明治安田生命を解約する手続き方法と注意点まとめ！返戻金はいつ入る？

明治安田生命の保険を解約したい、という場合は、事前に解約手続きの方法や注意点について知っておくことが大切です。解約では「どういう方法で解約するのが自分にとって負担が少ないか」「いつ解約するのが自分にとってお得か」を事前に自分で見極める必要があります。

何も考えずに、「もう解約したいから」と、安易に解約してしまうと、思わぬ損をしてしまうことがあります。例えば、通常以上のペナルティが発生して違約金がかさみ、本来もらえる返戻金の額がグンと低くなってしまう等です。

自分にデメリットが生じてしまうことを少しでも防げるように注意しましょう。まずは解約前に押さえておくべきことをお伝えしますので、確認してみてください。

明治安田生命の保険を解約する時には、事前に必ず「いま解約しても大丈夫か？」を確認することが必要になります。いつ解約するかで、違約金の発生や返戻金の額などに影響があるからです。返戻金（へんれいきん）とは、保険を解約する時に戻ってくるお金のことです。いくら返って来るのか、損のないタイミングはいつか、知っておきましょう。

お金にかかわることですから、知ると知らないでは大きな差が出ます。せっかく積み立てたお金も、知識不足が原因で戻ってくる額が下がってしまえば、本当にもったいないです。

明治安田生命の保険を解約する方法には、「明治安田生命に来店する」「コミュニケーションセンターへ連絡する」「必要書類を用意して提出する」の3つがあります。それぞれの方法で人によって向き不向きがありますので、自分にとって一番利用しやすい方法を選ぶことが大切です。

3つの方法がそれぞれどんな人に向いているのかご紹介しますので、自分にあった手続き方法を見つけてみてください。

解約をする1つ目の方法が、「明治安田生命に来店する」というものです。窓口に行けば、加入手続きだけでなく解約の手続きも行ってもらえます。保険の解約には書類の準備など様々必要であったり、解約にあたっての注意点もありますが、窓口ならスタッフから丁寧に教えてもらえるので安心できます。

明治安田生命に行ったら、「保険を解約したいんです」と解約の意思を伝えましょう。保険の内容によって解約に必要な書類や印鑑など事前に準備しておくものがある場合が多いので、二度手間・無駄足にならないように事前に来店予定の店舗に電話して「解約しようと思うので来店予定だがその時に用意しておくものはあるか」聞いておくとスムーズです。

保険会社側からすれば、解約は顧客が減ることを意味するのでできるだけ避けたいことではあります。親切に話を聞いてくれるので、解約の意思が鈍ったり決断が揺らいだりすることもあります。

来店しての解約は、意思が強く自分の意見を相手に気圧されず言える人におすすめです。また、書類の準備など自分で一切を手配するよりも相談しながら解約を進めたいという少し心配性な人にも向いています。

解約をする2つ目の方法が、「コミュニケーションセンターへ連絡する」というものです。コミュニケーションセンターへは電話で連絡することが可能ですので、来店よりも少し手軽な方法となります。手続き自体は窓口に行って行うのと同様のことが、コミュニケーションセンターでも適切に行うことができます。

コミュニケーションセンターに連絡する方法では、直接スタッフの顔を見て話す必要がないので、「直接解約したいとは言いにくいなあ」と感じている人にはおすすめです。また、明治安田生命が自宅から遠方にあり出向くのが大変な場合や仕事などで忙しく来店に時間を割けない人にも、非常におすすめです。

解約をする3つ目の方法が、「必要書類を用意して提出する」というものです。解約手続きは、要は書類が揃っていれば可能です。来店窓口やコミュニケーションセンターでの案内は、「書類の手続きに失敗しないためのサポート」ですので、自分で調べてしっかり不備なく書類を用意・提出できれば問題ありません。

