3分間スピーチのネタや作り方のコツは?構成のポイントや例文を紹介!

3分間スピーチのネタや作り方のコツは?構成のポイントや例文を紹介!

3分間スピーチと聞くと拒否反応を起こす人も多いのではないでしょうか。3分間スピーチは小学校の朝の会や会社の朝礼などでよく行われています。ネタ探しに困った、あがり症や話下手なので苦労する、などの悩みを解消するためにネタ作りのコツや構成のポイントを紹介します。

記事の目次

  1. 1.3分間スピーチの構成で大切なこと
  2. 2.3分間スピーチのネタ集
  3. 3.3分間スピーチの自己紹介の例文
  4. 4.3分間スピーチで上手に話すためのテクニック
  5. 5.3分間スピーチの中で自分のことをよく知ってもらおう!

3分間スピーチの構成で大切なこと

スピーチ
Photo bymaura24

3分間は短いようで意外に長く感じる時があります。3分間スピーチで、いざ話そうとしても頭の中が真っ白になり、まるで時間が止まってしまったような感覚になった経験はありませんか?

また逆に3分間スピーチの途中で何を話していいか分からなくなり、時間だけがどんどん過ぎて行き、ほとんど何も話すことが出来ないまま終ってしまうこともあります。

そんな事態にならないためには、スピーチを始める前に全体の構成を考える習慣をつけることです。またどんなネタを中心に話を進めるかを事前に考えておくことも必要です。では3分間スピーチの構成で大切なポイントを紹介します。

無理に話を詰め込みすぎない

シンプル
Photo byqiye

3分間スピーチの構成で、沢山のことを話そうとするあまり、無理にテーマやネタを詰め込み過ぎてしまう場合がよくあります。

スピーチとは聞いている相手に、自分が話したい内容を上手く伝えることです。スピーチは文章と違って聞き返すことが出来ません。言葉が次から次と耳を通り抜けていきます。

ネタが沢山詰まり過ぎていると、聴き手が理解する前に次のネタが耳に飛び込んできます。結局は相手に内容がよく伝わらないことになります。3分間スピーチで大切なことは、出来るだけテーマやネタをしぼって構成をシンプルにすることです。

時間に対しての文字数を把握

文字数
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人が1分間で話す文字数は約200〜250文字で、3分間スピーチで換算すると600〜750文字になりこの文字数が聞きやすいスピードと言われています。

しかし人が話すスピードには個人差があり、早口の人がこの文字数でしゃべれば時間が余ってしまいます。しゃべり方の遅い人では3分をオーバーしてしまいます。

3分間で600〜750文字が相手が聞きやすい適度なスピードなので、早口の人はゆっくり話すようにして、3分間でこの文字数になるように心がけることが大切です。

聞きやすいスピードより遅いとスピーチが間のびして聴き手がだらけてしまいます。しゃべり方の遅い人は、聞きやすい文字数600〜750文字が3分間に収まるように、少し早めに話すことを心がけましょう。

3分間スピーチのネタ集

5W1H
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3分間スピーチのネタ集めには誰もが苦労します。初めての3分間スピーチではネタに苦労しなくても、2回目3回目となると毎回同じネタというワケにはいきません。

前回のネタに絡ませて連続ドラマのように今回のネタにつなげるという手法もあります。しかし3分間スピーチでは3分という限られた時間の中でまとめなければなりません。

スピーチの構成の中でネタを「過去〜現在〜未来」の3つの時間軸に分けて1分ずつを目安にまとめる方法があります。

また文章作成の基本「5W1H(いつ、どこで、誰が、なにを、なぜ、どのように)」を構成にネタをまとめればより伝わりやすくなります。それでは「3分間スピーチのネタ集」をテーマ別に紹介します。

ネタ①趣味をテーマ

ゴルフ
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趣味をテーマにしたネタは、一番手ごろで探しやすいかも知れません。たとえば「(過去)去年ゴルフを始めたその頃のスコアや苦労話など」「(現在)今はハンディが○○になった〜ゴルフを通じて○○が増えた〜etc.」

「(未来)ゴルフ仲間と刺激し合って来年はシングルを目指す」などを「5W1H」を使って上手くまとめると良いでしょう。このように自分の好きな趣味をテーマにしてネタを展開していきます。ゴルフ以外にも趣味には色々あるので自分なりのネタを探してみて下さい。

ネタ②日常をテーマ

料理
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日常をテーマした3分間スピーチのネタを探して見ると、料理、子供のこと、行きつけのレストラン、テレビ番組なと色々ありそうです。ここでは料理をネタに紹介します。

「(過去)料理が下手で結婚したての頃は卵焼きしか出来なくて〜夫は○○だったでしょう」「(現在)奮起して料理教室に通って、今では○○も作れるようになったので〜」「(未来)今度はレパートリーを増やしイタリアンに挑戦!〜」のように作ります。

