人気の燻製醤油&使い方・アレンジを紹介!
お醤油を燻製にした燻製醤油をご存知ですか。燻製と聞くとキャンプを想像する人が多くいますが、燻製醤油は普段の食卓で大活躍する、とても人気の調味料です。今回はその人気の燻製醤油の使い方や、アレンジを紹介いたします。
シンプルな料理に調味料として使い、燻製された香りを楽しみ、ファンも多い燻製醤油の使い方を覚えて、ご飯やおつまみの、レパートリーを増やしてみましょう。どこか懐かしい香りは、普段はベーコンや、スモークチキンなどでおなじみで、旨味は最高です。
燻製醤油とは
では、燻製醤油とはどんなものなのでしょう。醤油を燻製するとできますが、香りの正体は何かを調べてみました。それは醤油を燻製する場合も、燻製するスモークチップは、ベーコンなどを作る時と同じものを使います。特別なスモークチップが必要というわけではありません。
燻製醤油は古くからありましたが、近年のアウトドアブームと共に、急速に親しまれるようになりました。美味しい燻製醤油の人気は、年々増してきています。それは普通のお醤油を、劇的変化の美味しい醤油に変えられるからです。
醤油を桜のチップなどで燻製
燻製する時はウッドチップを使い、炎の煙で燻されることにより香りがつきます。燻製は古来からある調理法で、煙で燻された香りは英語ではスモーク、スモーキー、と表現されます。独特な乾いた香りです。使い方は後ほど紹介します。
燻製する時に焚かれる樹木は、香りがあり広葉樹が多く使われています。代表的な桜のチップから、ナラ、ブナ、リンゴ、ヒッコリー、オニグルミ、ホワイトオーク等々数多くあります。燻製醤油もオリジナルな香りづけを、自由に楽しむことが出来ます。
いつもの料理が燻製風味に
燻製醤油は手軽に楽しめます。シンプルに普段食べているものにかけたり、つけるだけで、その味の違いは誰でもわかります。淡泊な味のものほどよくわかり、お刺身などは特におすすめです。お刺身を燻製することはできませんが、燻製醤油をつけるだけで風味が楽しめるのです。
その他には生で食べたい納豆、豆腐などや、お浸し、チーズなど幅広く燻製醤油の味を楽しめます。生ものだけでなく、炒め物や煮物にも、燻製の香りを活かした料理を作れるので、一味違う味わいになります。燻製テイストは、はまってしまう人も多くいるという事です。
燻製醤油の作り方
ここまで燻製醤油がどういうもので、どう使うのかなど見てきました。普段の食卓に燻製醤油を、手軽に試せる方法を調べてみました。燻製醤油は自宅で手軽に作れることがわかりました。手持ちの道具に専用のアイテムを少し加え、30分程で作ることが出来ます。
燻製料理を作るとなると、それなりに仕掛けが必要で、ハードルが高いと思いがちですが、燻製醤油はお手軽に、自宅のキッチンで作ることが出来ます。それでは実際に燻製醤油は、どのように作るのか見ていきましょう。
用意するもの
燻製醤油を自分で作る時に、用意するものをあげていきます。スモーク用チップ・中華鍋(丸底の深めのフライパンや土鍋も可)・網・浅めの耐熱皿・鍋のフタ・アルミホイル・醤油です。網は鍋の底上げをする為に使い、スモークチップを燻す隙間を、開けられる大きさのものを用意します。
スモークチップは、一般的なサクラのチップや、ブナ・ナラなどお好きなものを用意しましょう。浅めの耐熱皿に、醤油を注ぎます。浅めの皿にするのは、香りをつきやすくする為です。鍋にぴったとフタをするので、フタがしまるか試して、ちょうど良い大きさを選びましょう。
作り方・手順
燻製醤油の作り方・手順に入ります。鍋の底にアルミホイルを敷き、スモークチップ10g~15gを乗せます。網を置き、その上に醤油が入った浅めの耐熱皿を乗せます。スモークチップに火をつけて、強火で煙が出るのを確認したら、フタをして中火にします。
この時に煙が外に出ない様、密閉した状態を作ることが肝心です。土鍋を使う時には。フタの空気穴をアルミホイルなどで、空気漏れがない様、ふさいでおきます。10分ほど経ってから火を止めて、そのまま15分~20分置いて待ちましょう。急がなければ一晩放置すると、より香りがつきます。
出来上がった燻製醤油は密閉瓶などに入れて、香りが飛ばない様に保存しましょう。美味しい燻製醤油を楽しむ期間は1週間ほどです。燻製をする時は換気をしっかりしましょう。煙が部屋中に蔓延します。匂いが気になる方は、卓上コンロで、ベランダや外でやってみましょう。
