女性の悩みの三段腹の原因や解消法を紹介!
お腹周りに三段腹が出来てしまうと、せっかく可愛いボトムスを履いてもお腹のお肉の方が気になってしまうことがあります。悩みの種でもある女性の三段腹は一体なにが原因なのでしょうか。お腹周りを改善しスマートな体型を作るには、その原因や解消方法を知ることが大切です。
三段腹になってしまう原因
三段腹がある人は、誰しもが大食いの肥満体型なのかと言うとそうではありません。体重も平均的だし、運動を適度にしている人でも三段腹の人は三段腹なのです。つまり三段腹になってしまうのには、大食い意外にも様々な原因があると考えられます。さて、その原因を見て行きます。
姿勢
三段腹の原因としてまず挙げられるのが姿勢の悪さです。特にデスクワークが多い人は長い時間同じ姿勢で仕事をすることが多いので、その分身体の骨格も歪み筋肉の付き方にも偏りが生じます。骨格が歪んでしまうと、その分身体に脂肪が付きやすくなってしまうのです。
骨盤の歪み
身体の歪みと言えばまず骨盤です。骨盤が歪んでいると太りやすいとも言われますが、何故なら骨盤が歪むことで内臓が下がりぽっこりお腹の原因となるからです。その為、例えばどんなに食事の改善を試みたとしても、内臓を支える骨盤が歪んでいては意味がありません。
特に女性の骨盤は男性と比べて歪みやすいので、食事の改善をするのであれば、骨盤の歪みの改善も合わせて行うのが良いでしょう。
内蔵脂肪の蓄積
お腹周りが極端に太っている、所謂メタボ体型の人は内臓脂肪が蓄積しているかもしれません。腹部にある腸間膜などに脂肪が大量に蓄積されてしまい、お腹周りが太ってしまいます。それが三段腹を引き起こしているかもしれません。
ちなみに、肥満は運動不足と食べ過ぎが原因ですが、この内臓脂肪は付きやすいものの減りやすいとも言われています。逆に、皮下脂肪は付きにくく減りにくい性質があります。
加齢による筋肉の衰え
年齢には抗えませんが、三段腹には加齢による筋力の衰えも挙げられます。年齢を重ねれば重ねるほど筋力も衰えてきますが、同時に内臓を支えていた筋肉も弱り、それが原因で内臓下垂になってしまう場合があります。それが、結果として三段腹になってしまうのです。
ちなみに、内臓が下がってしまうことで内臓下垂になりそれが三段腹の原因となってしまう訳ですが、これは女性の悩みでもある便秘やガス溜まりの原因ともなります。
内臓が下がることでお腹の下部を圧迫しますので、血行も悪くなり、むくみや冷え性を招きます。身体の歪みや内臓下垂による三段腹でお悩みの女性は、こういった症状もお持ちかもしれません。
三段腹の解消法
女性なら誰しもがどうにかしたいと考える三段腹ですが、ここまでの項目で三段腹が出来てしまう様々な原因が明確になってきました。ここからは、その三段腹の解消方法をお伝えして行きます。お家で簡単に出来るトレーニングもありますので、しっかりチェックして行きましょう。
猫背を治す
仕事中やスマートフォンをいじっている時など、気が付くと猫背になっていませんか。まずは猫背を解消し、姿勢を整えることから始めましょう。背中が丸まらないように姿勢を正すことが重要です。意識としては「おヘソやわき腹を縦に長く伸ばす意識で」とも言われているようです。
また、現代人はスマートフォンを操作する時間が増えていますので、家でくつろいで居る時や移動中など、スマートフォンを持つ高さにも意識して、視線が真正面に向くようにしてください。
骨盤の歪みを改善
最初の項でもお伝えした通り、三段腹は骨盤の歪みも原因となります。骨盤の歪みを無くすには、骨盤を正面に向けた姿勢を維持することです。背中を丸めて座ると骨盤は斜めに傾いてしまいますが、その骨盤を垂直にするイメージで姿勢を整えましょう。
トライしてみると分かるのですが、正しい姿勢を維持するには意外と筋肉を使います。心地よい負荷が筋肉にかかるのを感じながら骨盤を立たせ、しっかりと正面に向くことを意識し歪みの改善に努めましょう。
お腹周りのエクササイズ
骨盤や内臓をしっかり支えられるように、お腹周りのエクササイズで筋トレに励むのも大切です。準備するものは特にありません。女性でもすぐに始められるトレーニングをお伝えして行きますので、テレビを観て居る時のお家時間を活用して是非トライしてみましょう。
