芳名帳とは結婚式のゲストブック
芳名帳をご存知ですか?結婚式を挙げられた方は、ご存知の方が多いでしょう。芳名帳は「ほうめいちょう」と読み、結婚式の当日に会場の受付でゲストの方に住所や名前を書いてもらう帳面です。今回は芳名帳について紹介します。
記帳式・カード式がある
結婚式で使う芳名帳ですが、記帳式とカード式があります。記帳式は、受付で名前や住所を記帳するタイプです。記帳式は芳名帳の一般的な形です。ゲストの一覧表がまとまってできるので、後で確認しやすく便利です。
しかし、ゲストの人数が多い場合は受付が混んでしまうというデメリットもあります。カード式は最近取り入れられている方法で、カードを結婚式の招待状と一緒に送り、当日にそのカードを持ってきてもらいます。
事前に記入して持ってきてもらえるので受付が混まずに済みます。しかし、ゲストが事前に記入するのを忘れたり、カードを持ってくることを忘れる場合もあるので、当日に記入する場所を確保したり予備のカードを用意するなどの対策も考えましょう。
芳名帳が必要な理由
芳名帳はゲストの出席を確認するものです。ゲストが多い結婚式ほど出席の確認を取るのが困難になります。そこで受付に芳名帳を設けることで、当日に出席したゲストを後で確認することができます。
更にご祝儀の有無を確認することができます。ごくまれに、ご祝儀袋に氏名を書かずに渡す方もいます。そんな時は芳名帳を見返すだけで、誰からご祝儀を貰ったかを確認することができます。
芳名帳は名前と住所の確認にもなります。結婚式の招待状は一般的に式当日の2〜3か月前に送ります。招待状を送った後にゲストが引っ越す場合もあるので、芳名帳で最新のゲストの住所を確認することができます。
帳面式の芳名帳のデザインの手作りアイデア
芳名帳の帳面式とカード式のそれぞれのメリットが分かったところで、続いては芳名帳の手作りの方法を紹介します。まず始めに、帳面式の芳名帳のデザインの手作りアイデアを紹介します。好みの芳名帳のデザインを見つけて、手作りしてみましょう。
洋風のノートタイプ
まず始めに紹介するのは、「洋風のノートタイプ」の芳名帳です。ノートタイプの芳名帳を手作りしたいという方は100円均一などでリングファイルを購入して、表紙などにデコレーションを施すことで世界に一つの芳名帳になります。
お好みのリボンをグルーガンで付けたり、シールを貼ったり、新郎新婦の名前を入れたりと様々なデコレーションが可能です。そして後ほど紹介しますが、芳名帳の中紙を手作りして挟めば完成です。既製品の芳名帳も素敵ですが、細部までこだわるなら手作りが一番良いでしょう。
バインダータイプ
続いて紹介するのは「バインダータイプ」の芳名帳です。バインダータイプは受付が混雑した際に中紙を外して複数のゲストに記入をお願いできるので便利です。
バインダータイプは100円均一などでおしゃれでシンプルなバインダーを購入し、ノートタイプと同じくシールなどでデコレーションを施し、中紙を作れば完成です。
クリップボード
続いては「クリップボード」の芳名帳を紹介します。クリップボードも100円均一などで購入することができます。クリップボードはデコレージョンを行うと中紙に記入しにくくなります。
そのため、クリップボードを使って手作りする際は中紙を挟むだけなので簡単に手作りすることができます。クリップボードにデコレーションができない分、中紙にこだわることでおしゃれな芳名帳を手作りすることができます。
逆にシンプルが好きであれば、あえてシンプルな中紙をクリップボードで挟むだけでも洗礼されたおしゃれな芳名帳を手作りすることができます。
和風タイプ
和風のデザインが好きな方には「和風タイプ」の芳名帳がおすすめです。和風タイプと言っても、デザインを和風にするだけなので簡単です。100円均一などでリングファイルを購入し、和風デザインになるようなシールなどを利用してデコレーションするだけです。
桜のシールや和紙を使ったり、文字を筆ペンで書いたりなど、和風感漂うデザインにするだけで和風タイプの芳名帳が簡単に作れます。中紙も和風のデザインにして縦書きにすることで、より一層和風感が出るでしょう。
Wordで簡単な記帳式の手作り芳名帳
記帳式の芳名帳を簡単に作る作り方を紹介しましたが、続いては芳名帳の中紙の作り方を紹介します。中紙はwordを使って簡単に作ることができます。ゲストが書きやすく、おしゃれで素敵な芳名帳を作りましょう。
帳簿式の作り方①用紙のサイズ・文字のサイズを設定する
まずwordを起動させて、使うゲストブックに合わせて用紙のサイズを選びます。基本的にはA4からA5サイズで作成できるでしょう。使うゲストブックを購入する際は中紙のサイズを考慮しながら選ぶと全体像がイメージしやすく手作りしやすいでしょう。
帳簿式の作り方②ページ罫線を作る
