簡単で可愛いアロマキャンドルの作り方を紹介!
アロマの香りには疲れた体を癒し、気分を落ち着かせる効果があることはすでにみなさん知っているでしょう。そのようなアロマの香りに加えてアロマキャンドルはユラユラと揺れる炎が視覚的にも落ち着く、ぜひ部屋に置いておきたいおすすめのアイテムです。
すでにお店に売っているものはあり、それでもいろいろな効果は期待できますが、ここでは自分で作る簡単な作り方について紹介します。
アロマキャンドルを手作りするのは難しいとお思いの方、実は材料も100均などで簡単に揃い、作り方も簡単なので、この記事を見ながら手作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
手作りの楽しさもまた気分転換になり、さらに自分だけのお気に入りアロマキャンドルなら癒しの効果も倍増するのではないでしょうか。
アロマキャンドルの効果・効能
アロマキャンドルの効能はすでに紹介した通り、心身ともに癒されリラックスさせるという効果があります。アロマオイルは100%天然のエッセンシャルオイル(精油)のことを指します。このアロマオイルとキャンドルの組合せでどのような効果があるのでしょうか。
癒しの効果
人が癒されるということは、日常生活や仕事の上で人との関りや責任感など、いろいろなことが原因で発生する「ストレス」を軽減するということです。
「癒し」という言葉は他にも「心の傷を癒す」や「病気を癒す(治す)」などにも使われますが、ここではホッと一息ついて、ストレスを軽減する「癒し」を指します。
癒しの効果としては、ストレス軽減し開放されることが重要です。そのために効果があるのは心が落ち着く香りを嗅ぐことや、視覚的に優しく感じられるものを見ることです。アロマキャンドルはこれらの香りと視覚の両方を持った、まさに癒しのおすすめアイテムといえます。
リラックス効果
アロマの香りは火を灯すと部屋中に広がってくれるので、部屋にいるだけでその効果がありますが、キャンドルの炎が揺れるのをじっと見つめる、すなわちいろいろな用事がが片付いて、ホッと一息落ち着いた時に見つめるということで、すでにリラックスモードに入ろうとしています。
アロマキャンドルの優しい光がゆっくりと動いているのを見つめていると、他のことをあまり考えなくなり、特に嫌なことはその瞬間だけ忘れることができませんか。そういう意味でも単にアロマオイルの香りだけでないアロマキャンドルはおすすめです。
消臭効果
アロマキャンドルはアロマの香りを部屋に広げて嫌な臭いを感じさせなくなる、いわゆる香水的な働きを想像されるかもしれませんが、キャンドルに火を灯すことで嫌な臭いも一緒に燃焼させ、消してくれる働きがあるのです。
アロマキャンドルで消臭したあとは、アロマオイルの香りが部屋いっぱいに広がり、リラックスできる状態にしてくれます。
マイナスイオンも発生
アロマキャンドルからマイナスイオンが発生するとは意外かもしれませんが、アロマキャンドルから発生するマイナスイオン効果は結構な効果が期待できます。
マイナスイオンといえば森林や滝などで発生するイメージがあります。マイナスイオンがアロマキャンドルから発生するのはどのようなメカニズムなのでしょう。
アロマキャンドルに火をつけると微量ですが水分が出ると同時にマイナスイオンが発生します。これは滝つぼの水しぶきや森林の湿気による水分からマイナスイオンが発生するのと同じ理由です。
しかも、このマイナスイオンの量は滝や森林で発生する量よりも多いというから驚きです。部屋にいながら森林浴と同じ効果が期待できるとは、何とステキなことではないでしょうか。
手作りアロマキャンドルの作り方①準備
アロマキャンドルは、お店に行っても可愛いものからインテリア的なデザインのものまで揃っています。香りもいろいろと揃っていて、これでも癒し効果だけなら十分得ることができます。
でも、手作りのアロマキャンドルなら自分好みのデザインや香りの組合せが自由に選ぶことができて、火を灯した瞬間からさらに癒し効果がアップします。
作り方を紹介する前に、まずは手作りアロマキャンドルを作るのに必要な道具やおすすめの材料は何か、準備編として紹介します。
必要な道具
アロマキャンドルを手作りするのに必要な道具は概ねご家庭にあります。ろうを溶かす作業に必要なのは鍋とボウル、芯を切るはさみ、ろうを固める時の芯を固定する割りばし、溶かしたろうをお好みの形に固めるための容器などです。
また、溶けたろうを型に入れるため紙コップなどがあれば良いでしょう。ただし、ろうを溶かすのに使うボウルは気になる方は使い捨て出来る、100均で手に入る安価なものを準備します。100均の紙コップには熱いものに使えないものがあるので、必ず確認してください。
必要な材料
アロマキャンドルを手作りするのに必要な道具が分かったところで、次は主役であるアロマキャンドルの材料です。