自分で必要書類を用意して解約を進める場合は、「手続きのご案内」を確認しましょう。手続きのご案内は保険に加入した時にも書類の1つとしてもらっていますし、ホームページから取り寄せることや、ホームページから確認することもできます。書類に足らずがあるとやり直しになり、解約が先伸びになるので、しっかり何の書類が必要か、確認しましょう。

自分で書類の準備を進めていて、「これで合っているかな？」と不安になったら、その都度コミュニケーションセンターに確認しておくことも大切です。書類に不備があると、返戻金の入金が遅くなるだけでなく、解約そのものに影響があります。

明治安田生命を場合の返戻金はいつ手元に入るのか、解約の前に知っておきたいところです。返戻金は、指定の銀行に振り込まれるようになります。現金で手渡しされたりはしませんので、注意してください。また、いつ解約するかによって、返戻金がいつ振り込まれるか変わります。

事前に知っておくと「振り込まれないのは何故だろう？」と不安になるのを防ぐことができますので、チェックしてみましょう。

通常明治安田生命の保険を解約した場合は、解約届が受理され無事に解約手続きが終了してから、3営業日以内に振り込まれます。解約届を提出しても、書類の不備などで解約が適切に処理されていない場合は、正しく解約が終わった日から3営業日以内での振り込みになります。

もし、解約手続きしたのに3日以上経っても返戻金が振り込まれない、という場合は書類に不備があった可能性があります。その場合はコミュニケーションセンターや窓口などに直接問い合わせてみましょう。

3営業日以内での振り込みになるため、木曜日や金曜日に解約をして、土日をまたぐ場合は振り込みが遅くなります。通常土日は営業日としてカウントされませんので、例えば金曜日に解約した場合は、月曜日か火曜日、遅くとも水曜日の振り込みとなります。また、祝日も営業日にカウントされません。

カレンダーの祝日は基本対応してもらえず、祝日があけてからの対応となります。仮に金曜日に解約をして、土日を過ぎても月曜日・火曜日が祝日だった場合は、次の水曜日・木曜日・金曜日のいずれかの日程での返戻金振り込みとなります。

解約をしたのに返戻金が払い込まれない場合でも、土日祝日を挟んでの場合は、書類不備を疑う前に、営業日を3日過ぎるのを待ち、それでも返戻金が振り込まれない場合は問い合わせてみましょう。

自分が返戻金をいくらもらうことができるのか、調べることができます。いつ解約するのかによっても返戻金の額は変わりますが、ある程度「どれくらいのバックがあるのか」を知っておくことで、解約の最適なタイミングが今なのかどうかを見極めることにも役立ちますので、チェックしてみましょう。

単純な計算方法は、「契約者価額責任準備金」と言って、これまでにすでに支払っている保険料の積立金から、解約に伴って発生するペナルティ金額などの「解約控除額」を差し引いた額、というものです。ただし、保険という複雑な金銭の関係上、素人では正確な金額の算出は難しいです。

自分で計算するとざっくりとした額は出せますが、どうしても正確な金額にはなりません。正確な返戻金の額を知る一番いい方法は、直接窓口やコミュニケーションセンターに問い合わせて聞くことです。

明治安田生命側も、加入者の質問には適切に返答する義務がありますので、身構えなくてもちゃんと教えてくれます。悩んだら一度尋ねてみましょう。

返戻金の額によっては「今解約すると損だな」ということがわかることがあります。いつ解約するのがお得なのか？正解なのか？冷静に判断するためにも、返戻金の額を調べて、解約するかどうかの検討材料にしましょう。いつ解約するかによっては、ペナルティの金額にも変動がありますので、そういった注意点も加味して決めることが大切です。

明治安田生命の保険を解約する時には2つの注意点知っておくことが大切です。この注意点を知っているか知らないかで、「いつ」解約すべきかの時期を見誤り、時期を見誤ることでペナルティ金額が高額になり、ペナルティ金額が高額になることで返戻金の額が低くなってしまうからです。

