女性がスカートで自転車に乗る時はどうしたらいい?
お気に入りのふわふわひらひらのロングスカートで自転車に乗ったら、自転車のチェーンに絡まって、あやうく歩行者とぶつかりそうになった、もしくはスカートがびりびりに破れてお尻丸出しで転倒したという経験をお持ちの女性は少なくありません。
その他にもお気に入りのスカートで自転車通勤していたら、スカートが自転車に絡まってダメになったという方も多く、自転車×スカート女性から嘆きの声があちらこちらから聞こえてきます。
このような悩みには悩みの具体的・かつ現実的な解決方法を考えれば良いのです。今回はそんな自転車×スカート女性の多くのお嘆きの声にお応えして、女性がスカートで自転車に乗る時、どんな対策をすれば良いのかまとめてみましたので参考にして下さい。
スカートで自転車に乗った時の悩み
自転車女性にとって、スカートは悩みのタネです。その昔海外でもキュロットスカートの前にボタンで止められて、スカートのように見える工夫をした自転車服も誕生しました。それもこれも自転車女性にとって、スカートは危ないという悩みから、そうした服装も生まれたという歴史があります。
昔に比べて現代は科学は進歩しましたが、人間の身体が進歩しているとは言い難いので、昔も今も女性の悩みにはそう変わりはありません。そうです、スカートで自転車に乗る時、スカートがめくれる・巻き込みされる・スカートが汚れるという悩みの大原則は昔も今も同じです。
時は過ぎ去りましたが、この現代社会においても自転車女性にとっての悩みが尽きないのは、自転車に乗っても、からまらないスカートが販売していないからです。
自転車専門店に行って、からまらない工夫がされたスカートが販売していたら、このような悩みも生まれないのですが、現実的に不可能ですので悩みは尽きません。このことから自転車女性にとっての悩み対策について解説していますので、最後までお読み下さい。
スカートが風でめくれる
自転車女性にとって風の強い日には、お気に入りのスカートで自転車に乗ることをあきらめなくてはなりません。何故ならば自転車女性は歩道よりも運転しやすい車道を行く場合が多々あります。
そうした場合不運にも脇を通り過ぎる車にとっては、スカートがめくれている姿に見とれてしまうので、運転者が脇見運転で事故を起こす可能性があります。
風の強い日に自転車女性がスカートを、ひらひらとめくれさせている姿は女性らしく可愛らしいのですが、人によってはそのスカートのめくれた姿を可愛らしいとみる人と、そうでない人がいますので、出来ればスカートが風でめくれるのを防ぐ対策をしましょう。
スカートが車輪に巻き込まれる
自転車女性がスカートをひらひらさせている姿は可憐とも言えるのですが、スカートのめくれ方によっては、スカートが自転車の車輪や、チェーンに巻き込みされてしまう可能性が無いとは言えません。
しかしながら自転車にスカートは危険なのは分かっていても、たまにはスカートをはかないと女子力を損なう恐れや不安もあることから、安心して自転車にスカートで乗ることが出来たらという女性の願いについて、その具体的・現実的解決方法を順次後述していきます。
自転車女性のスカートが自転車の車輪やチェーンに巻き込みされてしまったとき、転倒する可能性が高く、ましてや自転車で車道を行く自転車女性は多いので、かなりな危険を伴います。
スカートが車輪に巻き込みをされてしまったとき、スカートがびりびりに破れてかつ、お尻丸出しで最悪車道側に転倒してしまう危険性があります。その姿で救急車で運ばれてしまうことを極力避けた方が無難ですので、このことから自転車にスカートで乗ったときの対策方を順次後述していきます。
スカートが汚れる
お気に入りのスカートで自転車に乗ってピクニックに行ったとき、気分とはうらはらに不幸にもスカートが車輪に巻き込まれたとき、不幸中の幸いでスカートは破れずに済んだケースでも、スカートに油と自転車に付いていた汚れがついてしまいます。
せっかくのお気に入りのスカートでピクニックに行ったのに、油汚れがついてしまったら最悪です。油は特に手ごわい汚れですので、落とすのは簡単ではありません。しかしながら乗り方によっては汚れがつかない乗り方もありますので、順次後述していきますので参考にして下さい。
スカートで自転車に乗る時のめくれ対策
