社会人が勉強時間を確保するコツ
社会人になれば、仕事中心の生活になります。その中で勉強したいと思っても、勉強時間の確保は結構難しいです。それでも勉強しようという意欲を持っている人も多いので、効果的に勉強時間を確保するコツをお教えします。
あらかじめ勉強時間を決めておく
社会人ともなると忙しい日々を送っているでしょうから、時間ができたら勉強をしようという態度ではなかなか勉強自体ができません。そこでおすすめの方法が、あらかじめ勉強時間を決めておくことです。決めておけば、とにかく勉強するようになるでしょう。
勉強時間を決めておかないと、なかなか確保は難しいです。1日何時間どこでどのように勉強すると決めておけば、ほかの予定も立てやすくなります。社会人は仕事中心の生活とはいえ、勉強時間にもある程度ウェイトを置く必要があります。
スキマ時間を勉強時間にする
スキマ時間に勉強することもいいことです。仕事で時間を取られる社会人は、なかなかまとまった勉強時間を確保できません。時間ができたら勉強するでは、いつまでたっても進歩がありません。しかし、スキマ時間を有効活用すれば、効果的に勉強ができます。
社会人のスキマ時間と言うと、通勤時間、待ち合わせの時間、休憩時間などがありますが、この時間を仮に勉強時間に充てても細切れ勉強になります。細切れ勉強では効果的な勉強にはならないのではと心配する向きもあるでしょう。
ところが、意外に短時間の細切れ勉強は効果があるとされています。長時間勉強を継続してもすべてが頭に入るとは限らず、むしろ短時間に集中して学んだことの方が記憶に残りやすいとも言われているのです。
早朝を勉強時間にする
社会人が早朝に勉強時間を持っていくのもいい方法です。早朝ならまだ静かで集中がしやすいですし、眠った後の時間というのは頭がリセットされた状態で、学んだことを吸収しやすくなっています。
社会人にとって夜という時間は意外に勉強時間に向いていません。仕事から帰った後ではかなり疲れているだろうし、飲み会やお付き合いの後ともなれば、勉強に適した状態ではありません。そういう意味でも、早朝を勉強時間に充てるのはいいアイデアです。
社会人が勉強時間を確保する生活習慣
社会人が勉強時間を確保するためには、生活習慣にも工夫が必要です。普通に会社に行って仕事をして、帰宅して勉強というパターンもありますが、そこにアイデアを加えて、生活習慣を見直し、より勉強しやすい環境を作るのです。
勉強道具を持ち歩く
社会人が勉強をする場合、自宅で机に向かってとは限りません。いつ何時どこで勉強しなければいけなくなるかわからないので、勉強道具は持ち歩くようにしましょう。そうすれば、電車内でも職場でも喫茶店でも勉強ができるようになります。
勉強道具と言うといろいろ考えられますが、最近はノートパソコンで勉強するという社会人も多いです。したがって、ノートパソコンをバッグに入れて持ち歩くといいです。ノートパソコンでもモバイル型なら、コンパクトで携帯性に優れています。
ただ、ノートパソコンを勉強道具にすると言っても、紙やペンが必要ないわけではありません。時には紙にメモを取ったり、記録したりして、勉強に活かすこともあるでしょうから、紙とペンも社会人にとって必須の道具です。
通勤時間を10分以内に収める
社会人が通勤時間を勉強に活用するという方法もありますが、実際には電車内の場合立ちっぱなし、自動車通勤の場合は運転を継続ということになるので、意外に難しいことは事実です。そこでおすすめの勉強時間確保のコツは、通勤時間を減らすことです。
社会人の通勤時間が減れば、余った時間を勉強時間に向けられます。理想を言えば、通勤時間は10分程度にしたいところです。このくらいの通勤時間なら、かなり1日に余裕ができ、勉強時間の確保も効果的にできます。
ただ、社会人が通勤時間を減らすと言っても簡単なことではありません。会社の近くに引っ越すか、自宅の周辺にある会社に転職するしかありません。自営業は別として、かなり大変なことは確かですから、可能ならばということになります。
食事を30分以内に収める
食事をこだわって料理をすると、かなり時間が取られます。結婚していて、配偶者が料理を作ってくれる場合はいいですが、そうでない場合はあまり料理の内容を気にせず、簡単に済ませるのも勉強時間確保のコツです。
とはいっても、栄養がおろそかになってはいけませんから、カット済み食材やすぐに調理できる食材などを購入しながら、うまく料理時間を短縮しましょう。出来上がったお惣菜をおかずにするのもいい方法です。
外食もできるだけ頻度を減らすのがおすすめです。外食というのは時間が掛かるものなので、勉強時間に影響があります。社会人にとって必要なお付き合いなどでどうしようもない時はしょうがありませんが、そうでなければ外食は控えましょう。
