1分間スピーチのお題やテーマまとめ!自己紹介のコツや例文もレクチャー!

1分間スピーチのお題やテーマまとめ!自己紹介のコツや例文もレクチャー!

1分間スピーチをするにあたって、自己紹介以外のスピーチができるよう、お題やテーマをまとめました。また、自己紹介のコツや1分間スピーチの例文、注意点についても解説していますので、この記事を参考に面白い1分間スピーチができるようになってください。

記事の目次

  1. 1.1分間スピーチをふられたらどうする?
  2. 2.1分間スピーチ【準備】
  3. 3.1分間スピーチ【コツ】
  4. 4.1分間スピーチのお題やテーマ
  5. 5.1分間スピーチの例文①
  6. 6.1分間スピーチの例文②
  7. 7.1分間スピーチの例文③
  8. 8.1分間スピーチで身につくこと
  9. 9.1分間スピーチの注意点
  10. 10.1分間スピーチをする前に必ず予行演習をしよう!
  11. 11.1分間スピーチはコツを身につけて!面白いネタを見つけよう!

1分間スピーチをふられたらどうする?

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皆さんは突然、1分間スピーチをふられたらどのような話をするでしょうか。鉄板の面白い話を用意していたり、うまく自己紹介で切り抜ける人もいますが、戸惑ってスピーチにならない人がほとんどでしょう。

この記事では、まずは事前に1分間スピーチをすることが決まっていた場合に、どのような準備をすればよいのかや、1分間スピーチを組み立てるためのコツを紹介します。また、お題やテーマの決め方に加え、簡単な例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

無理に面白い話をしようとしたり、際立った自己紹介をする必要はありません。会社での朝礼や研修時の挨拶代わりなど、年代も性別もバラバラな人を対象にすることもありますので、万人に向けた話をするように心がけましょう。

1分間スピーチ【準備】

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まずは1分間スピーチの準備についてです。お題やテーマ決めも大切ですが、いくら面白い話であっても、構成が滅茶苦茶だと、聞いている人にはきちんと伝わりません。

会社の朝礼などで1分間スピーチを求められる場合は、何を伝えたいのか、それがきちんと聞き手に伝わっているかが重要ですので、まずは構成をしっかりと決められるよう、準備を整えましょう。

①1分間スピーチの構成を決める

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自己紹介など、既に1分間スピーチのお題が与えられていれば楽ですが、そうではない場合は、どのようなテーマで話すのかを決めましょう。お題やテーマの選び方は、後ほど紹介します。

お題やテーマが決まったら、それを誰に伝えたいのかを想像しましょう。会社での1分間スピーチの場合、どのようなお題やテーマであっても、それが自分たちの仕事にどのような関係を持つのか、あるいはどのように仕事に活かすのかまで触れられれば、理想的な1分間スピーチとなります。

その点まで折り込みつつ、全体的にバランスが取れ、聞き手に自分の主張がしっかりと伝わるような1分間スピーチの構成としましょう。

②スピーチは約300字が目安

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通常、人間が1分間スピーチでの適切な文字数は300字程度と言われています。これは、喋りのプロであるアナウンサーが、1分間に話す文字数が約350文字程度であることから来ています。

これ以上、文字数が多いということはかなり早口になっているため、聞き手にとっては理解しづらくなってしまいます。逆に文字数が少なすぎれば、かなりゆっくりとした口調になっているため、これも聞き手にとっては聞きづらく感じてしまいます。

いずれの場合も、スピーチとしては失敗の部類に入ってしまうため、約300文字という文字数を守ることがコツです。

③1分間スピーチは短時間勝負

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1分間スピーチは、言うまでもなく短時間の勝負になります。初めは長く感じるかもしれませんが、お題やテーマを決めて、実際に話す内容を考え始めると、300文字というのはすぐにオーバーしてしまいます。1分間スピーチという以上、1分を超えてしまってはいけません。

1分という短時間の中で、自分の主張と、そう主張する根拠を示す必要がありますので、きちんとした構成の1分間スピーチとするように注意してください。

1分間スピーチ【コツ】

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1分間スピーチの構成が決まったら、次は実際に話す内容を考えていきます。ここでは、話を組み立てる際のコツについて解説します。

大まかにコツを紹介すると、テーマは1つに絞って、主張・理由・結論の流れを守るというのが重要です。また、これから何について話をするのか、聞き手に伝わりやすいように、スピーチにタイトルを付けるのも良いでしょう。

