ベタつく前髪をさらさらにする対処法を紹介!
暑い季節はもちろん、寒い季節でも帽子の着用などでベタつきがちな「前髪」前髪は一番、人から見られるところです。その前髪がベタついてしまうと、全体的に髪全体がベタついて見えてしまいます。今回はそんな前髪のベタ付く原因や対処法、サラサラ前髪に復活させる方法などをご紹介します。
前髪がベタつく原因は?
髪の毛の他の部分はそうでもないのに、どうして前髪はすぐにベタつきがちになってしまうのでしょうか?せっかく綺麗にシャンプーしたのに、数時間後には前髪がベタつき始めてしまったら、がっかりしてしまいます。
では、どうして前髪はすぐにベタついてしまうのでしょうか。きちんとした原因があるのでしょうか。原因を知る事が出来たら、その対処法も分かってくるものです。ですので、ここでは前髪のベタつく原因をいくつかご紹介します。
マスクや帽子による蒸れ
初めにご紹介する前髪がベタつく原因は「マスクや帽子による蒸れ」です。マスクをしていると、吐いた息が前髪にかかってしまいます。また帽子を被った状態ですと、頭全体に熱がこもってしまいます。特におでこに接している前髪に熱がこもると、蒸れてしまってベタつく原因となります。
おでこの汗や皮脂
次にご紹介する前髪がベタつく原因は「おでこの汗や皮脂」です。前髪のベタつきは、おでこや頭皮にかく汗やにじみ出てきてしまう皮脂が原因のときもあります。おでこの汗や皮脂が前髪に付いてしまい、前髪が束状になったりしたりしてベタついてしまうのです。
更にはスキンケアする時に化粧水や乳液、クリームなどが前髪の根元に付いてしまうことで、前髪がベタついてしまうこともあります。ですのでスキンケアをする時にも、前髪の生え際ぎりぎりまで基礎化粧品を付けない、など気を付けるようにしましょう。
シャンプーでの洗い残し
次にご紹介する前髪がベタつく原因は「シャンプーでの洗い残し」です。忙しい時や疲れている時などに短時間でシャンプーを済ませてしまうと、どうしてもシャンプーやコンディショナー、トリートメントなどの洗い残しやすすぎ不足が生じてしまいます。
そのことが前髪のベタつきの原因となってしまうのです。またシャンプーやコンディショナー、トリートメントなどの素敵な香りを残したいとの気持ちから、すすぎを軽く済ませてしまう方もいらっしゃるようです。しっかりと洗い流しても香りは残りますので、安心してしっかりとすすぎましょう。
洗い過ぎによる場合も
次にご紹介する前髪のベタつきの原因は「髪の毛の洗い過ぎ」です。1つ前にご紹介した「洗い残し」と矛盾しているように感じます。ですが、髪を洗いすぎると健康な頭皮に必要な皮脂も洗い流してしまい、頭皮が乾燥しまいます。
そうなると頭皮は「必要な皮脂を出そう」として、皮脂を過剰に出してしまうのです。ですので、顔と同様に髪の洗い過ぎは非常に良くありません。不要な皮脂を出してしまわないため、前髪のベタつきが気になったとしても、くれぐれも洗い過ぎないように気を付けましょう。
ベタつく前髪をさらさらにする対処法
マスクや帽子などによって、どうしてもベタつく前髪ですが、だからといって髪を洗いすぎるのは、皮脂を過剰に出してしまう事になるので避けましょう、ということはご説明しました。では「髪を洗う」という方法以外で、ベタつく前髪をさらさらにする方法はあるのでしょうか。
もし、そのような方法があったとしても、あまり面倒では続ける事が難しくなります。「簡単で続けやすい」というポイントも大事です。ですので、ここでは簡単で続きやすい、ベタつく前髪をさらさらにする対処法をいくつかご紹介していきましょう。
①おでこにベビーパウダーをつける
最初にご紹介する前髪のベタつきをさらさらにする対処法は「おでこにベビーパウダーをつける」という方法です。今では赤ちゃんに使うだけでなく、フェイスパウダーとしても、多くの女性がベビーパウダーを愛用しているようです。
ベビーパウダーはそもそも赤ちゃんに「あせも」が出来ないように使うものですので、「汗をおさえる」のに役立ってくれるアイテムです。ですので、ベビーパウダーをおでこに薄くつけると、おでこの皮脂を抑えてくれてさらさらとした状態を保ってくれます。
もちろんベビーパウダーの代わりに各メーカーから発売されている「ラスティングパウダー」や「フェイスパウダー」を使っても良いでしょう。ラスティングパウダーやフェイスパウダーの中でも「汗に強い」などの夏用を使うと、更に効果を発揮してくれるでしょう。
②スタイリングパウダーを使う
次にご紹介する前髪のベタつきをさらさらにする対処法は「スタイリングパウダーを使う」方法です。さらさらした髪を長持ちさせてくれる、スタイリングパウダーは、頭皮の皮脂が原因の前髪のベタつきの対処に最適です。
前髪の根元にスタイリングパウダーを1か所につき、トントンと軽くたたくように2~3回ほどつけます。その後に手ぐしで前髪を整えます。スタイリングパウダーは粒子が細かいので、すぐに前髪になじんでくれますので粉っぽさを気にする必要はありません。
③正しい洗い方でシャンプーする
次にご紹介する前髪のベタつきをさらさらにする対処法は「正しい洗い方でシャンプーする」ということです。みなさんは正しい洗い方でシャンプーしていますか?シャンプーを直接髪にのせてから泡立てていませんか?
