浴衣の作り方は意外と簡単!布から作る方法や型紙を分かりやすく紹介!

浴衣の作り方は意外と簡単!布から作る方法や型紙を分かりやすく紹介!

大人の女性が浴衣を着るのは魅力的で、最近は既製品も増えて来ました。みんなと同じというのが嫌な人は、オリジナルもいいものです。作り方は意外と簡単で、お子さんとお揃いのセパレートの浴衣も可愛く、布に型紙を合わせる作り方で楽に出来ます。一度トライしてみて下さい。

記事の目次

  1. 1.大人の女性のおしゃれな浴衣を作ろう!
  2. 2.浴衣を自分で作る魅力とは?
  3. 3.セパレート浴衣に必要な材料
  4. 4.セパレート浴衣の簡単な作り方【準備】
  5. 5.セパレート浴衣の簡単な作り方【縫い作業】
  6. 6.浴衣の型紙の入手方法
  7. 7.手作り浴衣にお勧めの生地とは?
  8. 8.浴衣と一緒に小物も作ってみよう!
  9. 9.作り方を参考に自分だけの浴衣を作ってみよう!

大人の女性のおしゃれな浴衣を作ろう!

大人の浴衣女性
フリー写真素材ぱくたそ

夏になると、暑さから少しでも逃れるように、浴衣を着る事がありますが、大人の女性が着る浴衣姿は、何故か魅力的に写ります。その浴衣がオリジナルで、二つと無いものなら尚更です。そこで、自分の浴衣をハンドメイドしてみましょう。

浴衣は和裁なので、作り方が難しいと感じるでしょうが、それが以外と簡単だという事を知って下さい。浴衣の作り方は、直線縫いのみで出来るため、洋服の作り方とは違い、ミシンと手縫いどちらでも可能です。大人の女性が自分の浴衣を作れると、魅力度がアップしますので挑戦してみましょう。

大人の浴衣姿
フリー写真素材ぱくたそ

浴衣は反物から作るものという概念は捨てましょう。反物を買うとかなりコストがかかります。しかし、頂き物の反物などがある場合にはそれを使うと良いでしょう。ただ、反物は水に濡れると縮むという特徴がありますので、使う前には一度水に浸して乾いてから作業に入る事を覚えておきましょう。

浴衣の生地は、後にも出てきますが、綿、麻、ポリエステルと種類が豊富で、性質も異なります。簡単に浴衣を作りたいなら、生地の性質を把握してから購入した方が、後々楽でしょう。また、大人用、子供用でも生地は異なるはずですが、好みの柄で決めると長く着れます。

浴衣を自分で作る魅力とは?

大人の女性が、浴衣を自分で作ることの魅力とは何でしょう。和裁が出来なくても浴衣なら簡単で、通常の浴衣だけでなく、最近流行のセパレートの浴衣も自作出来ます。また、ミシン掛けが苦手なら手縫いで出来るのも魅力です。自分で浴衣を作る魅力とな何かを考えてみました。

手芸の好きな女性が、浴衣を作りたくなるのは、浴衣に魅力があるからです。浴衣の反物を頂いたら当然浴衣を作りたくなるでしょう。浴衣には、自作出来るかもという期待がかかる魅力的な衣類です。家族みんなでお揃いの浴衣を自作して、お祭りに出かけるのも楽しいはずです。

既製品にない柄に出会える

自分で浴衣を作ると、特に大人の女性は、他の人と違う柄の浴衣を着れる事が、魅力的です。既製品の浴衣は、どうしてもデザインが似た様になりますから、反物からの作り方で、バッティングは防げます。また展示会などに出かけると、浴衣らしくない新しい柄に出逢う事も出来るでしょう。

やはり大人の女性は、浴衣の柄にも拘りたいところですから、既製品にない柄に出逢えるのは魅力的です。和装に固執しない、自由な発想の柄も豊富ですから、浴衣地の展示会は見逃せません。夏が近づいてきたら、そのようなイベントは増えてきますので、是非出かけてみましょう。

運針でストレス発散

運針という作業は、大人になると忘れがちですが、小学生の頃にぞうきんの作り方で覚えがあるでしょう。簡単に手縫い出来る運針という方法です。本格的には指ぬきなどを使いますが、無くても出来ますし、針と糸さえあればすぐに始められます。針を動かさずに布を動かす縫い方です。