自転車に乗る際は歩道に多く人がいた場合や、歩道が狭い場合・加えて歩道がデコボコの場合は、危険なので車道側に出て自転車を漕いでいる女性は多いようです。一見してそちらの方が安心なように見えますが、見えない敵が車道側にあります。
車を運転している男性はスカートで自転車を漕いでいる女性に視線が集中します。加えてこのご時世、公的機関の男性でさえ女性に痴漢行為を働くので、一般男性には要注意をしたいところです。そこで今回スカートで自転車に乗る際の、スカートのめくれ対策について解説します。
目玉クリップを重しに
自転車に乗るときのスカートのめくれ対策として、まず最初にご紹介するのは目玉クリップです。目玉クリップにはたくさんの種類がありますが、その中でも比較的大きめで重さのある目玉クリップを用いることがベストです。
それをスカートで自転車に乗るとき重しとしてスカートの裾にはさみます。そうすると乗り方にもよりますが、安全運転でしたらかなりのめくれ対策になります。目玉クリップをピンポイントで探すのは大変ですので、お近くの100均でも販売していますので立ち寄ってみましょう。
めくれ対策として目玉クリップは身近で、かつ手軽に手に入るのでおすすめしています。ただし、自転車を降りてから目玉クリップをはずすのを忘れないようにしないと、多くの人から別の意味で注目されますし、年配者から「スカートにクリップがついているよ」と注意されるのを避けましょう。
目玉クリップでスカートの前後を留める
先にご紹介した目玉クリップですがその他のめくれ対策方として、大きめの目玉クリップをスカートの後身頃と前身頃の裾に1~2個ほど留めましょう。それから自転車のサドルに乗って自転車を漕ぐとスカートはめくれずに済みます。
それでも短いスカートをよく履く方や、自転車のスピード感を楽しむ乗り方をされる方などは、足を高く上げないように気を付けて自転車を漕ぎましょう。足を高く上げて自転車を漕ぐと、目玉クリップが落下する恐れもありますので、注意しましょう。
スカートにコインをゴムで留める
自転車にスカートで乗るときのめくれ対策で次にご紹介するのは、とりわけ簡単なスカートにコインをゴムで留めるだけのめくれ対策方をご紹介します。やり方は簡単で、まずスカートの後身頃(体の背中がわ)からコインを当てます。
それからそのコインをスカートの前身頃(体の前がわ)でコインをスカートごしにゴムでくくります。つまりはスカートの後身頃と前身頃をコインとゴムでくっつけるという、極めて簡単な自転車にスカートで乗る時のめくれ対策方ですのでおすすめです。
無くしても大丈夫なコインが見つからない場合は、ボタンでも大丈夫ですので是非一度お試しください。ボタンでめくれ対策をするときは大きめで厚みのあるボタンがおすすめですので手芸店に立ち寄ってみましょう。
スカートの下にレギンスを履く
自転車に乗るときにスカートがめくれしまうときのめくれ対策ですが、先にご紹介したスカートのめくれ対策の道具を用いるのが面倒な場合や、使った道具をはずすのを忘れてしまいそうでご心配な方は、比較的そういった心配がないレギンスを履くことをおすすめします。
レギンスについては、自転車用レギンスもありますが、店舗によっては2足セットで可愛いのも398円ほどで販売しています。はお自転車初心者が自転車に乗る練習の際、レギンスを履くのをおすすめします。転倒したときは傷が浅くて済みますし、レギンスは安価ですので利用しましょう。
自転車に乗るときにスカートがめくれしまうめくれ対策として、レギンスを履くのは最も安全でかつ確実なめくれ対策ではありますが、ご注意いただきたいのが背中にバックを背負っている場合が要注意です。
そのバックにスカートがはさまってしまうと、後ろから来る車がスカートの中を見たさに、みな減速しますので注意しましょう。レギンスを履いているとはいえ、どこまで見えてしまうかはその後ろから来る減速している車に乗っている人が知っています。
自宅に帰って自分の身に起こったことを想像して落ち込まないように、自転車に乗る時はレギンスを履いているからと言って油断しないようにしましょう。
シャツやカーディガンを腰に巻く
自転車に乗るときにスカートがめくれしまう対策として、腰にカーディガンを巻いてみましょう。その際気を付けなければならないことがあります。
それは腰の上部にカーディガンを巻くことです。下の方にカーディガンを巻くと車輪に巻き込みされてしまう恐れがありますので、ご注意下さい。カーディガンを巻くと冬場だと温くなるのでおすすめです。