シャンプーは顔を洗う時と同様に、手で泡立ててから使うのが正しい方法です。ではここで正しいシャンプーの手順のご紹介です。まず髪を濡らす前に優しく丁寧にブラッシングをして髪の毛に付いた汚れを浮かします。
その後、約2分ほどを目安に髪と頭皮の汚れや皮脂をお湯で洗い流します。次に手の上で泡立てたシャンプーで頭皮を中心に優しく洗います。最後にしっかりと洗い流します。すすぎ残しが無いように気を付けましょう。どの手順においても、手や指に力を入れずに優しく行うのが重要なポイントです。
④髪の根元にトリートメントをつけない
次にご紹介する前髪のベタつきをさらさらにする対処法は「髪の根元にトリートメントをつけない」ということです。トリートメントは「髪の毛」を油分により潤わすために使う物です。そのトリートメントを頭皮につけてしまうと、ベタつきの原因になってしまうのです。
トリートメントの正しい使い方は、水気を切った髪の毛の、毛先のほうからなじませていきます。大切なのは、あくまでも「髪の毛の表面」のみにつけるということです。髪の根元にはつかないようにしましょう。同じ理由で「コンディショナー」も髪の根元や頭皮につかないようにしましょう。
⑤お直しシートや汗拭きシートで拭く
次にご紹介する前髪のベタつきをさらさらにする対処法は「お直しシートや汗ふきシートで拭く」という方法です。色々なメーカーから「髪のお直しシート」が発売されていますので、ベタつき前髪を今すぐに何とかしたいと時には、お直しシートで拭いてしまいましょう。
また「髪のお直しシート」のような髪の毛専用のシートが見当たらない場合には「顔の汗拭きシート」でも同じように使えます。使い方は、シートで前髪を挟んでスライドさせるようにして拭いて、くしで整えるだけです。
シートがしっかりと汗や皮脂を取り除いてくれますので、前髪のさらさらがよみがえります。ここで1つ注意点です。「顔の汗拭きシート」は大丈夫ですが「体の汗拭きシート」は髪にとっては刺激が強すぎるので、使わないように気を付けましょう。
外出先でベタつく前髪を復活させる方法
帽子やマスクを着用して外出すると、特に前髪やベタつくことになってしまいます。また、帽子やマスクを着用していなくても気温、湿度が高い日や顔に汗をかきやすい方は、どうしても前髪がベタつくことが多いです。
外出先で前髪がベタついた時、シャンプーをするわけにはいかないし、どのように対処してよいのか分からなくなってしまいます。ここでは外出先でベタつく前髪を、さらさらに復活させる方法をいくつかご紹介いたします。
マジックカーラー
最初にご紹介する外出先でベタつく前髪を復活させる方法は「マジックカーラー」を使用するということです。お手洗いなどでメイク直しをしている間に、前髪用のマジックカーラーをつけておきましょう。ベタつき前髪がさらさらに復活するだけではなく、前髪の崩れもなおしてくれます。
なお、マジックカーラーはそのままの状態でバッグなどに入れておくと、バッグの内側の布やハンカチなどにくっついてしまい、ホールド力が弱くなってしまいます。ですので袋や化粧ポーチなどに入れて持ち歩くようにしましょう。
分け目を変える
次にご紹介する外出先でベタつく前髪を復活させる方法は「分け目を変える」方法です。髪全体の分け目をいつもとは逆の方向に、思い切り大きく分けてみましょう。すぐに元に戻ってしまいますので、しばらくの間手で押さえてクセをつけましょう。
いつも分けている方向と逆の方向に分けるのは、思いのほか大変なものです。分けても分けても、すぐに元に戻ってしまうことが多いのです。髪の分け目を変える重要なポイントは少量の髪だけを分けるのではなく、思い切って大きく分けてしまうことです。そうすると髪もふんわりします。