一度運針をすると、意外と夢中になるもので、利き手に布が溜まってきて、それをスーッと伸ばす時の開放感は、何とも言えない心地よさがあり、ストレス解消にもなります。やり始めると止まらなくなるほど、面白い運針は、浴衣が完成に近づくほど、素速く出来るようになっているはずです。

浴衣になる過程が楽しい

浴衣の縫い初めは直線縫いばかりで、これとこれを繋げばいいのかと、作り方も訳が分らず手順通りに進めますが、だんだん浴衣の形に近づいてくると、その過程が楽しくなってきます。前と後の身頃が付いて、身頃に袖が付く頃、特に女性は、もう袖を通したくて仕方ないでしょう。

浴衣はミシン縫いでも簡単に出来ますが、出来れば手縫いの方が、その楽しさは倍増します。周りにミシンの音を気にせず作業できますし、いつでもどこでも運針は出来ますので、時間が許す限り、浴衣を縫って形を早く作りたくなるはずです。

セパレート浴衣に必要な材料

浴衣は衿から裾まで長い着物の形の作り方が定番ですが、最近はセパレートの浴衣も増えて来て、大人の女性だけでなく、特にお子さんが甚平のような浴衣を着ているのをよく見かけるようになりました。セパレートの浴衣は、上下が分かれているので、着るのも動くのも楽なため、好評です。

では、そのセパレートの浴衣の作り方で、必要な材料を見てみましょう。型紙は、無いよりあった方が簡単に仕上がります。インターネットの楽天で扱っているのは、既に生地に型紙がプリントされているタイプもあり、裁断して縫うだけで作り方も楽です。

型紙通りにカットした布

浴衣の生地を選び、セパレートの浴衣の、上衣の前身頃と後身頃、袖、衿、下衣のズボンまたはスカートやドレスの部分の型紙を、布に合わせてカットしておきます。型紙には縫い代が付いていないものが大半ですから、最低1㎝の縫い代を取って布をカットします。

型紙通りに縫っていきますので、型紙通りに布をカットしていては、縫い代の分、内に入り、サイズが小さく仕上がります。ただ、型紙によっては、縫い代込みの型紙もありますので、その辺りは、きちっと確認しましょう。セパレートの浴衣は下衣が様々なので、注意が必要です。

その他材料

通販や手芸店で販売されている型紙は、実寸大の型紙のみですから、生地も含めて必要な他のパーツを用意します。例えば、サンドレスの作り方には下衣で肩紐になる紐や、胸元に入れるゴムなどが必要ですが、肩紐や上衣の結び紐は、共布で作っても綺麗です。

他に、綺麗に仕上げるためのアイロンや、型紙を布に写す時に使う定規やチャコペンシル、ルレット、布を裁断する裁ちばさみ、縫製の時の針と糸、まち針などがあれば、セパレート浴衣の手縫いでの作り方には間に合います。今後この作り方で、浴衣を作るなら、揃えたほうが、良いでしょう。

セパレート浴衣の簡単な作り方【準備】

二部式のセパレートの浴衣はデザインが様々で、下衣の部分はサンドレス、スカート、ズボン、パンツなどです。生地の柄が大きいと、柄合わせをする手間が大変ですので、初心者が生地を選ぶ時には、無地か全体に柄の入った生地がおすすめです。また、生地と同時に接着芯も用意しておきましょう。

型紙を写して接着芯を貼る

接着芯というものは、浴衣などの和服によく用いられるもので、型崩れを防いだり、仕上がりを美しく見せるためのものです。浴衣などの和服は直線で出来ていますから、着崩れしやすいです。浴衣初心者でも、綺麗に着こなせるように、接着芯の付いた浴衣を着る事で着崩れも防げるため必要です。

接着芯の貼り方は、アイロンを使います。浴衣の生地を裏返して、接着芯の糊の付いた面を生地の裏に合わせ、当て布をした上から、アイロンで抑えます。この時に、アイロンを滑らすのではなく、1箇所ずつ10秒ほどおいてから隣にアイロンを移動して抑えるのがポイントです。

裁断

必ず接着芯は、裁断をする前に行ないましょう。裁断をしてから接着芯を付けると、アイロン台に接着芯の糊が移って、ベタベタしますので、裁断前に貼る事を忘れずにしましょう。接着芯を付けたら、型紙のまま裁断していきます。余白のないように上手く型紙を合わせましょう。

