クロスバイクのメンテナンスは初心者でも簡単!
街乗りからロングランまで楽しむことのできる、高性能なクロスバイクですが、定期的にメンテナンスは行っていますか?自分でメンテナンスを積極的に行うことによって、根本的な故障や、クロスバイクの劣化を防ぐことができます。
そもそもクロスバイクはとても高価な自転車の部類なので、自転車愛好家は、ほとんどメンテナンスをしていると言ってもいいかもしれません。もちろんメンテナンスを行わない人もいるのですが、修理費がかさむ上に、どうしてもクロスバイクに不調が出てきてしまうのです。
そこでこの記事では、初心者向けのクロスバイクのメンテナンス方法をご紹介します。せっかく手に入れたクロスバイクを、長い間使えるようにするためにも、しっかりとメンテナンスを行いましょう。
クロスバイクのメンテナンスは必要?
初めてクロスバイクを手に入れたような初心者の方は、本当にクロスバイクのメンテナンスが必要なのか気になるかもしれません。一般的にママチャリを、メンテナンスする人が少ないので、自転車にメンテナンスが必要ないと感じてしまうのです。
簡潔に言えば、クロスバイクのメンテナンスは必要不可欠となっていて、自転車好きは必ずメンテナンスを行っています。もちろん初心者でも、簡単にできるお手入れ方法はあるので、そこまで手間はかかりません。
次の項目からは、本当にクロスバイクにメンテナンスが必要なのか感じる人に向けて、起こりうるトラブルなどを取り上げていきます。新しくクロスバイクを手に入れた初心者は、しっかりとメンテナンスの必要性を把握しておきましょう。
状態維持にはメンテナンスが必要
そもそもクロスバイクは、一つ10万円はするような自転車の部類なので、自転車愛好家の人が買うような自転車かもしれません。せっかくお高めのクロスバイクを買ったのに、お手入れをしないと、根本的な劣化を招いてしまうのです。
お手入れをしていないクロスバイクは、簡単に壊れるようになるだけでなく、様々なトラブルが引き起こされてしまいます。簡潔に言えば、タイヤのパンクや、チェーンの異音、チェーンの切断、フレームの錆びといったトラブルが発生することで知られています。
もちろん専門家に任せれば、こういったトラブルは解決してくれるものの、クロスバイクの寿命は縮んでいるのです。大切なクロスバイクの状態維持をするには、メンテナンスが必要不可欠となっています。
クロスバイクの基本的なメンテナンスと手入れの方法
ここまでクロスバイクのメンテナンスの重要性を取り上げてきました。クロスバイクのメンテナンスは、なかなかに難しそうなイメージを受けてしまう人がいるのですが、ちょっとした道具でお手入れをすることができます。
そこでこの項目からは、初心者でもできるような、クロスバイクの基本的なメンテナンスと手入れの方法をご紹介します。自転車のメンテナンスが初めてという人は、まずはこういったメンテナンス方法を取り入れることをおすすめします。
基本的に3ステップに分かれていて、順に空気圧、チェーン、フレームをチェックしていきます。こういったクロスバイクの基本的なメンテナンスと手入れの方法が気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。
①空気圧のチェック
一般的なママチャリよりも、ロングランを可能としてくれるクロスバイクですが、高圧な空気圧が特徴的となっています。クロスバイクを走行させるうえで、タイヤの空気圧はとても大切なので、まずチェックするべき場所と言えるかもしれません。
そもそもママチャリよりも、クロスバイクの空気圧は抜けやすいことで知られているので、定期的なメンテナンスが必要です。初心者の方が空気圧をチェックするのは難しいので、できるだけ空気圧計付きの空気入れを手に入れておきましょう。
こういった空気圧のメンテナンスを無視してしまうと、タイヤの損傷やパンクといったトラブルにつながります。なかなか時間を確保するのは難しいかもしれませんが、週に1回はメンテナンスを行うことをおすすめします。
②チェーンのメンテナンス
次に取り上げていきたいクロスバイクの基本的なメンテナンスやお手入れ方法は、チェーンのメンテナンスとなっています。上記で紹介した空気圧は週1のメンテナンスで事足りるのですが、チェーンに関しては、200km走行を目安としてください。
