参宿の性格や特徴は?相性や恋愛傾向も紹介!
古代より西洋東洋を問わず、国の君主や権力者は占いを使って政治を行うことが多かったと言われています。君主などの権力者は決断をしなければならないことが多く、特に国家の運命を左右する決断には、自分の決心を迷いのないものにするために、天命にも通じる占いの力が後押しになったのです。
戦国時代の武将・織田信長や徳川家康のように、強靭な心を持っている人でも国家の命運や生死がかかる戦いを決断する場合には心が震えます。宿曜占星術を利用したのもうなずけます。歴史を越えた現代でも多くの政治家や大企業のトップは、いざという時に占いを利用すると言われています。
ここでは3000年の歴史を持つ宿曜占星術の、参宿の星に生まれた人の男女共通の性格や特徴、男女別の特徴や相性、恋愛傾向などを詳しく検証して紹介します。
宿曜占星術とは
宿曜占星術を初めて聞く方も多いと思いますが、古代は3000年も昔にインドで生まれた由緒ある占いで、西洋の星座占いと並ぶ東洋の占星術です。宿曜占星術の宿曜は密教の経典「宿曜経」から名付けられたものです。
宿曜は月の軌道をもとにして、生まれた日時の月の位置により運命が決まるという占星術です。月が地球を回る周期は27〜28日で、宿曜占星術には27または28個の宿(星)があります。そのどの宿(星)に属するかにより運勢や性格、相性まで占うことができます。
西洋では太陽の運行をもとにするのが主流ですが、対照的に東洋では月の運行を基準にしています。占いに限らず暦(カレンダー)も西洋では太陽歴で1ヶ月が30日〜31日ですが、東洋では月の満ち欠けに合わせた太陰暦27日〜28日を暦にしていましたが、現在では全て太陽歴に統一されています。
しかし、未だにお盆などの季節の節目の行事や中国の春節(旧正月)などは、旧暦(太陰暦)で行われることが多いのはなぜでしょう。それは人や生物は月の動きに左右されることが多いからです。満月や新月に心理状態が変化したり、潮の満干も月の影響です。毎月くる女性の体の変化も月によるものです。
動植物の繁殖や生態系も月の動きや、それによる海水の満干に左右されることが多くあります。そのように月の動きは、古代から人や動植物の生態系に関与しているのです。
宿曜占星術は、動植物に影響を与えている月の運行をもとにしているので、人の性格や性質を判断する信憑性が高いのです。かつて宿曜占星術の的中率が高すぎるために、一部の権力者以外の庶民は使用を禁止されてた時代があるほどです。
参宿の意味
現在の宿曜占星術は、27宿で占うのが主体になっています。その中でも参宿(しんしゅく)は27宿の中でも非常に個性の強い宿(星)と言われています。
参宿は星座で言えば、三つ星で有名なオリオン座の7つ星の中の一つですが、どの星を指すのかは、時代により解釈が変わり鮮明ではありません。しかしオリオン座は2等星以上を7つも含み、形もユニークで冬の夜空では見つけやすい目立つ星座です。
つまり参宿という星は、個性豊かでユニークな星座の一角を担う星、北極星のように1つの星で目立つことはないけれど、星座になれば北極星にも劣らない個性を発揮します。参宿の運勢を持つ人も同じような性格や特徴を宿すのではないでしょうか。
参宿の男女共通の性格・特徴
27宿ある宿曜占星術の中で、参宿は非常に個性が強く特殊と言われています。生年月日でその生まれた日時の月の位置によって運勢が決まるのが宿曜占星術ですが、占いなので必ずしも全ての人に当てはまるとは言い切れません。
しかし、過去の例からするとかなりの確率で的中すると言われているので無視はできません。これから参宿の男女共通の性格や特徴を紹介します。もしあなたが宿曜占星術で参宿と判断されたなら、占いなので当てはまるかどうかは確約できませんが、その傾向があるかもしれないと解釈してください。
神経が太い