①テーマは1つに絞る

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まず、1分間スピーチを話す上で、お題やテーマは1つに絞ります。300文字程度で話す以上、いくら面白いテーマやお題であっても、2つになれば1つあたり150文字、3つになれば100文字ほどになってしまいます。

その程度の文字数では、とてもではありませんが、自分の主張とその根拠を、説得力のある形で話すことはできませんし、面白い話であれば面白さが伝わりません。テーマやお題は必ず1つに絞って話を組み立てるのがコツです。

②わかりやすいタイトルをつける

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1分間スピーチをする上で、スピーチにタイトルを付けるのもコツの1つです。こうすることで、「これから自分はこの話をします」という宣言になり、聞き手もそのつもりで聞き始めることができます。

ただし、これは何か主張をする場合ではなく、自己紹介や出来事を紹介する時などに使うと良いでしょう。主張のスピーチである場合、タイトルを話した後に、自分の主張を述べる流れになってしまうため、いきなり同じような内容の話を続けることになり、時間のロスに繋がってしまいます。

③主張・理由・結論でまとめる

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話を組み立てる際は、自分の主張を述べた後、そう主張する理由、そして結論の流れにすると、聞き手にとってもわかりやすい1分間スピーチとなります。あるいは、何か出来事を紹介する場合は、起承転結の流れで話すこともコツです。

どのようなテーマやお題であっても、基本的な話の流れを守らないと、結局何を伝えたいのかがわかりづらくなり、聞き手にとっては苦痛なスピーチとなってしまいます。

④内容はメモ程度にする

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スピーチをする上で、よく手元の原稿を読み上げてしまうだけになっている人を見かけますが、これではスピーチとは言えません。聞き手の方をしっかりと見て、自分が何を伝えたいのかを訴えてこそ、スピーチと言えます。

緊張で何を話すか忘れてしまうという人でも、スピーチに関する内容は断片的なメモ程度に留めて、読み上げるだけの1分間スピーチにならないように気を付けることがコツです。

1分間スピーチのお題やテーマ

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1分間スピーチの構成やコツについては理解していただけたでしょうか。続いて、1分間スピーチの肝となるお題やテーマの例をいくつかご紹介します。

1分間スピーチのお題が既に与えられていれば悩まなくて済むのですが、テーマやお題が決まっていない場合、前日や直前に話した内容と似たものになってしまうことは、避けたほうが良いため、いくつかテーマやお題を持っておいたほうが良いでしょう。

①自己紹介

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1分間スピーチの鉄板、自己紹介です。大学のゼミや会社の研修などで、初顔合わせの時に提示されるテーマです。名前や年齢、出身地の他に、簡単な自己PRや経歴を混ぜると良いでしょう。自己紹介の中に面白い話を差し込めると、多くの人に覚えてもらいやすくなります。

また、自己PRを混ぜる場合は、経験に裏打ちされた主張があると、自分自身がどういったことをしてきて、どのような考えを持っているのかが、聞き手に伝わりやすい自己紹介となります。

1分間スピーチの経験があまり無いと言う人は、まずは自己紹介のスピーチから練習して、段々と他のテーマや、面白い話をどう盛り込むかを考えて行くと良いでしょう。

②最新の時事問題

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会社の朝礼など、定期的に順番が回ってくるような1分間スピーチであれば、最新の時事問題も鉄板のテーマです。なるべく最新のニュースや話題を取り上げるべきですので、よほどのこだわりが無い限りは、その日の朝や前日の話題にしましょう。

最新の時事問題をテーマやお題とする場合は、日本経済新聞を参考にするのがおすすめです。それ以外にも、検索エンジンのトップに出ているようなニュースや、各新聞の一面に掲載されているような話題が良いでしょう。

ただし、宗教がらみの話題は、様々な背景や考えを持っている人がいますので、安易に取りあげるのは止めておきましょう。

③今日は何の日

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日本には、様々な「今日は何の日」が定められています。その多くは業界団体などが独自に制定しているものですが、中には仕事と関係があるようなものもあるかもしれません。

調べる際は、「今日は何の日」とインターネットで検索すると表示されます。一風変わった名前が付けられている日もありますので、うまく紹介できれば、面白い話として聞き手の印象に残すこともできるでしょう。

