日めくりカレンダーは手作りできる!
1日1ページで作られている日めくりカレンダーは、費用を抑えて100均材料だけでも手作りすることができます。数字を使いまわしできるデザインに工夫することで、簡単におしゃれな日めくりカレンダーを手作りすることができます。
この記事では、手作り日めくりカレンダーの基本の作り方と手作りカウントダウン日めくりカレンダーの作り方、おしゃれでユニークな手作り日めくりカレンダーのアイデアなどを紹介します。
手作り日めくりカレンダーで紙を節約するコツについてもまとめたので、オリジナル手作り日めくりカレンダーに役立ててください。
日めくりカレンダーとは
手作り日めくりカレンダーの基本の作り方をお伝えする前に、まずは「日めくりカレンダー」についていくつか紹介します。日めくりカレンダーを知っている方も知らない方も、どのような活用方法があるのかなどチェックしてください。
毎日めくるのが楽しみになるカレンダー
日めくりカレンダーとは、1日1ページで作られており、毎日めくるものです。月ごとのカレンダーと違い、毎日1ページをめくるので、ワクワク感が楽しめるカレンダーです。小さいころ、日めくりカレンダーをめくるお手伝いをしたことがある方もいるのではないでしょうか。
手作りも簡単
日めくりカレンダーは手作りすることができ、幼稚園や保育園、小学校などで活用されていることもあります。日めくりカレンダーは簡単に手作りすることができ、材料は100均でも揃えることができます。
お子さんと一緒に手作りすることで日めくりカレンダーに興味を持たせ、毎日めくってもらうことで数字だけでなく英語に触れる機会を増やすことも可能です。
イベントまでのカウントダウンにも使える
日めくりカレンダーは毎日めくるのが楽しくなるカレンダーですが、イベントまでのカウントダウンとして手作りして使うこともできます。
カウントダウン日めくりカレンダーを手作りすることで、お子さんの入学式や卒業式、誕生日のほか、遠足や夏休み、旅行など、イベントまでの日数を毎日楽しく過ごすことができるでしょう。
また、学校のテストや試験、結婚式や仕事の納品日など、イベントだけでなく大事な日までのカウントダウンとしても活用することができます。そのため、手作りカウントダウン日めくりカレンダーは年齢に関わらず便利に使うことができるでしょう。もちろん、日めくりカレンダーも同じです。
手作り日めくりカレンダーで紙を節約するコツ
日めくりカレンダーといえば、毎日1ページをめくり破り捨てるスタイルが一般的です。同じように1日1ページの日めくりカレンダーを手作りする場合、365日分の紙が必要になるということです。また、めくり忘れた時には手間もかかります。
そこで、紙を節約して手間がかからない、手作り日めくりカレンダーのコツについてまとめました。手作り日めくりカレンダーのデザインを考える時の参考にしてください。
再生紙を使う
1年365日の日めくりカレンダーを手作りする場合は、再生紙を使うことで紙代を節約することができます。再生紙は白色度が高いほど価格が高くなります。
理由は、紙を白くするために工程が多くなり、使用する漂白薬品の資料量が多くなるためです。再生紙を使い手作りする時は、紙の色と価格を比較し、納得した商品を購入しましょう。
めくってからも再利用する
1年365日の日めくりカレンダーを手作りする場合は、めくったあとの紙を再利用することでも節約につながります。めくった紙をクリップなどで留めておき、裏紙としてメモ書きなどに再利用しましょう。手作り日めくりカレンダーの裏面にミシン目を付けておくと、めくった跡がきれいです。
リングパーツで作る
最も紙を節約する方法は、使いまわしができる「万年日めくりカレンダー」を手作りすることです。年号、月日、曜日などを入れず数字だけの紙を作り、リングパーツでまとめるだけでOKです。紙の節約だけでなく、手間も省けてより簡単に手作りすることができます。
日にちを1日から31日まで作るのではなく、10の位と1の位を分けることで、使用する紙の枚数をさらに減らすことができます。ただし、ペラペラの薄い紙ではすぐに破れてしまうので、厚紙を使ったりラミネートすることをおすすめします。
手作り日めくりカレンダーの基本の作り方
手作り日めくりカレンダーの作り方はいろいろありますが、この記事では紙を最も節約することができる万年日めくりカレンダーをピックアップしました。
