テラリウムの水槽選びのコツ
テラリウムはどんな入れ物を使っても作ることができます。しかし、テラリウムの作り方を知らない初心者やレイアウトに悩んでしまう人はテラリウムにぴったりの水槽を選ぶようにしましょう。ここではテラリウムにおすすめの水槽の選び方を紹介します。
前面がカットされた水槽である
テラリウムには全面がカットされた水槽がおすすめです。普通の水槽とは違い全面がカットされているのでレイアウトやメンテナンスがしやすく、完成したときの見栄えも綺麗に見えます。テラリウムは水槽いっぱいに水を入れないので深さは浅くても問題ありません。
ガラス水槽である
テラリウム用の水槽にはガラスがおすすめです。ガラス水槽はアクリル水槽よりも傷がつきにくくメンテナンスがしやすくなっています。ただ、ガラスなので大きいと重くなってしまうので置く場所や取り扱いに十分注意してください。
メンテナンスがしやすい
全面がカットされた水槽はテラリウム用なのでメンテナンスがしやすくなっています。陸地に植えた植物に水をあげたり、植物を剪定したりするときに全面がカットされていると非常に作業がしやすいのです。
陸地が作りやすい
テラリウムでは陸地が重要になってきます。水面よりも高い位置に陸地を作らなければいけないので、土台作りからスタートすることになります。ここの土台作りが大変で挫折してしまうこともあるので最初は土台がある水槽を選ぶようにしましょう。
湿気を防ぐことができる
テラリウムは水槽なので水面からの水蒸気や植物での水やりからも蒸発して湿度が高くなってしまいます。湿度が高くなるとカビなどの原因になってしまうので、湿気対策は必須です。テラリウム用の水槽は全面がカットされているので通気性に優れているため湿気対策になります。
テラリウムの水槽のおすすめ人気商品
初めてテラリウムを作る人やレイアウトに悩んでしまう人におすすめの人気テラリウム水槽を紹介します。全面が大きくカットされていて植物や岩の微調整がしやすく、レイアウトもしやすいのでおすすめです。ここでは、テラリウムの水槽のおすすめ人気商品を3つ紹介します。
寿工芸 レグラスポニックスシリーズ
テラリウム初心者には「寿工芸レグラスポニックスシリーズ」がおすすめです。全面がカットされた水槽で植物を植える土台があるので、陸地を作るのに困りません。水槽の他に循環ポンプやシャワーパイプセットが付いています。
循環ポンプのおかげで植物に水が流れ綺麗な水がプランターから水中に流れるという自然の水の流れが再現されているため、常に綺麗な水が循環されるようになっています。
寿工芸 レグラスネイチャーシリーズ
オリジナルのテラリウムを作りたい人におすすめの水槽は「寿工芸レグラスネイチャーシリーズ」です。一番大きいサイズで幅が40㎝とコンパクトな水槽なので手軽にテラリウムを始められます。
底面を高さと奥行に変えることで2通りの水槽を作れます。植物をメインにしたい時は高さを出して、水中の生体を活かしたい時は奥行を深くしたりと自分なりにデザインができます。また、水槽とウレタンだけなのでレイアウトにこだわりを持ちたい人におすすめの水槽です。
水作 アクアテリアシリーズ
コンパクトなテラリウムを作りたい人におすすめの水槽は「水作アクアテリアシリーズ」です。水槽の上段に植物を植えるプランツがあり、水耕栽培できるようになっています。
循環ポンプがなくろ過が出来ないため、ろ過が不要でも生きられる金魚やメダカがおすすめです。コンパクトな水槽なのでテラリウム初心者でも使いやすく、部屋のインテリアとしておきたい人にもおすすめの水槽です。
テラリウムにおすすめの植物
テラリウムといったら植物や流木がメインです。陸地でも水中でも植物はテラリウムのメインアイテムです。使う植物によってテラリウムの雰囲気がガラッと変わります。ここでは、陸地と水中に使える植物を紹介します。是非、テラリウムの参考にしてみてください。
トキワシノブ
トキワシノブはシダ植物の1種で半日陰と湿度の高いところを好みます。盆栽など風情のあるものに用いられます。水槽内に適した植物なので管理しやすく、風情のある葉の形が水槽内を落ち着かせた雰囲気にしてくれます。
タマシダ
タマシダもシダ植物の1種で日陰で育つので水槽内でも問題なく成長します。鮮やかなグリーンの葉が水槽内に色どりをもたらし華やかにしてくれます。シダ植物特有の葉の形が水槽に個性を与えてくれ、よりオリジナルのテラリウムを作れます。
ヒポエステス
ヒポエステスは緑の葉に白やピンクが入った変わった植物です。水耕栽培でも育つ植物なので水槽内でも大きく成長します。変わった色の植物なので一風変わったテラリウムを作りたい人におすすめの植物です。
