待状を送るカップルが多い理由には、大体の結婚式を挙げるカップルは招待したいゲストをこのぐらいの時期までに絞り込んでいる事と、ゲストにとって2ヶ月~3ヶ月未満に招待状を受け取れる方が予定の調節がしやすい為です。
事情により手渡しできないときにはいつ送る?
一般のゲストには結婚式の招待状を郵送で送るのはマナーとして大丈夫ですが、招待するゲストの中でも最も格が高いメインゲストの主賓や会社の上司には、招待状を手渡しするのがマナーになります。
ですが、遠方に住んでいることや仕事の関係などで事情によってはこういったゲストに手渡しできない場合もあります。
その場合は、結婚式の招待状を手渡しできない事情を事前にゲストに連絡し、招待状を郵送する事の了解を得てから発送するのがマナーになります。連絡をせずに招待状を送るなどはしないように気をつけましょう。
結婚式の招待状をいつ送るか【準備の手順】
結婚式や披露宴会場が決まったら呼ぶゲストを決める必要があります。招待するゲストを決めることにより、披露宴の雰囲気は勿論ですがどのぐらいの規模で行う必要があるのかなどの参考にもなるからです。
また、招待する人数によっては招待状を手作りで作る場合や招待状のイメージが固まっていない場合には何度かどの様な招待状にするか打ち合わせをすることにもなるので十分な時間が設けられるように余裕をもって招待状を送るゲストは決めておくことが大切です。
ゲストをリストアップ
招待するゲストを決める際に一番分かりやすく行いやすい方法に「ゲストをリストアップ」するというのがあります。ゲストをリストアップする際には、結婚式と披露宴どちらにも招待するゲストと披露宴のみ招待するゲストと分けてリストアップすることをおすすめします。
なぜなら招待状を作る際に結婚式と披露宴どちらにも招待するゲストと披露宴のみ招待するゲストでは送る招待状が異なるからです。必ず結婚式と披露宴どちらにも招待するゲストには結婚式の招待状と披露宴の招待状を別に作成して同封するようにしましょう。
ゲストを間柄別に分類
ゲストをランダムにリストアップしたら次は、主賓や仕事関係・親しい友人や親族・知人・友人という様な間柄別に招待状を送る人たちをリストアップするのがおすすめです。
また、新郎側と新郎新婦のバランスが取れるようにそれぞれ呼ぶゲストは何名になるのかも把握しておくと良いです。
ゲストから親族・知人に分ける
間柄別に結婚式の招待状を送るゲストをリストアップしたら、もう少し細かく親族・知人を更に交流があるのか無いのかで分けていきます。細かく分けていく際も新郎側と新婦側のバランスを考えながら人数を把握しておく事が大切です。
大まかに交流がある親族・知人、交流がない親族・知人とで分けていくうちにどの範囲まで呼んだほうが良いのか悩む事も出てきますが、その場合はお互いのご両親に相談すると安心かもしれません。
また、このタイミングでご両親にこれくらいの人数に結婚式の招待状を出すことを報告するのもよいでしょう。
結婚式の招待状をいつ送るか【文例と注意点】
具体的に結婚式の招待状をいつ何名に送るか決まったら次は、いよいよ結婚式の招待状の文例を考える必要があります。ここでは、結婚式に招待するゲストには招待状で失礼が無いように文例や構成のルールを紹介していきます。
わざわざ足を運んでくださるゲストに失礼がないように結婚式の招待状を作成し、返信の期日は発送から約1ヶ月後の「大安」や「友引」などお日柄が良い日に設定すると良いです。
結婚式の招待状の構成
結婚式の招待状の構成の流れとして一般的なのは、頭語を入れ時候の挨拶をした後に日時・時間・場所の確認をします。その後で差出人の名前と出欠の返信日を明記し、最後に結語をいれ返信用封筒と一緒に招待状を同封します。
よく結婚式の招待状を作る際に悩まれるのは、頭語や結語、時候の挨拶ですが、頭語や結語は結婚式の招待状を送る際は、一般的に「謹啓」で始まり「謹白」で終わります。
時候の挨拶は、季節に応じた文書の冒頭に入る挨拶になる為、結婚式の招待状が届く日に合わせて時候の挨拶を考えると良いです。
新郎新婦本人が差出人の場合の例文
新郎新婦本人が差出人の場合は、節度を守ってあまり堅苦しい文章は避けるようにしましょう。書く際は、縦書きでも横書きでも大丈夫ですが、横書きの場合は中央揃えにするとバランスが良く美しくなります。
