ベランダの掃除で清潔を保とう!
アパートやマンションに生活していると、窓の外にまずベランダが広がっています。ベランダも家の一部と考えたとしたら、常に清潔にしておきたいものです。しかし、ベランダは外なので、普段から風雨にさらされています。意外に汚れがつきやすい場所と言えるでしょう。
特にベランダの床は汚れやすく、2ヶ月から3カ月放置していると、かなりの汚れが溜まってしまいます。汚れは放置しておくと、固まってしまって、ちょっとやそっとの掃除では取れなくなってしまいます。また、ベランダの手すりなどが木材の場合は腐敗の原因になってしまいます。
ベランダで布団や洗濯物を干す場合も多いことでしょう。ベランダが汚れていたら、風が舞い上がり、洗濯物や布団に汚れやほこりが付着してしまいます。また、鳥の糞が残っていると、雑菌が繁殖してしまう場合もあります。家族が気持ちよく生活するため、ベランダの掃除は必須です。
ベランダにはどんな汚れが付着するのでしょうか?土埃や砂埃の他、排気ガスの汚れが付く場合もあります。また、水気を含んだままだとベランダに苔が生えてしまう場合もあります。排水溝に葉っぱやゴミが流れたままにしてしまうと、排水溝を詰まらせる原因ともなります。
ベランダの掃除に必要な道具や洗剤を揃えて、こまめにベランダを掃除していきましょう。ベランダの掃除を簡単に済ませるため、どんな道具を使い、どのような方法で掃除をしたらいいのでしょうか?掃除道具といえば、デッキブラシなどのブラシが便利です。
そうしたブラシなどの道具を揃え、こまめに少しずつ掃除をしていきましょう。こまめに掃除していると、日々のベランダの掃除が簡単に済みます。どういった洗剤や道具が簡単でおすすめなのかも紹介していきます。ベランダを掃除して、気持ちのよい日々を送りましょう。
ベランダ掃除に必要な基本的な道具
ベランダを毎日掃除する人は、あまり多くないでしょう。たまに掃除をしようと考えても、どういった洗剤や道具を使ったらよいかわからなくなるのではないでしょうか?何から手を付けたらいいかわからなくなります。
そうならないように、ブラシなどベランダを掃除する掃除道具をあらかじめ揃えておきましょう。ブラシなどを用意しておくことで、まめに掃除をする癖がつくようになります。ここでは基本の掃除道具を紹介していきます。
ほうき
ベランダ掃除に必要な基本的な道具の1つ目は、ほうきです。ほうきは、ベランダに溜まった土埃や砂埃をはくのに使います。ほうきといってもいろいろな種類がありますが、ベランダ掃除を簡単に行うには、100均ショップのほうきで充分です。
乾いている時に使うと、よく土埃や砂埃を除去することができます。逆に雨の日の翌日など、ベランダが濡れている時は、ほうきではあまりよく汚れを取ることができないので、注意が必要です。
ちりとり
ベランダ掃除に必要な基本的な道具の2つ目は、ちりとりです。ベランダは上の階だと、ほうきで土埃や砂埃をはいて捨てると、下の階の人の迷惑になってしまいます。ベランダを外だと認識しないで、きちんとちりとりで土埃や砂埃を除去していきましょう。
ちりとりは、個別に買うのもいいですが、ほうきとセットになって売られていることも多いです。ほうきが100均ショップのもので充分であるのと同様に、ちりとりも100均ショップのもので充分です。100均ショップのちりとりは、ほうきとセットになって100円とお得なものもあります。
雑巾
ベランダ掃除に必要な基本的な道具の3つ目は、雑巾です。雑巾は、100均ショップに縫われたものも売っています。しかし、手縫いでも簡単に作ることができるので、要らなくなったタオルを使って作ってしまいましょう。雑巾は手すりや物干しざおを拭くという使い方ができます。
さらに、ベランダの窓も、気づくと汚れがちです。天気のいい日にベランダの外に出て、窓を拭くと、驚くほど汚れを取ることができます。窓を雑巾で綺麗に拭くと、外の景色が見違えるほどきれいに見えます。家族で一緒に窓ふきをすると楽しいのではないでしょうか?