365日分の紙を用意する必要がない、簡単な手作り方法になります。手作り日めくりカレンダーに必要な材料と手順、100均で揃えることができる材料について詳しく紹介します。
クリップやリングで作る
日めくりカレンダーを手作りする時、リングクリップを使うことで、使用する紙の枚数を減らせるだけでなく、費用や手間も抑えることができます。しかし、どうしても枚数分のボリュームが出てしまうというデメリットが生じます。
見栄えを重視する場合は、リングクリップを使わず、直接フックに引っかける、クリップで挟むなどのデザインがおすすめです。
材料
紹介する手作り日めくりカレンダーの基本の作り方に必要な材料は、日めくりを作るための画用紙や再生紙など、はさみ、穴あけパンチ、クリップまたはリングクリップ、フックや画びょう、ペン、のり、色鉛筆、シール、スタンプ、ラミネート、土台となるコルクボードや額縁などです。
手順
まず、1月から12月と1日から31日までの43枚を用意します。または、10と1の位を分け、12か月分の無記入と1、0から9、日にちの無記入と1・2・3、0から9の26枚を用意します。そのほか、月(がつ)、日(にち)、曜日、天気など、必要に応じて用意します。
用意した紙にペンで日付や曜日などを書きます。シールやスタンプのほか、パソコンで好きな字体を印刷してプリントアウトし、カットしてのり付けしてもOKです。必要に応じ、ラミネートを使い画用紙を補強します。めくる用紙の上の部分に穴あけパンチで穴をあけ、リングクリップを通しとじます。
土台にフックや画びょうなどを取り付け、リングクリップを引っかければ完成です。画用紙やマスキングテープなどを使い、お好みでおしゃれにデコレーションしましょう。
人気絵本「はらぺこあおむし」をテーマとした日めくりカレンダーの作り方は、あおむしの胴体をいくつかの楕円形で表現し、パーツを画用紙で作ります。
パソコンで好きな字体を選び、プリントアウトした数字を画用紙に乗せて切り抜き、日にちを貼り付けます。
曜日のパーツにはりんごやなしなど絵本に出てくる果物をかたどることで、絵本を忠実に再現することができます。額縁に手作り日めくりカレンダーを貼り付けることで、絵本の表紙のようなおしゃれに仕上げることができます。
リングクリップの代わりにウッドクリップを使い、日めくりカレンダーを手作りすることもできます。クリップを使うと、穴あけパンチで穴をあける必要がありません。ウッドクリップは柄物もあり、マスキングテープを貼っておしゃれに仕上げることもできます。
土台は丈夫な箱のフタを活用することができ、おしゃれな厚紙を貼ることでアレンジすることができます。マスキングテープで縁取りをすれば、丈夫で長持ちするようにリメイクできます。
日めくりの紙を柄付きにすると、シンプルな文字が映えるおしゃれな仕上がりになります。ウッドクリップは挟める枚数が限られてくるので、土台の裏に不要なカードを収納するポケットを手作りしましょう。
このように、手作り日めくりカレンダーの基本は、紙に数字を書きクリップで留めるだけと簡単です。お子さんの好きなキャラクターや部屋のイメージに合うカラーなど、手作り日めくりカレンダーのテーマを決め、デザインを考えることをおすすめします。
100均材料だけでも作れる
手作り日めくりカレンダーは、100均の材料だけでも揃えることができます。画用紙やはさみ、リングクリップなどの文房具系は、どの100均でも販売しているでしょう。ラミネートも100均で購入できます。
そのほか、土台は画用紙でも作れますが、100均で購入できるコルクボードや額縁を活用すれば、おしゃれで丈夫な手作り日めくりカレンダーを手作りすることができます。
また、1から500までの数字が印字されたクロークチケットや数字シールなども100均で購入でき、おしゃれな数字や英文字も簡単です。
画用紙の代わりに100均の番号札や無地札などを使えば、数字シールを貼るだけで、簡単に丈夫で長持ちする日めくりカレンダーを作ることができます。
100均にはさまざまな商品が揃っており、おしゃれなデザインも豊富です。紹介した以外にも、手作り日めくりカレンダーに使える商品があるかもしれません。100均を上手に活用することで、手作り日めくりカレンダーはより簡単に作ることができるでしょう。
おしゃれでユニークな手作り日めくりカレンダーの例