参宿の人は、想定外のことが起きても慌てたり動じることが少なく、人から影口や妬まれて嫌味を言われてもぶれない心を持っています。ちょうどオリオン座が夜空に変わりなく存在するようです。
何が起きても冷静に対処し、自分のペースを見出すことがないので、参宿の人は神経が太いとも言えます。しかし見方によってはナイーブさに欠け、無神経な雑な人にも見える可能性があります。
しかし、少なくとも冷静さを保つ神経があるので、粗野とも言い切れません。たとえ大胆な雑な行動をしても夜空に輝くオリオン座は不滅という自信があるのかも知れません。
周囲の人を手玉に取る
参宿の人は、周囲の人を手玉に取るというより、周囲の人を上手に利用する才に長けていると言えます。それは参宿はオリオン星座の中の1つの星です。オリオン座が輝くのはその中に1等星が2つもあることです。参宿がともに輝けるのは星座の中に1等星があることを知っているからです。
つまり参宿の人は、自分が輝くのではなく、周囲の人の中で輝く才能を持っている人を見つける才があるのです。その人を利用してともに輝けるようにするのです。参宿の人は人を手玉にとるのではなく、その人の才能を利用して自分もともに輝けるようにする能力に長けていると言えます。
1人でいるのが苦手
星には北極星や南十字星のように、単独で夜空の中心になるような星があります。しかし、その他の多くの星は星座というグループを組んで、初めて夜空にその存在を示します。
参宿はオリオン座という星座の一員で、星座というグループで夜空に君臨しているのです。参宿の運勢を持った人も同様にグループで輝きたいと願います。そのために1人でいるのが苦手になるのです。
前に紹介したように参宿の人は、輝く才能のある人を見つける能力があります。様々な人とふれあう中で輝く星を見つけ、自分のグループに引き入れて大成することも可能です。つまり一人でいるのが苦手という性格を逆手にとって逆転させるパワーがあるのが参宿の人です。
褒めるのが上手い
参宿の人は褒めるのが上手といわれています。それはオリオン座の中の1等星が、さらに輝きを増せば参宿もそれにつれて輝けることを知っているからです。
参宿の人は褒めることが上手いのではなく、周りの人の長所や良いところを見つけて褒めることでさらに輝くことを期待しているのです。その輝きに便乗して自分も成長しようとするのが参宿の特徴です。
つまり参宿の人は、自分一人では輝けないことを知っています。これぞという人を褒めることで、その人がさらに成長し、その成長を促した自分もともに成長することを望んでいるのが参宿の人の性格です。
人脈作りに長けている
人の才能を見極めることに長け、褒めることが上手な参宿の人は人脈も豊富になります。一国の総理を決める総裁選においても、人脈作りが大きく左右すると言われています。
人脈を作るには信頼だけでなく、様々な力関係が影響します。それまでNo.2と言われていた実力者がNo.1の地位に座ることもあれば、全く予想もしなっかった伏兵が奪うこともあります。これは政治の世界でも企業の世界でも日常茶飯事のように起きています。
それを可能にするのが人脈です。参宿の性格を持っている人は人脈作りに長けているのです。言い換えれば参宿の人は、企業や政治のトップに君臨する可能性があると言えます。
負けず嫌い
負けず嫌いとは相手に負けたくないというライバル心です。通常のライバル心はアイツにだけは負けたくないという個人対個人が多いのですが、参宿のライバル心は少し違います。もちろん個人で勝てることに越したことはないのですが、個人より自分のいるグループが勝つことに尽力を使うという特徴があります。
それは人脈を使い能力のある人材を自分の傘下に入れて、相手に勝つことで満足を得る負けず嫌いです。「俺が俺が」の負けず嫌いとは少し異質な負けず嫌いです。最終的に自分のグループが一番になれば良いのです。オリオン座という星座が夜空に輝くための負けず嫌いです。
その場の空気が読める