SNSやネットサーフィンなどはしない
SNSやネットサーフィンが趣味という社会人もいるでしょう。その趣味自体は悪いことではありませんが、どうしても時間は奪われます。勉強時間を確保したいというのなら、ある程度我慢も必要です。当面、SNSやネットサーフィンは控えた方がいいかもしれません。
休日を勉強時間に充てる
いろいろ工夫しても社会人が勉強時間を確保するのは簡単ではありません。仮に確保できたとして、十分な時間でないことも多いです。ではどうすればいいかですが、休日というものがあります。休日を有効利用できれば、勉強時間に充てられます。
休日くらいのんびりしたい、遊びたい、家族と楽しみたいという社会人も多いでしょう。その気持ちはわかりますが、そう言ってばかりいると、勉強時間は確保できなくなります。もし休日をすべて勉強時間に向けたくなければ、半分だけでも充てれば効果的に勉強ができます。
飲み会やお付き合いは断る
社会人ともなると、お付き合いや飲み会の機会も多くなります。それにすべて出席していると、勉強時間の確保は難しくなるでしょう。どうしてもやむを得ない社会人の付き合いを除き、断るようにするのがいいです。
では、どのように断ればいいかですが、勉強していることあえて言ってみるのも悪くありません。「これこれしかじかの理由で今勉強中なので、申し訳ないが飲み会には出席できないのです」とでも言い訳すれば許されるでしょう。
睡眠時間は削らない
社会人がいくら勉強時間の確保の方法が見つけられないからと言って、睡眠時間を削るのはよしましょう。学生時代はテスト前に一夜漬けということもあったかもしれませんが、社会人におすすめできる勉強方法ではありません。
睡眠時間を削れば、社会人としての仕事にも悪影響が出るし、勉強自体も効果的にできなくなります。記憶力も衰えます。睡眠不足は百害あって一利なしです。健康にもよくないので、睡眠時間はしっかり確保しておきましょう。
聴覚も活用する
勉強というと、参考書や手引書を読んで、頭にインプットして覚えるというのが主となりますが、聴覚も利用するのが効果的な方法です。そのコツですが、セミナーなどのテープを聞き流すだけでもいいです。
社会人が聴覚も利用して勉強をすれば、勉強の場が広がります。勉強がしにくい通勤中でも、テープを聞き流しているだけで学習がはかどるようになります。ほかのことをしている間でも、記憶できる場合があります。これはとてもいい社会人のための勉強方法です。
社会人が勉強時間にやる気が出ないときのやる気の出し方
勉強時間が効果的に確保できたとしても、肝心のやる気が出ないことがあります。社会人は仕事に集中しているので、勉強に回すエネルギーが出ないというケースもあります。それではせっかく確保した勉強時間も意味がなくなるので、やる気を出すコツを紹介しましょう。
勉強に集中力を継続するグッズを活用する
社会人が勉強をする場合は、いかに集中力を継続していくかを考えなければいけません。もっともこれは社会人だけの問題ではありませんが、集中力の継続は勉強の成功のカギを握っています。
そこで利用したいのが集中力を継続できるITグッズです。最近は便利な世の中になったので、そのようなグッズがいろいろあります。その中からこれは社会人におすすめだという商品を紹介しましょう。
ノイズキャンセリングヘッドホン
社会人だけでなく誰にとっても勉強している時に一番困るのは騒音です。せっかく勉強を継続していても、途中で集中力が途切れてしまいます。それを防ぐのがノイズキャンセリングヘッドホンです。このヘッドホンを使えば、騒音が気にならなくなります。
おすすめのノイズキャンセリングヘッドホンは、SONYのWH-1000XM3 Bです。密閉型になっていて、外部の騒音はほとんど入ってきません。おまけにバッテリーが10時間以上も持つので、長時間の勉強にも継続して利用ができます。
これで、カフェでも電車やバス内でも、効果的に聞き取り勉強ができるようになります。今までとは別世界にいるようになります。ただし、このSONYのノイズキャンセリングヘッドホンは3万円台になっていて、普通のヘッドホンよりも値段が少し高いです。
大画面パソコン用モニター
社会人にとってパソコンの画面が小さくて勉強しにくい場合があります。かといって、拡大すれば見える部分が少なくなります。それをうまく解決する方法があればいいですが、あります。大画面パソコン用モニターです。
大画面パソコン用モニターのサイズはいくつかありますが、ちょうどいいサイズを購入すれば、画面が見やすくなって、やる気も継続するようになります。集中力も持続し、勉強の効率が非常によくなります。
