甘皮処理って知ってる?正しい手順・方法で指先をもっと綺麗に!

甘皮処理って知ってる?正しい手順・方法で指先をもっと綺麗に!

指先が綺麗な人の手は、印象に残りやすいものです。特にネイルなどを施していないのに、なぜか印象に残っている人は実は爪の甘皮処理をしているため、爪が大きく見えて綺麗に見えているのです。自分でできる基本の甘皮処理の方法についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.甘皮処理は指先を綺麗に見せる第一歩!
  2. 2.甘皮処理とは
  3. 3.甘皮処理のメリット
  4. 4.甘皮処理方法の簡単な手順
  5. 5.甘皮処理をする上での注意点
  6. 6.爪・手の乾燥対策におすすめのアイテム
  7. 7.甘皮処理で綺麗な指先を目指してみよう!

甘皮処理は指先を綺麗に見せる第一歩!

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綺麗になりたいならば、毛先・指先・つま先と「先」が付く部分にまで気を配るようにとよく言われています。

確かに、毛先までまとまりのある髪や、荒れていない綺麗な指先、丁寧に磨かれた靴の先など、「先」が付く部分にもお手入れの行き届いている人には心惹かれる方は多いのではないでしょうか。

日常生活において意外と見られている指先も爪の形がコンプレックスの方や、ネイルができない仕事に就いている方には、どうすれば指先を綺麗に見せられるかわからずに悩んでいるかもしれません。

実は、定期的に甘皮処理をするだけで美しい指先を手に入れることができるのです。ネイルサロンなどで行われているものですが、甘皮処理の方法は意外と手順も少なく簡単なため、必要なものさえ用意すれば自宅でセルフケアできてしまいます。

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しかし、セルフケアをするにあたり、甘皮処理の方法が簡単だからといってケアを行う頻度や誤った方法で処理を行うと、逆に手指が乾燥したり爪が傷付いたりと、手指を危険に晒してしまいます。

今回は、自分で簡単にできる甘皮処理の方法や手順、セルフケアの頻度やおすすめのケアアイテムなどについてご紹介していきます。正しい頻度と方法を守って気軽に甘皮処理を行い、あなたも綺麗な手指を手に入れましょう。

甘皮処理とは

甘皮処理をすることで、ネイルをする方はネイルカラーがより映える指先に、ネイルをしない方は素爪が綺麗になり何も付けていないのに綺麗な指先になります。指先が綺麗な人は必ずと言ってもいいほど、定期的に甘皮処理をしてネイルケアをしているのです。

甘皮処理をするにあたって、甘皮がどの部分なのかを知っておく必要があります。甘皮は、爪と皮膚の境目にある薄い皮のことを指し、定期的にお手入れをすることで綺麗な指先を保てますが、適切なケアをしないと爪の形が悪くなってしまうことも。甘皮とは、一体何者なのでしょうか。

甘皮は爪のつけ根の皮膚と爪との境目にある薄い皮

甘皮とは「爪上皮(そうじょうひ)」と呼ばれる、爪のつけ根部分の皮膚と爪との境目にある、薄い皮のことを指します。爪が伸びるときに、甘皮から発生する余分な角質と一緒に伸びてきます。

「甘皮処理」とは言いますが、処理をするのは実はこの伸びてきた角質部分です。甘皮は爪の根元を守る大切な役割があり、甘皮を取り除いてしまうと爪がまっすぐ伸びずにでこぼことした状態になってしまいます。

甘皮はキューティクル・ルースキューティクルの2種類

甘皮には「キューティクル」と「ルースキューティクル」の2種類があります。「キューティクル」と呼ばれているものが、爪の根元を保護する役割があり、爪の中に雑菌などが入り込むのを防いだり、爪の根元が乾燥しないように守ってくれている大切な部分なので、取り除いてはいけません。

一方で「ルースキューティクル」と呼ばれているものは、爪の表面を覆うように伸びている角質を指します。こちらは爪の成長とともに表面に張り付いて伸びるため、定期的に取り除いてケアすることで爪本来の綺麗な色を保つことができます。

爪の表面には、生え伸びるときに必ずルースキューティクルが付着しているため、自然な状態の爪の色は曇って見えています。

ルースキューティクルが爪の表面に張り付いたままだと、爪本来の自然なピンク色が曇って白っぽく見えたり、伸びようとしている爪の成長を妨げたりと、少々厄介者です。

また、甘皮が乾燥すると固く分厚いささくれになってしまうこともあります。爪の生え際に白いガサガサとしたルースキューティクルが溜まっていると乾燥して見えたり、でこぼことした状態で生えたり、汚れが溜まったように見えることもあります。