手作り日めくりカレンダーは、基本の作り方以外にも簡単おしゃれでユニークなアイデアがたくさんあります。画用紙の代わりにフェルトや編み物を使うほか、牛乳パック、紙コップ、木材などで立体的なデザインなど、6種類のアイデアについて材料と作り方を紹介します。
牛乳パックで作る
牛乳パック4本で手作りする、簡単キューブデザインの日めくりカレンダーの作り方について紹介します。必要な材料は、牛乳パック4本、はさみ、画用紙、両面テープ、定規、ペンです。
作り方は、牛乳パック3面は底から8cm、1面は底から14cmでカットします。角4か所すべてに1cmの切込みを入れ、手前の1辺は角をカットします。3辺を内側に折り込み、両面テープを貼り、フタを閉じてキューブを作ります。同じものを4個作ります。
10cm×30cmにカットした画用紙を用意します。裏面に両面テープを貼り、1.5cmののりしろを残してキューブに貼ります。のりしろ部分も内側に折り貼り付けます。7cm×7cmにカットした画用紙を2枚用意し、裏面に両面テープを貼り、キューブの天地に貼ります。同じものを4個作ります。
月のキューブを作ります。5cm×5cmにカットした画用紙を6枚用意します。斜線を引き、上下逆さまになるように、1枚につき2ヶ月分を書きます。裏面に両面テープを貼り、キューブに貼り付けます。
曜日のキューブを作ります。5cm×5cmにカットした画用紙を6枚用意し、月、火、水、木、金、土/日を書きキューブに貼り付けます。
日にちのキューブを作ります。5cm×5cmにカットした画用紙を12枚用意し、0・1・2・3・4・5と、0・1・2・6・7・8と書き、それぞれキューブに貼り付けます。「6」は「9」としても使うので、どちらでも読める字体で書きましょう。
今回は画用紙を正方形にカットしましたが、丸や花型などデザインを変えてアレンジすることができます。また、モノトーンや柄物などで作ってもおしゃれでしょう。
紙コップで作る
紙コップ6個で手作りする、簡単おしゃれなデザインの日めくりカレンダーの作り方について紹介します。必要な材料は、紙コップ6個、数字シール、ペンです。
作り方は、紙コップを2個ずつ重ねます。紙コップの底は上、飲み口は下になるように使います。月の紙コップは、1個につき6ヶ月分を英語の省略表記で書きます。日にちの紙コップ2個は、0から9の数字シールをそれぞれ貼ります。重ねた紙コップの飲み口部分にそれぞれ目印をつけ完成です。
目印をつけた部分が正面になるように置き、毎日回転させて日にちを合わせましょう。数字は、もちろん手書きでもOKです。
必要な材料が少なく、作り方と使い方もシンプルで簡単です。柄物の紙コップを使ったり、マスキングテープなどでデコったりと、お好きなデザインで日めくりカレンダーを手作りましょう。
フェルトで作る
フェルトで手作りする、簡単ユニークなデザインの日めくりカレンダーの作り方について紹介します。必要な材料は、フェルト、ステンシルシート、アクリル絵の具、割りばし、スポンジ、輪ゴム、強力マグネット、グルーガン、グルースティック、ホワイトボードです。
作り方は、お好きなデザインにカットしたフェルトを26枚用意します。割りばしにスポンジを巻き付け、輪ゴムで留めます。ステンシルシートをフェルトに乗せ、スポンジにアクリル絵の具を付けてポンポン叩きます。
月のフェルトは1から12を作ります。日にちのフェルトは10の位と1の位に分け、数字のないもの・0・1・2・3と、0から9までを作ります。フェルトは、2枚1組にして使います。
フェルトの裏に強力マグネットを乗せ、周りにグルーガンをつけ、もう1枚を被せて貼り付けます。ブランケットステッチで周りを縫い、おしゃれに仕上げます。面倒な場合は、グルーガンだけでも問題ありません。
グルーガンがマグネットに付くと磁力が弱まるので、慎重に作業を進めましょう。月や日、曜日なども作り、ホワイトボードに貼れば完成です。ゲームのキャラクターやお子さんの好きなキャラクター、シンプルな形など、テーマとデザインをしっかり考えて手作りしましょう。
木材で作る
木材で手作りする、簡単サイコロ日めくりカレンダーの作り方について紹介します。必要な材料は、木材、紙やすり、刷毛、水性塗料、ステンシルシートです。
作り方は、木材をサイコロにカットしてやすりをかけます。ステンシルシートを乗せ、刷毛に水性塗料をつけ数字を入れます。