とことんロングランなどに、クロスバイクを使っているのであれば、だんだんとチェーンに異常が発生し始めるのです。そもそもクロスバイクのチェーンには、円滑油が塗られているものの、乗っているうちに油が取れてきてしまいます。
こういった円滑油が切れてしまうと、チェーンの切断や異音を招くので、早めにメンテナンスを行いましょう。初心者におすすめの簡単なメンテナンス方法としては、古い油を落として、新しい油を注油するといった方法となります。
③フレームの汚れ取り
クロスバイクの種類によって、使われているフレームの素材は異なっているものの、総じて泥やホコリなどの汚れが付きやすいと言ってもいいかもしれません。根本的な故障にはつながらないのですが、見た目を気にしている人は、簡単にフレームの汚れ取りをしましょう。
もちろんクロスバイクの美しさを保つことができるだけでなく、フレームのサビ防止も可能なので、フレームの汚れ取りをしている人は多いのです。初心者の方であれば、そこまで苦労しないお手入れ方法なので、定期的に行ってみてください。
クロスバイクのフレームを手入れするときは、ただ単にタオルで拭くだけでなく、ワックス効果のある道具で拭くことをおすすめします。汚れているように見えないフレームでも、細かい汚れが取れるので、きれいなクロスバイクに仕上がります。
クロスバイクの工具を使わないメンテナンス
ここまで初心者にもおすすめの基本的なメンテナンスの方法を取り上げてきましたが、もちろん道具なしでも、簡単なメンテナンスを行うことができます。そこでこの項目からは、クロスバイクの工具を使わないメンテナンスをご紹介します。
上記の定期メンテナンスに加えて、クロスバイクを使う前に簡単なメンテナンスをすることによって、異常をすぐに見つけられるかもしれません。どれも3分程度で行えるメンテナンスばかりなので、そこまで難しく考える必要はありません。
出かける前に、ハンドルやヘッドのガタつき、ホイールの振れを確認しておくことをおすすめします。どこか異常を感じる箇所があれば、自分でメンテナンスを行うか、しっかりと自転車ショップに相談をしましょう。
①ハンドルを5cmほど上げて落とす
まず取り上げていきたいクロスバイクのメンテナンス方法は、ハンドルを持って5cmほど上げて、クロスバイクを落とすといった方法です。もしかしたら壊れてしまうのではないかと思うかもしれませんが、クロスバイクはそういった衝撃では故障はしません。
もちろんクロスバイクを落とすと、ある程度の衝撃音が鳴るわけですが、しっかりと耳を澄ましてみてください。どこかに故障している箇所があると、「カチャカチャ」や「ガチャガチャ」といった音が鳴るのです。
簡潔に言えば、パーツの緩みや錆によって、こういった異音が発生してしまうと言ってもいいかもしれません。初心者の方で、道具などを使って自分で直せそうにない場合は、しっかりと専門家に相談しましょう。
②ヘッドのガタつき
クロスバイクのヘッドは、前輪の真上のことを指していて、正確にはハンドルが車体と繋がっている部分となっています。長くクロスバイクに乗っていることによって、だんだんとヘッドが緩んでくるので、異音に悩まされるかもしれません。
初心者でもできる道具を使わないメンテナンスとしては、両方のブレーキを掛けながら、車体を前後に揺らしてみてください。クロスバイクのヘッドが緩んでいると、異音や異常な振動が発生するので、初心者でも判断しやすいのです。
クロスバイクのヘッドのガタつきを根本的に治すためには、専門的な道具が必要なので、初心者は直せないかもしれません。少しでもこういった以上を感じることがあれば、しっかりと自転車ショップに行きましょう。
③ホイールの振れ
ここまで初心者でもできる、道具を使わないメンテナンス方法を取り上げてきましたが、もちろんホイールの確認をすることが大切です。せっかくクロスバイクに乗るのに、異常なホイールを使っていると、思わぬケガや事故につながってしまうかもしれません。
クロスバイクのホイールの振れを確認するためには、まずは、ホイールを空回りさせてみてください。ホイールに異常があると、ブレーキとの隙間が均等でなくなるので、簡単に判断することができます。