市販のおすすめ燻製醤油7選
ここまでは燻製醤油のあらましと、作り方を見てきました。自分で簡単に燻製醤油が作れることはわかりました。しかし燻製の道具を揃え、実際に燻製が出来ない場合、美味しい燻製醤油が市販で手に入れることが出来ます。店頭にない場合は、お取り寄せやネットで探してください。
市販の燻製醤油は、老舗の醤油製造元から出ているものが多くあります。燻製をするウッドチップも種類があり、それぞれ独自の方法や作り方を駆使しています。ここからは市販のおすすめ燻製醤油を、7選してご紹介していきます。
①かずさ燻製工房 かずさスモーク燻製しょうゆ
1つ目のかずさスモーク燻製醤油は、4種類の香りの違いを楽しむことが出来ます。それは燻製するウッドチップの種類の違いからで、桜チップ、ヒッコリーチップ、クロモジチップ、カエデチップがあります。それぞれの樹木はウッドチップにして燃やすと、違った香りを放ちます。
燻製の香りは燻味と呼ばれ、甘味・苦味・旨味・塩味・酸味と6味の一つです。燻製の香りは古代からあるもので、火をたく時には必ず燻された匂いが生じます。かずさ燻製工房独自の香りを醤油に使い、最古で新たな味覚の燻製醤油です。料理のアレンジに便利に使えます。
②青柳醤油 無添加 燻製醤油
二つ目の大正五年創業の青柳醤油は、材料をこだわり抜き、無添加の燻製醤油を製造しています。香料・化学調味料・添加物が一切入っていません。醤油の原料となる大豆と小麦は福岡県産100%で、独自のブレンドのウッドチップで燻製し作られています。
食の安全を考えて、無添加に力を入れJAS認定工場で、安心安全を提供しています。ゆっくり時間をかけて燻製され、醤油本来の味を大切にし、さらに燻製の香りが楽しめる本格燻製醤油です。特に焼き魚に使うと香ばしさが増し、炒め物にはコクが広がる燻製醤油です。
③湯浅醤油 燻ししょうゆ
三つめは湯浅醤油燻ししょうゆです。国産無農薬無肥料の材料から、伝統的な古式醸造・杉樽熟成で作られた最高峰の醤油を、独自の冷燻で作り上げています。燻製の技術はその道のプロの職人シェフが手掛け、渾身の燻ししょうゆが出来上がりました。
たった1滴で味がガラッと変わり、その変化は誰もが美味しいと納得の燻ししょうゆです。燻ししょうゆの使い方は、刺身醤油として、冷ややっこ、チーズから卵など、お好きなものに是非お試しください。また炒め物などアレンジメニューにも最適です。
④小豆島ヤマイチ オリーブ燻製醤油
四つ目小豆島ヤマイチオリーブ燻製醤油は、江戸初期から創業の老舗が作っています。小豆島はオリーブの生産が有名で、100年ほど前から栽培され始めました。その二つのコラボが小豆島の燻製醤油を生み出しました。オリーブの木をウッドチップにした燻製醤油の誕生です。
オリーブの木のウッドチップは、抗酸化作用がありまろやかな香りの、燻製醤油に仕上がっています。オリーブの木のウッドチップは、特有の風味を持ち、醤油とオリーブを融合させ、今までにない味わいです。使い方を工夫してオリジナルレシピを堪能しましょう。
⑤伊勢醤油 燻製醤油
次に五つ目の伊勢志摩の伊勢醤油の燻製醤油です。芳醇な味わいと華やかな香りの伊勢醤油を、そのまま燻しあげたた一品です。燻製醤油をかけると、その風味豊かな燻された香りが立ち、料理のアクセントとして人気があります。
バランス良い燻製醤油は、野菜から肉、魚まで幅広く使えます。瓶から直接料理にかけるより、小出しにして使うと無駄なく使えます。深い香りと芳醇な味わいで、人気のオールマイティーな燻製醤油をおすすめします。
⑥やずもと醤油 くんせいしょうゆ
六つ目のやすもと醤油のくんせいしょうゆは、スコッチウィスキーに使われる、スコットランド産のピート(泥炭)と、国内産のヤマザクラを使い、冷燻法でゆっくり丁寧に燻しています。ピートのウッドチップは、香りに特徴があり、味わい深いテイストです。
また、このくんせいしょうゆは、香りが長持ちする容器になり、お醤油が空気に触れずに鮮度が保たれます。酸化されずに使えるボトルは、使いやすさでも定評があります。使いたい分だけ量の調節ができ、無駄なく最後まで使えます。
