ポーカーのルールとは
ポーカーにはいくつかのやり方がありますが、家庭で遊ぶ際に最もポピュラーで初心者向けなのが「ドローポーカー」と呼ばれるものです。これ以外にもポーカーには「ホールデムポーカー」や「スタッドポーカー」などいくつものバリエーションがあります。
ホールデムポーカーというのはコミュニティカードという開かれたカードが使われるのがルールです。このコミュニティカードはプレイヤー全員が手札として使用する進め方となっています。
ポーカーではいずれの遊び方でも参加者の中で一番強いカードの組み合わせ・役を持っている人が勝ちとなるのがルールです。強い組み合わせを集めると同時にチップを賭けるタイミングと量も勝敗を決める大きなカギとなります。
配られたカードでペアを作る
ポーカー初心者の場合、ルールに慣れないうちは限られた手札で役を作るのは難しいかもしれません。最初に配られてくる手札はスーツ(スペード、ハートなどのマーク)も数もばらばらの状態であることが多いものです。これをポーカーでは「ハイカード」と呼びます。
一番簡単なやり方は同じ数字のカードを2枚集める役で、「ペア」と呼ばれています。ペアが1個ある時は「ワンペア」、2個あれば「ツーペア」という役名になります。同じペアでも「2」と「8」であればもちろん8のほうが強いということになります。
ポーカーに使うカードは53枚
ポーカーでは52枚のカードすべてとジョーカー1枚が使用されます。ジョーカーは「ワイルドカード」と呼ばれており、どんなカードとしてでも使えるオールマイティの遊び方ができます。
ダイヤのカードが4枚とジョーカーが1枚手札にあれば、フラッシュを完成させることができます。ただしポーカーにおいては同じ役を持つプレイヤーがいた場合にはジョーカーなしのほうが強い役と判断されます。
尚、海外のカジノなどではジョーカーを含まない52枚だけを使用したポーカーも一般的です。海外旅行でカジノに遊びに行く際にはあらかじめそこのポーカーのルールとやり方を確認しておくといいかもしれません。
ポーカーの組み合わせと役の強さ
ポーカーの役のうち最強のものは「ロイヤルストレートフラッシュ」です。同じスーツでエース、キング、クイーン、ジャック、10が揃っているのがロイヤルストレートフラッシュとなります。
同スーツで数が並んでいてもキングから9、またはそれ以下の組み合わせであれば単に「ストレートフラッシュ」と呼ばれます。
ポーカーで3番目に強い役は同じ数字が4枚揃った「フォーカード」(例えば10が4枚など)です。以下ワンペアと同数字のカードが3枚ある「フルハウス」、同じスーツだけで構成された「フラッシュ」が続きます。
カードの強さに関するルール
ポーカーで一番強いカードはエースです。その後キング、クイーン、ジャック、10、9、8、7、6、5、4、3、2と弱くなっていきます。
同じ数のカードでも、スーツによっても強さが違ってきます。同等のストレートフラッシュやフラッシュを持っているプレイヤーがいた場合にはスペードが最も強いというルールがポーカーにはあります。その次がハート、以下ダイヤ、クローバーと続きます。
組み合わせの強さに関するルール
「ストレート」は5枚のカードが連番で続いていればスーツに関係なく、フラッシュに続いて強い役です。この次に強いのが「スリーカード」といって同じ数字が3枚揃っているものになります。他にもスリーカードのプレイヤーがいるときは、数字が高いほうが勝ちとなります。
同じ数字のスリーカードを持っているプレイヤーが複数いた場合はスペードが最強で、ハート、ダイヤ、クローバーの順に弱くなります。
ポーカーの遊び方さえ覚えてしまえば初心者でもスリーカードなどは難なく集めることができるようになるでしょう。
ポーカーのドローポーカーのルールと進め方
いくつかあるポーカーゲームの中でもやり方が簡単で最も親しみやすいのがドローポーカー(クローズドポーカー)です。ドローポーカーの場合、参加する人数は2〜6人で、それぞれに10〜30枚のチップが割り当てられます。
ゲームの進め方としては最初に一人ずつチップ1枚を参加料(アンティ)として出すのがルールです。次にゲームの起点となる親を決めます。親はプレイヤー全員にカードを1枚ずつ、左回りに配っていきます。
カードは他の人には見えないように裏向きにして配り、一人当たり5枚の手札が行き渡るようにします。配られずに残った札は中央に山札として置いておきます。
