メバルの美味しい食べ方を覚えよう!
水揚げ量の少なさから、あまり市場に流通することないメバルですが、様々な人から人気があります。そもそもメバルはとても美味しい魚なので、魚釣りをする人は、様々な食べ方を試しているのです。
そこでこの記事では、メバルの美味しい食べ方や、捌き方のコツをご紹介します。もしかしたらメバルを釣ることのできる、メバリングをすることのある人もいるかもしれませんが、釣ったメバルをぜひ美味しく食べてみてください。
メバルとは
マグロなどと違って、あまり市場に出回らないメバルを、あまり知らない人もいるかもしれません。まずはこの項目では、メバルの基本情報を取り上げていくので、メバリングをする際の参考にしてみてください。
とりわけメバルは、メバル科には属しているものの、100種類もの種類があることで知られています。もちろんそれぞれ違った旬を持っているのですが、おおよその旬は被っているので、合わせてメバルの旬もご紹介します。
メバルの種類
そもそもメバルは、スズキ目カサゴ亜目メバル科となっていて、おおよそ100種類ものメバルが確認されています。もちろんメバル科とひとえに言っても、カサゴ、メヌケ、ソイなども属しているので、本当に幅広いジャンルと言ってもいいかもしれません。
とりわけ「アカメバル」や、「クロメバル」、「シロメバル」は、王道のメバルとして知られています。2008年以前は、同じメバルとして扱われていたのですが、実は別々の魚であることが判明したのです。
メバルの旬
様々な種類の魚が属しているメバル科ですが、上記で紹介した3種類に関しては、旬は夏の間となっています。もちろんメバルの育ち具合や美味しさは、漁場によって異なってくるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
とりわけ冬から春に、メバリングの最盛期を迎える地区もあるので、こういった時期は安価なメバルが手に入るのです。とことん美味しいメバルがほしいのであれば、できるだけ夏の間にメバリングしてみてください。
アニサキスに注意
メバルの主食として、オキアミが使われているのですが、アニサキスの卵や幼虫が付いています。もちろんアニサキスの卵や幼虫が付いているからと言って、完全に食中毒を起こすわけではありません。
そもそもアニサキス菌が、0%の魚は存在しないので、食べ方に気を付ける必要があります。アニサキス菌は、目視することができるので、事前に確認することと、しっかりと噛むことを心がけましょう。
メバルの下ごしらえ
ここまでメバルの特徴を取り上げてきましたが、自分で釣った際のために、メバルの下ごしらえの方法を知っておくことをおすすめします。そこまで大きい魚ではないので、初心者でも、こういった下ごしらえの方法は可能となっています。
とりわけメバルの下ごしらえの中でも、下処理や捌き方を取り上げていきます。もしかしたら包丁を使うのが怖い人もいるかもしれませんが、割り箸を使ったメバルの下ごしらえを取り上げていくので、合わせて参考にしてみてください。
下処理の仕方
メバルを料理に使うにあたって、しっかりとした処理を施す必要があります。たったの3ステップで下処理が済むのですが、ウロコを取り、エラを取り、内蔵を取るといった順番で下処理をしていきましょう。
包丁を使わない方法としては、割り箸を口から突っ込み、エラ、そしてお腹に向かって突き刺してみてください。割り箸を回転させながら、メバルのエラや内臓を引っ張ることによって、お手軽にした処理ができるので、初心者におすすめの方法となっています。
捌き方
とりわけお刺身やムニエルのためにした下ごしらえをするときは、3枚下ろしといった捌き方を取り入れてみてください。ウロコやエラ、内臓を取り除いたメバルをまな板の上に置き、背中から背骨にかけて包丁を差し込んでいきます。
次に腹から背骨に包丁で切れ込みを入れていき、メバルの身を剥ぎましょう。難しそうに感じるメバルの捌き方ですが、一般的な小魚と同じような捌き方と同じとなっています。うまく包丁で捌き方を実践出来たら、最後に腹骨を取り除いておきましょう。
メバルの定番の食べ方・料理
ここまでメバルの下ごしらえの方法を取り上げてきましたが、この項目からは、メバルの定番の食べ方や料理をご紹介します。あまり市場に出回らないメバルですが、普段からメバリングをしている人は、様々な食べ方を楽しんでいるのです。
もちろんどのような食べ方も実践できるのですが、とりわけ刺身やあら汁といった、一般的な漁師の取り入れている食べ方を取り上げていきます。どれもおすすめの食べ方ばかりなので、気になる人はぜひ試してみてください。
食べ方①刺身
まず取り上げていきたいメバルのおすすめの食べ方は、刺身となっています。もしかしたらメバリングをして、大ぶりのメバルが手に入ることもあるかもしれませんが、新鮮なうちにこういった食べ方をしてみてください。