その大画面パソコン用モニターを2つ用意しておくと、記入と情報収集に分けることができます。デスクのサイズとの兼ね合いがあるので、大きすぎるものは2つ置けませんが、上手に配置すれば効果的に勉強ができるでしょう。
外出時にはセカンドモニターを活用
大画面パソコン用モニターは社会人が自宅で効果的に勉強する手段として特におすすめできますが、外出中は使えません。では、ほかにいい方法がないかと探してみると、セカンドモニター(ポータブルモニター)という便利グッズがあります。
カフェなどの外出先では、パソコンの画面を用途に応じて切り替えるのは面倒です。しかし、ポータブルモニターがあれば、書き込み用にはそれを利用し、情報検索用にはパソコンモニターを活用という使い方もできます。これで意外に集中力が継続します。
ポータブルモニターは、USBから電源が供給されるので、充電の必要がありません。16インチ程度のものなら、かなり大きく画面が表示されて使いやすいうえ、カバンにも入り、持ち運びができます。社会人にとってとても便利なグッズっと言えるでしょう。
勉強で疲れない道具を選ぶ
勉強していて疲れてしまうと、やる気も継続できません。そこで、疲れないための道具を選ぶことも大切になってきます。そんな便利な道具があるのかと思われるかもしれませんが、結構社会人に役立ついい商品があるので、紹介します。
タオル
タオルと見出しに出ていますが、タオルで額の汗を拭くのかなと思ったかもしれません。もちろん、そういう使い方もありですが、勉強に疲れないための工夫があります。それは、キーボードの下にタオルを敷くことです。
実に簡単な方法ですが、これだけで指の疲れを軽減させることができます。特に長時間キーを打ち込むような勉強をしている社会人は、この方法が結構効果的なので、一度試してみてください。
疲れない椅子
椅子に座り、デスクに向かって勉強をしていると、かなり疲れます。腰、背中、肩の張りを訴える場合もあるでしょう。そうなれば、集中力の継続も難しくなります。そこで利用したいのが疲れない椅子です。
疲れない椅子に座れば、ある程度体の疲労を抑えられます。そうなれば、勉強を長時間継続しやすくなり、頭も回転しやすくなります。社会人が毎日同じ場所で勉強するなら、椅子くらいいいものを使いましょう。
勉強にご褒美を設けておく
勉強したらご褒美をあげると言うと、なんだか子供のようですが、社会人でもそうして悪いということはありません。むしろ積極的にご褒美を設けていいくらいです。ご褒美の内容は人それぞれですが、ご褒美があるとなれば、やる気も一段とアップするでしょう。
例えば、3日間勉強を継続したらおいしいケーキを買う、勉強の成績が上がれば新しい洋服を購入するなどのようなご褒美を用意しておけば、勉強にもますます身が入り、モチベーションもアップします。
行動の対価にご褒美があると、脳内物質のドーパミンが放出されると言われています。ご褒美には科学的根拠もあるのですから、社会人といえども恥ずかしがらずに用意しておきましょう。
勉強場所を変える
社会人が勉強時間におすすめの場所については次のコーナーで詳しく紹介しますが、勉強場所を変えることで、気分転換になり、やる気が継続するようになります。これも簡単なコツであり、勉強に行き詰まったらさっそく実践してみてください。
社会人が勉強時間におすすめのの場所
社会人が勉強時間におすすめの場所はどこでしょうか。もちろん、一番いいのは自宅の自室で集中して勉強することですが、時には気分転換も必要だし、外出先で勉強しなければいけないケースもあります。そこで、おすすめの場所と利用のコツを紹介しましょう。
早朝のカフェ
カフェで勉強をするという社会人もいるでしょうが、そのカフェ利用でも早朝がおすすめです。まず、早朝のカフェはすいていて静かなので、勉強に集中しやすいです。次に、朝が苦手の人でも、カフェへの散歩で目が覚め、勉強に身が入るようになります。
早朝のカフェで午前中いっぱい勉強して、午後はスクールに行くという人もいました。カフェを最大限利用している例ですが、そこまで行かなくてもカフェというのは社会人が落ち着いて勉強がしやすい場所です。
学習スペース・ワーキングスペース
学習スペースやワーキングスペースの利用もいい方法です。スクールなどに併設されているこれらの場所では、必ず何人かが勉強しているので、刺激を受けてより勉強に励もうという気になります。
また、学習スペースやワーキングスペースは、まさに勉強のために設けられている場所なので、静かで落ち着いています。社会人が勉強に専念するにはうってつけの場所です。
図書館
