ブライダルローンとは何?おすすめ金融機関や審査・注意点などを紹介!

ブライダルローンとは何?おすすめ金融機関や審査・注意点などを紹介!

この記事では、結婚式や新婚旅行などに使えるおすすめのブライダルローンの紹介に加えて、一般的なブライダルローンの審査や金利、返済期間などお金を借りるうえで気になる部分についてお伝えしていきます。この記事の中でメリットやデメリットを一度に理解することができます。

記事の目次

  1. 1.ブライダルローンとは
  2. 2.ブライダルローンとカードローンの比較
  3. 3.ブライダルローンの審査
  4. 4.ブライダルローンの注意点
  5. 5.ブライダルローンのおすすめ金融機関
  6. 6.結婚資金自体の見直しも時には必要
  7. 7.ブライダルローンは結婚式・新婚旅行などに使えるローン

ブライダルローンとは

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結婚は人生の中で最も大きなイベントの一つですが、結婚式や披露宴、新婚旅行などの費用を捻出するのには苦労も必要で悩ましいところです。

そこで、結婚式や新婚旅行などのときに銀行からお金を借りることができる「ブライダルローン」という制度について、今回の記事でその審査や金利、返済方法やおすすめの銀行などを紹介していきます。

結婚資金にのみ使用可能なローン

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ブライダルローンというのはその名の通り、結婚費用用のローンです。そのため、借入金は結婚資金にのみ使用が可能でその他の関係ない支出に回すことは不可能です。

ブライダルローンの使用可能な用途としては結婚式や披露宴、新婚旅行などが挙げられます。基本的には結婚費用であれば何にでも使えるのが大きな特徴です。

主に固定金利

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気になるブライダルローンの返済額の金利についてですが、基本的には固定金利になることが多いです。そのため、景気に返済金利が左右されることがないというのが安心材料です。

世の中のローン金利が逆に下がるときには損をしたように感じることもありますが、結婚してからの家計の管理などはしやすいのが大きなメリットと言えます。

返済期間は7~8年

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ブライダルローンの返済期間は一般的に7、8年程度に設定されることが多いです。例えば挙式から結婚旅行、新居への移住などを全て負担するとなると平均で600万円程度の支出になるため、ご祝儀が200万円あったとしても残りの400万円を返済するためにはそれくらいの期間が必要になってきます。

そのように長期にわたって返済することになるため、上記のように景気変動による影響を受けない固定金利でのブライダルローンを組むというのは大きなメリットとなります。

他の一般的なカードローンなどと同じようにボーナスによる臨時返済も可能になっておりそのお金は全て元金に充てられるため、元金を減らして利息負担を減らしたいという場合にはおすすめとなっています。

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ブライダルローンとカードローンの比較

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ブライダルローンが結婚費用専用のローンであるのに対して使い道の限定されない一般的なカードローンも結婚式や新婚旅行の費用を借りるうえで有力な候補の一つです。

大まかな傾向としては、ブライダルローンは使い道が限定されていて手続きが面倒だけど金利が低いというメリットがあるのに対し、カードローンは使い道も自由で手続きが簡単ではあるけれど金利が高いという特徴があります。

ここからは、そんなブライダルローンとカードローンのメリット・デメリットの両方について掘り下げながら解説していきます。

ブライダルローン・カードローンのメリット

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ブライダルローンのメリットはまず、金利が低いという点です。また、結婚式場が提携するローンの場合は直接費用が式場に振り込まれるという便利さや資金使途が限定されていることから借りすぎを防ぐといったメリットもあります。

一方でカードローンは必要書類も少なく申し込みから融資までの時間が短いという点やコンビニやATMでの返済ができるといった利便性にメリットがあります。結婚資金以外にも借りられたり限度額以内なら何度でも融資可能であるといった柔軟性も魅力です。

また、カードローンは新規の場合は契約または借り入れから30日以内であれば無金利のところもあるため、ご祝儀で一括返済したいという場合にはおすすめの選択肢です。

ブライダルローン・カードローンのデメリット

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ブライダルローンとカードローン、それぞれ魅力的なメリットがある一方でデメリットもあるため注意する必要があります。

まずブライダルローンの場合は資金用途が結婚資金のみに限定されていて提出書類も多く、申し込みから融資までに時間がかかるといった制約の多さがデメリットです。また、後ほど詳しく解説しますがカードローンに比べて審査は厳しめであるというのもネックになります。