参宿の人がその場の空気を読めるという特徴は、神経が図太く空気に惑わされることが少ない性格によります。神経が弱いとその場に流されやすく、本来の空気を読むことができません。
参宿の人は、客観的に物事を見る目に長けているので、その場の空気を読みとることができ適切な対処をとることができます。この能力は前述の人脈や信頼を得ることに有効ですが、空気が読めることは逆に、読めなかった人の鼻をへし折ることになり反感をかうことにもなります。
つまり参宿の人は味方も多いけれど、反感を持つ敵を多くつくる傾向もあります。それは夜空に輝く星座がオリオン座の他にも無数にあるのと同じで、まるで互いに宇宙という空気を読みあい主張しあっているようです。
要領がいい
参宿の人は、他人の輝きに乗じて自分も輝こうとするのですから要領がいいと言えます。その場の空気を読んで、人脈を上手に作るためには要領よく立ち回らなければなりません。またコネ作りにも長けているのが参宿の特徴です。
様々な人が集まる場所に顔を出し、初めての人とも気さくに打ち解けることができるので、自然にいろいろな人と触れ合い、コネクションが知らず知らずの間にできていきます。
オリオン座は横に並ぶ3つの輝く星を中心にして、四方にある周りの星とのコネクションで初めて夜空に存在します。参宿の人には生まれつきにしてこの特徴と性格が備わっているのです。
嫌なことを引きずりやすい
参宿の人には、テンションの落差が激しいという特徴があります。テンションが高い時にははつらつとして行動するのですが、嫌なことが続いたりするとテンションがどん底まで落ちてしまう傾向があります。
一度落ち込んでしまうと、嫌なことを引きずってしまいなかなか起き上がれないのも参宿の人の特徴です。梅雨や長雨が続き雲が多い日が続けば、夜空にオリオン座が輝くことがありません。この状況とよく似ています。つまり参宿は人生という天候に左右されやすいと言えます。
男女別の参宿の性格・特徴
参宿は宿曜占星術で27宿ある星の一つで、オリオン座の中の一つの星(宿)を指します。オリオン座はギリシャ神話から生まれた星座です。
オリオンは美しく容姿が整った、巨人の男で腕の立つ狩人です。アポローンの妹で狩猟の女神アルテミスはいつしかオリオンに恋をしてしまいます。
しかしそれを許さない兄アポローンは、海を頭を出して渡っているオリオンを、海に浮かんでいる島と偽って、アルテミスに弓で射ってくれと騙しオリオンを殺させてしまいます。それを悲しんだアルテミスがオリオンを天の星にしたという悲しい恋の物語があります。
このようにオリオン座は、男女の恋の悲劇にまつわる星です。ここまでは参宿の男女に共通する性格や特徴を紹介してきましたが、ギリシャ神話から導かれるように参宿には、男女別にそれぞれに現れる特徴があります。
男性の性格・特徴
参宿の男性は、好き嫌いがはっきりしていて相手によって態度を変える傾向があります。また多少自信過剰気味のところがあり、常に頭の中で自分のランク付けを行います。見た目は非常に人当たりの良い紳士ですが、表裏が激しいのも参宿の男性の特徴です。
またボスなど上の者に対しては腰が低いのに、下には上から目線で接するところがあります。参宿の男性には凛とした格好よさがあるので、女性にはモテるタイプです。しかしわがままで強引なところがあるので、近づく女性は覚悟と注意が必要です。
ギリシャ神話のオリオンのアルテミスとの悲劇の他に、こんなエピソードがあります。キオス島にやってきたオリオンは、島の王の娘メロペーに一目惚れをしてしまいます。メロペーを自分の妻にしたいオリオンは、得意の狩りでたくさんの獲物を王に貢ぎ物として贈って取り入ろうとします。
しかし、王は頑として良い返事を与えませんでした。業を煮やしたオリオンは力ずくでメロペーをものにしようとします。それに激怒した王は酒に酔って泥酔したすきにオリオンの両目をくりぬいてしまったという話があります。