自宅での勉強に飽きたら、図書館を利用してみましょう。また、外出先の近くにも図書館がある場合もあります。図書館は本を読むか勉強をする人のための施設なので、社会人の勉強環境としては理想的です。
図書館利用に料金もかかりませんし、冷暖房完備で快適です。その図書館利用のコツですが、最近はインターネットに接続できるようになっているところも多いので、ノートパソコンを持ち込んで、さまざまな作業ができます。
公園のベンチ
おすすめ度は低くなりますが、公園のベンチでも勉強自体はできます。寒い季節は無理なので、暖かい季節限定です。すいている公園ならかなり集中はできます。仕事の合間などには近くの公園のベンチを利用するといいでしょう。
社会人に効果的な勉強方法
社会人に効果的な勉強方法とコツを見てみましょう。社会人が勉強をする場合は、学生とは違った意味があります。目標も異なっています。したがって、社会人には社会人らしい勉強方法とコツがあるので、それを確認しましょう。
自分に合ったレベルの参考書を使う
社会人に効果的な勉強方法とコツの第一は、自分のレベルに合った参考書で勉強することです。目標を高く持ちすぎ、あまりにハイレベルな参考書を選ぶと、勉強の継続が難しくなります。
したがって、自分のレベルをよく考えて、参考書選びをする必要があるのですが、その際のコツとして、少しだけプラスアルファーとなるものがいいです。自分と全く同じレベルの参考書では前進がありません。プラスルファーが多少あれば、進歩があります。
逆に自分のレベル以下の参考を選んだら、まったく勉強の意味がなくなります。大学生が中学生の参考書を選ぶようなもので、何も得られるものはありません。
60~70%理解できるものを
参考書選びのコツとして、自分のレベルプラスアルファーがあるといいと説明しましたが、ではどのくらいの基準ならちょうど合うのか目安を考えてみましょう。その目安は、60~70%くらい理解できるものです。
このくらいのものなら、理解できる部分も多いので、やる気も継続します。わからない部分については、よく調べて、勉強することで身に付くようになります。これ以上のレベルを選んでしまうと、理解が進まず、参考書を放り投げてしまうこともあるでしょう。
目標と現状の差を意識する
社会人が効果的に勉強する方法のコツは、目標と現状の差をしっかり意識することです。これができないと、どこから手を付けたらいいのか方法がわからなくなります。まず目標を据えて、その目標に対して自分の現状がどこにあるのか見定めることが大事なのです、
具体例を挙げてみると、英検の資格を取ることを目標とした場合、自分の現在の英語力を正確に把握する必要があります。それによって、どう勉強したらいいのか方法が見えてきます。その後は、その方法に従って勉強するだけです。
目標を現状の認識方法
具体例として英検を挙げましたが、目標を定める場合、自分がどうなりたいのか、どうしたいのかをまず考えてみましょう。それによって、具体的な勉強方法が定まってきます。目標設定は社会人の勉強を成功させるうえで第一にすべきことです。
次に現状把握の方法ですが、これにはいい方法があります。試験やテストを実際に受けてみればいいのです。大学受験にも模試というものがありますが、社会人が受けられる試験やテストもいろいろあります。
ライバル・先生を見つける
社会人の勉強のコツに限りませんが、ライバルを見つけると、効果的に勉強ができます。ライバルに負けまいとして、おのずと勉強にも力が入ります。あまり競争意識が強すぎると疲れてしまいますが、適度なものならいい刺激になります。
もう一つの社会人の効果的な勉強のコツは、いい先生を探すことです。独学でも勉強自体は進みますが、先生がいた方がより深い勉強ができます。経験豊かな先生は、教えるすべも心得ていて、ツボとコツがわかっています。
7回読み勉強法を活用する
7回読み勉強法というおすすめの方法があります。これは、東大主席弁護士が実践した勉強方法で、効果的に勉強するのに向いた方法です。やり方は特に難しくなく、教科書を7回読むだけです。7回もという人もいるでしょうが、大変有意義な勉強法です。
まず、最初の1~3回は、細かい意味を気にせずに全体像の把握に努めます。次の4、5回目では細かい意味が見えてくるようになり、教科書への理解力がアップします。そして、6、7回目ともなると、理解力はほぼ完全で、タイトルを見るだけで内容が浮かんでくるようになります。
この勉強のコツは、さまざま資格取得試験でも活きてきます。1回や2回教科書を読んだだけでは、理解も進まず、記憶もしにくいでしょうが、7回も読めば、読むスピードも速くなると同時に内容もしっかり頭に入るでしょう。
ポモドーロ・テクニックを活用する