月のサイコロには、0・1・2・3・4・5と、0・1・6・7・8・9を入れます。日にちのサイコロには、0・1・2・3・4・5と、0・1・2・6・7・8を入れます。曜日のサイコロには、月・火・水・木・金・土/日を入れます。
日にちの下に月を英語表記した木材を土台にするアイデアもおしゃれです。100均で販売されている角材やブロックはサイズが限られますが、費用を抑えることはできます。
ビーズで作る
100均でも購入できるアイロンビーズで手作りする、簡単日めくりカレンダーの作り方について紹介します。必要な材料は、図案、アイロンビーズ、専用プレート、ピンセット、アイロンシート(クッキングシート)、アイロン、画びょう、ボードです。
作り方は、インターネットでお好きなデザインの数字の図案を選び、参考にしながら専用プレートにアイロンビーズを並べていきます。アイロンシートを乗せ、アイロンをかけ固定します。アイロンビーズで手作りした数字を画びょうでボードに刺し完成です。
編み物で作る
編み物で手作りする、おしゃれな日めくりカレンダーの作り方について紹介します。必要な材料は、毛糸、かぎ針、画びょう、ボードです。
作り方は、お好きなデザインの数字と輪っかを毛糸とかぎ針で縫い、ボードに刺した画びょうに引っかけるだけです。編み物が趣味の方は、楽しく作ることができるでしょう。
毛糸の代わりにレースで編んでもおしゃれです。レース編みは自立が難しいので、ボードを少し斜めに立てかけるか、のり付けすると良いでしょう。お好きな糸の色が見つからない場合は、染料で着色することができます。
手作りカウントダウン日めくりカレンダーの作り方
最後に、手作りカウントダウン日めくりカレンダーの作り方について紹介します。手作りカウントダウン日めくりカレンダーは、お子さんの誕生日や入学式・卒園式、入試やテスト、コンサートや旅行、結婚式や彼氏・彼女の誕生日など、さまざまなイベントに活用することができます。
イベント当日までの日数を楽しく過ごすため、頑張って過ごすためにも、カウントダウン日めくりカレンダーを手作りしてみてはいかがでしょうか。
アドベントカレンダーの作り方
アドベントカレンダーとは、クリスマスまでの日数をカウントダウンするためのカレンダーで、12月1日から25日までの窓を毎日開け、中に入っているお菓子やプレゼントなどを楽しむものです。
クリスマスツリーの購入を迷っている方には、アドベントカレンダーをツリーの形に手作りするアイデアがおすすめです。カレンダーのようにボードに貼り付けたり、紐に吊るす、ボックスを作るなどデザインは自由です。
お菓子やプレゼントと日にちを入れるものは、小さな紙袋やプレゼントボックスなど100均で探せばおしゃれでかわいいものがたくさんあります。
カウントダウンの日にちは、手書きのほか、数字シールやスタンプ、ステンシルシートなど便利なアイテムが100均に揃っています。
Excelで作る方法
パソコンを持っている方は、Excelを使うとカウントダウンを始める日付と当日までの日数を簡単に計算してくれ、毎日の日付を入れることもできます。1枚ずつ数字を入力する必要がないので、手間を省くことができます。
また、お好きな文字デザイン、大きさの数字、カラーも自由に作ることができます。使う紙や手作りするカウントダウン日めくりカレンダーの形も自由なので、デザインをしっかり決めてからExcelで数字を印字しましょう。
デザインを工夫すればなんにでも使える
手作り日めくりカレンダーは、デザインを工夫することでなんにでも使うことができます。もちろん、手作りカウントダウン日めくりカレンダーも同様です。
紙をめくるタイプや繰り返し使える万年タイプ、カウントダウンできるタイプなど種類があり、愛されキャラクターやおしゃれなモノクロ、ユニークなデザインなど自由です。材料は100均で販売されているもので手作りできるので、費用を抑えることができます。
目的に合わせて手作りすることができるので、アイデアを参考にして日めくりカレンダーのデザインを考えてください。
手作り日めくりカレンダーで毎日をちょっと楽しくしよう
手作り日めくりカレンダーの基本の作り方と手作りカウントダウン日めくりカレンダーの作り方、おしゃれでユニークなアイデアなどについてお伝えしました。オリジナルの日めくりカレンダーを手作りし、毎日をちょっと楽しく過ごしてください。