このルースキューティクルを処理することが「甘皮処理」と呼ばれていて、ネイルサロンなどでは最初に甘皮処理をすることで爪の状態をフラットに戻しているのです。

甘皮処理のメリット

「ルースキューティクル」と呼ばれている、爪の上に伸びた余分な角質を除去することが、甘皮処理の基本です。

しかし「爪を保護するためにあるなら処理しなくても問題ないのでは?」「甘皮処理の必要ってあるの?」と思っている方もいるかもしれません。

ネイルサロンでは必ずと言ってもいいほど甘皮処理は施術の手順に入っていますし、綺麗な指先を保つためには必要な工程です。甘皮の処理をすることで、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

メリット①ネイルが長持ちする

甘皮の処理を怠っている爪は、爪の表面に薄い甘皮が付着しているので、甘皮にもマニキュアがついてしまうためネイルが落ちやすくなってしまいます。

ジェルネイルの場合も同様に浮きやすくなっているため、お気に入りのネイルデザインを長持ちさせたいときは甘皮処理をしっかりと行うことが大切です。

また、自宅でセルフネイルをするときにはみ出してしまって「なかなか落ちない」という現象を経験したことのある方もいるのではないでしょうか。

この現象は、ルースキューティクルにマニキュアが付着してしまうからです。ルースキューティクルを綺麗にしておけば「なかなか落ちない」という現象は起こりません。

甘皮処理を行うことでマニキュアやジェルネイルが塗りやすくなるだけではなく、塗り直しによる爪への負担も軽減させることができます。

メリット②爪の乾燥防止

爪や爪の周りが乾燥しやすいのは、甘皮処理を怠っていることが原因かもしれません。爪には多くの水分が含まれており、甘皮処理などのケアをせずにルースキューティクルが残ったままでいると、爪の水分が奪われてしまい乾燥してしまうのです。

水分量が減って乾燥した爪は脆くなり、欠けたり割れたりしてしまう可能性があります。爪が乾燥することによって2枚爪になってしまうこともあるので、爪の健康を保つためにも定期的に甘皮の処理をしましょう。

また、甘皮処理をした後はこまめに保湿をすることで、爪の乾燥を防ぐことができます。甘皮処理をした後にはネイルオイルなどを塗り、しっかりと保湿をしましょう。

甘皮処理方法の簡単な手順

甘皮処理をすることでネイルが剥がれにくくなって長持ちさせられたり、爪の乾燥を防止できたりと、ネイルをしない方でも爪の見た目を良くするだけでなく爪の健康を保つこともできるため、甘皮処理はするに越したことはありません。

しかし、素人がネイルケアをするのはハードルが高いと感じていませんか。今回ご紹介する方法は、自宅にあるもので簡単にできる甘皮処理の方法です。

用意するものは、ハンドクリーム、38℃~40℃のお湯、綿棒です。手順も簡単なので定期的に甘皮処理をして爪の健康を保ちましょう。

甘皮部分にハンドクリーム

まずは、甘皮部分にハンドクリームを塗っていきましょう。最初にハンドクリームを塗ることで、甘皮やルースキューティクルを柔らかくし、この後の手順がやりやすくなります。

本来の手順では「キューティクルリムーバー」と呼ばれるアイテムを使用して甘皮やルースキューティクルを柔らかくするのですが、この手順は甘皮などを柔らかくするための手順なので、ハンドクリームでも問題はありません。

甘皮部分だけでなく爪全体にもハンドクリームを塗って馴染ませます。爪の根元や指先のマッサージをして指先の血行も良くしておきましょう。

爪をお湯につけて甘皮部分をふやかす

甘皮にハンドクリームが馴染んだら、38℃~40℃程度のお湯に指先を浸けて甘皮をふやかします。基本的に浸ける時間は大体10分程度で問題ないのですが、甘皮がガチガチに固くなっているのであれば少し長めに浸けた方が良いでしょう。

自分の指先のコンディションを見て、状況に応じて浸ける時間を増減させましょう。ここで急いでしまうと次の手順が難しくなるため、甘皮がふやけるまでしっかりと浸けておくのがポイントです。

綿棒で甘皮を優しく押し上げて拭き取り

最後に、綿棒を使用してふやかした甘皮を爪の根元に向かって押し上げていけば、基本の甘皮処理の手順は終了です。押し上げにくい場合には、再度指先をお湯に浸けて、甘皮をさらにふやかした状態で行うとやりやすくなります。

また、ルースキューティクルがある程度取れてきたら、綿棒を使用して優しく拭き取ります。甘皮処理の後は爪が乾燥しないように、ハンドクリームをしっかりと爪全体に塗って保湿をしましょう。日常生活を送るうえでもこまめにハンドクリームを塗りなおすことで、指先だけでなく手の保湿にもなります。