ギリシャ神話のオリオンの性格や特徴から、参宿の男性の特徴が何んとなく想像できるのではないでしょうか。格好が良くモテる参宿の男性ですが、近づく女性はこれらのことを頭のどこかに入れておいて接するようにしましょう。
女性の性格・特徴
参宿の女性は、やはり好き嫌いが激しくすきな人にはとことん優しく尽くし、嫌いな人には冷たく距離を置くのが特徴です。また仲間意識が強いので気に入った人とだけグループを作る傾向があります。これはオリオン星座の宿命とよく似ています。
仲間外れにされるのが大嫌いで、大勢が集まる会には何としても参加するという執念深いところがあります。頑張り屋さんの一面があるかと思えば、悪女のようなミステリアスな部分もあり、魔女と天使が同居する二面性のある女子です。
参宿の恋愛傾向
一般的に言って占いでもっとも気になるのが女性の場合は恋愛運と相性ではないでしょうか。男性の場合は出世運や金運の方を気にする人が多いのですが、やはり恋愛運は外せないのではないでしょうか。
宿曜占星術の参宿の人は、どのような恋愛傾向を持っているのでしょう。付き合っている人が参宿の星を持っていたら、恋愛傾向を知りたいのが人情です。また自分が参宿の場合にも同様に知りたいのが当然です。
ただし、宿曜占星術はあくまで占いなので、もし当てはまったとしても必ずそうなるとは限りません。むしろその傾向があることに留意して注意する参考にしてください。
見た目の良い人を選ぶ
参宿の人は一目惚れしやすい傾向があります。一目惚れとは内面を知る前に外見で恋をしてしまうことです。また一緒に歩いている時などに、周りから羨ましく思われることを好みます。つまり内面的な性格や価値観などより、外観のかっこよさを優先して恋人を選ぶ傾向が強いのです。
そのために友達や仲間から反感を買うことがあります。また外観から恋愛に発展するため、付き合ってから内面的な性格がわかってくると、自分が思っていた理想とのギャップに気づき幻滅することも多々あります。
ギリシャ神話のオリオンが、王の娘のメロペーやアポロンの妹アルテミスに一目惚れしたように、見た目の外観に惚れやすいのがオリオン星座の参宿です。
ライバルがいると燃える
参宿の人の恋愛は、ライバルや障害があればあるほど燃える特徴があります。一目惚れした理想の相手が現れれば、そのハートを射抜こうと、一種のスポーツやゲームのような感覚であの手この手で挑もうとします。
中途半端な引き分けが大嫌いなので、結果が悲劇になろうが成就しようが、白黒をはっきりとさせなければ気が済まないのが、参宿の恋愛傾向です。
恋人を勝ち取るために「オリオン狩り」というスポーツで王に挑んだり、アポロンの妹・狩猟の女神アルテミスと競ったのとよく似ています。やはり参宿にはオリオンの気性があると言えます。
恋愛テクニックを出し惜しみしない
好きな人のハートを掴むためなら、恋愛テクニックを出し惜しみしないのが参宿の人の特徴です。恋愛テクニックにはハードとソフトの両方があります。男性ならドラマに出てくるような派手な演出でハートを捉える方法も参宿の人はためらわずできます。
女性なら、さりげなく気のある素ぶりを見せたり、耳元で囁いたり軽くボディタッチをするなどソフトな恋愛術を駆使することもあります。ハードでもソフトでもどちらも恥じらいなく行えるのが、参宿の人の恋愛傾向です。
どの世代にもモテる
参宿の人は、空気を読むのが上手で相手の気持ちも上手に察知します。どんな場面でも話を合わせることができるので、世代にかかわらず人を惹きつけ受け入れられます。
年上の人でも年下の人でも、自然に話の輪に入っていき周りの人も知らぬ間に参宿の人の話術に惹かれてしまいます。気づいたら和気あいあいと打ち解け恋愛感情が自然に芽生えることがあるくらいです。
熱しやすく冷めやすい
参宿の人の恋愛は熱しやすく冷めやすい傾向があります。それは、参宿の人の恋愛は一目惚れのように外観に始まるので一気に熱が上がります。しかし付き合っていくうちに内面の性格などがわかってくると、理想とのギャップが大きく一気に冷めてしまうことが多いからです。