④名言やことわざ

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名言やことわざを1分間スピーチのお題やテーマとするのも良いでしょう。自分が過去に聞いて感動したり、座右の銘にしているようなものがあれば、聞き手の心に訴えかけるようなスピーチができます。あるいは、自己紹介の一部として名言やことわざを使うのも良いでしょう。

また、名言については、過去の偉人の発言を取り上げても良いですが、せっかくであれば現代の名言を取り上げると、聞き手にとっても馴染みのある話が組み立てられます。

⑤季節に関すること

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日本には3ヶ月ごとに区切る四季の他にも、15日単位で季節を表す二十四節季や、5日単位で季節を表す七十二候があります。会社の朝礼であれば、毎日のように順番が回ってくるようなこともありませんので、二十四節季の紹介が風流で面白いスピーチになります。

それ以外にも、台風や大雪などの季節の荒天についてや、夏至や冬至などの1年に1回しかない季節のイベントを紹介するのも、1分間スピーチには向いています。

⑥自分の趣味

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自己紹介の代わりに、自分の趣味や熱中していることをお題やテーマに選ぶのも、1分間スピーチに向いています。会社の朝礼などで話せば、意外な交友関係が広がるかもしれませんし、話し手にとっても面白いスピーチに出来ます。

ただし、あまりにマニアックな話をしてしまうと、聞き手はついて行けませんし、話すのに夢中になって1分を超過してしまうこともありますので、事前に話す内容を良く整理しておくことがコツです。

⑦話題のスポーツ

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時事ネタの1つにはなりますが、話題のスポーツについても、1分間スピーチでは良く話されるお題やテーマです。オリンピックやワールドカップ、世界大会などの時期であれば、ニュースや新聞でも良く取り上げられていますので、聞き手にとっても話が入って来やすい内容となります。

ただ、競技や試合の結果だけを話しても、それは聞き手にとっても周知の事実になってしまいますので、例えば出場している選手を紹介してみたり、何かあまり知られていないようなことをネタにすると、面白いスピーチになります。

⑧最近の健康法

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ダイエットや健康法について、最新のものを紹介することは、聞き手にとって興味を持ちやすいお題やテーマになります。テレビやニュースなどでも良く、最新のダイエット法といって紹介している手法がありますので、実際に自分が試してみてどのような結果だったのかを紹介すると、より聞き手の興味を惹く面白いスピーチになります。

⑨自分の家族やペット

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お題やテーマに選ぶ話題の最後は、自分の家族やペットについて話すことです。ただ、家族構成やどのようなペットを飼っているかを話すだけでは、自己紹介の一部となってしまいますので、家族の中で1人を取り上げて紹介したり、ペットが最近おこした面白い話などをテーマにすると、聞き手に興味を持たせることができます。

1分間スピーチの例文①

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ここからは、具体的なテーマを取り上げて、1分間スピーチの例文を紹介していきます。まずは時事ネタを取り上げた場合の1分間スピーチの例文です。

時事ネタでは、なるべく新しいニュースを取り上げると、聞き手の興味を惹きつけることができます。逆に少し前の時事ネタを扱う場合は、聞き手の全員が関係のあったり、仕事に関連するようなネタを取り上げるのがコツです。

時事ネタを取り上げた場合の流れ

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時事ネタを取り上げた場合の1分間スピーチの流れは、まず時事ネタの内容を話した後、それを選んだ具体的な理由を話すのがコツです。そして、時事ネタに関する自分なりの意見や考えを述べるという流れにします。では、実際に例文を見ながら流れを確認して、1分間スピーチの参考にしてください。

①時事ネタの内容

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大阪で開催された、G20大阪サミットに関する1分間スピーチの例文です。導入では、G20開催にあたって、どのような交通規制が行われていたかを述べます。

「G20大阪サミットが開催されました。大阪市内では大規模な交通規制が敷かれたようですが、実際にどの道が通行止めになるかは、直前まで分からなかったということでした。」

②時事ネタを選んだ具体的理由

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次に、時事ネタを選んだ理由を述べます。「なぜかと言うと、要人の移動ルートを事前に公開すると、それを標的にしたテロが発生するかもしれないからです。もし自分が周辺に住んでいて、その時になるまでどの道が通れなくなるか分からないというのは、とても不便です。」

