フローチャートの書き方!基本のルールやおすすめのテンプレまで一挙紹介!

フローチャートの書き方!基本のルールやおすすめのテンプレまで一挙紹介!

複雑な手順や流れを「記号」を使って表す書き方「フローチャート」。最近ではスケジュールや、仕事の進め方などを共有するときにも「フローチャート」が使われるようになりましたが、基本的な条件分岐や書き方など、もう一度確認してみましょう。

記事の目次

  1. 1.フローチャートの書き方をおさらいしよう!
  2. 2.フローチャートって何?
  3. 3.フローチャートの書き方【作成の簡単な流れ】
  4. 4.フローチャートの書き方【代表的な記号】
  5. 5.フローチャートの書き方【テンプレ作成ツール】
  6. 6.フローチャートの書き方を覚えて仕事に活かそう

フローチャートの書き方をおさらいしよう!

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プログラムを勉強するとき、必ずと言って良いほど学習するのが「フローチャート」の書き方です。パソコンにやってもらいたいことを図形で表したもので、小学校に導入されたプログラムの学習でも、フローチャートの考え方はとても大切です。

そこで、この記事では「フローチャート」を過去に勉強したひとはもちろん、はじめて「フローチャート」を知ったひとでもわかりる「フローチャートの書き方」を紹介します。

また、プログラムをしない人であっても、手順を伝えるときや、予定を立てる時など、仕事や生活のあらゆる面で、この「フローチャート」は役立ちます。

フローチャートって何?

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フローチャートの書き方の前に、フローチャートとはそもそも何かをおさえておきましょう。フローチャート(flowchart)とは、何かを行う時や、させる時に、その「手順」を決められた記号や矢印を使って表した図のことです。

例えば、足し算をするという作業をする場合の処理で考えてみると、「1つの目の数字を見る」「2つ目の数字を見る」「ふたつの数字を足す」「足した数字を書く」という4つの手順が必要になります。

言葉で説明するとわかりにくいですが、フローチャートを書いておくことで、手順の中の「どのステップ」で「何をするか」を、理解したり、伝えたりしやすくなるので、特に複数人が共通の認識の中で作業をするときに、その実力を発揮します。

箱と矢印を用いた図

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フローチャートを書く時に使うのは、決められた種類の記号(箱)と記号同士の流れを示す線と矢印のみです。代表的な記号のかたちは6種類。流れには、始めと終りがあり、その中に、入力や出力、処理や繰り返し(ループ)という処理を並べて、それを矢印や線でつなげます。

ここで入力や出力という言葉が出てきましたが、先程の「足し算をする作業」の例であれば、「数字を見る」という動作が「入力」。「計算をする」というのが「処理」。「数字を書く」が「出力」となります。

この基本を知っておくと、生活や仕事の中での行動なども、簡単にフローチャート化できることに気づきます。プログラム以外でもフローチャート化していくことで、より効率をあげることや、わかりやすくすることができるかもしれません。

プログラムやルールの理解に便利

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複雑な作業になればなるほど、手順を書いた資料は必要不可欠です。例えば、料理をするときも、レシピを読み、その手順や基本のルールに沿って調理を進めます。その中には、材料を切るなどの「処理」や、火が通ったら弱火にする…などの「判断」があるかもしれません。

プログラムも同じで、一つの結果を出すために、ルールに沿って多くの処理をします。その中には、条件で処理を変えたり、指定の数を繰り返すような処理も含まれます。

それらが複雑になればなるほど、全体の流れを掴むのは大変ですし、間違いにも気づきにくくなります。そこで、全体をフローチャートを使った書き方でまとめることで、プログラムのルールや理解に便利というわけです。

書き方はひとつじゃない

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フローチャートについて、概要だけでも伝わったでしょうか?まとめると、手順や条件などを、決まった枠と矢印を使って図に表したものが、フローチャートです。

文章では伝えきれないような複雑な手順でも、フローチャートを使えば簡単にまとめたり、整理することができ、プログラムを作る時に役立ちます。

また、プログラムのみでなく、仕事や生活の中でも、手順や計画を伝えるときに、このフローチャートを使った書き方をすることで、相手に伝わりやすく、理解させやすくなります。

それに応じて、書き方も様々。一般的な上から下にのびるフローチャート以外にも、下と横に伸びていくものや、並行してすすむものも登場しています。

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フローチャートの書き方【作成の簡単な流れ】

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フローチャートのメリットがわかったところで、ここからは実際にフローチャートの書き方を見ていきます。まず、フローチャートで使う記号や枠のかたちですが、これは日本工業規格(JIS規格)で決められています。