また、裁断を行なってから接着芯を付ける場合には、縫い代には接着芯は要りませんから、型紙の通りに接着芯を切り取って貼り付ける方法もあります。要は、型紙の通りの生地がしっかりとすれば良いのですから、臨機応変に対処しましょう。

どうしても裁断してから接着芯を付ける場合には、アイロン台の上にクッキングシートを敷いて、その上に生地、接着芯、当て布を置き、アイロンで抑えるとベタ付かず上手く簡単に貼れるでしょう。特にクッキングシートに拘らなくても、何でもベタ付いても剥がれやすいシートを敷きましょう。

裁断が終わったら、パーツの数を確認します。紐を共布で作る場合、紐の数が意外と抜け落ちやすいですから、落ちていれば追加して全てのパーツを準備します。接着芯で、型紙の写しが見えにくい時には、もう一度型紙を合わせてチャコペンシルで印を付け直します。

セパレート浴衣の簡単な作り方【縫い作業】

ここからは、子供用を中心とした、セパレート浴衣の簡単な作り方の縫い方編ですが、もちろん大人の女性や男性にも応用できます。和服の縫い方や作り方は浴衣も同じで、直線縫いがほとんどです。

ただ、セパレート浴衣の作り方は、上衣と下衣と分けて縫いますので、子供用などは、甚平をイメージすると分りやすいでしょう。縫い方や作り方の手順を順を追って挙げていますので、その通りに縫っていく作り方で、浴衣になっていきます。

縫い方は、ミシン、手縫いどちらでも可能ですが、ミシンの音を気にするなら、手縫いの方がいいでしょう。また、子供の浴衣の場合は、肩上げをしない方が活発に動けるという人もいますが、今回は、大人も子供も関係なく、定番の浴衣作りとして、肩上げの方法も解説していきます。

また、肩上げと同時に腰上げをする場合もあり、これも子供が成長した時のために行なう技術なのですが、今回はセパレートの浴衣をご紹介していますので、腰上げについては掲載しません。しかし、腰上げも肩上げと同じ要領で出来ますので、必要な方は肩上げを腰で応用して下さい。

作り方①肩上げを縫う

肩上げとは、子供が成長する度に、浴衣を作り直していては大変ですから、肩上げをしておいて、成長すればその分、肩で調整が出来るように、余分に生地をつまんで、肩に置いておくものです。大人用でも女性はデザインが可愛いですから、おしゃれとして肩上げをしている人もいます。

裁断した生地を、各パーツごと並べてみて、浴衣の形を作ります。浴衣の肩上げとは、その並べた浴衣の身頃の首の中心から、袖までのサイズを測って、その浴衣を着る人の首の中心から腕の踝までのサイズを測り、その測った浴衣から実寸の数値を引くことで、肩上げの長さが決まります。

浴衣の型紙には、肩上げの位置や寸法も書かれていますので、それに従って作ります。裁断した身頃の長い方を半分に折って中心で輪を作り、アイロンで折り目を付けます。しっかり折り目が付いたら広げ、型紙に書かれている寸法で肩上げの印を2本付けます。

その2本の印の1本を、もう1本に重ねるように布を持ち上げて折り、印の箇所を縫います。肩上げ部分を縫ったら、袖の方へ傾くように折り、アイロンをかけ抑えます。左右同じような作業をして肩上げの完成です。子供の成長に合わせて、肩上げを外せるようにしておきます。

作り方②身頃を縫う

身頃の2枚を、布の表側同士を合わせる中表にして、背中の箇所を縫い、衿の端のほつれを三つ折りにして縫います。衿の布を両端とも約1㎝と、衿を縦半分に折り軽くアイロンで抑え、折り目を付けます。衿の中央と身頃の背中の中心部を、中表にして、まち針かクリップで、止めます。

まち針かクリップで止めたら縫い、縫えたら表にひっくり返し、当て布をして表からアイロンを掛けます。衿が身頃から出ていますので、アイロンで折り目を付け、はみ出した部分だけ中表にして半分に折り、縫い合わせ、表に返します。表に返した状態で、落としミシンを掛けて身頃は完了です。