まずは一番大切なろうそく、溶かしたろうを型に入れるので、容器の大きさに合わせて量を準備します。次にアロマキャンドルのメインとなるエッセンシャルオイル(精油)ですが、これはフルーティーな香りなどいろいろな種類があるので、自分なりのおすすめの香りを選んでください。
基本的にはこれで手作りアロマキャンドルは出来ますが、可愛いものや落ち着いた雰囲気のアロマキャンドルを作りたい場合には、色や模様をつけるための材料も必要です。これらの材料や作り方についてはそれぞれの項で紹介します。
道具・材料は100均で揃う
上で紹介したアロマキャンドルを作るための道具や材料は、実はすべて100均で揃います。はさみやカッターなどの道具に関しては、だいたいどこの家庭にもあるものがほとんどです。もしもなければ100均で手に入るものばかりなので心配はいりません。
材料についても同様に100均で手に入ります。アロマオイルや色付けするための染料など概ね揃っていて、種類も多いので100均の道具や材料だけでも作ることができます。
手作りアロマキャンドルの作り方②基本
いよいよ手作りアロマキャンドルの作り方を紹介します。準備する道具や材料が揃ったら、次は作り方の手順について、そして作る時の注意点などの紹介になります。作り方はとても簡単なので、まずはオリジナルの手作りアロマキャンドル作りに挑戦してみてください。
作り方・手順
手作りアロマキャンドルの作り方の基本は「ろうを溶かす」→「溶かしたろうにアロマオイルを入れる」→「型に入れて固める」です。
作り方の手順としては大変簡単なことがお分かりでしょう。ただし、この作業の中でいくつかの注意点があります。そんな注意点についてもここで説明します。
手作りの手順①:ろうを溶かす
作り方の最初はろうを溶かすことです。湯せん用のボウルに細かく刻んだろうを入れてお湯を入れた鍋につけると、ろうが溶けて液体状になります。この時に芯が流れ出しますので、これを取っておきます。この芯はあとで使うので捨てないでください。
手作りの手順②:容器に入れて固める
作り方の次は、溶けて液体状になったろうを用意した容器に流し込みます。ろうが固まらないうちに先ほどの芯を挿しておきます。芯を固定させるために割っていない割りばしを使います。芯が型に流し込んだろうの底より少し上になるように割りばしで挟む位置を調整します。
ろうが液体状の間に準備しておいた、お好みのアロマオイルを数滴たらします。この状態でろうが冷えて固まるまで待ちますが、早く固めたい場合には冷水につけて冷やすと良いでしょう。
ろうが固まったら挟んでおいた割りばしを外し、適当な長さにカットすれば出来上がりです。なお、作り方の注意点や可愛いアロマキャンドルの作り方に関するいくつかの方法についてはこのあと紹介します。
作り方の注意点
手作りアロマキャンドルの作り方の手順を紹介しましたが、そのときにいくつか注意すべき点があります。上手に作るためのコツや火を使うので安全についての注意点など、頭に入れておくべきことを挙げておきます。ここさえ注意すればあとは簡単に可愛いアロマキャンドルが出来上がります。
ろうは直接溶かさない
ろうは、火にあてると溶け出して簡単な方法と思われるかもしれませんが、問題があります。一つは、ろうを直接火にかけるとたくさんの煙が出て、いわゆる焦げた状態になります。これでは、せっかくのろうも煤が混ざって黒ずんでしまうのできれいに仕上がりません。
直接火にかけるのではなく、鍋にお湯を沸かし、ろうそくを入れたボールを湯せんするのがおすすめの作り方で、煙もでずきれいに溶け出します。
火傷に注意する
言うまでもないかもしれませんが、作業中は火傷に注意が必要です。溶かした状態のろうは思った以上に高温で、液体なので肌につくとそのまま張り付いてしまって危険です。
特に溶かしたろうから芯を取り出すときには慎重にしてください。直接芯に触れないように割りばしなどで取り出すのが良いでしょう。
精油の効能を高めるなら天然のもの
アロマオイル、いわゆる精油にはいろいろな香りのものがあります。中には合成香料が使われていることもあり、一見、いい香りで効果がありそうですが、実際には身体へのアロマ効果は天然のものに比べると落ちてしまいます。効果を高めるには天然のものをおすすめします。
手作りアロマキャンドルの作り方③応用・アイデア
基本的なアロマキャンドルの作り方の紹介は以上ですが、これでは可愛いアロマキャンドルとはならないので、色付けや図柄で飾りつけをしていきます。
ここでは作り方の手順とそれらに必要な材料なども併せて紹介しますが、あくまで一例です。これを参考にして、ご自分の好みの色や座柄でアレンジしてお気に入りの、自分だけのアロマキャンドルを作ってみてください。
色をグラデーションに
