ハッカ油のお風呂での使い方を紹介!
ハッカ油には特有の清涼感があるので、眠気覚ましやイライラした気持ちを落ち着かせるリラックス効果や虫除け対策・部屋干しや靴などの脱臭効果などの使い方あります。ハッカ油を風呂に数滴垂らすと、ヒンヤリとした入浴剤になります。風呂でのハッカ油の使い方や注意点などを紹介します。
ハッカ油とは
虫除けや家の掃除・飲み物や料理に加える・風呂の入浴剤・口臭や風邪予防・眠気覚まし・消臭効果など、ハッカ油には様々な使い方ができます。スーッとした清涼感のあるハッカ油とはどんなものかを紹介します。
ハッカ(ミント)から抽出した植物性のオイル
ハッカ油とは、日本薄荷と呼ばれるシソ科ハッカ属の植物を乾燥させて抽出した植物油のことです。ハッカ油には肌につけるとスーッとする成分・メントールが含まれていて冷感効果の他には、虫除けや家の掃除・入浴剤・眠気覚まし・リフレッシュ効果などがあります。
効果いろいろの万能オイルとして人気
ハッカ油は様々な使い方があり、洗濯で最後のすすぎの時に洗濯機を1度止めて、大さじ2のクエン酸と数滴のハッカ油を入れてから洗濯機を動かすと、部屋干しにした時に爽やかな香りで洗濯物から出る嫌なニオイを抑えてくれる効果があります。
またスプレー容器に無水エタノール10ml・水道水90ml・ハッカ油20滴入れて混ぜておくと、虫除けや制汗剤・トイレや車の消臭・寝具のダニ対策などに使うことができます。ハッカ油スプレーは約1週間で使い切ってください。
ハッカ油を使う時の注意点としては、香りや刺激が強いので妊娠中や授乳中の女性や乳幼児・高齢者など、体の抵抗力が弱い人の使用は専門家に相談してからにする点です。2つ目の注意点はペットのネコや鳥・ハムスターなど小動物とってハッカ油は有毒となるので使用しないようにする点です。
ハッカ油のお風呂での使い方&効果
ハッカ油は虫除けや家の掃除・飲み物や料理に加える・消臭効果の他に風呂の入浴剤として使うことができます。風呂でハッカ油をつかうとどんな効果を得ることができるのでしょうか。風呂でのハッカ油の使い方と効果を紹介します。
湯船に入浴剤として数滴
お湯を入れた湯船にハッカ油を入浴剤として数滴入れると、メントールによってスーッとした清涼感を楽しむことができます。メントールには痛みや血行障害を解消する働きがあるので、肩こりや筋肉痛の症状を和らげてくれます。
またハッカ油には柑橘類の皮に含まれているリモネンという成分が含まれていて、体の免疫細胞を活発化させて免疫力を上げる・体の代謝や消化活動を活発にすることでダイエットになる・リラックスできるなどの効果があるといわれています。
シャンプーやボディソープに1滴
ハッカ油をシャンプーやボディソープを使う時に1滴混ぜて使うと、スーッとした清涼感でサッパリと洗い上げることができます。髪の毛の量や長さによってシャンプーの使う量が多くなる場合は、ハッカ油の量を増やすなどで調整してください。
注意点はハッカ油を混ぜたシャンプーが目に入ってしまうと痛みが走るので、手元でシャンプーとハッカ油を混ぜて目に入らないようにしてください。ボディソープのボトルにハッカ油を数滴入れて混ぜて使うと寒い季節なると涼しすぎて使えないこともあるので、暑い季節に使い切るようにしましょう。
足湯に1滴
ゆっくりと風呂に入る時間がない時は、ハッカ油を1滴入れた湯に足を入れる足湯として使うことができます。足湯とは湯に足を入れることで、時間をかけてゆっくりと全身を温める方法で、血行促進・冷えの症状改善・疲労回復・リラックス効果などがあります。
ハッカ油の香りでリラックスできるだけでなく除菌や消臭効果もあるので、靴で蒸れてしまった足を清潔にすることができます。38度から40度の湯にハッカ油を1滴入れて、約20分間足を入れます。途中でぬるく感じた場合は、湯を足して一定の温度を保つようにしてください。
注意点は体が温まり発汗によって体内の水分が失われてしまうので、足湯前・足湯中・足湯後いつでもしっかりと水分補給できるように準備をしておきましょう。水分を多く取ることで発汗を促し、デトックスの効果が高くなるといわれています。
ハッカ油をお風呂で使う際の注意点