作り方③袖を縫う

浴衣の袖の縫い方は、普通に中表で縫ってもいいのですが、今回は子供用のセパレート浴衣ですから、活発な子供でも敗れないような、袖の作り方をするため袋縫いをします。大人の女性用などにも使えます。まず袖口の印を型紙を見ながら付け、三つ折りで縫っていきます。

次に、袖下の箇所を袋縫いにします。半分に外表に合わせて袖下のカーブの手前まで5㎜の縫い代で縫います。外表で縫えたら返し、袖口の下を1㎝と袖下のカーブまでを1.5㎝で縫うと、袖下は袋縫いになり、ここでカーブも縫います。カーブには大きめの縫い目を付けた後、ぐい縫いをして、絞ります。

袖のカーブの作り方は色々とあるのですが、綺麗なカーブを作ろうと思えば、手縫いで大きい目をいくつか作って絞り、表からアイロンを掛けるのが綺麗です。他には袖下を最後まで縫って、カーブの所は直線で斜めに縫い、アイロンでごまかす方法もありますが、綺麗なカーブの作り方にはなりません。

作り方④身頃と袖を縫い合わせる

次に、身頃と袖を合わせる作り方です。身頃と袖を中表に合わせて、型紙に書いてあると思いますが、袖付けの位置と「あき止まり」の位置にまち針を打ち、袖付けの位置を確認し、後身頃のあき止まりから前身頃のあき止まりまでを縫います。

袖口からあき止まりの間というのは、腕が通るところですから、決して全部縫ってしまわないよう気を付けましょう。身頃が大きくで、色々な布が重なってしまいますので、必ず身頃と袖だけを縫うようにします。手縫いならゆっくり縫えば大丈夫ですが、ミシンの場合は十分気を付けて下さい。

作り方⑤裾を縫う

裾の縫い方は、端を5㎜折り更に1.5㎜折って、端の箇所は三角に織り畳んで、アイロンで軽く抑えてから縫いますが、縫い方は表側から縫った方が綺麗に仕上がります。あと僅かで上衣は、ほぼ完成ですが、もう一つ上衣に付ける紐の作り方が残っています。

作り方⑥紐をつける

セパレートの浴衣の上衣の紐は、共布で作った方が綺麗ですが、時間の無い方は綾テープを使うと簡単です。袖口の下に身八つ口という箇所があるのですが、右の身八つ口の表側に綾テープを縫い付け、左は衿が合わさる所に綾テープを縫い付けます。綾テープに拘らず、好きなテープをお使い下さい。

また、共布で紐を作る場合には、身長が120㎝くらいの子供で、紐の長さは約60㎝を2本用意すればいいでしょう。大人の女性の場合には、子供用とさほどサイズは変わりませんので、70㎝ほどあれば大丈夫でしょう。また、外側1箇所だけでなく、内側にも紐を付けると、より着崩れしにくいです。

共布での紐の作り方は、中表にした布の短い箇所1箇所と長い箇所を縫い、表に返します。表に返す時、細い布を返すには手間が掛りますので、菜箸などを使って返しましょう。表に返したら、全体にステッチをかけても良いですし、空いている箇所だけを縫っても構いません。

作り方⑦セパレート浴衣の上部分の完成

以上で、セパレートの浴衣の上衣の部分が完成しました。あと、下部にはワンピースでもズボンでも合わせて下さい。ワンピースなら、縦の部分を縫い付けて、短い部分の片側にゴムを入れ、肩紐を付ければキャミソールワンピースが完成します。

作り方⑧セパレート浴衣の下部分の完成

大人の女性用なら、下衣に腰巻きタイプの作り方で、セパレート浴衣でも普通の浴衣の様に見えます。作り方も簡単で、腰に浴衣の布を巻くだけの作り方で、まずウエストから踝までを測ります。

その数字が横として、縦の長い方で腰周りを取ります。サイズはMサイズで141㎝ですから、SとLのサイズは、141㎝から4㎝プラスマイナスして下さい。そして、腰紐も共布で作りますから、先ほどの数字にウエストサイズと、30㎝をプラスした長さが紐の長さで、紐の幅は4.4㎝で裁断します。