ばけつ
ベランダ掃除に必要な基本的な道具の4つ目は、ばけつです。ばけつはベランダを掃除する上で、様々な使い方ができます。まず、水を入れて雑巾を絞り、窓ふきや手すりをふくのに便利です。
ばけつの水はすぐに汚れるので、まめに水を交換しながら、掃除をしていきましょう。また、乾いたベランダの床に水を撒いて、デッキブラシで汚れをこすり取るとるのにも、便利に使うことができます。
新聞紙
ベランダ掃除に必要な基本的な道具の5つ目は、新聞紙です。新聞紙はいろいろな場所での使い方ができます。窓をぬれた雑巾で拭いた後、からぶきするのに、新聞紙は便利です。また、掃除機を使わない掃除をする時、新聞紙をちぎって濡らして、ベランダの床にまきます。
その新聞紙をほうきではき取ると、ベランダの汚れをきれいにすることができます。新聞紙がほこりや髪の毛を吸着してくれるからです。新聞紙があれば、あらかたのホコリやゴミを除去することができます。また掃除後に排水溝に溜まったゴミや落ち葉をくるんで捨てる使い方もできます。
ブラシ
ベランダ掃除に必要な基本的な道具の6つ目は、ブラシです。ブラシにはデッキブラシや、サッシの中を掃除する小さなブラシもあります。サッシの掃除をするのなら、使わなくなった歯ブラシを代用するのもいいでしょう。
ベランダの床を水で濡らして、デッキブラシでごしごしとこすり取ると、こびりついてしまった汚れをきれいに落とすことができます。ブラシとほうきの中間のような形状のブラシなら、ほうきの代用にすることもできるでしょう。
ベランダの床の簡単な掃除方法
ここまで、ベランダの掃除に必要な道具について見てきました。大袈裟な道具を使わなくても、ベランダの掃除が可能であることがわかったことでしょう。ここからは、ベランダの具体的な掃除の方法について見ていきましょう。
まず、ベランダの床の掃除方法です。ベランダの床はベランダの中でも、もっとも汚れやすい場所です。基本的な掃除の方法と、しつこい汚れを落とす方法の2種類を紹介していきましょう。
基本的な掃除手順
ほこりが溜まっているベランダの床の掃除の方法を見ていきましょう。まず、濡らした新聞紙をちぎって、ベランダの床にまきましょう。ほこりや髪の毛といった細かいゴミを、濡れた新聞紙で巻き取っていきます。残ったゴミははき取っておきましょう。
こうすることで、あとで水をまいた時に、排水溝が詰まるのを防ぎます。洗剤と水を4:1になるように薄めたら、少量ずつまきながら、ブラシでこすっていきましょう。細かい溝は細いブラシか歯ブラシがあるとよく落ちます。最後は水でしっかり流しましょう。
用意するもの
ベランダの床を掃除するのに、どういった道具を用意したらいいでしょうか?まず、ベランダの床にまく新聞紙です。次に手をガードするゴム手袋も必要でしょう。さらに、新聞紙で取り切れなかったゴミをはくほうきも必要です。
さらに汚れをこすり取るための住宅用中性洗剤と、洗剤を使って細かい溝をこすり取り小さなブラシが必要です。便利用品として、ペットボトルにつけて水を流せるブラシも売っています。サッシの細かい汚れを落とすのにも有効です。
しつこい汚れを落とす掃除手順
ベランダの床のしつこい汚れを落とすためには、どうすればいいのでしょうか?まず、重曹水を作りましょう。40℃から45℃のお湯2リットルに、重曹を大さじ6杯から7杯加えます。
霧吹きで重曹水をまいて、汚れを浮かせます。3分ほど置くと、汚れが浮いてきます。汚れが浮いてきたら、基本的な掃除の時に使ったブラシや歯ブラシでこすり落とします。
用意するもの
ベランダの床のしつこい汚れを落とすのに必要なものはどんなものなのでしょうか?まず、汚れを落とすのには、洗剤よりも重曹が有効です。重曹を溶かすお湯も必要になります。重曹水をこびりついた汚れにまくための霧吹きも必要です。さらにブラシも必要と言えるでしょう。
ベランダの手すりの簡単な掃除方法
ここまでベランダの床の掃除方法について見てきました。次に、手すりの掃除をしていきましょう。手すりは道路に面していることも多いせいか、排気ガスのすすがこびりついています。
このすすは重曹を使って取り除いていきましょう。掃除のやり方によっては、下の階に迷惑がかかってしまうので、充分に注意をしておこないましょう。こんなに簡単な方法でいいのかというぐらい、きれいにすることができます。
基本的な掃除手順
重曹をかけるのに便利なのはスプレーです。しかし直接まく場合は、ペットボトルを使いましょう。浮いてきた汚れをブラシでこすります。デッキブラシがおすすめですが、小さなブラシでこすり取るのも効果があります。最後に下の階に飛び散らないように、水ですすぎましょう。
用意するもの