髪に空気を入れる
次にご紹介する外出先でベタつく前髪を復活させる方法は「髪に空気を入れる」という方法です。髪の毛全体に空気を入れる事によって、髪の毛の中にこもった湿気を追い出し、乾いた空気を取り入れることが出来ます。
そうすることで、ふんわりさらさらの髪の毛が復活するというわけです。おじぎをするように思い切り下を向いて、頭を逆さにします。そして、髪をバサバサして襟足から空気を入れてやると髪全体に風が通り、前髪のベタつきもさらさらに復活します。
ベタつく前髪をごまかすヘアアレンジ
暑い時期や帽子・マスクの着用時など、どんなに対処してもどうしてもベタつく前髪には本当に困ってしまいます。どんなに頑張っても前髪がベタつくようだったら、ヘアアレンジでごまかしてしまいませんか。
前髪をヘアアレンジすることで、髪型が可愛らしく、または大人っぽくなりますし、前髪のベタつきをごまかすことも出来ます。ここでは、そんな一石二鳥な「ベタつく前髪をごまかすヘアアレンジ」を、いくつかご紹介いたします。
ねじり前髪
最初にご紹介するベタつく前髪をごまかすヘアアレンジは「ねじり前髪」です。ふんわりとした可愛らしい「ねじり前髪」の作り方は、まず毛先をコテなどで外はねにします。外はねにした前髪を7:3に分けて「7」のほうの前髪を2つに分けます。
分けた2つの毛束を、下の髪の毛をすくいながらねじっていきます。指などでボリュームを整えて毛先をピンで留めれば出来あがりです。見た目がとても可愛らしいわりに、比較的簡単に出来るヘアアレンジですので誰でもすぐに挑戦出来そうです。
センター分け
次にご紹介するベタつく前髪をごまかすヘアアレンジは「センター分け」です。潔くおでこを出したセンター分けは、キュートなあどけなさを演出することが出来ます。「センター分け」の作り方は、まずコテなどでランダムに巻きます。
ヘアオイルやヘアクリームを「毛先」からつけて揉みこみ、なじませていきます。その後、前髪をセンターで分けます。分けた片方の毛束を2つに分けてねじってピンで留めます。もう片方も同様にねじってピンで留めたら出来上がりです。ショートやミディアムのレングスの方に特におすすめです。
カチューシャを使って
次にご紹介するベタつく前髪をごまかすヘアアレンジは「カチューシャを使う」ということです。ただカチューシャをつけるだけでなく、ひと手間かけて大人っぽく仕上げましょう。では手順をご紹介いたします。まずはヘアアイロンで前髪と毛先をカールします。
後ろの髪の毛は低めの位置で1つに結びましょう。前髪を全部持ち上げてカチューシャをつけます。持ち上げた前髪から、少しだけ引き出しておでこに下します。前髪の生え際もあまりピタッとしないように、適度に指先でふんわりさせたら出来上がりです。大人っぽくて知的な感じに仕上がります。
ベタつく前髪の悩みに対処法を試してみよう!
今回はベタつく前髪について、その原因、ベタつかないための対処法、外出先での前髪のベタつきをさらさらに復活させる方法、またベタつく前髪をごまかしてしまうヘアアレンジなどをご紹介してきました。いかがでしたでしょうか?
顔や頭皮はもともと汗をかきやすい箇所ですし、皮脂も出やすい箇所でもあります。その顔と頭皮、両方に接している前髪は、どう頑張っても夕方くらいにはベタつき始めてしまいます。前髪がベタついていると清潔感が失われますので、絶対に避けたいことです。
前髪が決まるか決まらないかで、その日のテンションが決まったりするものです。それがベタつくとなるとテンションは思い切り下がってしまいます。なるべくベタつかないように、またベタついてしまった時にも上手に対処して、さらさら前髪をキープしましょう。