履歴書の写真は私服じゃダメなの?
履歴書に貼る写真は応募先の採用担当者が真っ先に見る部分であり合否を左右しかねない大切な要素でもあります。これから就職活動や転職活動をおこなうにあたって履歴書に貼る写真はスーツか私服か迷われる方もいるのではないでしょうか。
履歴書の写真で好印象を与えることができれば、面接時にも有利に進めることができますし、採用される可能性がグッと高まります。
ここでは、「履歴書の写真は私服でもOKなのか?」「私服で履歴書の写真を撮る場合に注意するポイントは?」「履歴書の写真で好印象を残す服装や髪型は?」について気になるポイントを男女別で紹介していきます。
履歴書の写真が私服でも問題ない仕事・職種
正社員で応募する場合、企業側から私服を指定されていない限り、履歴書の写真は季節問わずスーツで撮影するのが一般的です。しかしパートやアルバイトであれば履歴書の写真が私服でも問題ない仕事・職種は多くあります。
仕事や職種によっては私服のほうが採用する企業側に好印象を与えることができることもあります。それでは履歴書の写真が私服でも問題ない仕事・職種をいくつか紹介していきます。
制服があるパートの仕事
店舗ごとに決められた制服があるパートの仕事は、履歴書の写真が私服でも問題ない場合がほとんどです。例えば、スーパーやコンビニ、飲食店などが挙げられます。
上記以外の仕事で、指定された制服があるかわからないのであれば、事前にホームページで実際に働いている方の服装をチェックするのもひとつの手です。不安であれば面接前に人事担当の方に電話で確認しても問題ありません。
私服の勤務が可能なパートの仕事
私服の勤務が可能なパートの仕事も、履歴書の写真が私服でも問題ないケースが多いです。代表的な例はアパレル関係の仕事です。アパレル系の仕事はスーツではなく私服を指定される場合もあります。
そのほかでは、軽作業や製造関連の仕事があります。求人票を見て私服勤務OKと記載があれば、私服でも大丈夫なケースが多いです。
パートでもスーツでの写真が良い仕事は?
ここまで、履歴書の写真が私服でも問題ない仕事・職種を紹介してきましたが、パートでもスーツで写真を撮ったほうが良い仕事はどのような仕事や職種になるのでしょうか?
パートでもスーツで写真を撮ったほうが良い仕事は、普段からスーツを着用しなければいけない仕事や職場です。オフィスやデスクワークなど事務系の仕事などがあげられます。
スーツでの業務が当たり前となっている企業に応募する際には、必ず履歴書の写真はスーツで撮るようにしましょう。
私服で履歴書の写真を撮る場合の注意ポイント
それでは私服で履歴書の写真を撮る場合のどんなことに気をつければいいのでしょうか。個人のセンスが問われるため私服で写真を撮るのは意外と難しいと感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
いくら私服で撮影OKだといっても最低限のマナーや常識を守るようにしなければいけません。ここでは、私服で履歴書の写真を撮る場合の注意ポイントをまとめて紹介していきます。
肌の露出が多い私服は避ける
胸元が開きすぎたVネックや露出の多いタンクトップ、ノースリーブの私服は避けるようにしましょう。肌の露出が多い私服は非常識・職場にふさわしくないと思われてしまうこともあり、悪い印象をあたえてしまいます。
また、女性の場合はボディラインがくっきりわかるものや肌が透けて見える私服も上記と同じ理由で着用しない方が無難です。
デザインや色が派手な私服もNG
デザインや色が派手な私服も基本的にNGとされています。デザインや色が派手な服はどこか真面目さであったり、誠実さに欠けた印象を与えてしまいます。
履歴書の写真を撮る際に、個性やオシャレをアピールする必要はありません。言葉は悪いですが、ありきたりで大人しめの服装が履歴書の写真を撮る場合に適した服装です。
ラフ過ぎる私服にも注意
ラフすぎる私服にも注意してください。ラフすぎる私服は採用担当者から見て、清潔感がない、だらしがない人に映ってしまうこともあります。こちらもイメージダウンにつながる可能性が高いため避けたほうが無難です。
好印象を与える私服の履歴書写真とは
ここまで避けたほうが無難な私服、NGな私服をご紹介してきましたが、採用担当者に好印象を私服の履歴書写真とはどのような私服を選ぶといいのでしょうか。
また、髪型やメイク、普段身に着けているアクセサリーはそのままでも問題ないのか気になる方も多いのでは。ここでは好印象を与えるための履歴書写真にするためのコツを紹介していきます。
白か明るめの色のシンプルな服装