実は、メバルは皮付きのままでも十分美味しいので、お造りといった食べ方もいいかもしれません。こういった生の食べ方は、アニサキス菌に気を付けることによって、安全にメバルをいただくことができます。
食べ方②煮付け
次に取り上げていきたいメバルの美味しい食べ方は、煮付けとなっています。あまり新鮮でないメバルを手に入れた場合は、刺身料理よりも、こういった煮込むような煮付け料理の方がいいかもしれません。
とりわけごぼうとの相性がいいので、メバルと一緒に、ごぼうを煮込むことをおすすめします。まるで高級料亭のような、美味しいメバルの食べ方になるので、少しだけこだわりたい人はぜひ試してみてください。
食べ方③唐揚げ
柔らかな食感を楽しむことのできる、煮付けといった食べ方ですが、もちろん別の食感に変えることができます。とりわけメバルのから揚げは、海の男もよく食べる料理となっているので、人気のある食べ方と言ってもいいかもしれません。
もしかしたら大量のメバルを仕入れることもあるかもしれませんが、思い切って、一度にたくさんのメバルを揚げるのもおすすめです。魚が苦手な子供でも、楽しむことのできる食べ方なので、大家族の方はぜひ参考にしてみてください。
食べ方④あら汁
メバルを捌くと、どうしても出てしまうアラの部分ですが、あら汁に使うのがおすすめです。せっかく釣ったメバルを、余すことなく食べることのできる食べ方なので、もったいないと感じる人は試してみるといいかもしれません。
もちろんメバルのアラを使うだけでなく、メバルの身を入れることによって、食べ応えのある料理に仕上がります。ここまでメバルの王道の食べ方を取り上げてきましたが、ぜひ気になるメバル料理を作ってみてください。
メバルの美味しいアレンジレシピ
ここまで様々なメバルの食べ方を取り上げてきましたが、合わせてメバルの美味しいアレンジレシピをご紹介します。もしかしたら和風な食べ方があまり好きではない人もいるかもしれませんが、こういった洋風のレシピを試してみるといいかもしれません。
メバルのアクアパッツァ
「メバルのアクアパッツァ」の材料としては、メバル1つ、味噌汁の元、冷凍のセミドライトマトを60g用意しておきましょう。上記で紹介したメバルの下ごしらえを施しておき、オリーブオイルをしいたフライパンで、中火でこんがりメバルに火を通しておきます。
両面に焼き目が付いたら、水を150cc、酒50cc、少量のにんにくチューブ、味噌汁、トマトを加えてみてください。もちろん火を通していく必要がありますが、調味液が乳化してきていると感じたら、「メバルのアクアパッツァ」のレシピは完成です。
メバルのムニエル
「メバルのムニエル」のレシピとしては、下ごしらえした500g程度のメバルに、少量の塩コショウをふりかけておきましょう。次に8gのバターをしいたフライパンの上にメバルを置き、少量の薄力粉をまぶしてから、中火でこんがり焼いていきます。
付け合わせとして、100g程度のスナップエンドウも、塩コショウを加えて、メバルと同じように焼きましょう。もちろんレシピによっては、他の付け合わせを加えることも可能なので、自分好みの付け合わせを足してみてください。
メバルのカルパッチョ
「メバルのカルパッチョ」のレシピとしては、まずは、メバル1つを三枚おろしにしておきましょう。もちろんメバルだけでは、味が足りないので、梅干し1つ、大さじ1の酢、大さじ1の醤油を使った、ドレッシングを和えてみてください。
もちろん「メバルのカルパッチョ」には、野菜などが必要ですが、お好みの野菜を加えることをおすすめします。そこまでこだわりがなければ、シンプルにレタスや玉ねぎを加えると、美味しい「メバルのカルパッチョ」のレシピが仕上がります。
メバルの炊き込みご飯
最後に取り上げていきたい「メバルの炊き込みご飯」は、和風な食べ方ですが、数多くの人から人気があります。まずは、下ごしらえしたメバルを2切ほど用意しておき、先に5cm程度のニンジンを、しっかりとみじん切りにしておきます。
次に2合程度のお米を炊いていくわけですが、炊き込みご飯なので、先にニンジンと大さじ2の醤油、みりん、大さじ1の酒、小さじ1の顆粒だしを加えましょう。最後にメバルの切り身をお米の上に置き、炊くことによって、「メバルの炊き込みご飯」は完成です。
メバルの美味しい食べ方を試してみよう!
この記事では、メバルの下ごしらえや、捌き方のコツを紹介してきました。メバルは他の小魚と同じように、簡単に捌くことができます。
合わせて、メバルの美味しい食べ方や、アレンジレシピを取り上げてきました。メバルは、和風な食べ方から洋風なアレンジレシピまで楽しめる魚となっています。メバリングなどで、メバルを釣ることがあれば、ぜひこういった食べ方を試してみてください。