ベランダの手すりを掃除するのに、どういった道具が必要なのでしょうか?まず、洗剤を使わずに重曹水を使います。重曹とそれを溶かすお湯が必要です。さらに、手すりに振りかける霧吹きか、ペットボトルが必要です。浮いた汚れをこすり取るデッキブラシかブラシも必要です。
ベランダの窓の簡単な掃除方法
ベランダの窓からの景色は、気持ちの良いものです。毎日素晴らしい景色を眺めるためには、ベランダの窓がきれいでなければなりません。ベランダの窓が汚れていると、景色も曇って美しくありません。
ベランダの窓は、砂や土が付いたり、排気ガスの汚れが溜まったりしやすい場所です。結露なども付着しやすいのがベランダの窓です。結露はカビを発生させる原因にもなります。外の景色を気持ちよく眺めるため、ベランダの窓も常にきれいにしていきましょう。
基本的な掃除手順
普段ちょっと汚れが気になったら、新聞紙を使って簡単にお掃除をしましょう。インクの油分があるので、洗剤を使わなくてもガラスをピカピカにしてくれます。新聞紙をちぎって丸めて濡らし、軽くしぼってから拭き掃除をしましょう。仕上げに乾いた新聞紙で拭き取ります。
本格的な掃除をするには、窓を雑巾で水拭きした後に乾拭きするという方法が一般的でした。しかし、はかなくなったストッキングを使ったら、もっと簡単に掃除をすることができます。まずストッキングで窓を乾拭きします。次に薄めた洗剤をスポンジにつけて、ガラスを洗います。
ポイントは下から上へと拭いていくというものです。ごしごしするのではなく、洗剤を全体につけていくというイメージです。ゆるく絞った雑巾で、今度は上から下に水拭きします。最後に、スクイージーで濡れた窓の水を取っていきましょう。スクイージーはまず横に動かします。
次に左右のどちらかに水を集めましょう。垂直よりも斜めにするのがコツです。レジャーシートを下に敷いておくと安心です。最後に乾拭きするのを忘れないようにしましょう。マイクロファイバーの布を使うときれいに拭き取ることができます。
用意するもの
ベランダの窓の掃除に必要な道具とは、どんなものなのでしょうか?まず、ゴム手袋とストッキングが必要です。次に、洗剤と洗剤を含ませるスポンジ、水が必要です。洗剤をふき取る雑巾、水をふき取るスクイージーが必要になります。水が垂れてくるのを防ぐレジャーシートも必要です。
窓のサンのカビ退治方法
窓には結露が付きやすく、カビの原因になります。窓のサンもしっかり掃除していきましょう。まずゴムパッキンに漂白剤を染み込ませたキッチンペーパーを貼り付けます。5分おいてから、雑巾で水拭きをします。
漂白剤が残らないように、しっかり水拭きをするようにしましょう。必要な道具は、塩素系漂白剤とキッチンペーパー、作業する上で必要なゴム手袋、仕上げに水拭きする雑巾を用意するようにしましょう。
ベランダ掃除に使える便利なアイテム
ベランダの床、手すり、窓と、具体的な掃除方法を見てきました。最後に、ベランダを掃除するのに、便利な洗剤や道具について見ていきましょう。ベランダの掃除はできるだけ時間をかけたくないものです。市販の便利なアイテムを利用しつつ、上手に掃除をしていきましょう。
リンレイ・玄関 ベランダ用洗剤 1L
ベランダ掃除に使える便利なアイテムの1つ目は、リンレイの「玄関 ベランダ用洗剤 1L」です。ベランダの床を掃除する以外でも、玄関の掃除にも使うことができます。大変泡切れのいい洗剤です。薄めず、原液のままブラシでこすり落とす使い方をします。ベランダ掃除が楽になります。
TO-PLAN・キエール コケ カビ
ベランダ掃除に使える便利なアイテムの2つ目は、TO-PLANの「キエール コケ カビ」です。苔がついていたら、この洗剤の登場です。スプレーするだけで苔だけでなく黒ずみを除去することができます。湿るぐらいたっぷり吹きかけて、時間を置くと、きれいなベランダに戻ります。
山崎実業・デッキブラシ
ベランダ掃除に使える便利なアイテムの3つ目は、山崎実業の「デッキブラシ」です。非常にシンプルなデザインで、腰を曲げることなくベランダの床を掃除することができます。ブラシが固めなので、こびりついた汚れもきれいに落とすことができるでしょう。
ケルヒャー・高圧洗浄器 K2クラシックプラス
ベランダ掃除に使える便利なアイテムの4つ目は、ケルヒャーの「高圧洗浄器 K2クラシックプラス」です。高価なイメージがありますが、1万円以内とリーズナブルなうえ、ベランダ以外に玄関、窓、車といったものを、いつでもピカピカにすることができます。
ベランダ掃除は簡単な方法で手間なく綺麗をキープ!
ベランダは頻繁に掃除をする場所ではありません。掃除をするのには思い切りも必要です。しかし普段から少しずつ掃除をする習慣をつけておくと、念入りな掃除の時に楽になります。普段のちょっとした気の使い方で、常にきれいなベランダを保ち、気持ちのいい毎日を過ごしましょう。