やり方①カードを受け取り手札を見る
それぞれに手札が配られたら、どんな役が作れるか、ゲームの進め方を思案します。最初からワンペアなどがあるならラッキーですが、ポーカーが初心者のうちはどのカードを手元に残してどのカードを交換するかと言ったやり方はまったく見当がつかないことも多いでしょう。
手札を見た時点で「このカードを交換すればいいカードが来そうだ」といったカンが働くようになるまでにはポーカーゲームでかなりの場数を踏むことが大切かもしれません。
ポーカードローの「ドロー」というのは元々いらないカードを捨ててその枚数分だけ山札からもらうことを意味していますが、ポーカーが上達してくるといらないカードを直感で判断できるようになります。
やり方②1回目のかけをする
手札を素早く判断している時点で1回目のかけをしなければならないわけですが、どう見ても勝ち目がないから降りたいというのなら「ドロップ」を表明します。先に払ってある参加料のチップ1枚は失うことになります。
ポーカーゲームを続ける意志があるのなら「現在の参加料のままカードチェンジに進む」か「賭け点を増加させる」ことができます。この辺りの判断がポーカーの醍醐味です。
やり方③チップを決める
「ポーカーフェイス」という言葉があるように、ポーカーゲームでは手札の良し悪しと関係なく強気でチップをかけていくことで思わぬ勝ちを得るというやり方もあります。
例えば手札が非常に悪くてチェンジカードをしても見込みがない時でも、ポーカーでは賭け点を上げることで他のプレイヤーにプレッシャーをかけることができます。極端に言うと、相手が自信をなくして全員降りてしまえば役のまったくないハイカードでも勝てるのがポーカーのルールです。
やり方④手札を交換する
手札がワンペアの時は2枚チェンジしても3枚チェンジしてもいいカードが来る確率はそれほど変わりません。ですからできるだけ数の大きいカードを手元に残しておくことをおすすめします。うまくいけばツーペアかスリーカードの役を得られます。
ハイカードにも関わらず強気に勝負している場合はあまりたくさんのカードをチェンジするとはったりだとバレてしまいますから、チェンジは2枚程度にとどめておくのが賢いやり方です。
1枚だけチェンジすると、「かなりいい役を持っているのだな」と判断されます。こういった駆け引きもポーカーの面白さです。
やり方⑤2回目のかけをする
カードをチェンジしたらここで2回目のかけをします。ポーカーは科学的な確率と精神面の駆け引きとがないまぜになった独特のゲームです。ですから自分の手札はもちろんのこと、他のプレイヤーの表情やその場の雰囲気をよく読みましょう。
そうすればポーカーの勝率も上がってくるものです。手札がフルハウス以上の役であれば2回目も自信を持ってかけていっていいでしょう。
ポーカーの初心者向けルールのやり方と進め方
ポーカーの初心者は「ここで何枚チェンジすると何の役が作れるか」といったカンをつかむまでに時間がかかりますから、最初のうちは地道な進め方をしていったほうが無難です。賭け点が大きく増加された場合、よほどの自信がない限りはポーカーゲームを降りてしまったほうが得策です。
カードを配られて手札の一番強い人が勝ち
ポーカーのゲームは最初に配られた手札の良し悪しが勝敗を決めると言っても過言ではありません。いわば他力本願の部分も非常に多い遊び方、それがポーカーです。あまりやり方を工夫してもそれで腕前が上達するわけではありません。
ですから初心者のうちはあまり深刻にならずに、「今回は負けたけれど次で挽回しよう」といったように気楽に望んだほうがポーカーが早く上達できるかもしれません。
ポーカーの遊び方は配られたカードで勝敗を競うこと
トランプの枚数は52枚と決まっていますから、ポーカーの遊び方もそれほど難解ではありません。ポーカーでは手札を何枚交換するとどんな役が得られるかというのはかなり正確に予想することができます。
スリーカードを持っていて1枚チェンジカードをすると8.5%の確率でフルハウスが得られます。2枚チェンジカードをするとフルハウスかフォーカードになる確率は10.4%です。
ですからこういった確率を頭に入れた進め方をしていけば、ポーカーの初心者でも実際の手応えを効率よく学んでいくことができます。