勉強を長時間継続しても、集中力が減退する場合があります。そこで活用したいテクニックがポモドーロ・テクニックです。いったいどんなテクニックだろうと疑問に思うかもしれませんが、方法は簡単です。25分間勉強を継続し、5分休憩をはさむのです。
25分間だけ勉強すると言うと短いような気もしますが、人間の集中力というものは意外に続かないものです。そのため、ここで5分休憩を入れることで、集中力のリセットが行われ、気分も新たに勉強を再開できるというわけです。
25分で勉強を打ち切ると、中途半端なところで終わってしまう場合があります。そうなれば効果的な勉強にはならないのではと思われるかもしれませんが、意外にそういう場合は再開後も思い出しやすい状態になっていて、作業が進みやすくなります。
青ペン書き殴り勉強法を活用する
青ペン書き殴り勉強法という勉強の方法があります。やり方は名称が示すように青ペンでノートに書き殴っていくだけです。どうして黒ペンではなく、青ペンなのでしょうか。その理由は、脳内物質との関係にあります。
人間は青い色を見ると、セロトニンという脳内物質を分泌させます。このセロトニンには、人間をプラス思考にさせたり、ストレスを軽減させたりなどの作用があります。そのため。勉強中も幸せな気分になり、効率的に記憶などが働くようになるのです。
また、シャープペンではなく、青いボールペンを使うことで、記録したことを消せなくなります。これがノートしたことの頭へのインプットに非常の役立つのだそうです。
社会人におすすめの勉強のジャンル
社会人におすすめの勉強のジャンルとは何でしょうか。学生時代は、ある程度勉強のジャンルは定められていて、それに従って勉強していくだけですが、社会人は自分でジャンルを探さなければいけません。では、どのようなジャンルが社会人に向いているのか考えてみましょう。
英語
現代のビジネス社会においてほど、英語力が求められている時代はないでしょう。国際化が進み、英語で商談をする場面も増えています。また、ビジネスだけではなく、外国人と英語で会話をする機会がある社会人も多いでしょう。
それだけに、英語は社会人の勉強ジャンルの筆頭に位置しているとも言えます。英語力を身に付ければ、年収も上がるとされています。中には、英語力を必須としている企業もあります。したがって、現代の社会人は積極的に英語を勉強した方がいいでしょう。
資格試験
資格がある方が就職時や転職時に有利だとされています。人を雇う企業側にとっても、資格を持っている人には大きな期待を寄せ、待遇もよくします。それだけに社会人になったら、資格取得に向けて勉強することもいいことです。
意味のある資格を取得すれば、やがて独立して、自分のオフィスや店舗を持てる場合があります。つまり、大きな飛躍をするチャンスに巡り合える可能性もあるわけで、資格取得の勉強はとても自分のためになります。
読書
何を勉強したらいいのかまだわからないという社会人がいるかもしれません。それならば、とりあえず読書に取り組んでみてはいかがでしょうか。特にジャンルを決めずに教養を深めていくのです。これも立派な勉強です。
はじめのうちは、小説、ビジネス書あたりから読み始め、徐々に慣れてきたら少し専門分野に手を出してみるのもおすすめです。世界史、法律、コンピューター、化学、経済学などにもいい入門書があるので、決して難しいとは限りません。
社会人が勉強をしなくなってしまう理由
学生時代は猛勉強をしていた人でも、社会人になるとぴたりとやめてしまう場合があります。なぜ社会人は勉強をしなくなってしまうのか、その理由を検証してみましょう。もっともそうな理由があるはずですから見てみましょう。
勉強しないリスクに気づけないから
社会人が勉強しなくなるのは、時間が取れないためだとも言えますが、それだけが理由ではないようです。ほかにも理由が考えられますが、その最たるものは勉強しないことによるリスクがないためです。
学生は一生懸命勉強して、テストでいい点を取らないと、留年になる場合があります。大学生の場合、単位に影響がある場合があります。いずれにせよ、勉強をしないリスクは非常に大きいです。
ところが、社会人の場合、勉強しなくても咎められることはありません。仕事さえきちんと行っていれば、給料ももらえるし、生活もできます。この辺が社会人が勉強しない一番の理由でしょう。
社会人が勉強時間を確保するためには目的意識が大切
ここまで、社会人が勉強時間を確保するコツ、確保するための生活習慣、勉強のやる気を出す方法などについてお伝えしました。忙しい社会人は勉強時間の確保も簡単ではありませんが、目的意識をしっかり持てば、一生懸命勉強ができるようになります。