ホイールとブレーキの間が、狭くなったり、広くなったりしていることに気づいたら、完全にホイールが緩んでいると言えます。こういったホイールの振れは、なかなか直すことはできないので、しっかりと専門家に相談しましょう。
クロスバイクのメンテナンスに必要な道具
ここまで基本的なクロスバイクのメンテナンスの方法を取り上げてきましたが、もしかしたら自分で異常を直したい人もいるかもしれません。そこでこの項目からは、基本的なクロスバイクのメンテナンスに必要な道具をご紹介します。
簡潔に言えば、ウォッシュクリーナーや、空気圧計付き空気入れ、チェーン円滑油、タオル、スタンドといった道具が必要となります。大切なクロスバイクを守るためにも、定期的なメンテナンスを行うための、適切な道具を手に入れておきましょう。
ウォッシュクリーナー
まず取り上げていきたいクロスバイクのメンテナンスの道具は、「ウォッシュクリーナー」となっています。基本的にクロスバイクのメンテナンスを行う前に、「ウォッシュクリーナー」を使うことによって、気になる汚れを落とすことができます。
錆びや汚れの気になるチェーンに、注油をしようと考えているのであれば、先に「ウォッシュクリーナー」を使うことをおすすめします。ウォッシュ液とマシーンが付いているセットもあるので、自分好みの道具を手に入れてみてください。
空気圧計付き空気入れ
クロスバイクの基本的なメンテナンスにおいて、空気圧をチェックすることは大切ですが、そんな時に空気圧計付き空気入れが活躍します。基本的にクロスバイクの空気は抜けやすいことで知られているので、定期的にチェックしておくことをおすすめします。
もちろん一般的な空気入れでもいいのですが、「空気圧計付き空気入れ」を持っていると、空気圧のレベルを知ることができます。タイヤのサイズやメーカーによって、適切な空気圧は変わってくるので、しっかりと調節していきましょう。
チェーン円滑油
だんだんとチェーンの異音や異常が気になってくるときは、油が減少している証拠なので、しっかりと「チェーン円滑油」を使いましょう。「チェーン円滑油」を使うことによって、スムースなチェーンの動きになるので、クロスバイクに必要不可欠となっています。
もちろんスムースな動きを可能にしてくれるだけでなく、防錆効果や古い油汚れを落とす効果があることで知られています。初心者でも簡単に使うことのできる、「チェーン円滑油」も販売されているので、クロスバイクと共に手に入れておきましょう。
タオル
ここまで様々なメンテナンスやお手入れの方法を取り上げてきましたが、もしかしたら汚れを拭き取るシーンが多いことに気が付くかもしれません。家にある古い雑巾などで、簡単に車体を拭くのではなく、高性能な「タオル」を使うことをおすすめします。
クロスバイクのチェーンやフレームは、案外傷つきやすいものなので、柔らかな「タオル」がぴったりなのです。大容量の「マイクロファイバータオル」を買っておくと、他のシーンでも使いまわせるので、何かの機会に役立つかもしれません。
スタンド
簡単にクロスバイクを立てかけながら、メンテナンスを行ってしまうと、クロスバイクが倒れてしまうことにつながります。大切なクロスバイクを守るためにも、「スタンド」を使うことによって
クロスバイクを固定することができます。
もちろんチェーンやフレームのメンテナンスの時だけでなく、ディスプレイするのにも向いているので、様々な使い方ができると言ってもいいかもしれません。使い勝手のいい「スタンド」は、数多く販売されているので、自分好みの道具を手に入れてみてください。
クロスバイクのメンテナンスはこまめにしよう!
この記事では、初心者向けのクロスバイクの、簡単なメンテナンス方法を紹介してきました。こまめにメンテナンスやお手入れをすることによって、大切なクロスバイクの故障を防ぐことができます。
合わせて、クロスバイクのメンテナンスに必要な道具を取り上げてきました。クロスバイクのメンテナンスをする際は、様々な道具を揃えておく必要があります。どうしても自分で直せなさそうな場合は、しっかりと専門家に相談してみてください。