好印象を与える私服は、白か明るめの色のシンプルな服装です。無地で柄がないものが好まれる傾向にありますので襟付きの白か明るめの色を選ぶといいでしょう。
シンプルな服装は清潔感をアピールできますし、顔周りや全体の印象も明るくなります。また誠実さを印象付けることもできます。
上着を着る時は前ボタンを閉める
上着を着る時は前ボタンを閉めるようにしましょう。前ボタンが空いているとだらしがない印象を与えてしまいます。ちょっとしたことですが、マイナス評価と捉えてしまう採用担当者もいるので注意したいポイントです。
髪型やメイクは清潔感を意識する
私服だけでなく髪型やメイクも清潔感を意識するようにしましょう。私服と同様に清潔感を与える髪型やメイクを心がけることが大切です。
髪型はできる限りスッキリさせ、顔全体に影を作らないようにします。女性のメイクは派手すぎないシンプルなナチュラルメイクを心がけてください。
アクセサリーもシンプルなものを最小限に
アクセサリーもシンプルなものを最小限に身につけるようにしましょう。履歴書の写真に写るアクセサリーはネックレスやイヤリングがそれにあたります。
できる限り外す方が無難といわれていますが、あまりに派手で大きなものでなければ、アクセサリーでマイナス評価をする企業は圧倒的に少ないといわれているので、清潔感や身だしなみに支障がなければ問題ありません。
男女別・就職で好印象を与える履歴書の写真も紹介
ここまで、私服で写真を撮る場合の注意点や好印象を与える履歴書写真の撮り方を紹介してきました。しかし、なかなかイメージがわかない方もいるのではないでしょうか。
そこで、ここでは男女別・就職で好印象を与える履歴書の写真をまじえながら、より具体的に服装や髪型、メイクについてご紹介したいと思います。
男性の服装
男性で好印象をもたれる服装はシンプルなものやベーシックなものです。しかしシンプルであればなんでもいいわけではありません。Tシャツは避け、できれば襟付きやボタンつきのシャツを選ぶようにしましょう。
襟付きやボタンつきが良い理由は、きちんとしたイメージをもたれやすいからです。必須ではありませんが、Tシャツよりもずっと見栄えや印象がよくなります。
色は白か明るめで淡い色の無地がいいでしょう。ボーダーやチェック、ドットやストライプなどの柄物は基本的にNG。主張がないシンプルなものを選ぶようにしましょう。
男性の髪型
男性の髪型はナチュラル、ショート、黒髪を心がけましょう。オシャレである必要はまったくありません。あくまで爽やかさ、清潔感を心がけた髪型にしましょう。
反対に長髪や明るい髪は基本的にNGです。無造作でボサボサした髪型はマイナスイメージでしかありません。ヘアスタイルは第一印象を決める大切な要素ですので、手入れを怠らないようにしましょう。
女性の服装
女性の服装も男性と同様にシンプルなものやベーシックなものがいいでしょう。シャツか、できればブラウスが理想です。
色は白か明るめの淡い無地を選びましょう。白が理想ですが、淡い無地であれば、もっともご自身にあったカラーを選ぶのもいいでしょう。
女性の髪型
女性の髪型はできるだけまとめてきちんと感を出すようにしましょう。前髪で顔が隠れるのはNGです。暗い印象を与えるだけでなく、だらしがないと思われてしまいます。あらかじめ切ってしまうかピン止めで崩れない髪形を意識しましょう。
髪色はやはり黒が無難です。明るい髪色でマイナス評価になることはあっても、黒髪でマイナス評価になることはまずないというのがその理由です。少しでも不安だと感じるのであれば染め直してから履歴書写真を撮るほうがいいでしょう。
女性のメイク
履歴書の写真に貼り付ける際の女性のメイクはどのようにすれば好印象を与えることができるのでしょうか。まずスッピンは身だしなみのマナーとして絶対にNGです。
理想は厚化粧にならない程度の自然なメイクです。薄く均等に整え、できるだけナチュラル見えるメイクを心がけましょう。肌荒れやクマが気になる部分はコンシーラーで部分的に目立たないようにケアしてください。
アイメイクやリップも同様です。派手すぎずナチュラルで顔全体が自然な表情に見えるようにするのがポイントです。
履歴書の写真は仕事・職種により私服でも良い場合がある
履歴書の写真は仕事や職種によって私服でも良い場合があるということを理解していただけたでしょうか。パートでの仕事であれば私服で撮影しても問題ない場合がほとんどです。
また、履歴書写真を撮る上で注意点をまとめてご紹介しました。履歴書の写真で好印象を与えることができれば、採用される可能性がグッと高まりますし、面接でも有利に進めることができるでしょう。