詳しいカタチやルールは、このあとで詳しく取り上げます。まずは、フローチャートを書く時の簡単な流れをおさえておきましょう。手順をわかりやすく、簡単に理解できるようにするためのフローチャートですが、書き方を適当にしてしまうと、結局わかりにくくなってしまいます。

内容を整理する

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「フローチャートの書き方」最初のステップは「内容の整理」です。まずは、フローチャートにしたい処理の手順をしっかりまとめておく必要があります。

特に、条件分岐がたくさんある場合や、くりかえしの作業がある場合は、フローチャートに書いても間違いも起きやすく、結果として、混乱を招く原因になってしまいます。

内容整理のコツは、欲しい結果を最初にしっかり決めておくことです。次に手順の最初を書き、結果に向けて処理をを繋げていくと整理がしやすくなります。

フローの最初と最後を明記する

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「フローチャートの書き方」2番目のステップは「フローの最初と最後を明記する」です。内容を整理するときにも「欲しい結果」を先に決めておくことが大切でしたが、フローチャートは「開始」からはじまり「終了」で終わる書き方をします。

その中に、フローチャートの手順をつなげながら、組み立てていきますが、最初にしっかり「初期の状態」と「最終的な状態」を明記しておきましょう。また、最初と最後の書き方にも、決まっている記号・ルールがありますが、全体の流れが決まりきっていないときには、下書きとして、自分でわかるように書いておいても大丈夫です。

矢印や補足事項を組み合わせる

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「フローチャートの書き方」3番目のステップは「矢印や補足事項を組み合わせる」です。処理の順番が決まったらそれを矢印で繋いでいきます。この時になって、新たに処理や判断が必要なことに気づくこともあります。

また、通常は上から下に矢印を繋いでいきますが、時には横の方に進んだり、補足情報が必要になるかもしれません。そういったものもフローチャートに書き込んでおきます。

ここまでできたら、再度フローチャートの流れを確認して、間違いがないかをチェックし、綺麗に書き直していきます。ここからは、ルールに沿った書き方をしていきます。

フローチャートの書き方【代表的な記号】

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フローチャートにしたい手順や計画がまとまったら、代表的な記号を使った書き方で、見やすくまとめていきましょう。一般的なフローチャートは、上から下に向かって書いていきます。

記号のカタチは、日本工業規格(JIS規格)でルール決めがされているので、定期的にフローチャートを書くのであれば、テンプレート定規があるととても便利。

また、パソコンでも、フローチャートのテンプレートが用意されているソフトがあるので、それを使っても簡単に書くことができます。

端子

フローチャートの書き方【代表的な記号】1つめは、「端子」です。横長の長方形で左右の辺が円弧になっています。すべてのフローチャートには、必ず「始まり」と「終わり」を入れるルールがあります。

この端子は、その「始まり」と「終わり」を表している記号です。フローチャートの一番最初と最後に書きます。また、記号の中には、それぞれ「はじめ」「おわり」や「始まり」「終わり」のように文字を書き入れて、何を表しているのかをわかるようにしておきます。

フローチャートの書き方【代表的な記号】2つめは「線」です。 フローチャートにある端子同士をつないで、流れ・順番をわかるようにしています。

書き方は、フローチャートにあるそれぞれの記号の下辺中央と、次の記号の上辺中央を垂直に結びます。一般的に、フローチャートの流れは上から下です。

矢印

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フローチャートの書き方【代表的な記号】3つめは「矢印」です。フローチャートの「線」と同じような使い方をしますが、手順・処理の流れを明確にしたいときなどに使います。

また、処理の内容によって、通常は上から下へ進む手順を、いくつか戻って、もう一度、実行することがあります。また、一度分岐で別になった処理が合流するときにも、矢印を使って、流れの方向が変わることを示すことがあります。

書き方は「線」と同じく、フローチャートにあるそれぞれの記号の下辺中央と、次の記号の上辺中央を垂直に結びます。

処理

フローチャートの書き方【代表的な記号】4つめは「処理」です。簡単にいうと、やること・させることです。計算の例であれば、「2つの数字を足す」というのが処理になります。

記号のカタチは、横長の長方形です、記号の中には、具体的にどのような処理をするのかを書きますが、わかりにくくしないために、一つの処理は一つの記号を使うというルールがあります。そのため、処理にいくつかの手順が必要な場合には、処理記号もその数だけ必要になります。