結婚式の招待状を新郎新婦本人が差出人の場合の例文は「謹啓〇〇の候(時候の挨拶)皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げますこのたび私たちは結婚式を挙げることになりましたつきましては日ごろお世話になっている皆様にお集まりいただき
ささやかな披露宴を催したく存じますご多用中誠に恐縮ではございますが是非お越しいただけますよう謹んでご案内申し上げます謹白」
結婚式の招待状の文を作成する際は、「、」「。」などの句読点は別れをイメージさせる為、使いません。なので句読点を本来使うところは、空白をいれて区切るのがマナーです。
新郎新婦の親が差出人の場合の例文
新郎新婦の親が差出人の場合は、結婚式を招待する本人が差出人の場合よりも節度と儀礼を重んじた文章にするのが一般的になります。また、親が差出人の場合は横書きよりも縦書きの方が良いです。新郎新婦の親が差出人の場合の例文は下記の通りです。
「謹啓〇〇の候(時候の挨拶)皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます〇〇〇〇(新郎の父の氏名)長男〇〇(新郎の名前のみ)〇〇〇〇(新婦の父の氏名)長女〇〇(新婦の名前のみ)との婚約相整いまして結婚式を挙げる運びとなりました
つきましては幾久しくご懇情を賜りたく披露かたがた小宴を催したく存じますご多用中誠に恐縮ではございますがご来臨の栄を賜りたく謹んでご案内申し上げます謹白」
ゲストに幼い子供さんがいる場合の添え文
結婚式の招待状の発送をする際に、なかには招待するゲストに子供がいる方もいるでしょう。その場合は招待状に添え文として子供が大丈夫なのか駄目なのかを伝える必要があります。
子供の参加が大丈夫の場合は、お子様も一緒に起こしくださいやご参加くださいなどを添え、子供が出席できない場合は、角が立たないように柔らかい言葉を使い、断るようにして発送しましょう。
結婚式の招待状に使ってはいけない言葉
結婚式の招待状には使ってはいけない言葉がいくつかあります。それは、句読点と同じような別れをイメージさせる意味を持つ「忌み言葉」です。
「忌み言葉」は句読点と同様に結婚式の招待状にはふさわしくない為、使用しないようにしましょう。
封筒への入れ方・重ね方
結婚式の招待状の作成が終わったら、いよいよ招待状を発送する準備に取り掛かかる必要があります。
ここでは、結婚式の招待状を送る際にも封筒への入れ方や重ね方のマナーについて紹介していきます。
返信用封筒を忘れずに入れる
結婚式の招待状を送る際は、必ず本状とアクセス地図、返信用封筒を忘れずに入れましょう。
この時返信用封筒には切手を貼るのがマナーです。必ず切手を貼ってから返信用封筒が入る大きさの封筒に入れて発送します。
結婚式の招待状をいつ送るか【遅くなった場合】
結婚式や披露宴を前もって決めて行うカップルも居ますが、結婚式は予定していたけど急遽披露宴を行うことが決まるようなカップルも居ます。
そういった場合は珍しいことでは無いので、招待状の発送が遅れてしまうこと丁寧にお詫びしつつ招待状を送る必要があります。
招待状が遅くなった場合は謝罪する
招待状を送るのが遅くなってしまった場合は、なによりも丁寧にお詫びすることが大切です。
また、人数調整の関係で結婚式の招待状を送る際は、間違ってでも出席者が予定よりも少なかったから誘ったと思わせるような言葉は避けましょう。
謝罪に適切な例文
謝罪に適切な例文として、特に結婚式の招待状の本文には急であることを記載する必要はありませんが、「近いお日にちで恐縮ですが○○日までにご返信賜りますと幸いです」と言った後に「急なことで申し訳ございません」と添えると丁寧になります。
人数の関係で後から結婚式の招待状を送る際は、こちら側が手こずってしまって申し訳ないという姿勢で招待状を送るようにしましょう。
結婚式の招待状は早めに準備を始めよう!
今回は結婚式の招待状をいつ送るのかや送する時期・マナー・準備の手順などについて詳しく紹介させていただきました。
結婚式は一生に一度の晴れ舞台でもあるので準備には余裕を持って行うことが、なによりも大切です。