③時事ネタに対する自分の考え

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最後に、取り上げた時事ネタに対する自分の考えを述べます。「日本でG20のような大きな国際会議が開かれることは歓迎すべきですが、それに伴って日常生活に不便を強いられる人もいるということを知りました。」

「来年には東京オリンピックが開かれますが、競技会場の周辺で同じように不便を強いられる人達に配慮しながら、オリンピックを楽しもうと思いました。」など時事ネタに関する内容を述べましょう。

時事ネタは共通認識・同意が得られる

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以上が、句読点を除けばおおよそ300文字程度の1分間スピーチとなる例文です。時事ネタは多くの人が知っているテーマを取り上げることで、事前にある程度の共通認識がある状態で話を始められますし、話の内容が通じやすいことから、同意を得やすいお題となります。

日頃から、面白い興味のある時事ネタを見つけたら、それを1分間スピーチに落とし込むような練習をしておけば、いざという時も困らなくなります。

1分間スピーチの例文②

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続いての1分間スピーチの例文は、「最近の異常気象について」です。時事ネタほど専門的な話題ではない、気候や季節に関することを1分間スピーチのテーマとする場合は、ただ事実を淡々と述べるのではなく、聞き手にとって参考になるような情報を提供することで、聞き手を惹き付ける面白いスピーチとするコツです。

最近の異常気象について

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例文の前に、全体の構成を見ていきましょう。導入は「40度を超える日が続いている」から始めます。まずは全員で共通する事実を話すことで、聞き手から共感・同意を得ます。続いて「熱帯夜で寝られなくて辛い」という自分の悩みを話します。

最後に、「快適に寝られる方法の紹介」で締めます。この時、自分が実際に試して効果があった方法が一番良いですが、もしまだ試していなければ「TVで紹介していたので、今度から試してみます」でも構いません。

①40度を超える日が続いている

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では、実際の例文を紹介します。導入は、気候に関する事実を述べるところから始め、体調を気遣うような文言を入れると、聞き手から共感や注目を得ることができ、効果的な1分間スピーチにすることができます。「40度を超える日が続いていますが、皆さん体調を崩されたりしていないでしょうか。」

②熱帯夜で寝られなくてつらい

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寝苦しくて寝られないという悩みから、快眠方法の紹介に移ります。「クーラーの効いた部屋と外とを行き来するだけでも、体がしんどくなりますが、私は最近、夜が寝苦しくて中々寝れておらず更に辛いです。そんな中、最近TVで快適に寝られる方法を特集していましたので、実際に試してみました。」

③快適に寝られる方法の紹介

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快眠方法の紹介です。「その方法とは寝具を変えることです。麻素材の布団は湿気を吸って放出してくれるため、寝苦しさが改善されます。また、竹素材は通気性を良くしてくれるため、暑さそのものを逃してくれます。」

例文の最後は、実際に試してみた感想と提案で終わります。「シーツと布団カバーを麻に、枕カバーを竹に変えたところ、寝苦しさが改善され、よく眠れるようになりました。寝苦しくて悩んでいる方がいたら、ぜひ試してみてください。」

聞く人に参考になる情報が提供出来る

Photo byniekverlaan

以上が異常気象に関する1分間スピーチの例文になります。上でも述べたように、自分の実体験からおすすめの方法を紹介するのが、異常気象以外のテーマでも使えるコツとなります。

ただ、当たり前の内容はなるべく避ける必要があります。聞き手のほとんどが知っているような内容を紹介しても、聞き手にとっては期待はずれの結果となってしまうからです。

1分間スピーチの例文③

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最後の1分間スピーチの例文を紹介します。最後の例文は、最近は比較的メジャーとなってきたホットヨガについてです。

ホットヨガに限らず、最近話題の健康法や、最近始めた趣味の紹介なども、この例文と同じような構成で1分間スピーチを組み立てることができますので、コツを覚えてください。

また、自己紹介の中で、「最近は○○にハマっています」という形で取り上げても良いでしょう。ただし、その場合は1分の中で話せる内容が少なくなりますので、しっかりと要点を絞る必要があります。

ホットヨガに挑戦した

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今回の例文は、次のような流れになっています。まず最初に、ホットヨガの内容を紹介します。メジャーになってきたとは言え、まだ知らない方もいるかもしれませんので、簡単にホットヨガとはどういうものかを紹介します。

