結婚式の料理メニューの選び方
結婚式をするとなると、決めることがたくさんあります。結婚式で出す料理もまた、忘れてはならない重要ポイントのひとつでしょう。結婚式の料理は、ゲストの方々に満足してもらえるものでありたいものです。そのためには、考えなくてはいけないことも多いのです。
品数はどれくらいが適当か、どれくらいの額が相場になるのかなど、頭を悩ませることでしょう。結婚式の料理メニューは、どのようにして選ぶのがいいのでしょうか。
コースランクの料金で選ぶ
結婚式での料理は、フランス料理などのコース料理を選ぶ人が圧倒的に多いです。一口にコース料理と言っても、コース料理にはランクが設けられています。一例としては、シンプルコース、スタンダードコース、ラグジュアリーコースなどという具合です。
コースランクが上がるのに合わせ、メニューの品数やグレードもアップする仕組みです。結婚式で出す料理のメニューに迷ったら、コースの料金で選ぶのもひとつの方法でしょう。
節約にはビュッフェ
結婚式は、何かとお金がかかります。料理の他で予算を割きたいなら、思い切って、料理をビュッフェスタイルにしてみてはいかがでしょう。基本的なコース料理の相場が1万円以上である一方、ビュッフェなら5000円程度から用意することも可能です。
ビュッフェには席がある着席スタイルと、立食スタイルとがあります。結婚式の料理として選ばれることの少ないビュッフェですが、アットホームな雰囲気を演出できるメリットもあります。
料理の価格を抑えられる、肩ひじ張らない雰囲気を演出できると、ビュッフェスタイルにはメリットが多いように見えます。しかし、立ち座りが難しいゲストのことを考えると、ビュッフェにも注意は必要です。特に立食スタイルの場合、どこかに座る席を用意するなどして配慮しましょう。
ゲストによっては、ビュッフェスタイルがくだけ過ぎた印象になってしまう場合もあります。価格の安さばかりではなく、結婚式を総合的に見て、どうするか決めるべきです。
イタリアンのコースもあり
結婚式で一番人気なのは、やはりコース料理です。ビュッフェは節約にはなるけど、カジュアル過ぎるのに抵抗があるカップルもいるでしょう。そんな時は、イタリアンのコースがおすすめです。フランス料理のコースよりも品数は少ないですが、パスタが含まれるためにボリュームはあります。
値の張るコース料理は難しいし、かと言ってビュッフェはくだけ過ぎだと感じるなら、イタリアンのコースを選択肢に入れてみるといいでしょう。
結婚式の料理の品数
結婚式の料理には、メニューや味はもちろんのこと、華やかさも求められます。華やかに見せるためには、品数を用意することも必要です。結婚式で出す料理に相応しい品数は、一体どれくらいなのでしょうか。少な過ぎても華やかさに欠けますし、多過ぎるのもゲストの負担になるでしょう。
結婚式で出す料理の品数は、どの程度が妥当だと言えるのでしょう。こちらでは、コース料理を例に、結婚式の料理の品数についてご紹介しましょう。
基本的には7~9品
結婚式で出される一般的なコース料理は、だいたい7~9品という品数で用意されています。コース料理の内容を見てみると、オードブルに始まり、スープ、魚料理、口直し用のシャーベット、肉料理、デザート、食後のコーヒーか紅茶というラインナップです。
コースによっては、オードブルの前にアミューズという一口サイズの料理が出る場合もあります。これにパンやフルーツが付いて、9品というところです。
おおよそ9品くらいの品数が、スタンダードな結婚式のコース料理の品数と言えるでしょう。それはあくまでひとつの例であって、実際の結婚式では、ゲストのことを考えてメニューや品数を考えることをおすすめします。そうすることで、多くの人に喜んでもらえる結婚式の料理になることでしょう。
結婚式の料理の相場
結婚式を華やかにしてくれる料理ではありますが、やはり、先立つものがなければ始まりません。豪華にしたいからとついついお金をかけ過ぎてしまったり、逆に節約志向で貧相になったりするかもしれません。そうならないように、結婚式で出す料理の相場を知っておくのは重要なことでしょう。
1人当たり1万5千円!