一方でカードローンについては借入のしやすさなどのメリットがある一方で金利が高いという決定的なデメリットがあるため、返済の延滞の可能性などもあり経済的に失う部分は大きいです。

ブライダルローンの審査

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先ほども述べたように、ブライダルローンの審査は一般的なカードローンと比較するとやや厳しめです。特に結婚式や新婚旅行などの費用も含めると200~600万円とかなり多額な借り入れを行うため、ある程度の「信用」を銀行などから勝ち取る必要はあります。

そこでここからは、ブライダルローンの審査とカードローン審査の違い、信用情報の影響、勤務先や年数・年収の関係性についてお伝えしていきます。

カードローン審査との違い

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基本的には、普通に働いていて安定的な収入があり信用情報に問題がなければカードローンであってもブライダルローンであっても審査落ちすることはありません。

しかし、他の債務がある場合は要注意です。カードローンであれば他の債務が1、2本あっても審査に通過することがありますがブライダルローンの審査の方はその点に関しては非常にシビアです。特に返済の遅れなどは致命的な欠点となりやすいです。

特に、消費者金融系のものよりも金利の安い銀行系のブライダルローンの審査は借入の有無や返済歴を厳しくチェックする傾向が強いので、ブライダルローンの申し込みは他の債務を整理してからをおすすめします。

信用情報が影響する

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上記でも述べた信用情報ですが、ブライダルローンの審査においては最も厳しく見られる項目の一つです。具体的には過去の金融事故情報や現在の借り入れ状況、返済状況などがあげられます。

このあたりは銀行側から見て「この人はしっかりお金を返済してくれる人なのか」「支払い能力に問題はないのか」といった部分を判断する重要な材料になります。もし虚偽の申告をしたとしても個人信用情報機関に問い合わせれば一発でばれてしまうので、正直に申告する必要があります。

特に返済の延滞などは金融事故と呼ばれ銀行などのブラックリストに載ってしまう原因となるため、日ごろから金融サービスは誠実に利用しておく必要があります。

勤務先・勤務年数・年収も関係する

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ブライダルローンは借入額も高く返済期間が長期になるローンのため、銀行などの金融機関にとってはその人が信用に値するかどうかを判断する材料として勤務先や勤務年数、年収なども審査に関係します。

同じ会社、特に大手企業などの安定した会社に長く勤めている人は今後も同じ会社に居続けて安定した収入を得続けると判断しやすいためブライダルローンの審査において有利になりやすいです。

配偶者収入も合算する

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ブライダルローンはいわゆる無担保商品であるため、一般的な暗黙の了解としては利用限度額は年収と同程度となっています。そのため、例えば年収240万円の人は300万円の借り入れは不可能になります。

しかし、上記のように結婚式や新婚旅行の費用を考えると300万円でも足りないケースはあるかと考えられます。そこで、配偶者の収入も合算で審査することで利用限度額を引き上げることができます。

ただし、配偶者の収入を合算で審査してもらう場合はその配偶者を連帯保証人とすることがひっすになります。

ブライダルローンの注意点

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結婚式や新婚旅行の費用をブライダルローンで賄う場合は、その金利や返済額に注意する必要があります。ブライダルローンは金利がカードローンよりは低いとはいえ、元々の借入額が大きい分後々の家計を圧迫してしまう可能性は十分にあります。

特に、将来子どもができた時などはその養育費や教育費と出費の時期が重なることも十分に考えられるため将来設計とセットで考えていく必要があります。

いくら返済できるか考える

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当たり前ですが、結婚式や新婚旅行を終えてからも生活は続きます。むしろ、そこからが本当の結婚生活のスタートと言っても過言ではありません。そして、まだ家計の管理に慣れていない段階から返済という負担が増えるということは中々大変なことでもあります。

したがって、結婚後の生活の中からいくら返済に回せるのかということは考えなくてはいけません。場合によっては、夫婦のどちらかが専業主婦、主夫になることを考えていたとしても共働きをしなくてはいけなくなる可能性もあります。

返済パターン

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それらのことを踏まえてブライダルローンの金利込みでの返済パターンについて解説していきます。

例えば100万円を3年ローンのブライダルローンで借りた場合、金利が3%なら毎月29081円、金利5%なら月29971円、金利7%なら30877円となります。この場合は、金利が7%の場合は金利によって上乗せされる返済額は11万円程になります。