⑦永谷園 業務用 燻製の素
最後の七つ目、永谷園業務用燻製の素は、燻製醤油液に漬け込んで使うと、家庭での味を一味違う美味しさに変えます。美味しい燻製料理を、この液に漬けるだけで出来る、簡単手間いらずの醤油です。野菜から魚、ゆで卵やチーズ、豆腐などを漬け込んで美味しさアップです。
使い方は漬け込みの他にも、刺身や豆腐などかけて使い、燻製風味を楽しめます。使い方のバリエーションは多様にあり、自分流のアレンジで使いこなせます。さらに燻製醤油をマヨネーズにプラスしたり、ケチャップにプラスしたりと、味変に重宝します。
アレンジいろいろ燻製醤油の美味しい使い方
燻製醤油の魅力は、その香りと味わいです。私たちは普段から燻製された味を、ベーコンやチーズなどで食べていて、その美味しさに馴染んでいます。燻製醤油はそうした点でも、なじみやすい味として親しまれています。
ここからは燻製醤油を使い、アレンジしたおすすめのメニューをご紹介していきます。どの料理もおすすめなので参考にしてみてください。
卵かけご飯
燻製醤油を初めて食べる場合、まずはこの卵かけごはんから、王道で試しましょう。普通の醤油と1滴で違いが判ると、評判高い燻製醤油の味を、シンプルに味わうのにおすすめです。作り方は、卵の黄身だけを温かいご飯に乗せ、燻製醤油を数滴黄身に落とします。
燻製の芳醇な香りをさらに楽しむには、トッピングのアレンジに、かつお節やネギをかけ、調和を楽しむ食べ方もあります。燻製醤油を美味しく、いただくおすすめの卵かけご飯です。ぜひお試しください。
ベーコンエッグ
次はベーコンエッグと燻製醤油です。ベーコンエッグと燻製醤油の美味しい相性の作り方は、ベーコンの脂が多い場合はフライパンに油を引かずに、ベーコンの脂だけで炒め、目玉焼きを作ります。塩コショウ、ブラックペッパーは使わずに燻製醤油の味で楽しんでみましょう。
ベーコンも燻製した豚肉で、燻製醤油とのバランスは絶妙に美味しく引き立てます。ベーコンと燻製醤油ダブルの香ばしさで、目玉焼きを美味しくいただけます。パンにも合うので、トーストと一緒に食べるのがおすすめです。
炊き込みご飯
次は炊き込みご飯に燻製醤油を使います。作り方はとても簡単です。炊き込みご飯の具材を決めます。シンプルな作り方は、味つけは燻製醤油のみで、他の調味料は使いません。野菜の場合は香味野菜を使うより、シンプルな味の野菜が良いでしょう。
キノコともとても良い組み合わせで、シメジや舞茸、エリンギはおすすめです。よりスモークの香を立たせて、美味しい組み合わせは、ベーコンと舞茸・しめじなどです。シンプルな作り方でいただくのをおすすめします。
バター炒め
燻製醤油とバターの取り合わせは、野菜・肉・魚どの食材でも美味しく、ニンニク・ショウガとの組み合わせもおすすめです。バターと燻製醤油を、あつあつの炊きたてご飯にかけて食べると、それだけで美味しいと人気があります。
黄金のコンビの相性の、燻製醤油とバターの美味しさを、アレンジするメニューを、自分流に見つけて美味しいご飯を頂きましょう。作り方のコツは、燻製醤油を入れるタイミングで、火を使い調理する場合は、火を止める直前が良く、スモークの香りを活かします。
カルボナーラ
燻製醤油とカルボナーラの美味しい取り合わせは、いつものカルボナーラを、劇的に旨味をアップさせる人気のメニューです。作り方は、バター・ベーコン・卵・生クリーム・パルメザンチーズ・ブラックペッパーを混ぜて作り、アルデンテにゆでたパスタを絡め器に盛ります。
燻製醤油は、お好みの量を足しなが、少しづつまぜていただくと、味の変化を楽しめ、おすすめの使い方です。アレンジメニューとして、ガーリックを少し入れ、さらに香りをつけても、とても美味しくいただけます。
人気の燻製醤油を美味しく楽しもう!
燻製醤油を美味しく楽しむ作り方や、アレンジを見てきました。燻製醤油の魅力は、かける・つける等手軽にその美味しさを楽しめ、何にでも合うという事です。そして自分のオリジナル燻製醤油を、作れる点も挙げられます。
ぜひ燻製醤油を試して、美味しい魅力を味わってください。きっと料理の幅やレパートリーが広がり、毎日の食事に変化が生れます。自分で燻製料理を作る場合には、部屋に香りが充満するのを忘れずに、多いに楽しんでみましょう。