1つ目の注意点は、「中途解約にはペナルティがあるということを知るべし」というものです。保険は「更新のタイミング」があります。これは契約が一度満期になり、継続して加入を続けるという節目のタイミングです。ある種、そこでは一旦契約が切れることとなります。しかし、契約期間中に解約をすることは、ペナルティ発生の要因となります。

ペナルティは、不当な保険の加入と解約で企業が損をしたり、顧客が犯罪的な利益を得ないようにするために設けられています。例えば、保険の加入にあたっては、手続きに様々な諸費用が保険会社にも発生しています。

加入して1ヵ月や2ヵ月など短い間で解約されれば、会社側の損益の一切を無視して「やっぱり辞めた」ということになりますので、保険会社には利益が残りません。保険会社もボランティアではなく商売として事業を行っています。不当な解約や会社に損益を与える解約を防ごうとしています。

そのため、契約が一旦切れる更新付きやあらかじめ設けられた「この期間中なら解約しても大きなペナルティは発生しません」という時期以外に解約を行うと、必ずペナルティとして違約金が発生します。

ペナルティの違約金は「いつ」辞めるかによって金額に差があり、例えば加入してすぐに解約すれば、かなり高額になったり、指定月以外であればまとまった金額に達することもあります。その違約金は本来支払われる返戻金から差し引かれるようになります。そのため、ペナルティ額が大きいほど解約者は損をしてしまいます。

場合によっては、契約者価額責任準備金から解約控除としてペナルティを差し引くことで、返戻金の額ががくんと下がり、ほとんど手元に入って来ないような事態にもなりかねません。しかしそれは不当な返戻金の減額などではなく、保険加入時に交わした契約に基づいたものなので、訴えてもクレーマーになっても、代わることはありません。

自分自身で返戻金の額を下げてしまわないためにも、「いつ」解約すべきか、「いくら」返戻金やペナルティの違約金は発生するのか、を知っておくことが重要であるということを、注意点として覚えておきましょう。

明治安田生命の保険に加入して、短い期間で解約をしようとしている場合は次の注意点を知っておいてください。1年も経たないような短い期間で保険を解約してしまうと、支払った積立金から解約控除のペナルティ金額などを差し引くと、返戻金の額はかなり少なくなります。

ほとんどないようなもので、かなりの損になってしまうので、本当にそれでも解約したほうが自分にとってメリットがあるのか、よく検討してみましょう。

解約手続きはそう頻繁に行うものではありませんので、よく分からないことが出てきて悩んだり困ったりすることもあります。よくある「お困りごと」をどう対応すればいいのかとあわせて解説しますので、解約手続きに入る前に確認しておき、手続きにつまずかないようにしましょう。

A：保険証券を失くしてしまった場合は、慌てる必要はありません。明治安田生命の店舗窓口かコミュニケーションセンターに連絡をすることで、新たに再発行してもらうことが可能だからです。ただし、解約時に必要な書類ですので、早めに再発行手続きをしておくことが大切です。再発行までに時間が多少なりともかかります。

A：解約時に必要な本人確認書類の写しは、あなたが「どのようなタイプの保険に加入しているか」によって異なります。用意した書類があっているか不安がある・初めてで何を用意すればいいか分からない場合は、来店して窓口で確認するか、コミュニケーションセンターに問い合わせれば、適切な必要書類を教えてもらえますので、尋ねるようにしましょう。

明治安田生命の保険を解約する前には、「手続きの方法」「返戻金の金額」「ペナルティの金額」といった必要事項を事前にしっかり確認・検討してから決断しましょう。解約に最適なタイミングはもしかしたら、今あなたが解約しようとしている時期ではない可能性があります。

注意点をしっかり押さえることで、返戻金やペナルティの違約金などで損をすることを防ぐことができるようになります。保険の解約は計画的に準備立てて行っていくことが重要です。この記事が明治安田生命の保険を解約しようとしている人の役に立てば幸いです。