ひねり腹筋
お腹を鍛えるなら、腹直筋だけではなく横腹にも効果のある腹筋をしましょう。ひねり腹筋をご紹介します。まず、仰向けになり両手を肩と水平になるように真横に伸ばします。両足は揃えて膝部が90度になるように足を上げてください。両足のスネが天井と並行になるイメージです。
両足を揃えたまま、左右へと腰からしっかり曲げて床ギリギリの所まで下ろして行きましょう。余裕でクリア出来る人は、足を曲げずに真っ直ぐ天井に向けた状態から、左右へと下ろしてみてください。呼吸は、足が真上に来る時に吸って、下ろす時に吐き切るようにしましょう。
最初はバランスが取れずぐらつくかもしれませんが、流れ作業にならないように1つ1つの動作を大切にしながら取り組むようにしてください。
プランク
場所を取らずに手軽に出来るプランクの紹介です。まずうつ伏せになり、両肘を立てて肘から手までをしっかりと床に付けてください。真っ直ぐに伸ばした足の爪先をしっかり立てて、かかとを天井へ上げましょう。
自分の身体が1枚の板になったイメージで行ってください。お尻とお腹に力を込めて、腕と爪先で1枚の板を支えるイメージです。この時、お尻だけが上がってしまったり、膝が曲がってしまわないように注意しましょう。
15秒行ったら10秒の休憩を挟むのを5分間行うなどして、自分のペースに合わせて時間を延ばして行ってください。プランクは身体全体の体幹を鍛えられる優秀なトレーニングですので、是非トライしてみましょう。
ドローイン
最後にご紹介するのはドローインです。ドローインはインナーマッスルを鍛えるトレーニングです。内臓の働きも良くする効果があるようです。
やり方は、まず仰向けの状態で横になり、両腕は腰の脇に置いて膝は軽く立ててください。天井を向いたまま深く息を吸い込みましょう。お腹、背中、隅々にまで空気を取り込み、樽のように身体を膨らませるイメージです。空気を吐き出す時は、お腹をぺちゃんこにする感覚で吐き出して行きます。
吐き出した最後で、もう一息強く吐き出してください。そしてその状態を5〜10秒キープして呼吸を継続して行きます。次に吸う時はお腹ではなく肋骨の辺りに空気を取り込み、吐き出す時はお腹を潰すイメージを持って行ってください。3〜5セット行うと良いでしょう。
三段腹を解消する食事方法
筋トレやエクササイズで身体を鍛えられても、暴飲暴食していては意味がありません。食事にもしっかり気を遣って、食生活を改善して行きましょう。三段腹を解消する為の食事方法とはどんなものがあるのか、ご紹介して行きます。
野菜を多めに摂取
当たり前とは言えど、不足しがちな野菜をしっかり食べるのは大切なことです。野菜不足は腸内環境も肌も悪くしてしまいます。また、疲れやすい原因ともなるのです。
ちなみに、1日に必要な野菜は350グラムと言われています。実際にその量を食べるのは難しいですが、なるべく意識しながら野菜を摂取するようにしましょう。
夕食の糖質を控える
糖質制限ダイエットなどよく耳にしますが、糖質はやはり太ってしまう原因です。しかし、だからと言って必要な栄養素を全く取らないという訳には行きません。例えば活動時間の長い日中の為に朝は取り、夜は控えるというのも1つの方法です。
しっかり噛んで食べる
三段腹や肥満の方はどちらかと言うと早食いの方が多いです。つまり、しっかり咀嚼して食べてないとも言えます。食事はよく噛んで食べることが大切であると子供の頃から教わりますが、大人になると忘れがちです。
しっかり咀嚼することで脳の中枢神経を満たし、少量の食事でも満腹感を味わえるようにしましょう。食事の中身を見直すのと合わせて、食べ方も改善して行くと良いかもしれません。
解消法を試して三段腹とサヨナラしよう!
女性にとってスキンケアやメイクでの美しさももちろん大切ですが、ベースである身体のケアもお忘れなく。身体の衰えやお腹の三段腹が気になり始めたら、すぐにでも解消方法を取り入れて行きましょう。早ければ早いほど、食事制限も筋トレも辛くはならないはずです。