料理ネタの替わりに、子供の成長、テレビ番組の好みの変化、笑いを取るために、夫の体型や自分の体型の変遷(へんせん)などにしても良いでしょう。これらを文字数600〜750文字にまとめれば、素敵な3分間スピーチが出来るのではないでしょうか。

ネタ③思い出をテーマ

思い出
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人の思い出には、悲しい思い出、辛かった思い出、楽しい思い出、面白い思い出、その時の感情によりネタの重さが変ります。ネタによりその人の人間性が一番現れるテーマです。また表現の仕方でスピーチが暗くもなり明るくもなります。

それでは失敗談をネタにした例文を紹介します。「(過去)会社に入りたての頃は、○○を落としたり計算ミスが多く周りに迷惑ばかり掛けて〜上司には怒られてばかりで〜」「(現在)入社3年目の今は、やっと○○が出来るようになり〜でもまだひよっこなので〜」

「(未来)これまでの失敗の経験を活かして来年には○○を目指します」のようにまとめます。ここで注意したいのは話し方です。例え辛いネタの失敗談でも暗い口調で話しては、聴き手が辛くなってしまいます。出来るだけ明るい口調でスピーチすることが大切です。

ネタ④仕事・会社関係をテーマ

歓迎会
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社内の3分間スピーチで仕事や会社関係をネタにした場合、共通したネタが多いので共感を得られやすいというメリットがありますが、反面ネタの選び方では人を傷つけたり、反感をかうケースがあるので注意が必要です。

話がウケそうだからといって不用意なネタはNGになることがあるので、慎重にネタを選ぶようにしましょう。

社内の特定の人のネタや、面白いからといって同僚をネタにすると、人によっては不快に感じる場合があります。お客様のエピソードやお客様歓迎会の出来事など、人の気持ちを配慮して無難なネタを選ぶのが良いでしょう。

ハート
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3分間スピーチのネタは、このようにテーマ別に考えると意外に沢山ころがっています。ネタ探しで悩んでいる人は、このようにテーマを分けて考えると思いのほか見つけやすくなるのではないでしょうか。

3分間スピーチのネタで注意が必要なのは、話を面白くして聴き手の興味を惹き付けることは大切ですが、ウケ狙いで不用意に人を傷つけるようなネタを選ばないことです。

また話し方では、内容が暗いネタでも明るく話すことで相手を辛くさせないこと。人を惹き付ける面白いネタで、分かりやすく思いやりのある温かい話し方が最高の3分間スピーチです。

3分間スピーチの自己紹介の例文

自己紹介
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3分間スピーチは「3分間で自分の紹介をお願いします」のように自己紹介の際にもよく使われます。面接試験などのケースは別として、通常の和やかな場面での自己紹介は、あまり堅苦しい表現をするとその場の雰囲気を壊してしまいます。

それではケースや場面によってどのような内容やネタを3分間スピーチの自己紹介に盛り込めば良いのか、例文を紹介することで解説します。

例文①

面接
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最初に少し堅苦しい面接の場面での自己紹介の例文を紹介します。一般的に面接では3分間スピーチと違って、面接官の質問に答えるかたちで進められることが多いようです。

面接官が「名前と年齢、学歴は?」と聞かれたらハッキリとした口調で「私の名前は○○○○と申します。ただ今(現在)の年齢は満○歳で、○○大学で○○を専攻し、本年の春卒業しました」のように答えます。

ここで聞かれてもいない名前の由来や大学の特徴などを話す必要はありません。「君の名前は変っているね」と言われた場合には、由来や○○地方に多い名前のようです、と答えてもかまいません。

部活
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また「部活は何をしていたの?」「この会社を志望した動機は?」はよく聞かれる質問です。部活を聞くのは、企業が欲しい人材は学力の高さではないからです。欲しいのはコミュニケーション能力や積極性、リーダーシップ性です。

部活は能力や性格を判断する最適な材料です。また志望動機は必ず聞かれる質問です。その場合に、あまりその会社の業績や大きさを讃え過ぎるのはNGです。媚(こび)を売っていると判断されがちです。

むしろ自分がその企業で出来ること、やってみたいこと、企業体質が自分に向いていると感じた内容などを紹介するほうが好感を持たれます。もちろん話し方はハッキリとシンプルに分かりやすく敬語で話すことが最低条件です。

例文②

バスケ
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新入社員歓迎会での、自己紹介3分間スピーチに折込むネタや話し方を紹介します。歓迎会には同期の仲間だけでなく上司も出席しています。上司に失礼のないような話し方は必要ですが、歓迎会という和やかな場面の雰囲気を壊さない配慮も必要です。