アロマオイルの香りでも癒されますが、お部屋のインテリア的にアロマキャンドルを飾るのであれば、色付けも大きな要素となります。
可愛い模様ももちろんおすすめですが、いろいろな色を使ったグラデーションも香りの他に視覚的な癒し効果が得られます。
作り方は、ろうが固まり始めたら色を流し込むだけです。少し固まったらまた次の色というようにすれば、虹色の鮮やかなグラデーションが出来上がります。この作り方はいろいろなものに応用できるので、ぜひ試してみてください。
アロマオイルの代わりに香水も◎
アロマオイルも100均でいろいろ選べて良いのですが、ちょっとそれとは違った香りを楽しむのはいかがでしょうか。それにはアロマオイルの代わりに香水を使います。作り方の違いはアロマオイルの代わりに香水を使うだけです。
香水もまたその香りが心身を癒してくれるので、一度試してみてください。但し、香りが中心の香水はアロマオイルよりも強い香りがするので、入れる量は少なめでないと、かえって強すぎる香りで癒しの効果が弱まります。
転写シールで可愛く
溶かしたろうに色を混ぜてカラフルに仕上げるのも一つの方法ですが、100均で手に入る転写シールを使ってもおしゃれなアロマキャンドルを作ることができます。作り方も簡単で、固めたろうの外側に転写シールを貼るだけです。
色を混ぜて作る場合は偶然の模様になり、これも他に同じものがないアロマキャンドルを作るのにはおすすめですが、転写シールを使うと模様がシールの形になるので出来上がりのイメージが湧きやすく、転写シールを使った作り方もまたおすすめです。
シリコンゴムを使って
シリコンゴムは、お菓子作りの型としてよく使われています。もちろんこれも100均で手に入る道具です。お菓子の材料を流し込むのと同じように、溶かしたろうを流し込んで固めれば、可愛い形のキャンドルになります。形に合わせて色を選べば一層可愛いアロマキャンドルの出来上がりです。
アロマキャンドルの正しい使い方
アイデアを工夫した手作りのアロマキャンドルの作り方は以上です。いよいよ手作りアロマキャンドルに火をつけるのですが、火をつけるのにも注意が必要です。せっかく作った自分だけのアロマキャンドルですが、火のつけ方が正しくなければその効果は半減してしまいます。
アロマキャンドルの正しい火のつけ方・消し方から芯の調整、さらにはお手入れ方法や保管に至るまでについて解説します。
火のつけ方・消し方
通常のキャンドルはろうの部分が均一に溶けますが、特に自作のアロマキャンドルは径が大きめになりがちなので、芯のまわりだけが燃えてしまい、まわりが残ってしまいます。
これではお部屋にアロマの香りは行きわたりません。なので火をつける際はまず外側のろうを溶かすように火をつけます。そうすることでろうが全体的に活発に蒸発するので、アロマが部屋に漂います。また、こうすることでろうが最後まで均等に溶けて効果的です。
さらにアロマキャンドルの火を消す際に注意しなければならないのは、息を吹きかけて消さないようにすることです。普通のろうそくでも息を吹きかけて消すと、火が消えたあとに煙が立ち上っています。これはキャンドルが焦げているのです。
これではせっかくお部屋に漂うアロマの香りも焦げ臭くなってしまいます。ろうそくの火を消す火消し棒という道具がありますので、これを使うようにしてください。
芯の調整
作る時には芯の長さについてはあまり意識していなかったでしょうが、芯の長さはアロマキャンドルの燃え方にも影響します。芯から煙が上がっていたりすると、芯の長さが適当ではないので、はさみ等で先端を切ってあげます。だいたい5mm程度が適当とされています。
お手入れと保管方法
作り方をすべて紹介し、最後にアロマキャンドルのお手入れと保管方法についてです。使い終わって火を消したらろうが底に固まっていないかをチェックします。固まっていればろうを溶かすところで紹介した方法でろうを溶かしてあげます。
だいたい60度くらいのお湯に浸すとろうが解け始めますので、そのまま取り出してください。取れない場合には割増などでこすり落とせばきれいになります。
次に保管方法についてですが、アロマキャンドルはそのまま放置していると、アロマの香り成分が蒸発してしまい、次に使う時に香りがしない、ただのキャンドルになってしまいます。
簡単でおすすめ!アロマキャンドルを手作りしてみよう!
癒しの効果抜群で人気のアロマキャンドルについて、そして手作りアロマキャンドルの簡単な作り方を紹介しました。お店で買うのもいいのですが、手作りの楽しさはまた格別で、まずそこから癒しの効果が期待できたりするので、手作りアロマキャンドルはおすすめです。
材料も100均で簡単に揃うので、さっそく自分だけの可愛い手作りアロマキャンドル作ってみてはいかがでしょうか。一度作ってみて作り方をマスターすると、また次も作りたくなること間違いなしです。