300万円を5年のブライダルローンで借りる場合、金利3%の場合でも月53906円、金利5%なら56614円、金利7%の場合は59404円となります。5年ローンで金利7%となると金利によって返済額が56万円もうわのせされるため、その点も覚悟してローンを組む必要はあります。

ブライダルローンのおすすめ金融機関

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上記のように、金利一つとってもブライダルローンの返済額に大きな影響が出てきます。そのため、どこからブライダルローンを借りるかというのは非常に大きな問題となってきます。

そこで、ここからは金利などの点から結婚式や新婚旅行などの費用を借りるのにおすすめの銀行を3つ紹介していきます。おすすめの銀行は住信SBIネット銀行、楽天銀行、千葉銀行です。

これらのおすすめの銀行について、金利制度や借入上限、返済最長期間などのポイントを押さえてお伝えしていきます。

住信SBIネット銀行

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まず初めに紹介するおすすめの銀行は住信SBIネット銀行です。こちらのブライダルローンは変動金利制で2.975~4.975%の金利、借入上限が1000万円、返済最長期間が10年となっています。

こちらのローンは、将来は収入もある程度増える見込みがあるけど今は手元に資金がなくて結婚式や新婚旅行の捻出に困っているというような人におすすめの、かなり大規模な借り入れができるものです。

変動金利とは言え金利は低めなので長期の返済でもそれほど苦しむ可能性は高くないですが、そうはいってもだからと言って借りすぎてしまうと後々苦労するため、こちらの銀行のローンを借りる場合は借りすぎに注意は必要です。

楽天銀行

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次におすすめするのが楽天銀行のブライダルローンです。金利は7.0%の固定金利で、借入上限が300万円、返済最長期間が8年4か月となっています。そのため、そこまで大きい金額は借りたくないけど結婚式や新婚旅行を少しゼイタクにしたいという人にはおすすめです。

特に、普段から楽天市場とか楽天カードなどの「楽天経済圏」に暮らす人にとっては利用しやすいサービスとなっているためおすすめできるブライダルローンの一つです。

千葉銀行

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3つ目のブライダルローンにおすすめの銀行は千葉銀行です。金利は5.0~5.2%の変動金利で借入上限は500万円、返済最長期間は10年となっています。

こちらは借入上限額的には上記の住信SBIネット銀行と楽天銀行の中間の立ち位置のブライダルローンになります。300万円だと足りないけれどもう少し低い金利で借りたいという人におすすめです。そこそこの収入が将来的に見込めるという人にはぴったりの借入額レンジとなっています。

変動金利と言っても5.0~5.2%と金利の振れ幅も小さいため、ほぼ固定金利と同じような感覚でとらえて差し支えないブライダルローンとなっています。

結婚資金自体の見直しも時には必要

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ここまではおすすめのブライダルローンのある銀行について解説してきましたが、どこのブライダルローンやカードローンであっても審査が下りなかったりそれ以外の費用を考えた時に現実的でなくなることも多々あります。

最近は結婚式や新婚旅行をしないというカップルも増えてきていますが、必ずしも派手な結婚式を挙げなくてはいけないという価値観も変わりつつあります。結婚式後の生活を考えたらそれが必ずしもプラスになるとは限らないと捉えられているようです。

ブライダルローンというのはあくまで借金でありお金が手元に降ってくるわけではないので、あくまで身の丈に合った結婚費用に留めて時には予算の見直しをすることが必要にもなってきます。

ブライダルローンは結婚式・新婚旅行などに使えるローン

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今回の記事では、ブライダルローンの概要やカードローンとの比較、審査や返済パターン、おすすめの銀行などについて紹介してきました。カードローンなどと異なって使用用途の制約や審査の厳しさはありますがそれでも将来的な負担を減らしたいというカップルにはおすすめのローンです。

ただし、ブライダルローンはあくまで借金であることには変わりがないため、むやみに借りるのではなく将来的な結婚生活のプランと照らし合わせて現実的に考えることが必要です。時には結婚資金の見直しをしなくてはいけないこともあります。

そうはいっても結婚式は一生に何度もないビックイベントの一つで、思い出を作っていくためにもブライダルローンの使用は便利な手段の一つです。そのため、身の丈に合ったレベルの中で夫婦の思い出を作るために使用を検討する価値のあるアイテムとなっています。

小林勇太
ライター

小林勇太

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