結婚式の料理にかけるお金は、ずばり1万5千円が平均値だと言われています。この相場を高いと思うか低いと思うかは、人それぞれでしょう。コース料理だと、この相場前後のものが一般的なタイプだとされています。その一方で、2万円相当のプレミアムなコースを選ぶ人も多いです。
結婚式で予算アップした項目の上位には、いつも料理のランクアップが挙げられています。それだけ、料理でゲストに喜んでもらいたいとこだわっていることが分かるでしょう。
結婚式の料理選びの試食会で確認するポイント
式場では、結婚式を挙げるカップルのために料理の試食会を行っています。結婚式を挙げようとしている場所がどれほどのクオリティで料理を出してくれるのか、それを確認するいい機会でもあります。料理の試食会が催されているなら、ぜひ参加しましょう。
ゲストにどんな料理が出るのか知っておくのは、ホストとしてのマナーでもあります。試食会では、結婚式本番を見据えて、どのようなことを確認すればいいのでしょうか。
ゲストの年齢や体質に配慮
結婚式に招く招待客の中に、高齢者が多い場合もあるでしょう。結婚式で出される食事に、アレルギーがある人もいるかもしれません。結婚式の料理を試食する時には、そういうポイントに考慮する必要があります。結婚式の料理は、ゲストみんなに喜んでもらえるものでありたいでしょう。
試食会に参加したら、料理の味付けはどうか、調理された食材の固さはどうか、アレルギー食品が使われているかなどを確認しましょう。
結婚式で出そうと考える料理に何か不都合があれば、それを変更してくれるのかも併せて確認するといいでしょう。こちらの要望に対してどこまで臨機応変に対応してくれるのかを確認するのも、試食会に参加する大きなメリットと言えるでしょう。
結婚式当日に、出された料理を食べられないゲストが出るのは問題です。そんなことが起こらないよう、ホストがしっかり料理を調査するのがマナーなのです。
料理の演出を充実
結婚式の料理を決めるマナーとして、試食会では、料理の演出に関しても確認するといいでしょう。結婚式を華やかに演出するイベントとしては、ケーキカットやファーストバイトが有名です。その他にも、結婚式場内でシェフが料理を振舞ってくれるというものもあります。
目の前で炎を上げるフランベは、ゲストの心をきっと掴むことでしょう。結婚式に出席してくれるゲストを楽しませるのも、ホストとしてのマナーだと考えるといいでしょう。
その一方で注意したいのが、結婚式での演出の多くは、オプションとして加算されるということです。ウェディングケーキも、結婚式場によってはオリジナルデザインのものを用意してくれることもあります。しかしその場合には、ゲスト1人頭の費用が上がってしまいます。
演出にどれだけの費用がかかるのかは、確認しなければなりません。話し合いによっては、オプションの一部のみを結婚式のコースに取り入れられる場合もあります。
材料の種類や品数を重視
結婚式の料理においては、コースのランクが上がることと品質の向上がイコールだというわけではありません。コースのランクを決めるのは、食材や品数によるだけだったりするのです。値段が高いからといって、必ずしもいい料理だと言うことは出来ないのです。
品数の多さは結婚式の料理を華やかに見せてはくれますが、小食や高齢者のゲストには逆に不評にもなりかねません。品数の多さばかりが、ゲストの満足に繋がるわけではないのです。
そこで重要視したいのが、食材を本当に美味しいと思えるかどうか、そして品数が妥当かという点です。試食会での料理を美味しいと思えたなら、その直感を元にメニューを決めたり、品数を考えたりすればいいのです。
結婚式のゲストに相応しい料理を出すマナーは、こんなところにも求められているのです。そこに自分たちのこだわりも加え、最高の結婚式の料理メニューを作ることが理想です。
結婚式の料理の試食会はホストとしてのマナー!
結婚式に招かれるゲストにとって、料理は大きな評価ポイントになっています。だからこそ、相場や料理の質を限りなく理想に近付ける努力を怠らないようにしましょう。そうすることが自分たちのためにもなりますし、結婚式に出席したゲストへ対するマナーにもなるのです。