次に、実際に体験してみた感想を述べます。ホットヨガは、動作こそあまり激しくありませんが、普通のウォーキングやジョキングと比較すると、かなり大量の汗をかくことで有名です。

普段から運動をしていないため、ホットヨガでの動きを取るのも大変だったものの、大量に汗をかくことですっきりすることができた、という話の流れにします。

①ホットヨガの内容紹介

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では、実際の1分間スピーチの例文です。まずはホットヨガの内容を紹介します。「皆さんはホットヨガという言葉を効いたことがあるかと思います。ホットヨガは、室温38~40℃、湿度55~65%程度の環境の中でヨガのポーズをとることで、大量の汗をかくことを目的としたヨガのことです。」

②普段運動をしないので大変だった

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続いて、ホットヨガによる大変だったポイントを述べます。「私は普段からあまり運動をしないため、かなり体が固くなっていて、ヨガのポーズを取ること自体が大変でした。ホットヨガは通常のヨガと比べてかなり汗をかくので、ポーズ自体はハードなものではないそうですが、私にとってはどれも大変でした。」

③汗をたくさんかきすっきりできた

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最後に、ホットヨガをした感想を述べて、スピーチを締めます。「ホットヨガでは1時間につき約1リットルもの汗をかくのだそうです。普段から運動で汗をかかない私にとっては、それだけの量の汗を久しぶりにかいて、非常に体がすっきりした気分になりました。興味があれば、ぜひ試してみてください。」

デトックスの爽快感を伝えられる

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以上がホットヨガに関する例文となります。大量に汗をかくことで、デトックスの爽快感が伝わるような内容にするのがコツです。

ホットヨガ以外の「○○をしてみました」というテーマで1分間スピーチをする場合は、それをすることでどのような効果が得られるかをうまく伝えることがコツになります。

ただ、中にはやってみたもののあまり効果がなかったこともあるかと思います。そういったことを包み隠さず話すことも重要ですので、そのような流れでもチャレンジしてみてください。

1分間スピーチで身につくこと

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1分間スピーチのコツと例文を紹介してきましたが、そもそも1分間スピーチは何を目的として行うのでしょうか。単純な自己紹介の手段として利用されることもありますが、会社の朝礼などで当番制となっている場合は、もっと別の目的で行われています。

人によっては1分間スピーチは非常に面倒な業務となってしまいますが、これから話すような目的を理解し、それらを達成できるよう努力するようにすれば、1分間スピーチに対する姿勢も変わってくるでしょう。

①人前で話すことに慣れる

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1分間スピーチの最初の目的は、人前で話すことに慣れることです。仕事によっては、普段はデスクワークだけにも関わらず、稀に顧客に対して説明する必要があるといったことがあります。

普段から営業で人と話すことに慣れていれば問題ないですが、突然顧客の前でプレゼンしろと言われても、必ず戸惑うものです。そういう場面に出くわしても、聞くに堪えないようなプレゼントならないよう、普段から1分間スピーチで人前で話すことに慣れておくことが必要です。

②論理的な思考力が養われる

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2つ目の目的は、論理的な思考能力が養われることです。上の3つの例文を見て、実際に1分間スピーチの300文字の原稿を作成してみてください。思った以上に文字数が少なく、話したいこと、伝えたいことの整理が大変なことに気づくはずです。

たった1分間、300文字で自分の主張と考えを他人に伝えるというのは、思いの外、難しい作業です。それを達成するためには、論理的な文章を構成することが求められますので、1分間スピーチは論理的な思考力を養うことができます。

③スピーチ力がつく

1分間スピーチの最後の目的は、スピーチ力がつくことです。人前で話すこととスピーチをすることは、それぞれ求められる技術が異なります。ただ人前で話すだけでは、聞き手に対して訴えかけるようなことは出来ません。

自分の主張を相手に伝え、相手に納得してもらうようにするためには、やはりスピーチ独特の技法があります。まずは人前で話すことに慣れ、相手に訴えかけるようなスピーチの内容を練り上げられるようになったら、次はスピーチの技法を勉強しながら実践することで、スピーチ力が身についていきます。

1分間スピーチの注意点

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最後に、1分間スピーチの注意点を紹介します。いくら聞き手が興味を持つような面白い自己紹介を用意したり、文章の構成が完璧であっても、以下の注意点を守らなければ、1分間スピーチとしては失格になってしまいます。