判断

フローチャートの書き方【代表的な記号】5つめは「判断」です。プログラムでは「条件分岐」や「if処理」と呼ばれることもあります。処理や計画などの中には、条件によって実行したい内容を変えないといけないことが多くあります。

例えば、外出の計画を立てるときにも「天気=晴れ」という条件があるとして、「晴れなら、海」「晴れでなければ、映画」のように変わります。

一般的なフローチャートで使う判断記号の書き方は、ひし形で、中に条件を書き、下の頂点の先に「YES」の場合、みぎの頂点から下に伸ばした先に「NO」の場合の処理を書いていきます。

ループ

フローチャートの書き方【代表的な記号】6つめが「ループ」です。コンピュータの得意分野が繰り返しです。100回でも1000回でも同じ作業を繰り返すことができます。そのような処理をさせたい時にループを使います。

また、「何かができるまで」という処理もループを使った書き方ができます。例えば、キャベツの千切りという作業の場合、「キャベツ一個をすべて千切りにしたら終了」というループ条件を入れて、そのなかに「キャベツを切る」という処理が入ります。

「ループ」の書き方は、上側の角が欠けた四角形と。下側の角が欠けた四角形で1セット。その間に繰り返す処理を書いて行きます。

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フローチャートの書き方【テンプレ作成ツール】

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フローチャートで使う基本の記号を紹介してきましたが、簡単な処理であったり、プログラムの設計で使う「覚書」程度であれば、手書きで、簡単にフローチャートを書いて、整理するということができます。

しかし、複雑になれば、途中で書き直し箇所が出てきたり、そもそも綺麗に書けなかったりします。そこで活用したいのが、パソコンのソフトとテンプレートです。

フローチャート記号が最初からテンプレとして準備されているだけでなく、見た目もきれいな、デザインテンプレートもあります。

特に、何人かで共有をしたり、プレゼンの資料をのなかにフローチャートを入れるときにおすすめです。ここからは、フローチャートを書くことができる代表的な4つのソフトを紹介します。

Googleスライド

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フローチャートのテンプレ作成ツール1つ目は「Googleスライド」です。Googleアカウントを持っていれば誰でも無料でも利用することができます。

本来は、PowerPointのように、プレゼンテーションの資料を作るツールですが、図形を描画する機能があり、その中に基本的なフローチャート用の記号も準備されています。

Cacoo

フローチャートのテンプレ作成ツール2つ目は「Cacoo」です。フローチャートやワイヤーフレームにプレゼン資料まで作ることができる便利なオンラインサービス。

既に用意されている図や記号を画面上に並べていくだけという簡単な操作も魅力。また、各記号の大きさや位置に合わせて、線でつないでくれるだけでなく、歪みなども補正してくれるので、微調整の手間も省くことができます。

オンラインサービスなので、複数人で同時に作業をすることも可能。また、仕事などで普段から使っているWordやGoogleドキュメントと連携ができるというのもポイントです。

draw.io

フローチャートのテンプレ作成ツール3つ目は「draw.io」です。こちらもオンラインでフローチャートを作ることができるサービスですが、会員登録の必要もなく、無料で使えるのがポイントです。

無料ですが、フローチャートのテンプレートも豊富に用意されていて、記号同士を繋ぐ線も、自動で入れてくれます。シンプルにフローチャートを作るのであればおすすめです。

Office系

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フローチャートのテンプレ作成ツール2つ目は「Office系」です。仕事の中でも、WordやEXCEL、PowerPointを使うことが多いですが、これらのOffice系のソフトにもフローチャート用の記号が準備されています。

また、少し大規模になるフローチャートであれば、EXCELを使うのがおすすめ。PowerPointやWordと違い、ページの枠を気にしないで済むというメリットがあります。

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フローチャートの書き方を覚えて仕事に活かそう

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ここまで、フローチャートの書き方を紹介していきました。記号のルールや、書き方のルールがありましたが、使っていくうちに、直感的に見て、全体の流れを簡単に理解できるようになっていきます。また、パソコンのツールを使って簡単に作ることもできます。

プログラムの世界だけで使われていると考えられがちな「フローチャート」ですが、日常や仕事の中でも活用してみるのかいかがでしょうか。

キブナ
ライター

キブナ

教員・事務員を経て、ライター歴は約5年。専門は旅行やコンピューター・ガジェット系のライターですが、アウトドアやライフ系まで、様々なジャンルの記事も執筆中。「中学生でもわかる」を目指して、知っているようでよく知らない情報や、知っていると周りにちょっと自慢したくなるような「お役立つ情報」をお伝えします!

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