縫い代は含まれています。裁断したら、下衣になる布の横と裾の始末を三つ折りで縫って、紐は幅の狭い方を1㎝中に折りアイロンで抑えます。

下衣の身頃の腰の箇所の中心と紐の中心を中表で合わせ、身頃と紐を縫いつけ、腰に巻いて長さを確認します。長ければカットして、紐の残りの両端の縫い代を縫い、紐を表に返し全体を2~3㎜のステッチを入れて完成です。大人の女性用の下衣の作り方は、他にも多数ありますが、これが簡単です。

セパレート浴衣の作り方で大人の女性用が完成したら、後は帯を締めれば立派な浴衣姿の完成です。せっかくですから、帯は自分で結びたいでしょう。しかし帯の結び方は教わらないと自然には出来ません。慣れれば簡単に自分ひとりで結べる様になりますので、動画を付けておきましょう。

帯を自分で結んでなんていられない忙しい方には、便利なワンタッチの作り帯もあります。通販サイトで1500円前後から1万円くらいまでで販売されています。マジックテープによってワンタッチで装着できるため、好評です。子供には兵児帯を可愛く結んであげましょう。

もうひとつ、子供用の甚平タイプの作り方を詳説しておきます。型紙は、セパレート浴衣の子供用でインターネットで見つかりますが、お腹がすっぽり隠れるタイプのパンツが可愛いでしょう。

作り方は、型紙通りにカットした布は、両端をロックミシンなどで処理します。布を中表にして股上の箇所をゴムを通す口は開けて縫い、縫い目を開いて付けてアイロンで抑えます。そのまま股下を縫い付け、ウエストと裾を三つ折りでアイロンを掛けた後縫い、ウエストにゴムを通せば完成です。

浴衣の型紙の入手方法

ここまでの記載の中で、型紙がよく登場しますが、この型紙があると簡単に浴衣を作成出来るため便利です。市販の型紙と、自分で寸法を測る方法がありますが、最近では市販の方がよく活用されているようです。昔は、浴衣と言えば型紙も無く、作った人もいたようですが、初心者に型紙は必要でしょう。

市販のもの

市販で浴衣の型紙を入手する方法は、手芸店で販売されている物とインターネットの通販があり、インターネットの通販ではダウンロード形式によるタイプもあり、入手するには簡単です。サイズは大人の男性、女性用と子供用があり、型紙の種類は一般的な浴衣と、セパレートがあります。

セパレートの浴衣の型紙でも、セパレートの下衣がパンツやワンピースなど、多種によります。大人の女性で、着付けに困る女性が好むのが、セパレートのワンピースで、帯をする事で、セパレートでも普通の浴衣に見えるため好評です。

自分で寸法を測る

採寸
Photo byMyriams-Fotos

型紙を自分で作るためには、寸法を正確に測らなくてはいけません。寸法の測り方は、いちいちメジャーで測るのも大変ですので、インターネットの、寸法自動割出サイトを使いましょう。身長とバストとヒップのサイズを入力して割出実行をクリックすると、一発で図と共に表示されます。

ちゃんと前身頃と後身頃に分かれていて、それぞれに必要な数字が入力されます。和服の採寸で、長襦袢から本振り袖まで、全ての着物のサイズが表示されます。浴衣の場合には、図に示された数値を元に型紙が作れます。

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手作り浴衣にお勧めの生地とは?

手作りの浴衣にはやはり好みの生地を使いたいものです。浴衣地は、種類も豊富で手に入りやすく、見本市などでもよく見かけます。大人の女性用や子供用など、生地で雰囲気が変わりますので、浴衣によく使われるおすすめの生地を挙げてみます。

コーマ地

コーマという生地は、コーマという機械を通して精製された、綿の中でも細い高級な糸で織られた生地のことで、柔らかさの中にハリがあり、弾力もあるけど滑らかな肌触りの生地で浴衣には最適です。柄も豊富で、初心者にも扱いやすく縫いやすい生地ですので、おすすめです。

ただコーマ地には、様々な質があり、安価なものでは洗濯で生地のコシが無くなるタイプもあるため、見極めが難しいです。生地の質は価格に比例しますので、長く使える上質なコーマ地が良ければ、高価なコーマ地を選択した方が無難でしょう。