ガジュマル
観葉植物として人気のガジュマルはテラリウムにもおすすめです。日陰や高い湿度にも強いので水槽内でも成長するため、管理しやすくおすすめの植物です。根が特徴的なのでテラリウムのメインにしても良さそうです。
ワイヤープランツ
壁掛けインテリアとしても人気のワイヤープランツは日陰に強いので水槽内でも成長できます。ワイヤープランツは地面を這うように成長するので、水槽内の地面が寂しいときにおすすめです。また、湿度が高いと根腐れしてしまうの時々乾燥させましょう。
コケ類
湿度に強いコケ類はテラリウムの人気植物です。陸上で育つものと水中で育つものがあり、作りたいテラリウムに合わせてコケを使い分けると良いでしょう。水中で育つコケ類は水中に色どりを与えるだけでなく、生体の隠れ家や産卵場所になるのでおすすめです。
テラリウムにおすすめの生体
テラリウム用の水槽と植物を準備をしたら、後は生体の準備だけです。テラリウムで飼う生き物は、水中を華やかにしてくれる魚類や水陸両方で動きを楽しめる両生類などが人気です。水中をメインにしたテラリウムは魚類を陸地をメインにしたテラリウムには両生類がおすすめです。
金魚類
金魚は普通の水槽にいるだけで華やかになるのでテラリウムにもおすすめの生体です。金魚類は観賞用に改良されているので色どりも良く種類も豊富で、自分のテラリウムに合う金魚がきっと見つかることでしょう。
メダカ
メダカもテラリウムにおすすめの生体です。メダカは金魚と同様で観賞用に改良されたものが多く、種類が豊富です。飼育管理もしやすくテラリウムを綺麗に活かせるのでおすすめです。テラリウム内の植物と合わせてメダカの種類を決めたりできるのも面白いところです。
熱帯魚
変わった形の熱帯魚はテラリウムのメインとなるのでおすすめです。熱帯魚はカラフルな種類やヒレが大きく泳ぐ度にひらひら揺れる感じが非常に可愛いです。熱帯魚も飼育管理しやすいのでテラリウム初心者におすすめの生体です。
水陸両用の生物
カエルやイモリなどの両生類は陸だけなく水面も楽しんでくれるので見ていてとても楽しい生体です。テラリウム内を両生類の住みやすい環境を作ってあげると野生の姿を見ることができます。ただ、両生類を飼育する場合は脱走を考慮して蓋のある水槽を使うようにしましょう。
テラリウムの作り方
テラリウムに使う水槽や植物、生体を用意できたらいよいよテラリウムを作りましょう。テラリウムの作り方は様々ありますが、ここでは誰でも簡単にできるテラリウムの作り方を紹介します。テラリウムの作り方が分かれば、より凝ったテラリウムを作れるようになります。
テラリウムを作るための下準備
テラリウムを作る前に準備するものがあります。テラリウム用の水槽を準備したら水槽の底にプラスチックの段ボールなどを敷きます。これは、石や流木の重さを分散させ水槽が割れないように保護します。また、ろ過装置やフィルターをセットし常に綺麗な水になるようにしましょう。
陸地を作る
テラリウムの作り方で大事なのが陸地の土台です。土台は発泡スチロールや岩などを使って作っていきます。テラリウム初心者は陸地の土台が付いた水槽が使いやすくレイアウトに困らないのでおすすめです。
石や砂利などで陸地を作り、その上に植物を植えるようの用土を盛ります。石や岩、流木などを使ってレイアウトするものおすすめです。最後にピンセットで植物を植えたら陸地の完成です。
水中を作る
テラリウムの水中の作り方は簡単です。まず、水槽の底に砂底を5㎝程度敷き、砂底に水中植物を植えたり石を配置して完成です。水中植物はライトが当たる部分にバランス良く配置することがポイントです。また、好みで土台部分に植物を植えても素敵です。
生体を入れる
最後に生体を入れたらテラリウムの完成です。テラリウムに入れる生体は好みによりますが、植物に映える生体が人気です。水中ではシュリンプや派手なカラーの魚が人気があります。また、派手な魚の中に地味だけど綺麗な魚がいても素敵です。陸地ではアカハライモリなどが人気です。
テラリウムは専用の水槽を使おう!
テラリウムは一見難しそうに見えますが、テラリウム専用の水槽を使えば誰でも簡単にテラリウムを作れます。テラリウムに加えたい生体のことを考え、住みやすい環境を植物で作ることもテラリウム作りの楽しみの一つです。
テラリウムは水槽の大きさによっては場所を取らないので部屋のインテリアとして作って飾るのもおすすめです。テラリウムに興味がある人は是非一度、チャレンジしてみてください。