なお、今回ご紹介した甘皮処理の方法は、足の爪にも行うことができます。足の小指などは特に面積が狭くてケアがしづらいかもしれませんが、甘皮を放置していると爪の成長を妨げてしまうこともあるため、定期的にメンテナンスしましょう。

お風呂上がりなどに手と同様の方法で行い、仕上げに保湿ケアをしてあげましょう。フットネイルが楽しくなる夏が近付いてから慌ててケアをするのではなく、手の甘皮処理を行うときに一緒にケアをして美しい爪先を手に入れましょう。

甘皮処理をする上での注意点

甘皮処理の方法は手順も少なく簡単ですし、何より爪の見た目が綺麗になることですっきりします。しかし、セルフで甘皮処理をするにあたり、注意してほしいことがあります。

自分で簡単にケアできることなだけに、気を付けないと爪を傷めたり手指の状態を悪くしたりと、セルフケアでやりがちな落とし穴もあります。ここからは、甘皮処理をする上での注意点について解説していきます。

綺麗な手指を作るのはあなた自身の心掛けです。自分の手指をケアするにあたって、注意点は必ず頭に入れておきましょう。

頻度は2週間に1回

まず最も注意すべきことは、甘皮処理をする頻度です。初めて甘皮処理をした方は、手順が簡単なことや自分の爪周りや指先が綺麗になったことに感動し、こまめにケアしようと思うようですが、ここが落とし穴でもあります。

また、爪が伸びてきたときに、一緒に伸びてきたルースキューティクルが気になって高頻度で処理をしてしまう方もいるようですが、こちらも気を付けなければいけません。

甘皮処理の頻度は2週間に1度程度の頻度で行いましょう。厳密に2週間ではなく「気になってきたらやる」程度の頻度で問題はありませんが、1週間に1度の頻度で甘皮処理を行うと、爪に負担がかかります。

甘皮処理のしすぎは爪が傷む原因にも繋がります。頻度には注意して、やりすぎない程度にケアしましょう。​​​​​​

甘皮はカットしない

甘皮を押し上げると、押し上げられた分のキューティクル部分が浮いてきます。少しでも爪を長く見せたいからといって、この部分をカットするのはいけません。

爪の甘皮を取りすぎると、炎症を起こしたり出血したりする危険性があるため、セルフで甘皮処理をする際は綿棒で優しく押し上げる程度にとどめておきましょう。

しかし、長期間処理をしていない甘皮を押し上げると、ビロビロとした甘皮が爪の根元に残るため、どうしても気になるという方もいるでしょう。

そういった方のために、ドラッグストアなどではニッパーの形状をした甘皮カッターも販売しているので、購入してみるのも手です。ニッパー型の甘皮カッターは、自分で甘皮を切ることができますが、上記で解説したように切りすぎると出血や炎症の原因となります。

頻度や手順を守ってケアしていれば見た目が気になるということもなくなりますが、どうしても気になる方は切りすぎないように注意しましょう。

甘皮を強くこすらない

甘皮処理の手順は簡単といえど、慣れないうちは上手くルースキューティクルが取れずに力を入れてしまいがちです。甘皮が上手に取れないからといって、力強くゴシゴシとこすると爪の根元に負荷がかかりすぎます。

爪の根元部分に圧をかけすぎると、新しく生えてくる爪がでこぼこと変形してしまう恐れがあります。甘皮が上手に取れない場合は、再度お湯に指先を浸けて、甘皮をしっかりとふやかしましょう。

また、柔らかくなったルースキューティクルと一緒に表面の爪もわずかに削れるため、こすればこするだけ爪も薄くなっていきます。綿棒で軽くこするだけという簡単な動作で爪が綺麗になるので、やみつきになってついついこすりすぎてしまう方も要注意です。

爪の根元に負担がかかる他にも、爪が薄くなる危険性があるため、爪を綺麗にしたい一心でこすり上げるのは危険です。必ず頻度や力加減を守って、お手入れの際は正しい方法で優しくケアしていきましょう。

爪・手の乾燥対策におすすめのアイテム

甘皮処理の方法は簡単で、頻度を守ってケアを続けることで綺麗な手指を保つことができますが、手は日常生活の中で酷使されています。そのため、綺麗な手指を保つためには爪周りや手の乾燥対策も怠ってはいけません。

こまめにハンドケアをすることで、甘皮処理を行う頻度も下がりますし、乾燥から手を守れるのでささくれも発生しにくくなります。ここからは、爪や手の乾燥対策におすすめのケアアイテムをご紹介していきます。

ボタニスト・ハンドクリーム

ハンドクリームを使用した際に、べたつきが気になって使用したくないという方もいるのではないでしょうか。

植物由来の成分を使用することにこだわっている「ボタニスト」のハンドクリームは、しっかりと潤うのにべたつかず、ハンドクリームを塗ってなじませたあとにすぐスマホや紙を触っても油染みやべたつきがなく、さらりとしたテクスチャーで非常に使いやすいハンドクリームです。