リネン

リネン
Photo by BuyandCreate.com

リネンとは一般的には麻の総称とされていますが、実際は亜麻のことで、色は生成りなのです。人類が1万年も前から使っている素材です。綿より遥かに吸水性が高く、夏場の衣類によく使われます。染めの入ったリネンは、色落ちがしやすいので扱いに注意が必要ですが、柔らかい印象になる生地です。

また、麻が持つ独特のチクチクした感じは無く、柔らかい肌触りで、洗濯をする度に馴染んできて、より肌触りが良くなっていきます。浴衣の生地には向いているのですが、若干価格が高めなので、丈夫で長く使える事をメリットとして、奮発するか悩むところでしょう。

ポリエステル

ポリエステル
Photo by Brentano fabrics

最近の反物の生地として最も多い素材のポリエステルは、シワになりにくく、自宅で洗濯のできる扱いやすい生地です。柄も豊富で、好みの生地を探すには簡単で、鮮やかな色合いも多く、子供用の浴衣や、大人の女性でもよそ行きの浴衣に向いています。また、浴衣とお揃いの小物にも向いています。

ポリエステルと聞くと、どうしても安っぽいイメージがある方も多いでしょうが、天然素材にはない化学繊維の良さもあり、衣料に対しての拘りもあるのです。様々な工夫が凝らされ、ポリエステルだから出せる、艶や鮮やかな色合いなどが特徴的です。扱いやすさには長けてる繊維です。

浴衣と一緒に小物も作ってみよう!

浴衣と小物
Photo by kxz Chen

反物を買って、浴衣を作っても生地は残るはずです。その残った生地を使って小物も作ってみましょう。浴衣とお揃いのバッグや髪飾りはおしゃれですし、見た目もかわいいでしょう。初心者でも手軽に楽しめる小物作りを、2つピックアップしました。

またこの他にも、浴衣地を使った小物は、様々なアイデアで生まれます。生地の残り具合にもよりますが、セパレートの下衣で別の物を作っても良いでしょう。子供用の甚平のパンツくらいなら作れるはずです。親子でお揃いの小物を持つのもおしゃれです。

①髪飾り

浴衣の残り生地を長方形に切り取り、中表にして長い方を縫い、表に返して縫った生地の中心に折り目を付けて、そこに両端から畳んで止め付けます。表に返して、中心の上下を真ん中に寄せるとリボンが完成し、ヘアピンなどに付けると髪飾りになります。縫わずにボンドを使うとより簡単です。

また、シュシュや、くるみボタンなども簡単に出来ますので、浴衣の残り生地で色々とアイデアを出して、手作り髪飾りを作ってみましょう。また、髪飾りとお揃いのイヤリングなども面白いです。ジェルネイルをする方で、UVライトを持っていれば、浴衣の生地をレジンで作るのも綺麗です。

②浴衣用バッグ

浴衣用のバッグを浴衣の残りの生地で作るとお揃いで可愛いです。浴衣には巾着などの方が似合うでしょうか。バンブーの手提げも似合います。作り方は、市販のバッグキットに入っていますが、型紙を作って自作してみましょう。

作りたい大きさの型紙を作り、それに沿って生地を裁断して縫い合わせ、手提げのバンブーが入る大きさの口に通せば、簡単にバンブーバッグが出来ます。巾着はもっと簡単で、袋に縫って紐を通すだけですから、好きな紐を用意するだけで、簡単に巾着袋の出来上がりです。

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作り方を参考に自分だけの浴衣を作ってみよう!

自分だけの浴衣
Photo by Nozomi_Lindenbaum

大人の女性は、特に人と同じを嫌がる傾向にありますから、自分だけの浴衣を手作りする事をおすすめします。子供の場合でも、セパレートの浴衣で活発に夏を楽しませてあげましょう。大人の男性・女性用と子供用をお揃いにして、夏祭りに出かけるのも、いい想い出作りになるでしょう。

また、セパレートの二部式の浴衣は、大人の女性が着付けを知らなくても、楽に着れますので、帯の結び方だけでも覚えておけば、自分で浴衣を着付けしたことにもなりますから自慢できます。自分だけの浴衣を作って、一人で浴衣を着れる喜びを楽しみましょう。

vivikoma
ライター

vivikoma

楽しく情報配信します。色々なジャンルのライターとしての技術を磨きたいと思っています。 特に花屋務めが長かったため、ガーデニングや植物に関する知識はある方です。 分かりやすい文章を書くことを心がけています。

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