せっかく準備した1分間スピーチが無駄にならないよう、以下の注意点をしっかり守るようにしてください。

①制限時間1分を守る

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まずなんと言っても、制限時間1分を守ることです。初顔合わせなどで、自己紹介をする1分間スピーチであれば、数秒のオーバーは大目に見られることもありますが、原則は1分以内に収めてください。

社会人にとっては、何より時間を守ることが求められます。顧客へのプレゼンでは、時間をオーバーした時点で打ち切られることもあります。構成を組み立てているうちに話したい内容が溢れることもありますが、その時こそしっかりと、「何を伝えたいのか」に立ち戻って、構成を練り直してください。

②わかりやすさを意識

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次の注意点は、聞き手にとってわかりやすいということを意識してください。いくら立派な話をしていても、聞き手が理解できなければ、何の意味もありません。趣味や自己紹介をする際、本人にとっては当たり前だと思っていても、周りにとっては理解できない専門用語が存在します。

原稿やメモを作成した後に、足りない説明が無いか、分かりやすい言葉遣いになっているかどうかは、必ず確認するようにしてください。

③聞き取りやすい声の大きさ

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聞き取りやすい声の大きさで話すことも注意点の1つです。スピーチの声量は、大きすぎても小さすぎてもいけません。多くの場合、本人は聞こえる声量で話しているつもりでも、聞き手にとっては声が小さすぎることがほとんどです。

もし可能であれば、1分間スピーチで使う部屋と同じぐらいの大きさの部屋で、誰かに聞いてもらいながら声量の調整をすると良いでしょう。あるいは、スピーチをする人間から最も遠くにいる人の場所にボイスレコーダーを置いて、声がきちんと録音できているかを調べるという方法もあります。

④ゆっくり話す

最後の注意点は、ゆっくり話すことです。普段、人前で話すことに慣れていない場合は特に、緊張から早口になってしまいがちです。また、話したい内容が多いあるいは少ないからと言って、話すスピードをそれに合わせて変えるのも良くありません。

テレビのアナウンサーが皆、同じような話すスピードであるのと同様に、聞き取りやすい話の速度というものが存在します。これも、誰か人に聞いてもらうか、自分のスピーチを録音して、文字数に対してスピーチ時間が短いといったことがないか、チェックすると良いでしょう。

1分間スピーチをする前に必ず予行演習をしよう!

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1分間スピーチのテーマを決めて構成を考え、簡単な原稿を作っても、それで満足して本番に臨んではいけません。1分間とは言えスピーチである以上、話そうとしている内容が本当に1分に収まるのか、確認と練習が必要です。それ以外にも、予行演習を行う上でのポイントを紹介しますので、参考にしてください。

入念な練習と準備が、1分間と言えどもスピーチが成功するかどうかを決定する、重要な要素となっています。

1分以内に収まるかどうかを確認する

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まずはなんと言っても、用意した1分間スピーチが、本当に1分間に収まっているかを確認しましょう。最近はスマホにストップウォッチ機能が付いていますので、簡単に時間を測ることができます。

もし緊張で噛んだりすると、その分時間をロスしてしまいます。スラスラ喋る自信がない場合は、練習の時点では1分よりも短く終わることを目処にすると良いでしょう。

会場の雰囲気を把握しておこう

会社の朝礼であれば普段仕事をする職場がスピーチ会場になりますが、どこか違う場所でスピーチをする場合は、事前に会場の雰囲気を把握しておくことが重要です。

自分はどこに立って、聞き手はどの位置にいるのか、会場はどれぐらいの広さで一番遠くにいる聞き手に声を届けるにはどれぐらいの声量が必要なのか、ということを把握しておきましょう。

1分間スピーチはコツを身につけて!面白いネタを見つけよう!

Photo by mikecohen1872

1分間スピーチのコツや例文の紹介と、1分間スピーチの目的、注意点について解説しました。普段から1分間スピーチのテーマになるような日常の出来事や面白い話に対してアンテナを張っておき、300文字程度の原稿を作る、ということを繰り返していけば、自然とスピーチの構成はうまくなっていきます。

あとは、スピーチの基本的な注意事項を守って、聞き手にとって分かりやすく面白いと思ってもらえるような1分間スピーチができるよう、練習を重ねてください。

どどど
ライター

どどど

育児休業を機にライター活動をはじめました。皆様にわかりやすい記事を心がけますので、よろしくお願い致します。

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