記入欄を区切る罫線を作成していきます。罫線を作成する手順は文字の大きさを大きめに設定します。次にページの一番下にカーソルが移動するように「Enter」キーを何度も押します。
そして左クリックをしたまま、マウスを2行目から一番下まで選択します。次に「ツール」バーの「ページレイアウト」を押し、「ページ罫線」を選択します。
すると罫線の設定画面が現れるので、種類は「指定」、太さは好みのものを選択して、ブレビューに出てくる横線3か所にチェックを入れ、「OK」を押すと罫線ができます。
帳簿式の作り方③文字を入力する
好みのフォントや文字列を選択して、一行目に「GUEST」などの文字を記入していきます。文字は中央揃えで記入しましょう。次に名前や住所などの記入項目を作成します。これらの記入項目は、テキストボックスを使って作成することをおすすめします。
まず、テキストボックスのアイコンの上で右クリックをします。そうすると「テキストボックスの書式設定」が行え、「枠線なし」、「塗りつぶしなし」に設定を変更します。
次に名前と住所の2つのテキストボックスを作り、「Ctrl」キーを押しながら名前と住所を選択し、「書式」の「グループ化」を選択することでグループを作成できます。
グループが完成したら、行数分の名前と住所が欲しいので、グループ化した名前と住所をコピーして貼り付ける作業を繰り返します。最後に名前と住所のテキストボックスを大体の位置に配置し、「書式」の「配置」を「左揃え」にすると完成です。
帳簿式の作り方④フリー素材を挿入する
このままでもシンプルで良いですが、イラストや写真を入れてもおしゃれなゲストブックの中紙になります。wordの「ツール」バーにある「挿入」の「図」からファイルを選択することでフリー素材が挿入することができます。
カード式の手作り芳名帳
記帳式のゲストブックの作り方を紹介しましたが、続いてはカード式の芳名帳の作り方を紹介します。材料は紙だけなので簡単に手作りすることができます。おしゃれな芳名帳のカードを作って、ゲストに楽しく記入してもらえるように工夫しましょう。紙は厚紙を用意するようにしましょう。
カード式の作り方①ハガキサイズの紙を用意する
芳名帳のカード式を作るには、まずハガキサイズの紙を用意します。好みのサイズの紙でも良いですが、印刷する際に紙のサイズを選択する必要があるため、できるだけパソコンで設定できるサイズの紙を用意した方が良いでしょう。
カード式の作り方②Wordの用紙サイズを設定する
wordを起動させ、用紙のサイズを選びましょう。ハガキサイズのカードを作る場合は、「ページレイアウト」の「サイズ」を選択して、「ハガキ」を選ぶことで用紙サイズがハガキになります。続いて「ページレイアウト」の「余白」を「狭い」に設定します。
カード式の作り方③文字を入力する
続いては文字サイズを「28」に設定し、ゲストブックのときと同じ手順で罫線を作ります。そして、テキストボックスで記入項目を入力していきます。
カードの場合の記入項目は名前と住所だけでなく、「このカードをご芳名帳の代わりにさせて頂きます。ご記入の上、当日受付にお持ち下さい。」などカードの持参をお願いする趣旨の記入を忘れないようにしましょう。
カード式の作り方④フリー素材を挿入する
最後に背景やフレームなどのフリー素材を使って、カードをデコレーションしましょう。カードのデザインが完成したら、後は印刷するだけです。材料は紙だけで済み、芳名帳のカード式は簡単に作ることができます。
手作り芳名帳に便利なテンプレート
パソコンが苦手でwordを使いこなせない、芳名帳を手作りしたいけど時間に余裕がないという方におすすめなのが、無料のテンプレートを使って芳名帳を作ることです。そんな芳名帳の無料テンプレートを配信している、おすすめサイトを2つ紹介します。
ARCH DAYSの無料テンプレート
まず紹介するサイトは「ARCH DAYS」です。「ARCH DAYS」には芳名帳に使える無料テンプレートが掲載されていて、シンプルなデザインのものからお花のイラストが入ったおしゃれなものまで、幅広いデザインのテンプレートがダウンロード可能になっています。
Dressyの無料テンプレート
次に紹介するサイトは「Dressy」です。こちらのサイトも芳名帳に使える無料テンプレートが掲載されています。「Dressy」は会員登録などが不要で、すぐにダウンロードすることができます。
「Dressy」は4種類無料テンプレートがダウンロードでき、おしゃれな文字やイラストが入ったテンプレートが掲載されています。無料テンプレートを活用して素敵な芳名帳を作ってみましょう。
手作り芳名帳はおしゃれで思い出になる
芳名帳を手作りすることで、結婚式にかかる費用を抑えられるだけでなく、手作りした時間も思い出になります。ゲストブックは簡単に手作りできるので緒戦してみて下さい。おしゃれなゲストブックを手作りして、一生に一度の思い出に残しましょう。