自転車に乗る時にスカートがめくれしまう、めくれ対策として暑くなってきたらシャツを腰に巻いてみましょう。袖を腰にまわして結べば車輪に巻き込みをされてしまう恐れも比較的少なくて済みます。シャツだとたためばバックの中に納まりますのでおすすめです。
サドルの位置を上げる
自転車に乗る時にスカートがめくれしまう、めくれ対策で次にご紹介するのは、サドルの位置を上げる方法です。特にJKはサドルの位置を下げているの乗り方をしている人が多く、その乗り方によって自転車を漕ぐときに足が高く上がり、結果としてスケートがかなりめくれることになります。
何故そうしているのかというと、サドルの位置を高くするとお尻の位置が上がって足が短く見えるからという見た目第一の乗り方です。かといって見た目第一の乗り方にこだわっていても、サドルの位置を下げることによってスカートがめくれているのは事実です。
このことからサドルの位置を上げた方が無難です。とはいえどうしても見た目が気になってサドルを上げた乗り方が出来ない場合は、ハンドルの位置もサドルに合わせて下げてみましょう。それによって足も高く上がらずスカートのめくれ対策にもなります。
スカートで自転車に乗る時の巻き込み・汚れ対策
それでは次にスカートで自転車に乗るときの巻き込みと汚れ対策について解説します。スカートで自転車に乗るとき一番心配なのが、スカートが車輪に巻き込みされてしまうことです。
ただ単純にスカートだけが巻き込みされただけなら良いのですが、それ以上の災害が自・他者に及ぼされることが心配です。スカートが車輪に巻き込みされてしまうと、最悪スカートが脱げた状態で下着がもろ出しの姿で転倒してしまいます。
もしくはその姿で人にぶつかって傷つけてしまう場合もありますので、このようなことはSNSで面白おかしく取り上げられますので、絶対に避けたいところです。以上をふまえてその対策方法について次に後述します。
ドレスガードを使用する
自転車のアクセサリ用品として販売されているのが、スカート巻き込み防止のドレスガードです。スカートが車輪に巻き込みされ、人通りの多い往来でスカートがビリビリに破れて転倒し、膝をすりむいてなおかつ恥ずかしい目にあった人も少なくありませんのでドレスガードはおすすめ用品です。
このドレスガードを取りつけると転倒の危険性はありませんので、一押しのアイテムです。ドレスガードはネット通販でも取り寄せる事は出来ますし、ドレスガードのDIYも可能なことから次に後述しています。
ドレスガードは自作も可能
それではドレスガードの作り方を解説します。まず布の場合は余裕をもってたとしても2mほどの購入で大丈夫です。それから自転車の後輪の大きさに合わせて布をカットしましょう。その際布にたるみがないように、布が突っ張った状態で取りつけが出来るように採寸しましょう。
この採寸を正確にしないと実際に自転車に乗ったとき、なんらかの危険を伴いますので、洋裁に自信の無い方は市販のものを購入しましょう。それから布の端にほつれ止め用の接着芯テープをアイロンで接着しましょう。接着芯を貼った部分をおおうようにしてレザーバイアステープを縫い付けましょう。
加えて等間隔にハトメの印をつけます。それからレザーバイアステープにハトメを打ち付けましょう。(片側12~13個・合計26個)続いてカラーダブルクリップを0.55㎜ほどの真鍮線でハトメに巻いて固定しましょう。それから自転車のフェンダーにクリップを留めて完成です。
スカートで自転車に乗る時のめくれを防ぐ乗り方
それでは次にスカートで自転車に乗るときのめくれを防ぐ乗り方について解説します。いままでいろいろなスカートのめくれ対策をご紹介しましたが、理解は出来てもライフスタイルに合わないなどの場合をふまえて、スカートで自転車に乗る時のめくれを防ぐ乗り方について以下に後述しています。
ゆっくり漕ぐ
スカートのめくれ対策の方法として、自転車をゆっくり漕ぐ乗り方があります。自転車をゆっくり漕ぐ乗り方をすることによって、風圧が弱まりますので、それによってスカートがめくれることがなく、巻き込みもなくなりますのでおすすめします。
自転車をゆっくり漕ぐ乗り方をするには、少し早めに家を出る必要がありますが、それによって早く寝ることになりますので、早寝早起きの習慣も身に付くことから、自転車をゆっくり漕ぐ乗り方はおすすめです。
スカートで自転車に乗る時の巻き込み・汚れを防ぐ乗り方