面接のような堅苦しい話し方では場をしらけさせてしまいます。「皆様はじめまして。名前は○○で漢字では△△のように書きます。出身地は○○で、◇◇が美味しいことで有名で、芸能人の××も同郷です」

「学生時代の部活はバスケット部でポジションはセンターガードで指令塔をやっていました。容姿はイケメンとは言えないけど、女子には意外とモテました」

このように言葉は「です・ます調」ですが、アピールするところはしっかりと、ネタの中にウイットをきかせて話すのがポイントです。

例文③

飲み会
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同僚や仲間との飲み会での自己紹介は、名前を知っている人も多いので、名前の紹介はさりげなく済ませ、むしろ場を盛り上げるようなネタやエピソードを自己紹介に盛り込むと良いでしょう。

「こんばんは営業課の○○です。皆さん飲んでますか?僕はさっき一気のみを3回もやったんで目がぐるぐる回ってま〜す。えっと驚く人もいると思うけど、実は登山が趣味なんで〜す」

「登山が趣味なんて知らなかったでしょう!先月○○山に登った時に事件がありまして〜etc.」のように皆んなが知らないようなプライベートなネタやエピソードを交えると自己紹介が盛り上がります。もちろん口調は品の良いタメ口でオーケーです。

1分間スピーチのお題やテーマまとめ!自己紹介のコツや例文もレクチャー! | 副業・暮らし・キャリアに関するライフスタイルメディア
1分間スピーチをするにあたって、自己紹介以外のスピーチができるよう、お題やテーマをまとめました。また、自己紹介のコツや1分間スピーチの例文、注意点についても解説していますので、この記事を参考に面白い1分間スピーチができるようになってください。

3分間スピーチで上手に話すためのテクニック

ポイント
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仲間同士の飲み会などの3分間スピーチでは、あまり基本にこだわる必要はないのですが、会社の朝礼などの3分間スピーチは、これから紹介する上手に話すためのテクニックやポイントをおさえておく必要があります。

3分間スピーチで必要とされる基本は、シンプルで明瞭に分かりやすく相手に伝えることです。ではそのテクニックや注意するポイントを紹介します。

大きな声でゆっくりと

ポジティブ
Photo bysasint

まず注意するポイントは、大きな声でゆっくりと話すことです。緊張するとつい声が小さくなったり、早口になったりしてしまいます。

これは誰にでも起こることとポジティブに考えて下さい。自分だけがと思わずに、誰でも起こることと思えば気が軽くなり緊張がほぐれてきます。

メモを見ながら話すことは決して恥ずかしいことではありません。大統領や首相の演説でもメモを見ながらスピーチしているではありませんか。堂々とメモを頼りに見ながら話してオーケーです。

こう考えれば、大きな声でゆっくりと話す余裕が出てきます。このようなポジティブ思考をすることが、3分間スピーチの苦手意識を克服して上手に話すためのテクニックです。

間を大切に

間
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スピーチで大切なのは言葉と言葉の間の時間です。話し言葉は次から次と通り過ぎていきます。文章のように読み返すことが出来ません。だからこそ間が大切です。

文節の間にちょとした間(時間)をあけることによって、聴き手に理解する時間を与えることになります。この間がないと言葉は耳を素通りしてしまいます。

特にアピールしたい言葉やネタの前後には、間をあけることが内容を伝える重要な効果を発揮します。

落語家や演説の上手いことで有名なK.S議員なども話の「間」を上手く利用しています。3分間スピーチでもこの効果を活用して、間を大切にしながら話すことが上手なテクニックポイントです。

身振り手振りを取り入れる

身振り
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身振り手振りをスピーチに取入れることは、ビジュアル的な相乗効果で相手に伝えるアピール力が倍増します。

身振り手振りをよく使う元首相のT.K氏や、元首相K.J氏が言葉の通じない外国の首脳と、外交で大きな成果を発揮できたのはビジュアル的な相乗効果のおかげと言えるのではないでしょうか。

3分間スピーチでも身振り手振りを取り入れて話すことでアピールする力がより増して、内容がよく相手に伝わります。

3分間スピーチの中で自分のことをよく知ってもらおう!

表現
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3分間スピーチは会社の朝礼や自己紹介でよく使われるスピーチスタイルです。3分間スピーチで大切な構成の作り方、ネタの選び方、相手が聞きやすい文字数、上手く話すためのテクニックやポイントなどを紹介してきました。

ここまでの記事を参考にして、これから何度となく色々な場面で行う3分間スピーチで、上手く自分をアピールして知ってもらうために役立てて下さい。

Eiji0601
ライター

Eiji0601

元ミュージッシャン&調理師。現在はフリーのコンサート企画やチラシ等のデザイナーをやっています。音楽のジャンルはクラシックからジャズ&ポップス、特に’60年代〜’80年代ポップスが大好きです。料理は和食が得意な年齢不詳の独身男性です。

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