参宿の人の恋愛の賞味期限は、3ヶ月が限度という人がいるくらい熱しやすく冷めやすいのです。しかし熱している間の恋愛は、宙にでも浮かんでいるような経験したことのないほどの熱さです。火傷をしないように注意しましょう。
ギリシャ神話のオリオンもメロペーの恋に破れた後も、アルテミスとの恋に落ちます。熱しやすく冷めやすい恋愛の典型のようです。このように宿曜占星術の参宿は、オリオン座と切っても切れない関係にあることがお分かりになったのではないでしょうか。
参宿の相性
付き合っている恋人との相性は、一緒にいて楽しいから相性が良いとは限りません。相性とは長い時間をかけてじわじわと理解できるものです。占いで相性の良し悪しが出たとしても、それを鵜呑みにして別れるか結婚まで進むかの判断は早急すぎます。
しかし、あとあと後悔しないために、目安として知りたいのが人情です。または悪い結果を防ぐ予防手段として考えることができます。それでは参宿と相性の良い宿(星)と悪い宿を紹介します。
参宿と相性の良い宿
宿曜占星術のは27の宿があります、その中で参宿と相性の良い宿は「亢宿」「危宿」「井宿」「室宿」「底宿」の5つと言われています。
「亢宿(こうしゅく)」は真面目で温厚ですが短気で思慮に欠けるところがあります。正義感が強くコツコツと努力を重ね短所をうまくコントロールできるので、参宿の放漫な所も認めながら互いに高めあえるので相性が良いのです。
「危宿(きしゅく)」は、表裏がなく素直で純粋で知性があります。好奇心が旺盛で平凡を嫌い風変わりなものを好むので、参宿の自由奔放さも許せ、互いに高め合うことができるので相性が良いと言えます。
「井宿」「室宿」「底宿」の3つの宿は、参宿に繁栄をもたらす存在です。努力が苦手な参宿をサポートしたり、一人とび抜けがちになる参宿を補う役目を果たします。
しかしこれらの相性とは、互いの心のふれあいの一面を見ています。人によっては全く違う展開をする可能性もあるのです。相性が良いとされるものが全く相性がかち合わないこともありえます。それぞれの宿(星)の本質の特徴を見極めることが大切です。
参宿と相性の悪い宿
参宿と相性の悪い宿は「昴宿」「翼宿」「斗宿」と言われています。しかしこれも一面から見た相性の悪さで、全てに当てはまることではないことだけは認識しておいてください。
「昴宿(ぼうしゅく)」は、品格があり、頭脳明晰で知的好奇心が強く、芸術への造詣も深い頑固な一面のある性格です。参宿のストレートな発言から激しい口論に発展することもあり、互いに見栄が強いので喧嘩別れになることが多い相性です。
「翼宿(よくしゅく)」は地道な努力家タイプで、仲間やグループでワイワイと楽しんで成功していく参宿が受け入れられません。そのために妬みが生まれるので相性が悪いのです。
「斗宿(としゅく)」は、落ち着きがあり周囲からも信頼の厚いタイプですが、急激な変化を嫌い一人で成長することを好むので、周囲を巻き込む参宿が苦手で迷惑に感じるので相性が悪いのです。
このように3つの宿が相性が悪いと紹介しましたが、冒頭でも紹介したようにあくまで特徴の一面です。宿(星)の解釈は千差万別にあります。必ずしもこれと決めつけないようにしましょう。
参宿の特徴を理解してより良い人生に役立てよう!
宿曜占星術は東洋で生まれた星占いです。西洋の占星術は太陽の運行を基準にした太陽暦(こよみ)を基準にしていますが、東洋の占星術は月の満ち欠けの太陰暦を基にしています。どちらにしても星(宿)が関わることは共通しているので、互いに影響しあうことは当然なのかも知れません。
つまり占星術においては、夜空に広がる星や星座は太陽や月、歴史や東西の垣根を越えて、互いに影響し合っているのです。ここまで参宿について解説してきましたが、宿曜占星術の参宿以外の宿(星)についても想像力を広げ、宇宙が無限大であるように大きく広い意味で解釈してみましょう。