また、持ち歩きやすい細身のスリムなパッケージで、どこに行くときでも持ち運べるため、ちょっとしたときにハンドケアを行えるのもおすすめポイントのひとつです。

保湿力の高い5種類のボタニカルバターミルクとヒマワリ種子油(保湿成分)の配合で、ベタつかずにしっとりと潤う高保湿効果を実現しつつも、アーモンドミルクなどを配合することでエイジングケア効果も期待ができます。

植物由来のW(ダブル)フレグランスがほのかに香り、塗るたびに癒し効果も得られて、ハリ・ツヤのある若々しい手指に導いてくれる商品です。

また、香りの種類は「グレープフルーツ&カモミール」「ライム&リリー」「ラベンダー&フリージア」「マンダリン&ピーチブロッサム」の定番の4種類の他に、季節限定の香りや限定パッケージのものも販売されています。香りの種類が豊富なため、あなたの気に入る香りがきっと見つかります。

内容量は30gで800円(税抜)とお買い求めやすい価格のため、数種類購入してその日の気分で使い分けてハンドケアを楽しみましょう。ちょっとしたプレゼントにもおすすめです。

米肌・肌潤ハンドトリートメント

肌の潤いとエイジングケアに力を入れている「米肌(まいはだ)」から販売されている「肌潤ハンドトリートメント」は、大容量のポンプタイプと持ち運び用の2種類が展開されている商品です。

保湿力の高い「ライスパワーNo.7」をハンドケアに初配合しており、荒れやすい手の甲や指先のささくれ・爪の乾燥を防いで、指先までしっとりと潤してくれます。

また、一般的なハンドクリームに配合されている油の量を減らして、瑞々しい浸透感と肌のやわらかさを叶えてくれる美容液ベースを採用しているそうです。

「しっとりうるおうのに、ベタつかない」をコンセプトに、素早く馴染んでべたつかず、塗った後すぐにスマホを使用することができます。

また、明るさアップ成分が配合されており、ほんのりピンク色をしたクリームを馴染ませた瞬間に、手肌に明るさをプラスしてくれます。手荒れや乾燥などでくすみがちな手元を、若々しくつややかな印象の手肌に導いてくれます。

ゆずやみかんなどをイメージした和柑橘の香りは、天然香料による自然な香りでストレスなどでささくれだった心もリラックスさせてくれそうです。

ポンプタイプは片手で簡単に塗布できるため、家や職場の置きコスメとしても最適です。価格は持ち運び用の30mlが900円(税抜)で、ポンプタイプの150mlが2,800(税抜)です。

コジット・Beauty Drop

株式会社コジットから販売されいる「Beauty Dropハイドロゲルグローブ」は、美容大国である韓国でも大人気の1日20分着用するだけで簡単に保湿ができる優れものです。

グローブの内側は全面ゲルになっており、オリーブオイル・ホホバオイル・グレープシードオイル・ビタミンE・ローズエキスを配合しています。​

使用方法も手袋のようにグローブに手をはめるだけと簡単です。テレビを見ながらお家でゆっくりしている間に着用するだけで、乾燥しがちな手元をしっかりと保湿してくれます。

また、洗って繰り返し使用できるため、衛生面も考慮された商品です。表面はパイル生地で手触りも良く、内側のゲルは最初はびっくりするかもしれませんが、使っているうちにやみつきになるでしょう。

さらに保湿させたいという方におすすめの方法があり、手持ちのハンドクリームを手に塗ってからグローブをはめることで、より効果的にハンドクリームを浸透させることができます。

気になる価格は980円(税抜)と非常にリーズナブルです。ハンドクリームをこまめに塗るのが面倒という方は、毎日20分間グローブをはめるだけで簡単に「ながら美容」のできるこちらの商品がおすすめです。

甘皮処理で綺麗な指先を目指してみよう!

Photo byHuskyherz

指先は日常生活の中で、特に人の目に入りやすいパーツです。その手を一番見ているのは自分なので、折角なら綺麗な手を目にする方が気分も良くなります。頻度を守りながら丁寧に甘皮処理を行うことで、ささくれだった自分の心まで落ち着いてくるということもあります。

「幸運は指先から入ってくる」や「神は細部に宿る」とも言うように、細かい部分に気を遣える方は素的ですし、自分の細部までケアをすると不思議と心が満たされるようになります。甘皮処理で綺麗な手指を手に入れて、指先も心も健やかでイキイキとした日々を過ごしましょう。

あずき
ライター

あずき

ライティング業務は初めての試みです。たくさんのジャンルに触れて自分の知識の幅を増やせたらと思います。

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