それでは次にスカートで自転車に乗る時の巻き込み・汚れを防ぐ乗り方について解説します。これまでいろいろなめくれ対策や、巻き込み対策についてご紹介してきました。
しかしながら前述した対策方が何らかの事情で出来ない・またはライフスタイルに合わないという方には、それとは別の対策方もありますのでご安心ください。
スカートを内側に集めて内股に挟んで乗る
自転車に乗る時一番怖いのがスカートを巻き込みされることです。そして巻き込み対策として一番簡単なのが、「スカートを内股に挟んで乗る」やり方です。
内股で挟むというのは、つまりは太ももででスカートを挟むということです。太ももは人間の筋肉の中で一番大きな筋肉ですので、その力は強力です。このことからスカートを挟む力については、何よりも一番強い筋力で挟めますのでおすすめします。
スカートを内股で挟んで、自転車の巻き込み対策や汚れを防ぐ対策方としては賢いやり方なのですが、注意しておきたいことがあります。
それはスカートを内股で挟むと、必然的に自転車を内股で漕ぐことになりますが、夏場などは汗で内股がスカートで擦れて痛みやかゆみが出る恐れがありますので、かゆみ止めや傷薬などを用意しておきましょう。
スカートを内側に集めてお尻で押さえて乗る
もうひとつの自転車で乗る時の巻き込み・汚れを防ぐ乗り方ですが、「スカートを内側に集めてお尻で押さえて乗る」乗り方について解説します。具体的にはスカートの後ろの部分を集めて、お尻とサドルのあいだに挟む乗り方です。
しかしながらデメリットとして、ご注意いただきたい点がひとつあります。それはスカートをお尻とサドルのあいだに挟むと、うしろにいる人からはお尻の形が明らかに丸見えとなってしまいますので、それが恥ずかしい場合は、今までにご紹介した対策方を取り入れましょう。
スカートでも安心して乗れる自転車の選び方
それでは最後の章になりますが、最後にご紹介するのは、「スカートでも安心して乗れる自転車の選び方」について解説します。
ちなみにスカート女性の年齢層は幅が広く、年齢によって乗る自転車にも違いが大きくありますので、その年代による好みにあわせたものでなく、あくまでもスカートでも安心して乗れる自転車の選び方について、解説していますので参考として捉えて下さい。
トップチューブの低い自転車
まず最初にご紹介するのは、「トップチューブ」の低い自転車です。「トップチューブ」の低い自転車といえばママチャリです。
しかしながらJKや若年層にはおそらく抵抗があるかと思われますので、同じ「トップチューブ」の低い自転車のトライアル自転車であれば、まだ受け入れる可能性も近いと思われます。
チェーンカバーがついている自転車
スカートでも安心して乗れる自転車の選び方で次にご紹介するのは、「チェーンカバーがついている自転車」を選びましょう。そもそもスカートでも安心して乗れる自転車とは、スカートの巻き込み防止策をほどこしている自転車を選ぶのが最適ですのでおすすめです。
チェーンカバーをDIY
スカートでも安心して乗れる自転車の選び方で、チェーンカバーのついている自転車をご紹介しましたが、チェーンカバーについてはお手持ちの自転車にDIYも出来ますのでご安心下さい。
ネット通販で木製のチェーンカバーも販売していますし、もしくはそれをお手本にしてお近くのホームセンターで素材をそろえると、金額的にもワンコイン以下とかなりお安くなりますので、お休みの日にでも挑戦してみましょう。
もしくは見かけは良いとは言えないのですが、100均のO字便座カバーもチェーンカバーのかわりになります。ただしこちらは布製ですので、雨の日には汚れがつく恐れがありますのでご注意下さい。
できる対策をしてスカートで自転車に乗ろう!
以上、自転車に乗るときにスカートがめくれてしまうので、めくれ対策方としての自転車の乗り方や、スカートの巻き込み対策について解説しました。現代社会はSNSが非常に発達していて、そして社会に浸透しています。
このことから自転車に乗るときに、スカート姿で漕ぐ姿は、SNSの標的となっています。気分よく青空を見たり、夕焼けを見てのんびり自転車を漕いでいても、車道側や自転車の後ろにいる人たちからは、狙われていますので注意しましょう。
自分の恥ずかしい姿を見られて、なおかつ面白おかしく取り上げられるのは、いたたまれません。このことからいつどこで誰から見られても安心なように、自分の身は自分で助けてあげましょう。