ハッカ油を風呂で使うとメントールの働きによって涼しく感じることができます。しかし使い方や量を間違えてしまうと、ハッカ油の効果を正しく得ることができません。ハッカ油を風呂で使う時の注意点には、どんなことがあるのでしょうか。
一度にたくさんの量を入れない
ハッカ油に含まれているメントールには清涼効果がありますが、ゆっくりと効いてくるという性質となっています。清涼感が感じられないとハッカ油の量を増やしてしまうと、清涼感どころか凍えるような寒さを感じてしまうことがあります。ハッカ油の量を増やす時は少し時間をおいてみましょう。
よく混ぜて使おう
ハッカ油は日本薄荷を乾燥・蒸留によって作られる油なので、風呂に入れても水と反発して分離してしまいます。ハッカ油の清涼感を得るためには、よくかき混ぜてから入るようにしてください。また、ハッカ油を重曹や塩に含ませてから風呂に入れると混ざりやすくなるといわれています。
お風呂以外でのハッカ油の効果的な使い方
ハッカ油は風呂やシャンプー・ボディソープに入れるだけでなく、他にも防虫対策や掃除・涼感を得るなど、いろんな使い方があります。風呂以外でハッカ油の効果的な使い方には、どんな方法があるのかを紹介します。
防虫対策に
ドラッグストアに行くと、スプレータイプや吊すタイプ・機器タイプ・携帯タイプなど様々な種類の虫除け用品があります。商品によって効果が違うので、どれを選べばいいのか分からなくなってしまうことがあるのではないでしょうか。
スプレーボトルに無水エタノール10ml・ハッカ油10滴・水90mlを入れて混ぜ合わせてから、網戸や玄関でスプレーしておくとハッカ油のニオイを嫌う虫が近づかなくなります。ハッカ油スプレーは作ってから約1週間で使い切るようにしましょう。
マウスウォッシュに
ハッカ油に含まれているメントールには殺菌・消臭作用があります。口の中をスッキリさせたい・口臭が気になる時はコップ1杯の水にハッカ油を1滴入れてから、口に含んでハッカ油が全体に行きわたるようにブクブクうがいをしてください。
また重曹には酸性となった口腔内を中和させる働きがあり、歯を白くする・口臭や虫歯予防などに効果があるといわれています。重曹小さじ1を加えるとハッカ油で作ったマウスウォッシュの効果を上げることができます。
拭き掃除に
ハッカ油を1滴入れた水に雑巾を入れて固く絞ってから拭き掃除をすると、ハッカ油の殺菌・消臭作用によって清潔にすることができます。油や皮脂汚れの掃除をする時は、スプレーボトルに水100ml・重曹小さじ1を入れてよく混ぜてからスプレーすると落としやすくなります。
シンクやトイレなど水回りの床を掃除する時は、スプレーボトルに見ず500ml・クエン酸小さじ1・ハッカ油3滴を入れてよく混ぜてからスプレーすると、ハッカ油の殺菌作用とクエン酸の水垢・尿石などの汚れを落とす効果によって清潔にすることができます。
扇風機に
扇風機はエアコンと比べると電気代が安く二酸化炭素排出量も減らすことができます。しかし猛暑日に扇風機を使うと熱風が当たるだけで涼しくなりません。ティッシュや化粧用コットンにハッカ油を数滴垂らして、扇風機のフレームにクリップで固定するとハッカ油の涼感をまとった風になります。
ハッカ油は引火性があるので、扇風機のモーター付近など温度が上がりやすい場所に取りつけると火災の原因になるので注意してください。またスプレーボトルに無水エタノール10ml・水90ml・ハッカ油3滴を入れて、よく混ぜ合わせ肌につけて扇風機の風に当たると涼しく感じることができるそうです。
暑い夏に清涼感のあるハッカ油のお風呂を楽しもう!
ハッカ油を風呂に数滴入れるとメントール成分によってスーッとした清涼感が得られ、湯上がり後も快適に過ごすことができます。また湯船にゆっくり入る時間がない時はハッカ油を入れた足湯にすることで、同じ効果を得ることができます。
ただしハッカ油の入れる量を間違えてしまうと、清涼感を得るどころか寒く感じてしまいます。ハッカ油で体が冷えすぎたと感じても、風呂でしっかりと温まっているので厚着をすると体に熱がこもって熱中症になる可能性があります。
ハッカ油風呂に入って寒いと感じた場合は、メンソールの効果が消えるまで水分を多めに取るといいそうです。適量のハッカ油を入れ、よくかき混ぜた風呂で清涼感とリラックス効果のある香りを楽しみましょう。